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シンガポールの不用品買取・リサイクルショップ情報まとめ

読了目安:10分
更新日:2021/05/11
公開日:2018/02/02
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先進国などでは、『もったいない』ことがないように、3Rでゴミの減量化の努力を各国でしている。もちろん日本でもゴミの減量化は当然のこととして定着し、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)が行なわれている。

ふと日本以外のアジア地域の国ではどうなっているのか疑問に思い調べてみたくなった。国際的なシンガポールなら日本と比べて参考になり面白いのではないかと考え、ゴミ事情と併せてシンガポールの不用品買取・リサイクルについて探ってみることにした。

シンガポールのゴミ事情

日本でも県や市など地域によって、ゴミ事情は様々だ。ゴミの収集方法も違えば、可燃・不燃のゴミ分別の仕方も異なる。これはゴミの焼却炉や集積地などに左右されるようだが、シンガポールではいかがなものだろうか。

大幅増加していえるゴミ

シンガポールではゴミを分別する習慣がないそうだ。しかも経済発展とともに増え続けるゴミの量に無頓着だった。1970年は1日1,260トンだったゴミの量が、2014年には1日8,338トンと約6.6倍に増えた。このように増え続けるゴミのため、焼却炉も捨てる場所であるセマカウ島も、キャパシティオーバーの状態になりつつある。

集積地のセマカウ島は、2035年には満杯になると予測され、リデュース・リユース・リサイクル活動を奨励してはいるが、まだまだ結果が出ずにシンガポールの環境庁は躍起になっている。ごみを捨てる際のゴミ袋を有料化してPRE-PAID袋にするとか、ゴミを大量に捨てるところはお金を徴収するとかいろいろ画策しているようだが、未だきちんとした“制定や義務化”には至らずに“推奨”止まりとなっている。

シンガポールの驚くべきゴミ捨て方法

日本からの観光客も多いシンガポールは、緑が豊かなガーデンシティで道端にゴミやたばこの吸い殻も落ちていない美しい街であり、ポイ捨ては高い罰金を徴収されるというイメージをお持ちではないだろうか。確かに道や公園内には50メートルと空けずにゴミ箱が設置され、直ぐにゴミを捨てられるようになっているし、罰金も高いため道端などにポイ捨てをすることはないようだ。

しかし問題は、何でもただゴミ箱に捨てればよいという姿勢である。ごみをわざわざ袋に入れて捨てたり分別をしたりするという習慣が、シンガポールには全くと言っていいほどない。

HDB(日本の公団住宅のような住まい)の捨て方

シンガポールの80%ほどを占めている高層住宅(HDB)の場合は、各戸のキッチンにダストシュートが備えつけられているので、好きな時に好きなだけそのダストシュートにゴミを捨てるという。

ダストシュートの間口は縦25~30センチに横30~35センチ位なので、その間口を通る大きさのゴミであれば、袋などに入れずにそのまま文字通り投げ捨てるのである。しかも紙屑からプラスティック、缶や金属でも気にせずそのダストシュートに投げ込むのだ。日本では考えられない捨て方である。

一戸建ての捨て方

一戸建ての場合は、午前9時にゴミ収集トラックがくるので、ゴミをゴミ袋に入れてきっちり口を縛って自宅前に出すという。日本と似たゴミの捨て方だが、シンガポールではゴミ袋の規定はなく何の袋でも構わない。

しかも日曜日も含めて、毎日トラックが収集しにくるというのだ。この捨て方が続く限り、シンガポールのゴミのリデュースはあまり期待できそうにないと思われる。

環境庁推奨のゴミの捨て方

一般的には、一般ごみリサイクルゴミの2種類に分別するように環境庁では推奨している。リサイクルゴミは、日本のようにアルミ缶・ペットボトル・ガラスびん・紙類などに細かく分ける必要はなく、リサイクルするものかそうでないかだけ分けて捨てる簡単な方法になっている。

