18金などの貴金属は、買取査定でも比較的高額な金額がつく品物と言える。ヤフオクにもこのような貴金属の製品が数多く出品されており、なかには高額な金額で落札されているものもある。
今回は、このヤフオクでの18金、金、銀製品の落札相場についてご紹介したい。オークションは入札によって価格が上がるため、買取査定で提示された金額よりも高く売れることがある。このような特徴を知っておけば、手持ちの製品を処分するときにも有利な選択がしやすくなるだろう。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
18金製品の落札相場
18金は、ネックレスや指輪といったアクセサリーにもよく用いられる素材だ。18金には金が約75パーセント、銀や銅などのほかの金属が約25パーセントほど含まれる。
実のところ、このような配合の18金はアクセサリーなどに加工するのに最適な条件を備えている。柔らかい素材である金は、加工しやすいというメリットがある反面、配合率が高いと破損しやすくなるのが難点だ。18金の場合は、適度な硬さと柔らかさを備えており、精巧な細工がしやすい。
ヤフオクで取引されている18金製品の種類
ヤフオクに出品されている18金製品で、とくに多いのがアクセサリーだ。指輪やネックレス、ピアスなどは、さまざまなタイプのものが出品されている。この手のアクセサリーには、ダイヤモンドやルビーといった宝石がついているものもある。
同じ18金でも、イエローゴールドやホワイトゴールドなどに素材がわかれており、品物のバリエーションは幅広い。また、カルティエ(Cartier)やパテック・フィリップ(Patek Phillippe)をはじめとする有名ブランドの時計も、ヤフオクでは広く取引されている。
素材に18金を使用している時計は、宝飾品としての価値があるため、一般の時計とは少し取引価格も変わってくる。このほかにも、18金のコインなどがヤフオクでは取引されている状況だ。
18金製品の取引価格
18金製品の最低の落札価格は1円、最高の落札価格は800万円台となっている。ちなみに、18金製品の落札価格の平均は約2万円。高額な金額で落札されている品がある一方、1円という安い金額で取引されている品も見られる。
最高価格で落札されたのはどんな商品か
800万円台という高い値がついたのが、20カラット以上の大きなブラックオパールと、5カラット以上のダイヤモンドがあしらわれた1品だ。こちらの品は、上部にペンダントトップがついており、ネックレスとしても帯どめとしても使えるのが特徴。出品されたときの金額は1円だったが、最後は800万円台で落札された。
この品物の場合は入札件数が100件と多く、オークションの開始後、徐々に金額が上がっていったと考えられる。
そのほかの高額落札商品
また、約350万円で落札されたのが、オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)の腕時計。18金のピンクゴールドが使用されたこちらの腕時計は、新品の未使用品であり、出品された時点ですでに高額な金額がついていた。
少し珍しい品としては、ラルス・イヴァルソン(Lars Ivarsson)のパイプなどが挙げられるだろう。一部分に18金が使われたこちらのブランドのパイプは、1千円からオークションが始まり、最後は300万円台で落札されている。
そのほかの金製品の落札相場
ヤフオクでは、18金以外の金製品も多く取引されている。例えば、90パーセント以上の金を含む24金の製品などは、18金の製品と同様に高い金額で落札されることが多い。また、18金より金の含有量が少ない14金の製品も、比較的落札価格が高くなっている状況だ。
ヤフオクで取引されている24金製品の種類
24金製品の場合、品物のバリエーションは18金よりも幅広いと言える。24金は金の含有量が多く、柔らかい性質を持っている。ヤフオクでは、24金のネックレスや指輪といったアクセサリーが多く取引されているが、そのほかの品も少なくない。
例えば、海外の記念メダルやコインの出品数が多いのが、ヤフオクの24金製品の特徴。オーストラリアやアメリカなどで発売されたメダルやコインが数多く出品されており、広く取引がおこなわれている。
また、インゴットや仏像、バカラ(Baccarat)のグラスといった品も見られ、18金とは品物の種類が少し異なるのが24金の場合だ。
24金製品の取引価格
ヤフオクで取引されている24金製品の場合、落札価格の平均は約2万円。最低価格は1円、最高価格は500万円台となっており、18金製品と同様に落札価格にはかなりの差がある。
ちなみに、500万円台で落札されたのは24金のインゴット。重さが約1キログラム、厚さが約7ミリのこのインゴットは、やや傷や擦れなどが見られたが、500万円台という高い金額で取引がおこなわれた。
また、140件以上の入札があったある仏像は、130万円台で落札された1品だ。有名な仏師である舟谷喜雲が制作したこちらの仏像は、24金の聖観世音菩薩立像。ちなみに、この仏像の底の部分には造幣局の刻印が入っている。
ヤフオクで取引されている14金製品の種類
出品されている14金製品には、アクセサリーや時計はもちろん、楽器や筆記具なども見られる。パウエル(POWELL)のフルートやパイロット(PIROT)の万年筆、メガネなどが出品されている点は、14金製品の1つの特徴になっている。万年筆の場合は、ペン先の部分に14金が使用されているケースが多い。
