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ダイヤモンドの偽物と本物の見分け方を徹底解説

読了目安:9分
更新日:2019/02/13
公開日:2019/02/08
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ダイヤモンドはとても高価なものだ。そのため購入の際に、偽物だったらどうしようと不安になることは誰でもあるだろう。あるいは自分の手元にあるダイヤモンドを売りたいときにも、真贋で買取価格が全く違ってきてしまうため、本物かどうか見極めておくのはとても重要になる。

たしかに、宝石の専門家でないとわからないほど精巧な偽物は存在する。それでは、素人ではダイヤモンドの偽物を全く見抜けないのだろうか。いくつかある偽物と本物の見分け方について、徹底的に見ていくことにしよう。

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本物のダイヤモンドとは何か

そもそも本物のダイヤモンドは何かを知っておくことが、偽物と区別をつけるための出発点となる。

天然ダイヤモンドについて

通常、本物というのは「天然ダイヤモンド」を指すため、天然ダイヤモンドについて見ていこう。我々が住んでいるのは地球上の表面、地表という部分だ。陸地は硬い岩盤の上にあり、とても安定しているため建物を建てたり車を走らせてもビクともしない。

ところが、地球のもっと深い部分にはマントルというドロドロのマグマ状の物質がある。これが地表に上がってくるにつれて冷えていき、マグマに含まれる炭素が、ある一定の条件下で結晶となったものがダイヤモンドなのだ。非常に高温で高圧な環境下でしか作られないため、地表で見つかる量は限られている。

そのうえ、採掘されるダイヤモンドの90%以上には着色があったり小さすぎたりして、宝石には使われない。そういった「規格外品」は、その硬さを利用するために粉末に加工され、工業用ダイヤモンドとして使用されている。

貴重な天然ダイヤモンドのなかでも、透明度が高く大粒なものだけが宝石になれる。美しさだけでなく、この希少さもダイヤモンドが「宝石の王様」たる所以なのだ。

天然ダイヤモンドの価値が高い理由

天然ダイヤモンドの価値が高い理由は、希少性だけではない。モース硬度で最高と言われる硬さをもつダイヤモンドは加工が難しく、技術が確立するまでは磨くことすらできなかった。そのためあまり価値を認められず、ただの「硬い石」として扱われていた時代もある。

しかし15世紀に入り、ダイヤモンドの粉末でダイヤモンドを磨くという技術が発見されてから、状況は一変した。磨かれたダイヤモンドの美しさは他の宝石を圧倒したため、多くの貴族や王族がこれを求め、珍重されるようになったのである。

技術の発達した現在でも、カラット(ダイヤモンドの重さ)を損なわずに研磨して美しく見せるのは、とても高度な技術を必要とする。硬いことによる加工の難しさや、工業用にも使えるということもさらにダイヤモンドの価値を高めているのだ。

人工ダイヤモンドの出現と見分け方

ダイヤモンドはたいへんに貴重な宝石であり、とくに大粒で輝きの美しいものにはとてつもない値段がつく。当然、人工的にこれを作ろうという動きは昔からあり、各国の科学者たちがしのぎを削ってきた。

18世紀のイタリアでは、太陽光を集めてダイヤモンドを燃やす実験が行われ、燃えカスを調べた結果これが「炭素の塊」であることが初めて突き止められた。しかし炭素は木炭や黒鉛(鉛筆の芯)などありふれた物質であり、なぜあのような輝きを生むのかが解明されるには、そこからさらに100年以上を要することになる。

原子や分子に関しての研究が進み、ダイヤモンドを生成するには非常に高温かつ高圧が必要だということも判明した。さらに研究を続けた科学者たちは、ようやく1950年代になって人工ダイヤモンドの生成に成功する。技術の発達によって、マグマのような高温高圧環境を再現できるようになったためで、現在でもこの安価な方法は用いられている。

人工ダイヤモンドは安価

天然ダイヤモンドが結晶となるのは偶然であり、また長い期間を要する。それに比べて人工ダイヤモンドは安価であり(天然ダイヤモンドの半額以下)、また大きさにもよるが2週間ほどで生成できるうえ、ある程度大きさを指定して作ることも可能だ。

人工ダイヤモンドは科学的に見れば天然ダイヤモンドと同じ組成であり、そういう意味では「偽物」と呼べるかどうかは難しい。しかし、「天然ダイヤモンド」と謳っているのに人工ダイヤモンドであれば、人工の方が安価なだけに明らかな虚偽と言って良いだろう。天然と人工の見分け方を覚えて、騙されないようにしたい。

ほとんどが工業用

人工ダイヤモンドが作れるようになったと言っても、実際にはそのほとんどが工業用として用いられている。ダイヤモンドの「硬さ」は再現できているのだが、屈折率やそこから生まれる輝きなどの「美しさ」はまだまだ天然ものに及ばないと考えて良いだろう。

また、人工ダイヤモンドはどうしても製作の過程で触媒(ニッケルなど)を使うため、透明度の点で天然ダイヤモンドには劣る。輝きや透明度で劣るものが人工という見分け方が可能である。さらに、天然のものは屈折率が非常に高い。

このため、ダイヤモンドを新聞や本の文字の上に置いてみて、ダイヤモンド越しに字が読めるようなら人工(屈折率が低い)、という判定方法もある。

とはいえ、人工と天然を二つ並べるならともかく、素人がはっきりとこの二つを区別するのは難しい。人工ダイヤモンド生成の技術も進んでおり、かなりの透明度を持った結晶も見られる。最終的な判断は専門家に任せるのが賢明だろう。

