手元に使っていない大型ストロボが眠っているという方はいないだろうか。かつてはストロボを使ったカメラ撮影にこっていた人であっても、子供が成長したり、自らが年を重ねたりして、気付いたら機材が何年も収納されたままになっているというケースは珍しくないようである。
そのような大型ストロボがある場合には、ぜひともこの機会に売却することをおすすめしたい。というのも、状態がよければ意外に高額で買い取ってもらえる可能性があるためのだ。以下ではそのための方法とおすすめの売却先について見ていくことにしよう。
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大型ストロボを高く売るためのポイント
まず最初に大型ストロボを少しでも高く売却するために知っておきたいポイントをいくつか紹介することにしよう。知っているかどうかで同じ製品であっても査定価格が異なってくることから、知らずに売却するとせっかく得られるはずであった利益を取り損ねることになりかねない。そのようなことのないよう、売却活動を開始する前に各ポイントをしっかりと理解しておくことが重要である。
こまめに掃除をしておくこと
大型ストロボは消耗品であることから、少しでも状態の良いものほど高額で買い取ってもらえる可能性が高くなる。そのためには、普段からこまめな清掃が欠かせず、特にストロボヘッドやジェネレーターについては念入りに手入れをしておくことが大切である。
特にヘッドについては、ほこりが付いた状態で発効させると発行管の寿命を縮めることになりかねないチューブの周辺が重要である。ほこりが付いているようであれば、手で取り除くのではなく、ブロアなどをつかって飛ばすようにして取るのが正しい方法である。
また、ヘッドに付いている排熱用のファンもほこりが付着しやすい部分であるため、定期的に掃除をすることが求められる。あまりにほこりまみれになっていて、自分では手の施しようがないということであれば、メーカーにクリーニングを依頼するという方法もある。
ジェネレーターについているファンについても同様である。なお、ジェネレーターは、複数のコンデンサーの集合体であり、定期的に通電しておくことが長持ちさせるポイントである。少なくともひと月に1回は電気を通すようにするとよいが、その際はいきなり高い電圧がかからないようにスロー充電からスタートするようにすべきである。
掃除にあたっては正しい器具を使うこと
ストロボの清掃は、手元にある器具を使って簡単にできそうであるが、ストロボに合わないものを使ってしまった場合には、かえってパーツを損傷させることになりかねない。そのため、ストロボ清掃に際しては、専用の清掃機具をそろえたうえでおこなうことがおすすめである。
例えば、ストロボの表面についたほこりを取り除くためにはブラシを使うのがよいが、あまりに毛が固いものを使ってしまうと表面に傷がつきかねないため、やわらかい毛質のストロボ用のブラシを入手すべきである。
また、機材に手を触れずにほこりを取り除くために、前述したブロアも購入しておきたいところである。それ以外にも外装の汚れを落とすために用いる無水エタノールやメイク落としシートなどもそろえておくと便利である。
高く買い取ってくれる相手の探し方
手元にある大型ストロボをこれ以上はできないくらいまできれいに掃除することができたのであれば、いよいよ売却先を探すことになる。このとき、売却先として候補になるのは中古品専門の買取業者である。
もっとも、世の中に買取業者は星の数ほど存在していることから、それらの中から無作為にひとつを選んで高値で売却することができるかはかなりのギャンブルである。そうならないように、優良な買取業者を選ぶポイントをここでは見ておくことにしよう。
専門店であること
大型ストロボを売却したいのであれば、その価値をよく理解している買取業者を選ぶべきである。いかに手元にあるストロボが価値の高いものであっても、そのことを理解していない業者が査定すると二束三文の評価しかなされないケースも珍しくないためである。
この点、ストロボの価値を良く知っている業者ということであれば、カメラ専門の買取業者をおいてほかにないであろう。そのため、何でも買い取っているような業者ではなく、そういった専門業者に絞って見ていくと失敗する可能性は低くなるはずである。
口コミがよいこと
近年ではインターネットの発達によって、検索すれば大抵の買取業者の評判を見ることができるようになっている。そのため、カメラ専門の買取業者をいくつか見つけたうえで、それぞれについてどういった評価がなされているかを検索して調べることがおすすめである。
その際、買取金額について不満を述べている人がどの程度いるかはチェックすべきポイントであるが、それとともに査定員の対応の良し悪しについてもしっかりと確認しておく必要がある。また、インターネット上の情報はすべてが正しいとは限らないことから、できれば複数のソースを用いることで調べた評判が正しいかどうかをダブルチェックするとよいだろう。
ストロボの買取実績を公表していること
カメラ専門の買取業者のすべてがストロボの買取をおこなっているかと言えば、必ずしもそうではない。そのため、事前にホームページなどを確認してその業者が過去にストロボを買い取った実績があるかどうかを確認しておくようにしよう。
実績を公表しているということは、それだけストロボの買取に自信を持っているということであるため、信頼できる業者を見つける指標ともなる。
おすすめの買取業者
