撮影に欠かせないリフレクターはレフ板とも呼ばれ、被写体を美しく撮影するために必要なアイテムである。写真撮影はカメラの性能が大事であるが、同時に機材を活用することで一段と綺麗な写真が撮影できる。趣味であっても写真撮影を続けていると、様々なシチュエーションやシーンを撮影することが楽しくなってくるのではないだろうか。楽しみが増えるにしたがって、撮影機材やスタジオ機材が増え、使わない機材が出てくるもの。不要な機材を手放すには様々な方法がある。ここでは買取ってもらう方法をメインに紹介していく。
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リフレクターの役割
リフレクターは、光を反射させる装置で反射板やレフ版とも呼ばれる。カメラで撮影する時には、太陽光や室内の照明などの光源以外に、光源の光線を反射させ間接光を利用して、被写体に光を当てる。美しい写真を撮影するには、その間接光が一定の反射率を持っていることが重要だが、その機能を果たしているのがリフレクターである。
リフレクターには色や素材、反射する機能など様々なタイプがあり、ひとりで撮影できるスタンド型のものやカメラにとりつけるタイプの小さいものから、助手に持たせて使用する大型のものまでサイズも多様だ。折りたたんで保管できるものもあり、初心者でも使い勝手が良いものも増えてきている。
人物や飲食物などの小物など、被写体によって選ぶリフレクターは異なる。一般的には白いタイプのリフレクターが使われるが、光の量が欲しい時にはシルバーのリフレクターが使用される。最近では白やシルバーだけでなく、ゴールドやブラックといったリフレクターも登場しているので、撮影シーンやコントラストに合わせて選ぶことができる。
綺麗なポートレートの撮影には光をコントロールすることが大切だ。人物の撮影時に明暗差を減らすためにリフレクターは活躍する。 光は基本的に光の当たる面積によって強さが変わる。そのため、サイズが大きければ大きいほど反射面が広くなるので広範囲をライティングできる。大きいサイズのリフレクターは、反射する面積が広く柔らかい光を作り出すため、柔らかい光を求めている時には小型のものよりも大きいサイズが向いている。一方で、強い光源を求めている時や光をスポットで使いたい時には、小さいサイズにリフレクターを選ぶと思い通りの写真が撮影できるだろう。近距離で人物を撮影する時などは、小さめのサイズのリフレクターが適しているということになる。
使わなくなったリフレクターは売却できる!
不用品として処分する
買い替えなどで不要になったリフレクターの処分に困っている方も多いのではないだろうか。まったく使えないほど破損しているような場合は、不用品としてゴミに出すことになる。ゴミは各地方自治体によって処分方法が異なるので、自治体で制定された方法で的確に処分しよう。 しかし、少々の不具合や修理が可能な場合は、買取業者で買い取ってもらえる場合がある。判断に迷う時は、ゴミとして処分する前に買取業者に相談してみても良いだろう。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップは多種多様な商品を取り扱っているので、リフレクター等の撮影機材も買い取ってもらうことが可能だ。しかし、買取対象の商品が多いため、対応してくれる店員が撮影機材に詳しいかどうかによって買取額に差が出ることが予想される。機材の価値がわからず二束三文になる可能性もある。撮影機材はメーカーや機能によって価格の幅があるものなので、手っ取り早く処分したいのでなければ、別の方法を検討することをおすすめする。
インターネットを活用する
インターネットを利用してオークションやフリマアプリに出してみるのもリフレクターを売る方法のひとつだ。リフレクターはヤフオクなどのオークションでは、メーカーや種類によって1,000円~50,000円程度と幅広い価格で出品されている。オークション特有の1円スタートで出品されているリフレクターも見受けられる。 メルカリなどのフリマアプリでは、500円程度から10,000円程度の比較的安価なものが多い印象だ。
オークションやフリマアプリでは、自分が希望する価格を決めて出品できるのが魅力ではあるが、出品すれば必ず落札されたり購入されたりするというわけではない。オークションやフリマアプリで落札、購入しようとしている人は、少しでも安く手に入れることを目的としていることが多く、値下げを交渉されるケースもある。写真を撮影し商品の説明をアップし、購入されれば発送するなどの手間もかかる。ネットでの売買に慣れている人や、時間がかかっても希望価格で販売したい人に向いている方法といえる。
買取業者に売る
中古品を取り扱う買取業者は、専門の知識や豊富な経験を持っているのでリフレクターなどの機材も価値を正しく評価してくれる。申し込みから買取、入金までの流れがスムーズなことも買取業者に依頼するメリットだ。機材の種類によっては1,000円程度から状態の良いものやメーカー品の機材は10,000円を超える金額が相場となっている。ただし、状態が悪い物は値がつかないケースも。また、新品同様で機能が高いものであれば30,000円~50,000円の価格がつく場合もある。買取業者に依頼する時の目安になるので、フリマアプリやオークションで出品されている金額をチェックしておこう。
リフレクターの買取相場
リフレクターは80cm程度の折り畳み式のものは、1,000円~5,000円程度が買取相場となっている。スタジオ撮影用の大型のものは、5,000円くらいが一般的な相場だが、メーカーや機能によっては20,000円を超える価格で買取られるケースも見受けられる。スタジオ専用でスタンド付きのものは更に査定額が高くなる傾向だ。ただし、状態や型式にもよって査定額は変動するので、まずは見積りを依頼してみよう。
査定額をアップするには?