集合住宅や学校などの公共の建物の前には、アルミ缶・ペットボトル・ガラスびん・紙類に分別して捨てられるように、整然とゴミの種類別にゴミ箱が置かれている。だが、わざわざそこに持ってくるよりキッチンからダストシュートに投げ入れる方が簡単だ。そのため、なかなか利用者も増えずにいるようだ。

新しいゴミ収集方法

新しく建てられたコンドミニアムやHDBは、PWCSというバキュームゴミ収集システムが採用されている。これは空気の力で地下に埋め込まれたパイプをゴミが通って、自動的にゴミ集積所まで運ばれるというシステムである。清潔で便利であるが、ゴミのリデュースには役立ちそうにない。

ゴミの料金

ゴミ袋は有料ではないし分別もせずにゴミを捨てているので、シンガポールのゴミ出しは無料と勘違いされるかもしれないが、そうではない。

国民の80%が住むHDB(日本の公団のような集合住宅)は、1ヶ月毎に7.49シンガポールドル、また一軒家は1ヶ月毎に24.81シンガポールドルをゴミ収集の代行をしているSingapore Powerという民間企業に毎月支払っている。

ここでお気付きだろうか。毎月ゴミの料金を支払ってはいるが、その料金は一定でありゴミの量と相関がない料金体制なのだ。つまり、どんなに大量のゴミを出しても1か月間の料金は同じというわけだ。罰金大国のシンガポールがこれでは、個々のごみに対する意識が高まるとは思えない状況だ。

シンガポールのリユース(Reuse)

ゴミを減らす手段の一つであるリユース。日本では、不用な衣服・家電・家具などをサイトや掲示板などであげたり売ったり交換したり、リサイクルショップに買い取ってもらったりしている。便利なアプリなどを使って、売る経験をした人も多いのではないだろうか。日本とゴミ事情がこれだけ違うシンガポールのリユースは、どんなものだろうか。

リサイクルショップ

ゴミを削減する3RのひとつReuseを推進するために、シンガポールでもリサイクルショップを上手に利用することが大切だ。自分の不用品が誰かの必要品になり、ゴミを減らすこともできて一石二鳥の効果があるのだから使わない手はない。

そこで、シンガポールのリサイクルショップについて掘り下げてみよう。

Salvation Army 救世軍

シンガポールでは不用になった衣服・家電・家具などを救世軍に寄付している。そして、集めた不用品を救世軍が運営するリサイクルショップで販売するのだ。救世軍が運営するリサイクルショップの名は、『Salvation Army 救世軍』。

救世軍では、1935年よりリサイクルショップの運営も大事な活動の一つとなっていて、利益は救世軍の社会福祉事業に還元され、リサイクルショップの雇用は社会貢献になっている。シンガポールで5店舗展開していて、雨天でも30名ほど店舗に買いに来る盛況ぶりだ。

リサイクルショップにある不用品は、市内にある7か所のドネーションBOXに市民が入れた不用品を回収して集めてくる。その他にも、倉庫の入口で市民から直接不用品を受け付けている。

・webサイト:http://www.salvationarmy.org/singapore/

The Salvation Army Family Thrift Store

Praisehaven Mega Family Thrift Storeは、3階建ての建物で100坪ほどの倉庫もある、広大な敷地のシンガポール最大のスリフトショップ。ブライダル用品まで品揃えがあるのだから恐れ入る。

アドレス
356 Tanglin Rd, シンガポール 247674
TEL
+65-6288-5438
営業時間
月~土10:00~18:00

Shop@REDCROSS

Shop@REDCROSSは、赤十字社が運営するスリフトショップ。

アドレス
62 Jln Khairuddin, (Opera Estate)シンガポール 457524
TEL
+65-6664-0500
営業時間
金曜日のみ営業10:30~15:30

