サントリーの響21年は、輝かしい受賞歴を持つ高級ウイスキーだ。世界的な評価と知名度が高い響21年は、国内外から高い人気を集めており、価格も高騰し続けている。自宅に眠っている響21年を売れば、思わぬ高値がつくかもしれない。
ただし、売り方を間違えると減額されることもあるので要注意だ。ここでは、響21年の買取相場やボトルの種類、高値で売るコツなどを紹介していく。事前に買取相場を知って損をしない取引を実現させよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
響21年のボトルの種類
響21年はボトルの種類が多く、どのボトルが使われているかによって買取価格も違ってくる。まずは響21年にどのようなボトルがあるのか、把握しておこう。
スタンダード21年
現在、現行品として販売されているのは、24面カットの透明なガラスボトルに入った響21年だ。通常酒屋などで販売されており、響21年の中で最も手に入れやすいボトルである。
旧ボトル
現行ボトルと旧ボトルは見た目がとても似ているが、箱やキャップ、表ラベルや裏ラベルに違いがある。旧ボトルはキャップや表ラベルに金色の花のロゴがあるため、現行ボトルと見分けるときに役立つ。
70周年記念ボトル
70周年記念ボトルは現行品や旧ボトルと異なり、響21年がカガミクリスタルボトルに入っている。表ラベルには70周年のマークが大きく入り、特別な存在感を放っている。
意匠ボトル
響21年の限定ボトルとして販売された意匠ボトルは、富士山などの景色が美しく描かれており、発売後まもなく完売となった人気商品だ。日本らしい独特なデザインは、海外のウイスキーファンからも高い人気を集めており、現在ではプレミアム価格で販売されることが多い。
響21年有田焼
響21年には、日本の伝統工芸品とコラボしたスペシャルボトルがある。まず始めに発売されたのは、井田柿右衛門の名品を参考に制作された有田焼 色絵松鶴梅鶉文八角瓶だ。
その後も岩尾對山窯が制作に携わるなど、さまざまな名匠・巨匠とコラボした有田焼ボトルが販売されている。響21年有田焼は600本の数量限定販売となったため、希少価値が高く、入手するのは非常に困難だ。
響21年九谷焼
スペシャルボトルとして有田焼と同様に販売された九谷焼ボトルには、巨匠三浦銀三の美しい孔雀のデザインが用いられるなど、日本の職人技が詰め込まれている。有田焼と同様に九谷焼ボトルも600本しか販売されなかったため、買取価格はスタンダードの響21年より高額になる。
響21年の買取相場
響21年を高値で売るためには、事前に買取相場を知っておく必要がある。事前に相場を把握しておけば、満足のいく取引を実現できるだろう。
現行品の買取相場
状態のいい現行品であれば、おおよそ22,000円~28,000円前後で買取される。他のボトルと比べると、現行品の希少価値はそれほど高くないため、買取相場も一番低い。
旧ボトルの買取相場
響21年は現行品と旧ボトルを比べると、旧ボトルの方が入手しにくいため、自ずと買取価格も高くなる。旧ボトルはおおよそ30,000円~40,000円前後の価格で買取されているため、現行品よりも約10,000円ほど高く売れる。

意匠ボトルの買取相場
意匠ボトルには日本らしさを感じさせる特別デザインが描かれているため、特に海外から高い人気を集めている。数量限定で発売されて希少価値が高いこともあり、状態のいいものであれば50,000円~100,000円前後の高値がつく。
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スペシャルボトルの買取相場
スペシャルボトルとして販売された響21年有田焼と響21年九谷焼は、ともに限定品だったことから一般的なスーパーや酒屋などで入手するのが難しく、希少価値も高い。そのため、他のボトルに比べて買取価格も数万円ほどアップする。
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スペシャルボトルの相場は100,000円〜150,000円前後となっているが、響21年九谷焼 吉田屋風色絵雲龍文扁壺形瓶であれば、200,000円以上の高値がつくこともある。同じスペシャルボトルでもデザインによって買取価格が異なるため、具体的な買取価格を知りたい場合は、試しに査定を受けてみるといいだろう。
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今後は相場が急騰する可能性もある
ジャパニーズウイスキーの人気の高まりとともに、近年は響21年の買取相場も上昇傾向にある。今後さらに買取相場が急騰する可能性もあるため、日頃からこまめに相場をチェックし、売るタイミングを見逃さないようにしよう。
響21年を高く売るコツ
せっかく響21年を売るなら、少しでも高値で買取してもらいたいというのが本音だろう。響21年は少し工夫するだけで、買取価格に大きな差が出てくる。高く売るコツをすべて実践すれば、納得のいく取引ができるだろう。
付属品も一緒に売る
ボトルだけでなく付属品の箱なども一緒に売ると、高額買取につながる。箱が無いだけで買取価格が数千円ほどダウンすることもあるので注意しなければならない。特に、有田焼や九谷焼などのスペシャルボトルは、コレクション商品として付属品の有無が大事なポイントになってくるため、元箱などが無い場合は大きく減額されることもある。