14金製品の取引価格
ヤフオクでの14金製品の落札価格の平均は、約1万8千円となっている。最低価格は1円であり、18金や24金の製品とあまり変わらない。最高価格は、190万円。
ちなみに、最高値である190万円で落札されたのは、ケースに入った状態で出品されたパウエルのフルートだ。こちらの品は、オーバーホールや部品の交換などが済んでおり、状態もよかった。
時計では、14金を使用したロレックス(ROLEX)の時計に120万円という高い金額がついている。この時計は、ロレックスのプリンス(PRINCE)というシリーズの1品で、1930年代のヴィンテージ品として出品された。
また、40万円台で落札された万年筆は、パイロットの製品。蒔絵を施したこの万年筆には、14金製のペン先がついている。
銀製品の落札相場
金製品と並んで人気があるのが、銀を使った製品。シルバーのアクセサリーなどは、男性の愛用者も多い。銀は、ヨーロッパなどでは古くから食器として利用されてきた。イギリスのアスプレイ(Asprey)やフランスのクリストフル(Christofle)などは、銀食器を扱うブランドとして有名だ。
ヤフオクで取引されている銀製品の種類
ヤフオクに出品されている銀製品は、アクセサリーやコイン、食器などが多い。年代物の燭台やキセルといったアンティーク品も見られ、さまざまな品物がオークションにかけられている。アクセサリーの場合は、ブレスレットやブローチ、指輪といった品が目立つ。
また、コインでは海外の銀貨などが多い。例えば、マニア向けの1品として出品されているのが、数枚の銀貨がセットになったコレクション。この手の品は、古銭を集めている人などからニーズが高い。
食器では、アスプレイのシャンパングラスやクリストフルのカトラリーなどが挙げられる。銀杯などの酒器や懐中時計もあり、出品されている銀製品の種類は幅広い。
銀製品の取引価格
銀製品の平均落札価格は、約1万1千円ほど。最低価格は1円で、最高価格は約20万円。銀製品の場合は、金を使った製品よりも取引価格が低めになっている。
ちなみに、最高値の19万5千円で落札されたのが、葉巻入れと花入れの3点セット。この品は、菊の花の装飾が施されているなど、凝ったデザインが特徴になっている。
また、400グラム以上の重量がある銀製の香炉は約19万円で落札された。この品は1千円からオークションがスタートしたが、41件の入札があり、最終的には約19万円という値段がついた。
銀食器で高い金額がついたのは、アスプレイのセット。ポットやクリーマーなどがセットになったこちらの品は、約18万円で落札されている。こういった食器のセットは、箱に入った状態のほうが金額が上がる傾向がある。買取査定でも、箱入りの場合は減額される割合が少なくなるのが一般的だ。
18金や金、銀製品はリサイクルがしやすい
ここで取り上げた18金や金、銀製品は、再活用しやすいのが一般的だ。例えば、以下のような方法でリサイクルができる。
主なリサイクル方法
- ・オークションサイトに出品をする
- ・おたからやなどの一般の買取店に売る
- ・ジュエリーショップで相談する
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
このようなアプローチのほかにも、リサイクルショップで売る方法などがある。
それぞれのリサイクル方法においての注意点
ヤフオクなどのオークションで売るときには、サイトに掲載するコメントや画像にこだわると高く売れる可能性が出てくる。箱や鑑定書がついていることを記載しておけば、入札が増えるかもしれない。
買取店を利用する場合は、品物の見栄えをよくしておくのがコツになるだろう。銀製品などは、専用のクロスで磨いておくと、表面の黒ずみを取り除けることがある。細かい細工が施されているジュエリーも、柔らかい布やブラシを使えば隙間の汚れが除去できるだろう。
こういったクリーニングは、適度な力加減でおこなうことが大切だ。力を入れすぎてしまうと、品物を傷つける恐れがある。傷は買取査定でも減額の対象になるため、無理な力を加えてクリーニングをするのは避けよう。
どのような売り方をする場合でも大切なのは"相場"
金や銀などの貴金属は、どのような方法でリサイクルをする場合でも事前に相場を調べておきたい。貴金属の取引相場は時期によって変化するので、その都度1グラム当たりの金額をチェックしておくことが上手に売買するためのコツになる。
取引相場は、ジュエリーショップのサイトなどにアクセスするとチェックできることが多い。1グラムの金額がわかれば、所持している品物の重さを量り、だいたいの価値を把握することが可能になる。貴金属は単純に素材の重さで価値が決まるケースが多いため、素人でも相場を把握しやすい。
まとめ
ヤフオクで18金・金・銀製品を売買するときの落札相場をご紹介した。さまざまなアイテムに使われている金、銀などの貴金属。アイテムによってもオークションのほうが高く売れたり、買取店や専門店のほうが高く売れる場合もある。
いずれにしても、相場を知ることで適切な価格や売り時がわかってくるので、事前に調べることをおすすめする。ヤフオクでは数多くの取引がされているので、自分の売りたいアイテムを見つけて参考にしよう。