フランスのハインが製造するブランデーの中で、高級に分類されるハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラ。買取価格も一般のブランデーより高く、空ボトルを高額で買取してくれる業者さえいる銘柄だ。
この記事ではハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取相場や高く売るためのポイントについて紹介していく。未開封の人はもちろん、中途半端に開けてしまった人や飲みきってしまった人も参考にしてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ハインとは
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取相場を見ていく前に、まずはハインについて紹介していこう。ブランドの知識を身につけておけば、買取業者に買取依頼をしたときやオークションに出品したときに何かと役立つ。
ハインの歴史
1763年創立のコニャックハウスを前進とするハイン。フランスのコニャック地方の中でも、最も格の高い地区とされるグランドシャンパーニュ地方に位置するブランドだ。1791年にこの地に移り住んだ、イギリス・ドルセット生まれのトーマス・ハインの名前が1817年に付けられ現在に至る。
ハインでは、グランドシャンパーニュ地方だけでなくプティシャンパーニュ地方にあるブドウを厳選し、クオリティの高いコニャックを製造。250年という長い歴史の中で長期間の熟成に適したコニャックを作り続け、多くのファンを魅了している。
コニャック
フランスにある地方と同じ名前が使われているブランデーのひとつで、アルマニャックと並んで高級ブランデーとして知られている。
- ・生産にユニ・ブランなどのぶどう品種で作られた白ワインを使うこと
- ・単式蒸留を銅製のポットスチルを使って2回おこなうこと
- ・フランスのリムーザンまたはトロンセのオークたるで2年以上熟成させること
など、さまざまな条件をクリアして初めてその名前を持つことができる。
ちなみにハインのコニャックは、フランスのコニャック地方でたるづめまでおこない、ロンドン・テムズ川沿いの倉庫で熟成・瓶づめをするアーリーランデッドコニャックと呼ばれている。
ハインのコニャックは「V.S.O.P.」以上
コニャックは熟成年の度合いで、フランスの全国コニャック事務局(BNIC)が定める「V.S.」「V.S.O.P.」「XO」「Hors d'age」などの等級に分類される。
「V.S.」は「Very Special」の略で、オー・ド・ヴィー(原酒)の熟成年が2年以上のもの。「V.S.O.P.」は「Very Superior Old Pale」の略で4年以上、「XO」は「Extra Old」の略で10年以上のものである。「Hors d'age(オール ダージュ)」は「XO」と同基準であるが、よりハイクオリティなブランデーに付けられる。
一般的に今列挙した分類は右にいくほど高価になっていく。ハインのブランデーは「V.S.O.P.」以上となっているが、原材料を厳選して製造しているため等級以上の品質を持っている。
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラについて
ハインはその長い歴史の中で培ってきた技術で、レアやアンティーク XOなどハイクオリティなブランデーを作り続けてきた。もちろんハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラも例外なく高品質なブランデーである。ここでハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラを詳しく見ていこう。
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの概要
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラを語る上で忘れてはならないのが、味もさることながらそのバカラボトルだ。女性がドレスを身にまとったかのようなシルエットは「マリアージュ」の名にふさわしく、見る人の心をぐっと惹きつける美しさがある。
ボトルの下には「バカラの刻印」「サイン」「ナンバリング」、上部にはハインではおなじみの「鹿の刻印」が入っている。また替栓の下にはバカラの刻印が入っているなど、ハインのこだわりが随所に感じられる逸品だ。
バカラボトルとは
高級ブランデーの象徴とも言えるバカラボトルは、フランスにあるクリスタルのラグジュアリーブランド・バカラが製造するボトルである。
1764年に設立したバカラは、現在に至るまで優れた職人が手がけるクリスタルガラス製品を展開してきた。品質基準の高さは非常に有名で、製造されたうちの6~7割しか市場に出回らない。そうした妥協のない姿勢は多くの支持を集め、フランスだけでなくイギリス、ロシアといったさまざまな王室や日本の皇室の御用達ブランドにもなっている。
