家族や知人の遺品として毛皮を受け継いだけれど、自分の好みでないと感じる場合には買取に出すのがおすすめだ。価値の高い毛皮は需要があるので、高額で取引を行うこともできるだろう。
毛皮を買い取ってくれる業者はたくさんあるが、買取業者はどこも同じではない。少しでも高値で売却するためには買取店をしっかりと選ぶことが肝心なのである。
そこで今回はおすすめの毛皮買取店と毛皮を高値で買取ってもらうために知っておくべきことを紹介する。

Saga Mink Fur Coat / HousingWorksPhotos
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
毛皮の買取をしてくれるおすすめの業者
毛皮の買い取りにおいて重要なのは、それが何の毛皮であるかである。これは毛皮の買取価格を大きく左右するので、ぜひチェックしておきたいポイントだ。
また、毛皮にも非常にたくさんの種類があり、同じ素材であってもサイズなどによっても価値が変わる。その動物がオスであるのか、メスであるのかという点も大いに査定価格に反映され、天然か養殖かも査定では非常に重要なポイントになるといえる。
そのため毛皮の本当の価値のわかる買取店に相談しなければ、毛皮が正しい価値で買取られないのだ。毛皮を少しでも高く売却するためには買取業者選びが非常に重要となってくる。
毛皮の買取なら「買い取りプレミアム」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
毛皮の買取店として有名なのは「買い取りプレミアム」だ。ここでは365日、24時間買い取りの受け付けをしているので、いつでも気軽に相談できる。買取実績が非常に豊富で、毛皮の知識が豊富な査定士が査定をしてくれるので高値で売却できると評判だ。
また、スタッフの対応も非常に親切で、気持ちよく売却ができる。
多少の傷があっても買取をしてくれる「福ちゃん」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「福ちゃん」では、毛皮に多少の痛みや傷があっても買取が可能である。冬の寒い時期に需要が高まる毛皮だが、福ちゃんでは季節を問わず買取をしてくれる。福ちゃんにおいても専門の鑑定士が毛皮の査定をしてくれるので、毛皮の価値にあった買取価格が提示されるだろう。
対応のはやさなら「スピード買取.JP」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
スピード買取.JPでは、電話での査定依頼から最短30分でプロの鑑定士が自宅に出張査定に来てくれる。毛皮の買取経験豊富な鑑定士による査定が受けられるので、高値での買取が可能。また、自宅へ出張査定に来てもらう費用もかからない。
さらに他店の査定価格が1円でも高かった場合には、それよりも高値で買取をしてくれる。はやさを求める人と少しでも高値で買い取りをしてもらいたい人にはおすすめの買取業者だ。
毛皮は種類ごとに買取価格が変わる
毛皮にはさまざまな種類があるが、毛皮の種類を知っておかないことには買取店との取引がうまくいかない場合もある。そのため、買い取りに出す前に毛皮の種類について知っておこう。
毛皮の中でも人気のあるのは襟巻で有名なフォックスや子羊の毛皮であるラム、毛皮の代名詞ともいえるミンク、ふわふわの肌触りで手ごろな価格のラビットなどがあげられる。ただ、同じフォックスであってもシルバー、ブルー、シャドーというように細かく分類されている。
どのような製品であるかも買取価格には大きく影響し、ショートコートやポンチョは使い勝手が良いため需要が高いといえるだろう。さらに襟元だけに毛皮を使用している製品であっても、高値で売ることは可能だ。
また、買取店によっても買取金額に差が見られる。独自の流通ルートで転売できる買取店であれば比較的高く買い取ってもらえるといえるだろう。
先ほど紹介した買い取りプレミアムや福ちゃん、スピード買取.JPは日本全国に支店を持ち、独自の転売ルートを持っているため高値で買取をしてくれる。この3店であれば査定も無料で行ってくれるので、どの買取店がより高値を付けてくれるかを比較してみるのもいいだろう。
世界三大毛皮は高値がつく可能性あり
毛皮には特に高値で取引される種類があり、それらは「世界三大毛皮」と呼ばれている。もし、遺品として受け継いだ毛皮が世界三大毛皮のひとつであれば、非常に高額での取引が可能であるといえる。世界三大毛皮というのはセーブル・リンクス・チンチラの3種類を指す。これらは素材としての品質が他の毛皮に比べても圧倒的に高く、新品の場合には数百万円から数千万円といった値段がつけられていることもある。
ロシアンセーブルは最高級品
セーブルというのは日本では「クロテン」と呼ばれている動物の毛皮である。セーブルの産地にはロシア、アメリカ、カナダなどがあるが、そのなかでもロシアで生産されているセーブルは別格であり毛皮の最高級品として扱われている。
このロシアンセーブルは、非常に寒い地域に生息しているため長い毛足が特徴で保温性に優れているのが特徴。さらに耐久性があり、やわらかくてしなやかなことも人気の秘密だ。
