設立1724年の酒類メーカーであるレミーマルタンで製造されているのが、レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクだ。果実酒から造った蒸留酒の中でも高級品の多いブランデーだが、その中でも特に有名なのがフランス・シャラント県にある町、コニャックで製造されているレミーマルタンである。
レミーマルタンのブランデーには、グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュで栽培された原酒がブレンドされており、さまざまなタイプのボトルラインナップがある。その中の一つが、レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクだ。
そんなレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクにはアルコール度数43.8度のものと42.6度のものがあり、それぞれ限定786本・738本と希少品だ。今回はレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクと、買取相場や査定情報について詳しく紹介する。
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レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクとは
レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクは2009年にアルコール度数43.8度のレア・カスク43.8が中国で、2013年にアルコール度数42.6度のレア・カスク42.6がインドのウダイプールで発表された。ルイ13世のシリーズはバカラ社製のデキャンタに入っているが、このレア・カスクにはブラッククリスタルが使用されていて、空き瓶も高価買取される程の人気のある超高級品だ。
レミーマルタンの歴史
最初に、レミーマルタンの歴史から振り返ってみよう。当初はブドウ栽培とワイン醸造をおこなっていた創業者が、1724年にコニャックの取引所を始めた。その後に同名の孫が管理者になり、ボトルやケースにブランドのロゴを入れるなどして事業を拡大していった。世界規模で販売されるようになったのは、20世紀に入って1927年にVSOPが発売されてからである。
際立った特色のあるデキャンタのデザインは、1569年のジャルナックの戦いが起こった跡地で発見されたフラスク(携帯用のアルコール度数の高い蒸留酒を入れる小型水筒)が由来だ。レミーマルタン・ハウスの創業150周年に当たる1874年に、記念としてガラス製のフラスク型ボトルをコニャックに使用したのが始まりだ。後にシリーズ名をルイ13世としたのは、フランス王ルイ13世が蒸留酒の販売を推し進めていたことに敬意を表してのことである。
レミーマルタン醸造技法
レミーマルタンを含むコニャックは、特定の品種のブドウから造られた白ワインが原材料だ。この白ワインはそのまま飲酒するのには酸味が強すぎるなどの理由で不向きであるが、蒸留と熟成を経ると最高品質になる。
2~3週間寝かせているとブドウの搾汁が天然酵母の働きにより発酵し、アルコール度数が7~8度のワインになる。このワインをシャラント型の銅製アランビック・スチルで2回蒸留し、無色透明のアルコール度数70度の蒸留酒ができ上がる。
そして、この蒸留酒をリムーザン産のオーク製の樽で2年以上熟成させる。すると、さまざまな相互作用によりアルコール度数40度のコニャックになる。この状態はボンボンヌと呼ばれ、ブレンドされるまでガラス製カーボイで保存される。
こうしてでき上がったコニャックは、レミーマルタンの専門の担当者であるマスター・テイスターによりブレンドがおこなわれる。複雑な香りにするため、ブドウの栽培地域と熟成年の異なるコニャックが使われる。
飲み方や楽しみ方
レミーマルタンはアルコール度数は高いが、特筆すべき点はストレートでも飲みやすいことだ。ルイ13世は1200種以上の原酒をブレンドされて作られているため果実や花の香り、スパイシーさなどから成る複雑な風味が楽しめる。
ジンやウオッカを使った物ほど一般的ではないが、コニャックをカクテルで楽しむこともできる。代表的なものとしては、ホワイト・キュラソーとレモン・ジュースを加えて作るサイドカー、杏露酒・カルピス・オレンジジュースを加えるアジアン・ハートなどがある。
そして、ルイ13世の大きな特徴であるバカラ製のクリスタルボトルも芸術作品のようだ。表面の凹凸に香りを良くする効果もあると言われている。ボトルを手元に置いて、眺めながらレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクを楽しむことも奨励されている。
高値で売れる理由
レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクが高値で売れるのには次のような理由がある。
