白州蒸留所 樽出原酒とは、サントリーの白州蒸留所で作られたウイスキー原酒である。白州蒸留所は、山崎蒸留所に次いで建設された2番目の蒸留所だ。白州蒸留所 樽出原酒は、樽から直接ボトリングをされている。そのため、混じり気の無いそのままの香りを味わうことができる。
すでに終売となっており、買取査定額も高い。では、この白州蒸留所 樽出原酒の特徴や鑑定額はどのようになっているのであろうか。白州蒸留所の情報もあわせ、詳しく見ていこう。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
白州蒸留所とは
サントリー白州蒸留所は、南アルプス甲斐駒ケ岳のふもとにある。住所は、山梨県北杜市白州町鳥原地籍2913番地1だ。このウイスキー蒸留所の特徴としては、次のようなものがあげられる。
サントリー2番目の蒸留所
日本で最初にウイスキーを製造・販売をしたのはサントリーである。最初の蒸留所は大阪府三島郡にある山崎蒸留所だ。白州蒸留所は、サントリー誕生50周年を記念して新たに建設された蒸留所である。
ブレンド用モルト原酒を主に製造しているが、シングルモルトウイスキーである白州シリーズも製造・販売をしている。また、2013年よりトウモロコシを主原料とするグレーンウイスキーも製造を開始した。
サントリー天然水南アルプスも製造
白州蒸留所では、ウイスキー以外の飲み物も製造をしている。ミネラルウォーターのサントリー天然水 南アルプスがそれだ。白州蒸留所は南アルプスのふもとに位置している。
南アルプスに降り注いだ雨は花崗岩をくぐり抜け、ミネラルの豊富な天然水となる。白州蒸留所ではその天然水をくみ上げ、無菌環境でボトリングをしている。また、この天然水は白州蒸留所産のウイスキーに、とてもよくあうと言われているのだ。
工場見学ができる
白州蒸留所は工場見学ツアーもおこなっている。有料になるが、ウイスキーとミネラルウォーターの製造の様子を見学できるのだ。また、無料で場内見学をすることもできるが、こちらにはガイドが付かない。
工場内にはウイスキー博物館やショップ、BAR白州などの施設もある。また、バードサンクチュアリで野鳥を観察することも可能だ。
白州蒸留所限定品がある
白州蒸留所では、数々の白州蒸留所限定ウイスキーを製造・販売している。主な限定品は、次のウイスキーだ。
- ・白州:シングルモルト 10~25年
- ・白州:シェリーカスク
- ・白州:ヘビリーピーテッド
- ・白州蒸留所:オーナーズカスク
- ・白州 12年:有田焼瓶シリーズ
- ・白州 25年:リミテッドエディション
- ・白州蒸留所:ヴィンテージモルト
そして、白州蒸留所 樽出原酒シリーズも限定品に該当する。
白州・山崎・響の違いとは
サントリーの代表的なウイスキーといえば、白州と山崎、そして響である。これらのウイスキーには、それぞれに違う味わいがある。まず、白州と山崎はシングルモルトだが、響はブレンドされたウイスキーだ。
響は複数のモルトウイスキーやグレーンウイスキーを、ほどよく飲みやすいようにブレンドして作られている。また、白州は南アルプスの天然水を使用しており、ウイスキーにキレがある。山崎はまろやかで甘みがある。
白州蒸留所 樽出原酒とは
白州蒸留所 樽出原酒の最大の特徴は、樽からそのまま取り出した原酒であるということだ。そのため不純物が一切無く、原酒本来の味わいを楽しむことが可能だ。秘蔵の樽からそのままボトリングをおこなっている。
また、モルト原酒のみをブレンドした樽出原酒もある。どちらの樽出原酒のボトルにも、製造番号が記されている。白州蒸留所 樽出原酒には幾つかの種類があるが、主なものは次のウイスキーだ。
- ・白州蒸留所 樽出原酒 シングルモルト 15年
- ・白州蒸留所 樽出原酒 ピュアモルト 8年
- ・白州蒸留所 樽出原酒 ピュアモルト 10年
- ・白州蒸留所 樽出原酒 ピュアモルト 12年
- ・白州蒸留所 樽出原酒 ピュアモルト 15年
- ・白州蒸留所 樽出原酒 ピュアモルト 20年
これらの樽出原酒は、熟成年数とブレンドの仕方などで区別をされている。
熟成年数の違い
ウイスキーの味わいは、熟成年数に大きく影響される。蒸留をした直後のウイスキーには荒々しさが残るが、樽の中で長年熟成させると荒さが取れ、まろやかさが加わってくる。一般的には、熟成期間が長いウイスキーの方が好まれる傾向にある。
白州蒸留所 樽出原酒には、熟成期間がラベリングされていることが多い。特に15年ものは希少であり、高額で取引をされている。
ブレンド方法などの違い
白州蒸留所 樽出原酒は2つの方法で製造されている。シングルモルトのモルトとは、大麦麦芽という意味だ。そのためシングルモルトとは、1つの蒸留所で大麦麦芽だけを原材料に使用したウイスキーを表している。
また、ピュアモルトとは、シングルモルトをブレンドして製造されたウイスキーのことを指す言葉だ。普通のブレンドウイスキーとは違って、ピュアモルトウイスキーはグレーンウイスキーなどを混ぜあわせていない。
樽出原酒の買取査定相場
白州蒸留所 樽出原酒の参考買取査定額は次のようになっている。また、より高くウイスキーを売るためには、ヤフオクやメルカリでの出品相場を知ることも大事なことだ。
樽出原酒 ピュアモルト 8年
ピュアモルト8年190mlの参考買取査定額は、4,000円となっている。ヤフオクでは、4,000円で出品したものが最終的には8,251円で落札をされている。白州蒸留所 樽出原酒を味わってみたい場合に、最初の候補となるウイスキーの1つだ。
