佐賀県有田町で焼かれている有田焼は、繊細で華やかな絵付けと、透明感溢れる白磁を特徴とする陶磁器の総称だ。近くに海がないことで伊万里港から輸出が行なわれていた有田焼は、肥前陶磁器全般を指す伊万里焼の中に含まれることもある。また江戸時代に作られていた有田焼は、一般的に古伊万里と呼ばれるようだ。
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歴史的価値と美しさを兼ね備えた有田焼
17世紀初期から焼造が始まった有田焼は、高い歴史的価値と希少性でも高価買取が狙える陶磁器だ。強い耐久性と硬質さ、滑らかさを兼ね備えた有田焼は、多くのお客様の手に食器が触れる料亭や高級旅館などでも高いニーズがあると言われている。今回は、歴史的価値を含めた幅広い価値により高価買取実績の豊富な有田焼について、査定情報を通して見受けられる魅力や売却におけるコツなどを徹底解説していきたい。
高く売れる有田焼の種類と買取実績、買取相場
有名作家や有名窯元などで焼陶された有田焼には、所有者が驚くほどの高値がつく。まずは多くのショップが公開する買取実績から、この陶磁器の魅力に迫っていこう。
有田焼の茶碗、皿、灰皿など
自宅の物置に眠っていた贈答品や、料亭や旅館で丁寧に使われていた有田焼は、その多くが福ちゃんやくらしのくらなどの食器買取専門店で売却可能となる。共箱付きの茶碗などの場合は、500円~3,000円前後の査定がつく。また品物によっては有名窯元で作られたものもあるため、有田焼を含めた陶磁器鑑定のできるショップに持ち込むのが理想と言えるだろう。
古伊万里
1690年代にヨーロッパ向けの輸出品として作られていた古伊万里は、高い芸術性によって骨董品的価値と古美術品的価値を兼ね備えたコレクターズアイテムだ。美しい花唐草の描かれた18世紀の古伊万里には、350,000円ほどの査定がつく。これに対して江戸時代の作品ともとれる格調高い絵柄の作品の場合は、古伊万里としての価値がなくなることで50,000円~80,000円ほどの査定になってしまうようだ。
十三代柿右衛門(酒井田柿右衛門)
1971年に人間国宝となった十三代柿右衛門は、一時期途絶えてしまった乳白色の地色に仕上げる製作技術を大正~昭和の時代に復活させた有名作家だ。十三代柿右衛門の作品の中には、濁手という手法により銘が入っていないものもある。内側だけが白磁に仕上げられた色鮮やかな花瓶には、人気テレビ番組・開運なんでも鑑定団にて4,000,000円も鑑定額がついたこともあるようだ。
十四代 酒井田柿右衛門
サンフランシスコの作品展にも出品をした十四代酒井田柿右衛門も、十三代と並んで高価買取実績の多い有田焼作家だ。濁手らしい乳白色の陶器に美しい絵柄の描かれた錦秋草鶉文には、30,000円~50,000円前後の査定がつく。また柿右衛門は、2013年6月に逝去しているため、現存数の少なさにより今後は希少的価値が高まりつつある作家と捉えて良いだろう。
井上萬二
1995年に人間国宝となった井上萬二は、現在も活躍し続ける有田焼作家だ。井上萬二の作る有田焼作品は、そのほとんどが重要無形文化財・白磁となっている。人気の高い一輪挿しや粗皿に関する買取実績を確認していると、80,000円~120,000円ほどの査定がつくことに気付かされる。
サントリーボトルコレクション(有田焼)
酒造メーカーサントリーでは、毎年年末に有田焼や九谷焼などの瓶を使用した限定モデルのウイスキーを発売している。有田焼とのコラボとなるウイスキー響き35年は、2016年バージョンが1本700,000円で販売されている。この製品の場合は「有田焼の瓶だけ」でも酒専門店や食器専門店で高く売れるため、一般のウイスキーボトルとは全く異なるコレクターズアイテムと捉えて良いだろう。
有田焼買取に積極的な業者 まとめ
最後に、有田焼買取実績が豊富な専門店5社の特徴を確認しながら、高額査定に繋げるコツなどを紹介していこう。
岩田美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
岩田美術では神戸県姫路市を中心に出張買取を行っている。有田焼をはじめとした食器類や、骨董品や美術品など幅広く買い取りに対応している。また、遺品整理にも対応しているので、伝統的な文化を未来へ引き継ぐためにも気軽に相談してみてはいかがだろう。
ますけん
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http://masuken.com/kottou/a_toujiki_tatebayasigenemon.html骨董品買取を得意とするますけんでは、館林源右衛門や源右衛門窯の有田焼を積極的に買い取っている。ますけんの買取品目には、茶道具やガラス製品、クリスタル、洋食器も並んでいるため、食器棚や物置の整理を兼ねてありとあらゆる陶磁器を売却してみても良いだろう。ますけんでは、現在東京都内23区で強化買取を行っている。
骨董品かぐら
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
壺や陶器買取に積極的なかぐらでは、有田焼の壺に関する専用ページを設けている。この記事を確認すると、有田焼の色柄によって初期伊万里、古九様式、柿右衛門様式、金襴手といった種類があることもわかる。また価値ある壺の種類についても詳しく言及しているため、自宅に有田焼の壺が眠っているなら、かぐらに問合せをしてみると良いだろう。骨董品かぐらの買取形式は、出張買取、宅配買取、持込買取の3方法だ。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド食器や骨董品買取に積極的なおかたらやも、有田焼の査定実績が豊富な専門店である。撮る、送る、査定するの3ステップで高価買取が狙えるLINE査定は、多くのスマホユーザが有田焼売却に用いるサービスとなっている。またおたからやには洋酒カテゴリもあるため、先程紹介したサントリーウイスキーの有田焼モデル(瓶)の査定にも使えるショップと捉えて良いだろう。
肥前屋質店
http://www.0926512197.com/home/toujiki肥前屋質店では、十三代、十四代の今泉今右衛門や、十三代、十四代の酒井田柿右衛門、中島宏、青木龍山といった人気作家の有田焼作品を高価買取対象としている。また陶磁器カテゴリに詳しいスタッフも在籍しているため、自宅に眠った壺や大皿の処分を考えている時には問合せだけでもしてみると良いだろう。
NIKKOUDOU
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
NIKKOUDOUは、有田焼買取に力を入れる専門店である。皿、徳利、猪口といった有田焼を代表とするカテゴリも用意されているため、売却イメージもつかみやすい業者と位置付けて良いだろう。NIKKOUDOUのサイトで公開されている陶磁器の買取実績は、一般の人でも大変わかりやすい査定士のコメント付きだ。
まとめ
陶磁器カテゴリの中でも大変人気の高い有田焼は、作家の銘が描かれた共箱(木の箱)と一緒に売却することで高額査定に繋がりやすくなる。また近頃では、陶磁器の写真を査定士に送れるオンライン査定も増えているため、なるべく多くの業者に商品情報を送信して、買取相場をしっかり把握するようにして欲しい。
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