iPhoneは日本国内ではシェアもトップのスマホとして長らく君臨している。しかし、問題は端末料金や月額料金が他の携帯やスマホに比べて2、3割高いこと。高額になりがちなiPhoneの料金を下げる方法もあるのだが、なかなか普及しない。iPhoneを安く使うのが難しい理由について述べよう。

Apple iPhone 6 / Janitors
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どの携帯キャリアでiPhoneを買っても高い
iPhoneの各キャリアの端末利用料金は、ほぼ横並びで差がない。iPhone 6は、7万円から10万円近くの値段だ。この金額を見て大変高いという印象を受けるのが普通の感覚だろう。たかが携帯電話だが、こんなに高い値段なら、気軽に買う気にもなれない。そこで24回の分割払いで購入することになるわけだ。
差があるとすれば、「MNPや機種変更時にどのくらいの値引きや下取り値引きができるのか」という部分である。同じiPhoneを購入するのに、そこまで考えなければ、より安くより有利に購入できなくなってしまったのだ。

▲当然買取価格も高いiPhone
格安スマホに比べるとiPhoneは高すぎる
iPhoneの月額使用料は、最低で6,500円ほどだ。データ通信容量が2GBだが、格安スマホが1,000円から2,000円程度で使えることを考えれば非常に割高になっている。実際にはその都度キャンペーンや学割、長期利用割引があるので、少しずつ安くなっていく。これに端末代がプラスされるわけだから、月額にすれば8,000円から1万円程度の通信料金になってしまうようだ。
携帯料金を節約するにはSIMフリー端末と格安SIM
そこで、通信料金を節約するためには、アップルが販売するSIMフリーiPhoneを購入し、格安SIMを契約することだ。そうすれば、利用料金は1,000円から2,000円程度に下がるのである。SIMフリーのiPhoneを使いこなす人とそうでない人とで結果的には大きな差がついてしまう。毎月2回ほど飲みに行けるほどの大金だ。しかし、この方法がなかなか浸透しない。

prices / blech
SIMフリーiPhoneは品薄で他機種よりも高額
SIMフリーのiPhoneが広まっていない原因として、10万円ほど一括で現金が必要だということが挙げられる。SIMフリーiPhoneは、一時期販売が休止されていたようだ。そして、最近また販売を再開したようだが、円安による値上げを繰り返しており、iPad Air 2よりも高額機種となっている。

さらに各キャリアのiPhone 6も、割賦販売の問題で10万円以上の値段をつけることができないらしい。そのため、各キャリアではギリギリ10万円以内の端末価格になっているというわけだ。一見安く見えるキャリアのiPhoneを思わず買ってしまうのだ。SIMフリーのiPhoneが高いのは円安の進行が原因の一つだといえる。これから新たにiPhoneを購入する人は、できるだけ毎月の支払いを少なくしよう。
もう一つの壁は格安SIM選び
もう一つ立ちはだかる壁として、乱立する格安SIMサービスが挙げられよう。せっかくSIMフリーのiPhoneを用意しても、格安SIMカードを選ばなければ、安く運用できない。しかし、格安SIMを提供する会社は今では数十社にのぼり、素人にはわからない状態になっている。ネット上には格安SIMを比較するブログ記事など山のようにあるが、そこから自分で情報を取捨選択し、契約するのは面倒だ。

O2 Nano-SIM, Ireland / Tony Webster
iPhoneを安く買うなら
iPhoneを少しでも安く買おうと思っているなら、スマホ専門のスマホのマーケットを参考にしてみてほしい。

スマホのマーケットでは、中古のiPhoneをはじめとした様々な人気スマホが出品されている。特にiPhoneの種類が多く、最新のiPhone Xもリーズナブルな価格で販売されているのでお得に買うことができるだろう。
また、「品質が心配」「使えなくなったらどうしよう」と心配な方もいるかもしれないが、オプションサービスやサポート体制が整っているので安心して利用しやすいのだ。ぜひ参考にしてみてほしい。
安く買うならキャリア以外の選択肢を
iPhoneは、日本国内でもシェアがトップだが、各キャリアの通信料金や円安で端末料金などが値上がりし、できるだけ安く使う工夫が必要だ。SIMフリーiPhoneを購入し、格安SIMを利用すれば、端末代は同じでも毎月の通信料金は2,000円以下に抑えることができるだろう。しかし、そのためには端末購入のための資金を用意し、たくさん発売されている格安SIMから自分で選ばなければならない。