リフレクターは需要があるのか?
リフレクターなどの撮影機材は、一般的なカメラと違い本来はプロが使用するアイテムなので性能が高いものが多いことが特徴だ。スタジオでの撮影や屋外での撮影など、撮影場所や季節、天候などによって使用される機材は異なる。そのため、本格的に写真を撮影するのであれば、被写体によって、防水対策が施されているものなど過酷な環境でも使用可能なものや、光を反射させる機能が柔軟に対応できるものなど多様な種類のリフレクターが必要になる。
写真撮影の機材は、初心者向けからプロ仕様のものまで機能も価格も幅広いが、ひとつひとつが安価なものではない。機材は1種類を持てばいいのではなく、リフレクターや三脚、ストロボなど様々なアイテムを揃えなければならない。それらのアイテムを全て新品で揃えるには金銭的にハードルが高いが、中古の機材を揃えることでコストを抑えることが可能だ。また、近年では個人でもカメラを楽しむ人が増加している。SNSなどへ投稿する際に、カメラや機材にこだわる人も多い。そのため、中古の撮影機材の需要は高まっていると言える。趣味がカメラだったがやめてしまい機材が手元に残っている人や、新しい機材と買い換えたいという人は、売却することをおすすめする。
査定額アップの条件
中古の撮影機材は、傷や汚れがない状態の綺麗なものは査定額がアップする。また、保管状況が良く使用頻度が低いものも査定ポイントは高くなる。保管状況が悪いと、機材の劣化が進み傷や汚れが目立ってしまうものだ。使用頻度が高くてもメンテナンスをしていればよい状態を保つことが可能なので、リフレクターなどの撮影機材は丁寧に扱うことが大切だ。説明書やケース、各種パーツなどの付属品が揃っていることも査定額をアップする条件のひとつになる。査定を依頼する時には、説明書や付属品に欠品がないか確認しておこう。
まとめて売却する
撮影機材はまとめて査定を依頼すると買取価格が高くなる。撮影機材は単品で使用するというよりも、様々な機材を組み合わせて使うことが多いものだ。機材を見直すタイミングで、不要なものや買い換えたいものがあれば、まとめて買い取ってもらおう。使用頻度が高かったり傷や汚れがあったりするような場合は、価格がつかないケースもあるが、他の機材やスタンドなどの備品とまとめて依頼すると引き取ってもらえる場合もあるので、買取業者と相談してみよう。
買取業者を選ぶコツ
買取方法で選ぶ
買取業者では主に「店舗への持ち込み」「出張買取」「宅配買取」の3つ買取方法がある。実店舗に持ち込めば、実際に査定の内容の説明を目の前でしてもらうことができるので安心感がある。ただし、近くに店舗がない場合や売りたい機材が多い場合には持ち込む手間がかかる。
自宅やスタジオに買取業者が出向いて査定する「出張買取」は、撮影機材が多くても持ち込む手間が省けるので便利な方法だ。店舗へ持ち込む方法と同様に目の前で査定してくれるので、わからないことも聞きやすい。業者とのやり取りの中で、手持ちの機材が売れるとわかったらその場で追加することも可能だ。査定額に納得すれば、その場で現金化されるのも大きなメリットといえる。全国展開している業者であれば、地方でも出張買取は可能だが、地方の買取業者の中には出張範囲が限定されていることがあるので、事前に出張範囲を確認しておこう。
買取業者の中には「宅配買取」を専門に行っている業者も存在する。実店舗を持たない買取業者は、店舗の家賃等のコストが抑えられているため買取価格に還元している。宅配買取は自分で梱包して発送する手間はかかるが、買取業者の営業時間に関係なく自分の都合の良い時に査定を依頼できることがメリットだ。 買取方法は、それぞれのメリット、デメリットがあることを理解して自分に合った買取方法を用意している買取業者を選ぼう。
比較サイトや口コミを活用する
インターネットでは、買取業者の比較サイトや口コミサイトが多数存在する。そうしたサイトで、買取業さを選ぶ時には、実際に利用した人の意見を参考にしてみるのも良いだろう。
業者のホームページをチェックする
「カメラのキタムラ」、「マップカメラ」、「カメラのリサマイ」や「おたからや」などの買取業者では、ホームページなどで買い取り実績や買取対象の商品を掲載している。買取方法や査定から買い取るまでの流れ、必要な書類等をあらかじめ知っておくことも買取業者を選ぶ時には大切なポイントになる。見積もりや問い合わせは無料なので、手持ちの機材の状態など気になる点があれば気軽に相談してみることをおすすめする。問い合わせの際の対応も、業者選びには判断基準となる。
買取業者は、買取強化などのキャンペーン等を開催していることもあるので、そうした情報をチェックして上手に利用すると買取額が高くなる。また、スタジオ機材は新しい商品が発売されると古いタイプは査定額が下がってしまう場合がある。手元にある売りたい機材があれば、価値が高いうちに売却することも大切だ。