バカラボトルは総じて高額
通常鉛成分が24%でクリスタルと言われているが、バカラのクリスタルは30%。鉛の成分が多くなるほど透明度が上がる分、製造が難しくなるため総じてボトルの値段が高くなる。したがってブランデーそのものの値段も高価になるのが一般的だ。
例えば日本でもなじみぶかいメーカーのカミュが製造するカミュ・キュヴェ 5.150は約500,000円(2019年4月2日現在)、最古のコニャックハウスであるマーテルが製造するマーテル・クリエーション・コニャック・イン・ハンド・バカラ・デキャンタは約615,000円(2019年4月2日現在)だ。
コニャックの世界市場で40%のシェアを誇るヘネシーのヘネシー・ボテ・ド・シエクル・コニャックに至っては、なんと約16,400,000円(2019年4月2日現在)で販売されている。
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取相場
ではハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取相場を見ていこう。
販売価格
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの販売価格は、楽天で約430,000円(2019年4月2日)だった。
質の高いブランデーと、厳しい品質基準をクリアしたバカラボトルの組み合わせた銘柄と考えれば妥当と言える。バカラの項目で挙げたブランデーの価格からすると見劣りするかもしれないが、十分に高額であることは確かだ。
買取相場
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取価格を公開している買取業者は、2019年4月2日現在高級洋酒の買取専門店・ライフバケーションのみで、価格は約100,000円であった。
ただハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取価格の公開が少ない、ということはそれだけ希少性が高いという裏返しである。したがって業者によっては、ライフバケーションの公開価格を超える金額で買取する可能性は高い。
参考までにハイン一の高級酒、トリオンフ・デ・トーマス・ハイン・クリスタル・デキャンタの情報を紹介しておこう。このブランデーの販売価格は約492,000円(2019年4月2日)。ライフバケーションでは、2013年に350,000円、2015年に450,000円で買取をおこなっている。
売却するときのポイント
一般的なブランデーと一線を画する価格のハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラ。それは売却の仕方に大きな差が出ることでもあるため、実際に売るときには慎重になる必要がある。以下に気をつけたいポイントを紹介していくので参考にしてほしい。
商品状態を維持しておく
売却する際には買取業者に依頼する、オークションに出品するなどさまざまな方法がある。しかしいずれの方法にしても今すぐに売れるわけではない。いざ売却するときに品質が落ちていたとなれば損をする可能性やトラブルに巻き込まれることもあるため、商品状態の管理はマストである。
保管場所に注意
ブランデーはウイスキー同様アルコール度数の高いお酒のため賞味期限が存在しないが、ブランデーの温度が上がれば品質は落ちていく。やはり直射日光にあたる場所や高温になりやすい場所に長時間置き続けることは避けよう。キッチンの下や戸棚の置くなどに入れて、査定や売却のときにだけ出すようにしたい。
これはあくまで参考程度だが、ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラが製造されているコニャック地方の平均気温は約15~20℃なので、その気温が常に保たれる場所に置くのもひとつの手だ。
ボトルはきれいに
買取ではボトルが汚いと金額が下がることがほとんどだ。オークションに出品する場合でも、写真に写ったボトルが汚いとそれだけで入札意欲が削がれるものなので、もしホコリや汚れがついていたら取り除いておくようにしよう。
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラのようなバカラボトルが使われているブランデーは、空のボトルさえ高い金額でやり取りされる。コレクターズアイテムの域を超えてもはやひとつの美術品として扱われているので、どんな売却方法にしてもきれいにしておくことに損はない。
付属品を一緒に保管
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの付属品には外箱のほか、パンフレットや替栓などがある。すべてそろっているものを求めている人も多く、付属品があるだけで数万円程度上がることは決して珍しくない。
すでに一緒に保管している人も多いが、査定時に「あったと思ったらない!」ということにならないよう念のため確認しておくことをおすすめする。また外箱やパンフレットは思っている以上に傷つきやすいので、別の紙や緩衝材で包んでおくのもいい。