樽出原酒 ピュアモルト 10年
ピュアモルト 10年600mlの参考買取査定額は14,000円だ。ヤフオクでは31件の入札を集め、45,111円で落札をされている。また、メルカリには25,000円の出品がある。
樽出原酒 ピュアモルト 12年
ピュアモルト 12年600mlの参考買取査定額は26,000円だ。ヤフオクでは、34,000円で落札されている。
樽出原酒 ピュアモルト 15年
ピュアモルト 15年600mlの参考買取査定額は35,000円となっている。また、ヤフオクでは190mlが18,000円で落札されている。
樽出原酒 ピュアモルト 20年
ピュアモルト 20年はメルカリでは、500mlが23,000円で取引されている。
樽出原酒 シングルモルト 12年
シングルモルト12年はヤフオクでは190mlが7,000円で出品され、最終的には15,000円で落札されている。また、市場には32,800円で出回っている。
樽出原酒 シングルモルト 15年
シングルモルト 15年600mlの参考買取査定額は、40,000円だ。ヤフオクでは、190mlが16,730円で落札されている。また、700mlの場合は出品が47,250円で、落札が77,000円だ。
17件の入札がある人気商品である。メルカリでは34,000円で取引が終了している。シングルモルト15年は高値で取引できるので、相場を常にチェックしておくとよいだろう。
樽出原酒 ホッグスヘッド樽 1996
ホッグスヘッド樽とは、バーレルを解体した側板を使用してバーレルよりも容量を多くした樽のことである。樽の大きさも、ウイスキーの熟成に影響を及ぼす。ホッグスヘッド樽 1996の600mlの参考買取査定額は37,000円~55,000円である。
また、ヤフオクでは138,000円で出品をされている。
白州蒸留所 樽出原酒を高く売るテクニック
白州蒸留所 樽出原酒ウイスキーの査定を買取業者に依頼する場合に、覚えておくとよいテクニックがある。少しでも高く売るために、これらのテクニックを覚えることは大事なことだ。
未開封のウイスキーを立てた状態で送る
ウイスキーの買取は、未開封が大前提だ。体内に入る飲み物なので、開封済みのウイスキーは安全性に問題があるとみなされる。そのため、開封済のウイスキーには査定が付かない場合もあるのだ。
また、液漏れがあると査定額を減額されてしまう可能性が生じる。液漏れを予防するためには、ボトルを立てた状態で送るとよいだろう。
付属品をそろえておく
白州蒸留所 樽出原酒などのような限定ウイスキーには、化粧箱や保証書が付くことが多い。一般的に買取査定額は、付属品がすべてそろっている状態を想定している。そのため、付属品がそろっていないウイスキーの査定額は低くなることが多いのだ。
特に冊子類は紛失しやすい。保管には万全を期しておこう。
査定額アップキャンペーンを利用
買取業者の中には、時期によって査定額アップキャンペーンなどをおこなうところがある。同じウイスキーでも、査定に出すタイミングによって鑑定額に違いが生じるのだ。特に高額査定が期待できるビンテージものは、受ける恩恵が大きい。
常に買取業者のキャンペーン情報にアンテナを立て、タイミングを逃さないことは大事なことだ。
複数の買取業者に査定を依頼する
ウイスキーの買取査定額は、思わぬことで変動をするものである。実際にテレビドラマの影響で、査定額が高騰したという例もある。買取業者によっては、こうした世の中の動きに敏感に反応し査定額が変動をするところもあるのだ。
また、アルコール飲料専門の買取業者と、何でも買い取る業者では査定額に違いが生じることもある。そのため複数の買取業者に見積もりを依頼し、少しでも鑑定額の高い業者と取引をおこなうのが賢明だ。
まとめ売りを活用する
手持ちのウイスキーの中には、査定額の高いものと低いものがあることだろう。そういった場合には、単品ごとに鑑定を依頼することは避けたほうがよい。査定額の低いウイスキーは、高額なウイスキーと抱きあわせると高く売れるのだ。まとめ売りを活用し、少しでも高く売るよう努めよう。
フリマアプリやオークション
複数の買取業者に査定を依頼したものの、満足のいく査定額が付かないこともあるだろう。そのような時には、メルカリのようなフリマアプリや、ヤフオクのようなネットオークションを利用するという手もある。特にオークションは、その時々の人気に左右されるものだ。
タイミングを見計らい出品をすると、専門業者の査定以上の値が付く可能性もある。メルカリやヤフオクの仕組みを理解し、賢く利用することは有効なテクニックの1つだ。
事前にウェブサイトで無料見積もり
複数の買取業者と交渉するにしても、ヤフオクなどを利用するにしても、事前の見積もりは最低限必要だ。ウェブサイトの中には、一括で無料見積もりを依頼できるものもある。そういったサイトを利用し、見積もり情報を手に入れるとよいだろう。
情報が多いほど、白州蒸留所 樽出原酒を高く売る機会に恵まれ、交渉にも有利だからである。
まとめ
今回はサントリーの白州蒸留所で作られたウイスキー原酒白州蒸留所 樽出原酒の特徴や買取相場、高く買い取ってもらうコツなどをご紹介した。白州蒸留所 樽出原酒は、すでに終売となっており、買取査定額も高い。
今回ご紹介した高く買い取ってもらうコツを参考に、お手元の白州蒸留所 樽出原酒を、ご自身が納得できる価格で売買してほしい。