箱など付属品が無くても買取自体は可能だが、あるのとないのとでは買取価格に大きな差が出ることは覚えておいたほうがいい。響21年を購入したら、箱などの付属品も捨てずにきちんと保管しておこう。
劣化を防ぐ
ウイスキーは正しく保管していないと、中身やボトルが劣化して価値が下がってしまうことがある。当然ながら、状態の悪いウイスキーは高価買取が難しくなってしまうので要注意だ。ボトルに傷やヒビがあると、香りが劣化する可能性もあるので、日頃から保管場所には注意したほうがいい。
ボトルやラベルがきれいで、ウィスキーが目減りしていない保存状態の良いものであれば高価買取が期待できる。日頃からウイスキーの取り扱いには細心の注意を払おう。
ボトルを掃除する
響21年を長期間保管していると、ホコリをかぶっている場合が多い。床下収納で放置されていたものだと泥などで汚れていることもあるので、汚れを取り除いてから査定に出そう。わざわざ掃除するのは面倒かもしれないが、見た目を綺麗にするだけで査定時の印象が大きく変わるので、多少時間がかかってもきちんと掃除したほうがいい。
取れない汚れは無理して掃除する必要はないが、ホコリや泥汚れなどは綺麗にしておこう。汚れたまま査定に出すと、大きく減額されることもあるので要注意だ。
未開封のまま売る
同じ響21年でも、未開封品と開封品では買取価格が大きく違ってくる。ウイスキーは一度開封してしまうと、香りがゆっくりと飛んでいき、本来の価値が損なわれてしまう。そのため、飲みかけのウィスキーは買取してもらえないケースが多い。
ただし、買取業者の中には空ボトルの買取に対応しているところもある。開封品を売りたい場合はそのような業者に一度相談してみるといいだろう。
まとめて売る
お酒はバラバラに売るよりも、まとめて売ったほうが査定価格が上がりやすい。響21年の他にも要らないお酒があるなら、一度にまとめて査定に出そう。
お酒買取専門店に売る
響21年のような高級ウイスキーを売る場合は、一般的な買取業者ではなく必ずお酒買取専門店に売るようにしよう。お酒買取専門店なら豊富な販売ルートを確保しているため、高値をつけてもらいやすい。
専門的な知識を有するバイヤーがお酒1点1点を丁寧に鑑定してくれるので、安値で買い叩かれる心配もない。適正価格をつけてもらえるため、ウイスキーに関する知識がない人も、安心して取引できるだろう。
買取業者の比較検討をする
納得いく取引をするためには、買取業者の比較が欠かせない。買取業者によって査定額も異なってくるため、売る前に必ず相見積もりをして、一番高値で買取してくれそうな業者を探し出す必要がある。
また、買取価格だけでなく、サービス内容を比較することも大事だ。宅配買取など便利なサービスのある買取業者であれば、地方に住んでいる人も気軽に利用しやすい。響21年を売るときは、事前に各買取業者のホームページをチェックして、どのようなサービスがあるのかよくチェックしておこう。
ウイスキーの正しい保管方法
響21年を長期間保管していると、状態が悪くなってしまい、高値で売るのが難しくなることがある。せっかく高値で購入した響21年を台無しにしないためにも、まずはウイスキーの正しい保管方法を把握しておこう。
冷蔵庫での保管はNG
ウイスキーは冷蔵庫保存に向いていないお酒だ。すぐに消費してしまうのであれば冷蔵庫に保管しても問題はないが、長期間保管するのであれば別の場所を選んだほうがいい。
アルコールを長期間保存する上で重要になるのは湿度だが、冷蔵庫の中は強烈な乾燥状態にあるため、アルコールと水分が揮発して劣化しやすくなる。ウイスキーなどの酒類は冷えると香りが揮発しにくくなってしまうため、ウイスキー本来の良さが損なわれてしまうデメリットもある。
冷蔵庫は1日に何度も開閉し、温度も不安定なので、長期間の保管場所としては不向きだ。冷蔵庫に保管されている他の食材の匂いがウイスキーに移ることもあるので、冷蔵庫での保管は極力避けたほうがいい。
冷暗所に保管しよう
ウイスキーの保管場所に一番適しているのは冷暗所だ。冷暗所であれば紫外線が入ってくることもなく、常に一定の温度と湿度が保たれているため、ウイスキーの品質を長期間維持することができる。
ウイスキーにとって紫外線や高めの温度は大敵なので、基本的に洞窟内に保管されていることが多い。ウイスキーの保管に適しているのは、室温10~15度、湿度60~70度くらいの場所なので、そのような場所に保管しておけば安心だ。
ワインセラーに保管するのもアリ
自宅に冷暗所がない場合は、ワインセラーに保管しておくといいだろう。ワインセラーは温度や湿度、暗さなどを自由に調整できるため、ウイスキーの長期保管場所として適している。将来、響21年を高値で売りたいと考えているのであれば、早めにワインセラーを購入しておこう。
まとめ
今回は響21年の買取相場・査定情報をご紹介した。響21年は現行品や旧ボトル、限定品などがあり、種類によって買取額も大きく変わってくる。また、商品の状態や売却先によっても買取額に差が出るため、当記事で注意ポイントをしっかり確認しておこう。
もし響21年が手元にあってすぐに売却する予定がないのなら、保管方法に細心の注意を払わなければならない。安く買い叩かれることがないように、売却するそのときまで大切に保管してほしい。