梅原龍三郎は、京都府生まれの洋画家である。浅井忠が主催する聖護院洋画研究所(現・関西美術院)にて絵画を学び、1908年にフランスに留学、そこでフランスの画家であるルノワールから指導を受けた。1913年に帰国した梅原龍三郎は、作品を制作する傍ら、様々な団体の設立に参加するなど、日本の洋画界の礎を築くのに貢献した。戦後も、ヴェネツィア・ビエンナーレの国際審査員を務めたり、文化勲章を受章したり、と活躍し、安井曽太郎とともに「日本洋画壇の双璧」と謳われた。
梅原龍三郎の作品は、フランス留学時に学んだ油彩画に、日本の伝統的な画法を取り入れた煌びやかな色使いと迫力ある独特の画風が特徴となっている。
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梅原龍三郎の絵画の価値とは
油彩画に日本の伝統的な画法を取り入れた独特の画風の梅原龍三郎の作品は、人気が高く、高額で取引される傾向にある。油彩は、数百万円から数千万円で取引されており、人気作や大作となるとオークションなどにおいて1億円以上で取引されることもあり、梅原龍三郎制作の「富士山図」は、オークションで2億8千万円という価格で落札されたことがある。
梅原龍三郎は、シルクスクリーンやリトグラフといった版画も制作しているが、版画については、作品の内容などによるが、人気作となると数十万円で取引されている。テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」において、梅原龍三郎制作のリトグラフが出品されたことがあるが、300,000円と鑑定されていた。
梅原龍三郎の作品の価値を決めるポイントについて
安井曽太郎とともに「日本洋画壇の双璧」とも謳われた梅原龍三郎の作品は、人気が高く前述のように高額で取引される傾向にあるが、作品の価値は、作品の内容や状態など様々な要素により決まるため、梅原龍三郎の作品であっても、場合によっては期待したほどの価格で取引されない事もある。ここに梅原龍三郎の作品の価値を決めるおおよそのポイントについて記載していく。
人気の高い作品
人気の高い作品は、需要も高くなる傾向にあることから、取引価格も高くなる可能性がある。梅原龍三郎の作品は、フランスのカンヌの風景や富士山を描いた風景画、薔薇を描いた静物画、裸婦像などの人物画の人気が高く、それらは他の作品よりも高額で取引される可能性がある。
梅原龍三郎のサインや押印がある作品
作品中に梅原龍三郎のサインや押印がある作品は、取引価格が高くなる可能性がある。作品の価値への影響については、作品の内容や状態などのほうがサインや押印の有無より大きいが、愛好家は、梅原龍三郎のサインや押印がある作品を好む傾向があり、それにより取引価格が高くなる可能性も出てくるのである。
洋画の場合は、キャンバスなどの裏に、サインや作品名などを書いたり印を押したりする場合もあるので、所有している梅原龍三郎の作品のサインや押印の位置を確認したほうがいいだろう。
状態が良い作品
人気が高く、かなりの高額で取引されることもある梅原龍三郎の作品であるが、状態が悪い場合は、作品の価値も下がるため、取引価格も下がる可能性が高い。状態が悪い例としては、日焼けシミ、作品の破れや欠損、カビ、虫食いなどがあるが、これらは、作品を保管する環境が、絵画を保管するのに適していなかったために発生した可能性がある。
作品の価値を下落させないためにも、作品を保管する環境に気を付けて、状態の悪化を防ぐようにしたほうがいいだろう。
鑑定証がある作品
人気が高い画家の場合、別人が制作し、その画家が制作したかのように流通させた作品、いわゆる贋作が存在する場合がある。贋作は、梅原龍三郎が制作したと偽る、という以外存在する意味はなく、作品の価値としては無いに等しい。そのため、贋作を梅原龍三郎の作品として取引した場合、取引に費やした費用は、まったくの無駄になる。
それを防ぐために、鑑定証が存在する。鑑定証は、所定の鑑定機関が、梅原龍三郎が制作した作品と認めた証となるもので、贋作の取引を防ぐためにも、取引の際は、鑑定証の有無が重要となる場合がある。
梅原龍三郎の作品を売却する方法はいくつかあるが、買取業者への売却を検討している場合は、多くの買取業者の中から選択する必要がある。人気が高く需要もある梅原龍三郎の作品を扱う買取業者は、幾つもあるからである。
買取業者を選択する方法であるが、複数の買取業者に見積を依頼して、提示された見積から一番高額の見積を提示した買取業者を選択する方法がある。これならば、交渉にもよるがより高額で売却できる可能性が出てくる、といえる。
また、見積を依頼する買取業者については、梅原龍三郎の作品に精通し、梅原龍三郎の作品の買取について実績が豊富な買取業者に依頼するといいだろう。実績が豊富な買取業者であれば、市場における梅原龍三郎の作品の価値を把握しており、それが反映された見積の価格は、より正確であることが期待できるからである。
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