希少性が高い
グランド・シャンパーニュ地域(比率が50%以上)、プティット・シャンパーニュ地域の2カ所で栽培されたブドウで造られた原酒のみがブレンドされている。特に、グランド・シャンパーニュは、最高級のブランデー用のブドウが収穫できる産地だ。限られた地域で生産された原材料で製造されていることが価値を高めている理由の一つだ。
原材料のブドウを栽培する地域が決められているのにも理由がある。地質時代第3期のやわらかい石灰質の土壌は根が水分を吸い上げやすく、ブドウの木を育てるために適していると言える。この地域が一年を通して均等に雨が降り、温暖な気候であることもプラスに働いている。この土地でしか栽培できない原材料を使用していることも、希少性を高める要素となっている。
完成するまで時間と手間がかかる
原酒は樽に詰められて長期間熟成されるが、その間にセラー・マスターが試飲などを繰り返し熟成の度合いを鑑定する。数十年かけて熟成した原酒を次世代のために残すこともセラー・マスターの役割の一つだ。
当然レア・カスクも試飲と検査を繰り返し、念入りに熟成度を確かめる。ただしこのレア・カスクにおいては、アルコール度数や香りに際立つ特色が表れる樽が使用されていたため、他の樽とは別の場所で長い時間をかけて保管された。完成するまでにかかる時間の長さと手間の多さが希少性を生み出し、高価買取に繋がっている。
ブレンドにこだわっている
長期間に渡り熟成させた原酒をセラー・マスターがブレンドし、完成品となる。レミーマルタンの場合は、ブレンドする原酒の数が1000種を超えるボトルもある。複雑な配合をする技術も唯一無二の完成度を誇る一因だ。
そして、特にレア・カスクは「稀な樽」の名前通り、熟成期間の原酒の中でもひときわ個性の際立つフレーバーに仕上がる樽のコニャックが選ばれる。そのため生産数が限られており、43.8の販売価格が140万5,000円、42.6が241万円とかなりの高額だ。その結果、オークションや買取業者での取引価格が高くなる。
ボトルも高級品
独自性のあるデザインのバカラ製のデキャンタはボトルコレクターに人気があり、空き瓶だけでもオークションでは高額落札になる。例えば、43.8はボトルを作り上げるために2週間ほどかかり、20人の職人によって50以上の作業工程を経てようやく完成する。
さらに、貴重な金属であるパラジウムをボトルのネック部分に塗装し、珍しいブラッククリスタルに仕上げる。ボトルだけで相当な価値があることもレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクの特徴だ。
おすすめの買取業者
もともと786本と738本という限定品だったため、全体的に買取価格は高額になっている。手元にレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクがある場合はぜひ業者に査定を依頼してみてほしい。かなり希少品なだけに、現時点では買取がおこなわれている件数は少ないようだ。
ミスターフロンティア
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レミーマルタン ルイ13世 レア・カスク 43.8が1,000,000円~ 、レミーマルタン ルイ13世 レア・カスク 42.6が2,000,000円~と高額査定になっている(2019年6月11日現在)。査定フォームから写真を送るだけで買取査定ができ、ミスターメンバーズへの会員登録をすると取引ナビでスムーズに売却できる。
大黒屋
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公式ホームページに、「現在ルイ13世の買取を強化している」とある。買取参考価格欄にレア・カスク42.6と43.8が記載されているが、問い合わせをしてみないと正確な金額は分からない。
買取方法には無料の宅配キットが利用できる宅配買取・出張買取・店頭買取がある。ただし、開封品やラベルに個人名が印字されている商品は買取できないので注意してほしい。
ライフバケーション
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レア・カスクはないが、各種レミーマルタンは買取参考価格欄に記載されている。宅配・郵送買取は手数料0円で、ヤマト運輸を使用すれば無料梱包キットが利用できる。さらに、店頭買取と地域限定で出張買取をおこなっている。
バイセル
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バカラ社製クリスタルボトルのレミーマルタン ルイ13世は、「高価買取が期待できるお酒」の銘柄に記載されている。査定員の紹介ページもあり、安心への配慮もしている。
ジョイラボ
