東郷青児は、鹿児島県出身の洋画家である。幼少時に東京に転居し、青山学院中等部を卒業、卒業後は、有島生馬に師事する。1916年の第3回二科展で二科賞を受賞するなど頭角を現し、1921年から28年のフランス留学時に制作した作品でその才能を認められるようになった。
その後も二科会を中心に活躍し、日本芸術院賞など様々な賞を受賞、勲二等旭日重光章やフランス政府より芸術文化勲章を授与され、さらに没後、文化功労者に選出されるなど、日本を代表する洋画家の1人となった。 東郷青児の作品は、独特のデフォルメされた白い髪と肌の女性像が特徴で、一目見れば東郷青児の作品とわかる強烈な個性を持っている。
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東郷青児の絵画の価値とは
その独特の画風で人気を博し、長く日本画壇で活躍した東郷青児の絵画は、高額で取引される傾向にある。油彩は、数百万円で取引されることが多い。テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」に東郷青児が制作した油彩が出品されたことがあり、4,000,000円と鑑定されている。
また、東郷青児は、油彩のほか、水彩やリトグラフなどの版画も制作しているが、作品によっては数十万円で取引されるなど、高額で取引される場合もある。
東郷青児の作品の価値を決めるポイントについて
人気の高い東郷青児の作品は、前述のように高額で取引される傾向にあるが、作品の価値は、作品の内容や状態など様々な要素で決まってくるため、東郷青児の作品であっても必ずしも高額で取引されるわけではなく、場合によっては、思うような価格で取引されない場合もある。ここに、東郷青児の作品の価値を決めるおおよそのポイントについて記載していく。
人気の高い作品
人気の高い作品は、それだけ需要も高くなり、高額で取引される可能性も出てくるといえる。東郷青児は、多くの女性像を制作してきたが、その中でも背景に塔を描いた女性像、目を閉じた女性像などの人気が高い。また、晩年に制作された作品も人気が高く、それらの作品は、高額での取引が期待できる。
東郷青児のサインが書いてある作品
作品中に東郷青児のサインが書いてある作品は、取引価格が高くなる可能性がある。サインの有無は、作品の価値を決める要素としては、作品の内容や状態ほど重要ではないが、サインのある作品のほうが、愛好家が好む傾向にあるため、取引価格が高くなる可能性があるのである。
洋画の場合は、作品中のほか、キャンバスの裏にサインや作品名が記載されている場合もあるので、所有している東郷青児の作品のサインの位置を確認したほうがいいだろう。
状態が良い作品
人気の高い東郷青児の作品であっても状態が悪ければ、作品としての価値も下がり、取引価格も下がる可能性が高い。前述の「開運!なんでも鑑定団」で4,000,000円と鑑定された東郷青児が制作した油彩は、実は、痛みが激しく、状態が良ければ、倍の評価となる、と言われていた。それほど、作品の状態は、作品の価値に大きく影響するのである。
作品の状態が悪い例としては、日焼けやシミ、作品の破れや欠損、カビ、虫食いなどがある。これらは、いずれも作品を保管する環境が、絵画を保管するのに適していなかった可能性が高い。作品を保管する場合は、状態を悪化させて作品の価値を下落させないよう、保管する環境には十分注意を払おう。
鑑定証がある作品
人気の高い画家の場合は、その画家の作品と偽って流通する贋作が存在する場合がある。贋作は、当然その画家が制作した作品ではないため、価値は無いに等しく、万が一、贋作を取引してしまった場合、取引に費やした代金はそのまま無駄になってしまうだろう。
それを防ぐために、所定の鑑定機関が、東郷青児の作品と鑑定したことを証明する鑑定証というものがある。鑑定証があれば、東郷青児の本物の作品と安心して取引できるため、鑑定証の有無は、取引の際に重要となる場合がある。
人気の高い東郷青児の作品は、多くの買取業者で買取を行っている。作品を売却する方法はいくつかあるが、もし、買取業者への売却を検討している場合は、その買取業者の中から選択する必要がある。
買取業者を選択する基準の1つとしては、買取価格の高さが挙げられる。買取価格が高い買取業者を探す方法として、複数の買取業者に見積を依頼する方法がある。この方法であれば、一番高い見積を提示した買取業者がわかるので、その買取業者と買取について交渉すれば、より高額で売却できる可能性が出てくる、というわけである。
また、見積を依頼する買取業者は、東郷青児の作品に精通し、東郷青児の作品の取引実績が豊富な業者にするといいだろう。取引実績が豊富であれば、市場における東郷青児の作品の価値を把握しているため、提示される見積はより正確な金額であることが期待できるためである。
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