偽物ダイヤモンドの種類

人工のダイヤモンドは先述の通り、組成や性質自体は天然のものと変わらない。価値や輝き等に違いがあるだけだが、偽物ダイヤモンドは構成されている物質からして違う、全くの別物である。高額で売れるダイヤモンドに見た目が似ているということで利用されることが多いため、騙されないようにしたい。

多くの場合、ポイントを押さえておけば見分けられるが、なかにはダイヤモンドそっくりの性質を持つ偽物もある。こうしたものは悪意なく本物のダイヤモンドとして流通していたほどで、プロでないと見分けは困難だろう。

ガラス

もっとも古くから偽ダイヤモンドとして用いられたのがガラスである。簡単に見破られそうだが、きちんと研磨を施すと輝きも生まれるため、小粒の場合はわかりにくい場合もある。

もちろん、強度が全く違うので叩いたり引っかいたりすれば見分けることは可能だ。水晶もガラス同様に偽物として長く使われてきたが、こちらも強度や屈折率が本物より格段に低いので見分けは容易だろう。

この他、色の淡いトパーズや無色のサファイアなども偽物として用いられてきた。いずれも屈折率がダイヤモンドよりは低く、光を当てれば輝きの差でわかってしまうだろう。トパーズもサファイアも宝石としてそれなりの価値があるため、偽物として使われる頻度は高くない。

ジルコン

ジルコンは、もっとも天然石のなかでは見分けにくい、偽物ダイヤモンドの代表格である。無色で輝きがあり、鑑定技術が未発達な時代には実際にダイヤモンドとして扱われていたこともある。硬度に差があるため見分けは可能だが、かなり間違いやすい鉱物の一種だ。

また、ジルコン以上に見分けが難しいと言われるのがモアッサナイトという石で、硬度も屈折率もかなり本物に近いため、専門家も判別には苦労する。ジルコンやモアッサナイトはダイヤモンドに良く似ているが、見分けがつかないほど透明度が高いものは、自然界にはごくまれにしか存在しない。

しかし、その類似に目を付け、これらを人工的に生みだす技術も発展してきた。人造モアッサナイトやキュービックジルコニア(ダイヤモンドに似せた人工ジルコン)などは透明度も高く、ぱっと見ただけではわからないほど非常に精巧な偽ダイヤモンドである。見分けのテクニックが必要とされるのは、主にこれらの種類の偽物に対してであろう。

合成ルチルや人工ガーネット

この二つ以外にも、合成ルチル人工ガーネットなど、レベルの高い偽物も存在する。合成ルチルはダイヤモンドよりも輝きが強いと言われ、華やかさだけなら、こちらのほうに価値を見い出す人もいるだろう。とはいえ市場価値はダイヤモンドのほうがはるかに上であり、偽物を見分けるスキルは必要となる。

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偽物ダイヤモンドの見分け方

まず何よりも、本物のダイヤモンドは硬度が高い。割れにくさもそうだが、傷つきにくさは他の鉱石と比べても飛びぬけている。この点を利用して、スクラッチテストを行うと良いだろう。

ガラスなど手近な鉱石とこすり合わせることで硬さを確認できるため、傷がついたら偽物と断定できる。ジュエリーであれば、金属部分をこすらないように気を付けて行うのが良い。

息を吹きかける

ダイヤモンドはとても熱伝導率が高く、熱を吸収してすぐに逃がすことができる。この性質をテストするためのもっとも簡単な方法は、息を吹きかけることである。

本物のダイヤモンドならば一瞬曇るが、呼気に含まれている熱が逃げるので、曇りもすぐ消える。しかし偽物の多くは熱伝導が低いため、数秒間曇ったままだろう。簡易的ではあるが、見分け方の一つとして利用できる。

疎水性

強い疎水性も、ダイヤモンドの特徴として挙げられる。疎水性とは水をはじく性質であり、これを利用することでも見分けが可能である。

やり方としては、宝石の上に水を一滴垂らしてみる。ダイヤモンドであれば水ははじかれ、表面張力を保ったままになるので、球に近い形になるはずだ。いっぽう疎水性の弱い偽物なら、水滴は表面に張りつくので、平たく潰れた形になる。ある程度の宝石の大きさがないと使えない方法だが、自宅でもできるので試してみると良いだろう。

疎水性とは逆に、ダイヤモンドには高い親油性があるため、判定方法として使うことができる。親油性とは油をはじきにくい性質であり、たとえば油性ペンを用いて表面に字を書いてみることで判断が可能だ。本物であれば油をはじかないため、スムーズに字を書くことができる。

親油性

一方偽物は親油性が低く、油をはじいてしまって上手く字にならない。こちらも見分け方として押さえておこう。モアッサナイトやジルコニアなど、いくつかの見分け方だけでは区別がつかないほど、精巧で性質の似た偽物ダイヤモンドは存在する。

そのため真贋の判定については、これらの見分け方は参考程度として、専門家の鑑定に頼るのがベストだろう

まとめ

ダイヤモンドの偽物と本物の見分け方をご紹介した。ダイヤモンドの偽物は、宝石の専門家でないとわからないほど精巧に作られており、素人ではダイヤモンドの偽物を見抜くことは難しいだろう。

今回いくつか簡単な判別方法をご紹介しているので参考にしてほしい。しかし、真贋で買取価格が全く違うため、売却する場合は一度専門家に鑑別を依頼するのを検討しよう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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