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ブランデー買取商品欄にレミーマルタンの記載があり、サイト内ブログにレミーマルタンルイ13世の情報も登場している。全て無料のオンラインやLINE、メールによる査定をおこなっている。店頭・出張・宅配買取ともに手数料はかからず、査定金額に納得できない場合のキャンセル料も無料となっている。
ファイブニーズ
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レミーマルタンの買取・査定のページがあり、歴史などの解説も掲載している。オンライン・電話・LINE・FAXによる査定をおこなっていて、地域限定の出張買取・店頭買取・宅配買取がある。
リンクサス
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レミーマルタン買取一覧の中にルイ13世 レア・カスク 42.6・43.8ともに記載があり、豆知識のページには買取価格が120万円との情報も載っている。LINE・電話・オンラインでの査定が可能で、宅配・出張・店頭買取をおこなっている。
お酒買取いわの
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レア・カスクについての詳細ページがあり、空ボトルについても掲載されている。宅配・出張買取をおこなっていて、サイト内に査定ポイントについての記事もある。
レッドバッカス
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レア・カスク42.6の買取実績があるが、残念ながら買取価格については非公開となっている。ヤフオク公認ストアになっているため、査定額に納得がいかないときにはオークションの代行も依頼できる。宅配買取では着払いでも自分で箱を用意して発送すると、買取金額20,000円以上の場合は1,000円アップとなる。
ワンダープライス
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ショッピングセンターなどに店舗のある買取専門店で、レア・カスクについてもレミーマルタンの詳細ページに掲載されている。メール・LINEを使った無料査定ができ、店頭・宅配・出張での買取をおこなっている。
その他のおすすめ業者
サイト内にお酒買取のためのコラムもあるうるココ、買取可能ブランドにレミーマルタンの記載があるなんぼや、買取ランクの高い銘柄の中にレミーマルタンも含まれている買取リカーズなどがある。
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オークションサイトでの取引状況
レミーマルタン ルイ13世 レア・カスクはめったにオークションに出回らないため、過去の取引状況を調べるのは困難だ。他のルイ13世の落札価格から推測すると、取引はかなり高額になるだろう。
ヤフーオークション
現在ルイ13世 レア・カスクは出品されておらず、過去120日間の落札相場にも見あたらない。しかし、その他のレミーマルタンは本体・空き瓶ともに高額落札されているため、オークションに出品することを検討中であれば挑戦する価値はあるだろう。
メルカリ
フリマサイトであるメルカリでもレア・カスクは出品されていないが、ルイ13世は本体・空き瓶とも高額で買取されている。
査定基準
買取業者に査定を依頼した場合の査定基準は次の通りだ。
限定品である
限定品として発売されているため市場に出回っている数が少なく状態が良い場合は、かなりの高額査定が見込める。高額買取の定番ルイ13世の中でも、レア・カスクの買取相場は100万円を上回る。
品質の査定基準
ブランデーの液面が見るからに低下していたり液漏れが見受けられる商品やラベルが剥がれている、付属品に欠品があるなどは査定額が下がる。また、限定品はボトル番号と付属品番号のシリアルナンバーが違うと減額につながる。これらの点から考えて、中身に目減りがなくラベルや箱などにも欠損がなく、全てのシリアルナンバーが統一されている商品が高額買取になるということだ。
空き瓶の査定基準
ボトルも高級なバカラ製のデキャンタを使用しているレミーマルタンのような商品は、空のボトルも高価買取が期待できる。その際、査定を上げるポイントがいくつか上げられる。
ブランデーのように香りが重要な酒類は、ボトルを洗わない方が査定額が高くなる可能性がある。ただし、汚れはマイナス評価につながるため表面はきれいにして香りだけを残すことが基本だ。
その他、瓶にひびが入っていたり欠けていたりするのは評価が下がるため日頃から保管には注意したい。加えて、高級品のボトルには偽物もあるため注意が必要だ。
まとめ
今回はレミーマルタン ルイ13世 レア・カスクの買取相場や査定情報について解説した。限定品だけに買取市場での価格はかなりの金額に上る。少しでも高く売却するために、複数の業者に一括見積もりを依頼してみるのが良いだろう。高価な品であるため保管には十分注意して良い状態のまま査定に出すようにしてほしい。