セーブルはかつて王侯貴族だけが着ることを許されていたほど格式高い毛皮であり、密度の高い毛並みとシルキーな肌触りを持つセーブルは現在でも毛皮の王様と言われている。
オオヤマネコの毛皮、リンクス
世界的にも希少な動物であるオオヤマネコの毛皮であるリンクスは、美しい斑点と柔らかく密度の高い毛が特徴。野生のオオヤマネコが減少したことから毛皮として捕獲することは世界各国で禁じられているため、新しいリンクスの生産が不可能になっている。そのため現在では再利用されて売られていることが多く、希少価値が高いうえに需要もあるので高値がついているのだ。
また、希少価値があるだけでなくリンクスの長い毛と美しい斑点模様は世界中のセレブをとりこにしてきた。全身に見られる斑点模様はおなかにまで続き、おなかの最もやわらかい毛だけで作られた毛皮には驚くような値段がつけられている。
ふわふわやわらかい毛が人気のチンチラ
チンチラの特徴は何といっても刺し毛がなく綿毛だけでできていること。密度の高い綿毛は非常にふわふわで柔らかく、軽くて暖かいことから女性用のコートとしても人気がある。
また、チンチラはネズミの種類であるために個体が小さいことでも希少価値が高くなる。さらに非常に繊細な毛皮であるため黄ばみや汚れに弱く、しっかりと手入れをしないことにはすぐに劣化してしまう。そのためすぐに傷んだとしても、極上の肌触りを楽しみたいといった贅沢趣向の人向けの毛皮であるともいえるのだ。
ブランドタグが付いているかどうかも重要
遺品から譲り受けた毛皮に価値があるかどうかというのは、毛皮にブランドタグが付いているかどうかでも簡単に見極めることができる。というのも毛皮は生産地ごとに独自のブランドを立ち上げていることが多く、ブランドのタグをつけることでその品質を保証しているのだ。特に養殖のミンクなどにつけられることが多くみられ、ブランドのタグが付いている毛皮であれば高値がつくことが期待出来る。
しかしながら、ブランドのタグは偽物なども多く出回っている。そのため、偽物であると判断されてしまわないためにも、買取経験の豊富な信頼できる買取店に依頼する必要があるのだ。
では毛皮のブランドタグを紹介していこう。
サガファー(SAGA)
サガファーというのはノルウェーやフィンランド、スウェーデン、デンマークといった北欧で生産される毛皮につけられるブランドであり、一定の基準を満たした毛皮のブリーダーに管理された組織の名前でもある。
正式な名称は「サガファー・オブ・スカンジナビア」であり、サガファーの厳しい審査を通過した毛皮にのみサガファーのタグがつけられている。「サガミンク」や「サガフォックス」、「サガロイヤル」と呼ばれることもあり、日本でも最も流通量が多い毛皮のブランド。そのためサガファーのブランドタグがつけられている毛皮は非常に注目されている。
アメリカンレジェンド
北米産のミンクの中でも、一定の基準を満たしているものにはアメリカンレジェンドのタグがつけられている。アメリカンレジェンドの中でも美しい漆黒のブラックミンクは「ブラックグラマ」と名付けられ、高い品質が保証されている。ブラックグラマはビロードのような滑らかな手触りが特徴的であり、ミンクの中でも特に人気がある。
アメリカンウルトラ
アメリカ産の養殖ミンクの登録商標であるアメリカンミンクは、サガミンクよりも高い評価を受けているミンクブランドだ。アメリカンウルトラにはランクがあり、ラベルに描かれている星の数でそのランクを知ることができる。5つ星がアメリカンウルトラの中で最高級品であり、非常に希少性が高いといえる。
エンバ(EMBA)
日本の毛皮ブランドであるエンバは、上品な毛皮を販売していることでも知られている。エンバはミンクだけでなくセーブルやフォックス、リンクスキャットなども扱い、国産であることから国内のファンも多いブランドだ。中古市場においても取引がさかんで、相場も安定しているため、エンバのブランドタグが付いている毛皮は高値での買取が期待できる。
高く売るためには手入れも重要
家族や知人の遺品として受け継いだ毛皮が世界三大毛皮の一つである場合や、ブランドタグが付いている毛皮であっても、毛皮はその状態によって買取価格が左右される。そのため買取に出す前にはしっかりと手入れをし、少しでも状態を整えておこう。毛皮は長い間クローゼットに片づけられている状態であれば、カビや虫食いの被害にあう危険性もある。定期的に虫干しを行い、ブラッシングしておくのもおすすめだ。
さらに、少しでも良い状態で売却を考えるのであれば、できるだけ早めに査定を依頼しよう。というのも毛皮が劣化し、買取価格が下がってしまう前に売却するとより高値がつくといえるのだ。
その他にもオークションやフリマアプリ、ヤフオクなどに出品されている毛皮の相場を確認し、大体の買取価格のイメージを掴んでおくのも役に立つ。ただ、インターネットのオークションなどでは毛皮に詳しいプロの鑑定士による査定が受けられないので、実際に買取に出す場合には買取店に相談するのが最善であるともいえる。