では、以上のポイントを押さえたうえでここからはいよいよ、おすすめの買取業者について見ていくことにしよう。
カメラの買取屋さん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめの買取業者の1つ目は、カメラの買取屋さんである。その名の通り、カメラ専門の買取サービスをおこなっている業者であり、すべてのカメラファンのために高額買取をおこなうということを掲げている通り、査定価格には定評がある。
査定員はカメラについて十分な知識を有しているプロばかりをそろえており、申込から買取完了まで最短で30分しかかからないというスピーディーさも同社の売りである。出張買取を依頼しても手数料などを請求されることはなく、万が一ストロボが壊れていても状態によっては買い取ってくれることもある。
出張買取以外にも、宅配買取や店頭買取といった幅広い方法で買取サービスをおこなっていることから、自分に合った方法で申し込むとよいだろう。なお、定期的に特定のブランドを対象に買取強化をおこなっていることがあり、運よくそれに自分が売ろうとしている商品があてはまる場合には通常よりも高値で売却することが可能である。
カメラのキタムラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめの買取業者の2つ目は、テレビのコマーシャルなどでもおなじみのカメラのキタムラである。どちらかというと販売店のイメージの強い同社であるが、実は買取サービスにも力を入れており、店頭買取と宅配買取の中から自分にあった方法を選ぶことができるようになっている。
また、通常の買取に加えて、買い替えを前提とする下取サービスもおこなっていることから、次に購入したい製品が決まっているのであれば下取りを利用すれば買取よりも有利な金額で売却できる可能性がある。
なお、店頭買取時の査定料や、宅配買取時の送料などは一切発生せず、査定金額に満足できなくて売却をやめても特に支払う金額はないので安心して申し込むことができるようになっている。大手のカメラ専門店であるがゆえに、豊富な販売ルートを有していることから、買取価格も相場水準よりも高めになることが期待できる。
エコランド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめの業者の3つ目は、エコランドである。ここはカメラ専門の買取業者ではなく、高額なものを現金買取することに特化している企業である。ただし、ホームページを見に行けば分かるようにストロボの買取にはかなり力を入れており買取対象となるメーカーや機種まで、こと細かにリスト化されていたり、より高く売却するためのポイントが解説されていたりする。
そのため、安心してストロボの買取を申し込んで問題ないであろう。買取方法は、出張買取、宅配買取、店頭買取のいずれにも対応しており、年中無休で電話によって査定を依頼することができるのもうれしいポイントである。
当然ながら査定してもらうだけであれば無料であるため、金額を見てから申し込みを取り下げることも自由である。高額な製品を高額で買い取ることをコンセプトとしている業者であるため、そのような製品の代表格である大型ストロボについても、高値で買い取ってもらえる可能性が高いであろう。
買取業者以外にも目を向けること
中古の製品を売却するとなると、ついつい買取業者にばかり目が向きがちであるが、それ以外にも売却できる手段はいくつか存在する。それらの中で、場合によっては中古業者に買い取ってもらうよりも高額での売却が期待できるものがインターネットオークションである。
オークションの場合、当然ながら競り合いが続く限りは価格が上がり続けることになるため、運よく自分の商品をほしがっている人が複数いる場合には思ってもない高値で落札されるという可能性も排除できない。そこで最後に、そのようなオークションの代表格であるヤフオクについて見ておくことにしよう。
ヤフオクとは、その名が示す通り国内最大手のインターネット検索サイトであるヤフーが運営しているオークションサービスである。オークションサイトとしても大手のひとつであり、数多くのユーザを有しているのが特徴だ。また、スマートフォン用のアプリも提供されていることから、パソコンがなくてもスマホがあれば商品を写真に撮ってアプリ経由で出品することが可能である。
再販売を前提としている買取業者に買い取ってもらう場合には、中間マージンの分だけ査定価格が抑えられがちであるのに対し、オークションの場合には、本当にその商品をほしがっている最終ユーザーが落札者になる可能性が高いため、うまく競り合いが続けば業者よりも高い値段が付けられるかもしれない。
そのため、事前に査定額を知ったうえで確実に換金したいということであれば買取業者、少しでも高値で売却できる可能性を追求したいということであればオークションといったように使い分けるのもおすすめである。
まとめ
いかがだっただろう。処分に困って倉庫や押し入れの奥に眠っていたり、ゆずり受けたりした大型ストロボがあるという方もいるのではないだろか。そういった方は、なかなか手入れが大変な代物だが、キレイにしてどれくらいの価格で買い取ってもらえるのか査定に出してみてほしい。
専門の買取業者であれば、しっかりと価値を分かってくれる査定員が適正な価格を提示してくれるだろうし、価格が上がる可能性を求めてオークションに出品してもいいだろう。それぞれのメリット・デメリットを確認して自分に合った方法で売却してほしい。