Minds Shop

こちらのMinds Shopは、知的障害者の社会の発展と繁栄を促進する世界規模の福祉団体が運営している。知的障害者の発展と福利を高め、知的障害者の職業訓練の場ともなるショップだ。

店舗名
MINDS Shop @マーガレット
アドレス
800マーガレットドライブ、シンガポール149310
Tel
6473 1148 ext 304

店舗名
MINDS Shop @ Woodlands
アドレス
30 Woodlands Ring Road、Singapore 737883
Tel
6366 3966 ext 238
営業時間
火曜日~木曜日、午前10時~午後3時

店舗名
MINDS Shop @ Rosyth
アドレス
29 Rosyth Road、Singapore 546190
Tel
6282 4852 ext 117

店舗名
MINDS Shop Plus @ NTUC Healthcare
アドレス
Blk 71 Redhill Road、#01-29、Singapore 150071
Tel
6473 8223
営業時間
火曜日~日曜日、午前9時~午後6時

New2U Thrift Shop (SCWO)

スリフトショップのパイオニア的存在が、このNew2U Thrift Shopだ。女性の地位向上とエンパワーメントを促進しているNPO組織であるシンガポール女性団体協議会(Singapore’s Council of Women’s Organisations=SCWO)が運営している。それだけに、女性・子ども向けのアイテムが多い。

MRTブギス駅やシンがポール美術館・国立博物館などの観光スポットからも歩いて行けるアクセスのよい立地だ。

アドレス
96 Waterloo St, シンガポール 187967
Tel
+65-6837-0611
営業時間
月~金10:30~14:30

Cash Converters

オーストラリア西部のパースで店舗として1984年に始まり、今日では世界中の24カ国に530店以上の店舗を持つ国際フランチャイズで、現金(Cash)と交換してくれる(Converters)という分かりやすいショップ名だ。

このリサイクルショップは、なんとシンガポール環境庁の認可を受けたお墨付きのリサイクルショップであり、TVやオーディオ製品、電化製品、コンピュータ、デジタル小物などから、スポーツ用品、楽器など多岐に渡る不用品を適正価格で買取ってくれる。

webサイト:www.cashconverters-asia.com

店舗名
Ang MO Kio
アドレス
Blk 710A Ang Mo Kio Ave 8 #01-2625, シンガポール 561710
Tel
+65-6453-8858
営業時間
10:30~21:00

店舗名
Jurong Eastジュロンイースト
アドレス
135 Jurong East Street 13, シンガポール 600135
Tel
+65-6569-7085
営業時間
10:30~21:00

店舗名
Toa Payoh
アドレス
Blk 192 Toa Payoh Lor 4, #01-674, シンガポール 310192
Tel
+65-6354-3380
営業時間
10:30~21:00

店舗名
BedokNorth
アドレス
Blk 206 Bedok North Street 1, #01-355, シンガポール 460206
Tel
+65-6244-8050
営業時間
10:30~21:00

シンガポールのゴミ対策の未来

今、シンガポールの環境庁はゴミの減量化のために、日本のようにゴミ袋を有料化にしてPRE-PAID袋制をつくり、ゴミをたくさん出す人はお金を払って捨てるような方針を目論んでいる。シンガポール人の気質は『キアス』といって損得勘定が鋭いので、ゴミを捨てる量に対してお金を徴収すると決まれば、手の平を返したようにゴミが減ってくることだろう。

そんな気質のシンガポール人なので、直ぐにゴミの減量化が進むと共にごみを減量するための方法としてリデュース・リユース・リサイクルのシステムが構築されゴミ捨てへのよい環境が整ってくることは想像に難しくない。また、リユースの促進に伴いリサイクルショップもますます活況を増すに違いない。

環境庁は今後、リサイクル率を60〜70%にまで上げる目標を掲げている。だが単にシンガポールの環境庁の努力だけに頼らず、シンガポールにお住いの個人レベルでのゴミに対するイノベーションを高めて意識改革をすることが大切だと筆者は思う。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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