まずは無料査定
ブランデーの品質を保つ場所に保管したり付属品の確認をしたりなどができたら、いよいよ売却の作業を始めよう。おすすめはお酒を買取している業者をいくつか選び、それぞれの業者に査定を依頼することだ。
複数の業者に依頼する理由
インターネットでよく見かけるような買取業者は、いずれもプロの査定員が所属しているため、よほどでなければ誠実に対応してくれることが多い。しかし業者が把握している相場や買取したお酒を販売する力がまちまちなため、同じお酒でも業者によって査定額が異なることがほとんどである。
特にハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの場合は、もともとの金額が大きいことから査定価格も非常に高いと予想され、その分大きな価格差が生まれやすい。下手すれば50,000円以上の可能性もあるので、損をしないためにも複数の業者に依頼して比較するようにしたい。
複数の業者に依頼するメリット
複数の業者に依頼するメリットは1円でもお得に売れるだけではない。自分が持っているハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取相場がわかるので、買取業者の価格に納得ができずオークションの出品にしたときに、開始価格の適切な設定が可能になる。安く買われる心配や出品者から高すぎると言われたくない人は、特に事前に査定依頼をしておくことが必須と言えよう。
また中身の入っているハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラは、時期が経つほどに買取価格が上昇することも予想される。ただ保管状態によっては、そのまま取っておくとその分品質が落ちて査定額が下がる、という場合もある。複数の業者に依頼すれば、すぐに売るか保留にするか判断がつきやすくなるだろう。
複数査定の注意点
複数の業者に依頼するときに注意したいのは、査定にかかる料金が無料かどうかである。査定する度に手数料がかさみ、トータルすると査定額が低いとなれば元も子もない。
多くの業者は査定方法問わず無料でおこなっているが、中にはキャンセルしたときの返送料が有料のところもある。各サイトの注意書きなどに目を通して慎重に選んでいこう。
おすすめの買取業者
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの売却では、複数の買取業者に依頼することが重要だ。しかしお酒を買取してくれる業者は多いので、探しているだけで手間取ることもあるだろう。そこでハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの査定におすすめな買取業者を3つ紹介していく。
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
数ある買取業者の中で、ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラの買取金額を公開しているのがライフバケーションだ。インターネットと独自の販売ルートを駆使し、希少なお酒に対して精力的に高額査定を出している。まずはこの業者に依頼し、ある程度金額の感覚を掴むのもいい。
査定方法は電話(通話料無料・毎日10時~20時)・オンライン・LINE・店頭の4種類あるので、自分の好きな方法で連絡しよう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは、2011年に設立されてから確実に拠点を増やしているお酒買取専門店だ。ホテルやレストラン、コレクターなど幅広い販売ルートを持っているため高額な買取が期待できる。日本だけでなくアジアやヨーロッパなど、一番高く売れる市場を探して販売しているのも強みのひとつだ。
査定方法も電話・オンライン・LINEなど5種類と豊富。電話が24時間受付&通話料無料なので気軽に連絡することができる。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
1900年創業と長い歴史を持つレッドバッカス。豊富な買取経験と徹底的なコスト削減で、業界屈指の査定額を出してくれる買取業者だ。実際に依頼をすると出張買取や店頭買取であればその場で現金手渡し、宅配買取であれば品物が到着次第すぐに振り込んでくれるなど対応がスピーディーなのも特徴である。
査定方法は電話(通話料無料・毎日10時~20時)・オンライン・LINEの3種類となっている。
まとめ
ハイン トーマス・デ・マリアージュ バカラはハインの中でも非常に希少なブランデーであり、高額買取が狙いやすい。もし今後も飲む予定がないのであれば、ぜひ今回紹介した売るときのポイントをおさえながら売却を検討してみてほしい。
万が一飲んでしまった場合でも、ほとんどの業者はバカラボトルにも高い価値をつけてくれる。上に挙げた業者でも空ボトルの買取をおこなっているので、ホコリや汚れをきれいに拭き取って査定依頼をしてみよう。