腕時計を売りたい!と思ったときに、オークションサイトの利用を考える方が多いのではないだろうか。 しかしオークションサイトの利用方法は難しく、サイトの内容も様々であるためどのサイトを利用すればスムーズなのか、またよりお得に取引ができるのかというのがわかりにくい。
そこで今回は、人気のオークションサイトの特徴や手数料などを比較してみた。 腕時計をオークションサイトで売りたいとお考えの方はぜひチェックしてみてほしい。
Watch Collection Macro December 05, 2012 3 / stevendepolo
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腕時計を高く売るならオークション!
腕時計を売る際にオークションサイトを利用するのは大変有効な手段である。 とくに高級腕時計の場合は地元のリサイクルショップなどでは買取不可にされたり、安い買取価格をつけられて損をしてしまうケースが多い。
オークションサイトを利用すれば最初から自分が希望する金額で腕時計を出品でき、人気の腕時計であれば最初に考えていた金額よりも高く取引することができるだろう。 オークションサイトに出品しているその他のユーザーの腕時計をチェックすれば、おおよその取引相場を確認することもできる。
その相場よりも安く設定すればすぐに腕時計を売却することができるが、高めに設定してユーザーと交渉する、というのも賢い取引方法だ。
オークションサイトは基本的には素人同士での取引になることが多い。 また、誰でも国内外から出品できるため偽物も多く出品されている。
売りたいと思っている腕時計が偽物ではないのなら、保証書などの写真も撮影して出品内容に掲載するのがおすすめだ。 他にも綺麗に写真を取る、より詳細にサイズを記入する、使用感、使用歴、購入場所などを記入するなど、実際にユーザーが手に取って腕時計を見ることができない分、安心して購入できるような親切な商品ページを作ることが大切だ。
腕時計をオークションに出品する際の注意点
オークションサイトは便利でお得に取引ができる印象があるが、デメリットが一つもないというわけではない。 まず、オークションサイトに会員登録をしなければならない。住所、氏名など基本的な情報だけでなく振込口座など詳しいことも記入せねばならず、登録の時点でかなりの時間を要するようになってしまう。
さらに月額利用料が必要なオークションサイトも多い。すぐに売れるような腕時計を売る場合はいいが、なかなか腕時計が売れないままだとただ月額利用料を支払い続けることになり損をしてしまう。 また、落札後もその落札金額がそのまま振込まれるわけではない。
販売手数料などを差し引かれた金額が、相手が腕時計を受け取って確認したあとに振込まれる。 思ったよりも低い金額で、しかもなかなか現金に替えるまでの道のりが長いということも覚悟しておこう。 腕時計が落札されたら発送の手配も自分でしなければならない。
梱包材、ダンボールなどを用意する必要があり、これらももちろん実費である。 しっかり梱包しておかないを配送中に傷がついたり故障したりと、トラブルの原因になってしまうので注意が必要だ。
腕時計をヤフオク!で売る
オークションサイトと言えばヤフオク!が最大手だろう。 1999年にサービスを開始してから現在まで、幅広いジャンルの商品が取引されてきている。
書籍から車、技術、知識まで何でも売ることができ、ユーザー数も非常に多く取引がすぐに成立しやすいという魅力もある。 長年の経験によって培われてきた利便性も好評で、オークションサイトを利用するならまずはヤフオク!に登録して様子を見るというのもおすすめだ。
ヤフオク!にはオークションモードとフリマモードがある。オークションモードはオークション形式で期間内までにその商品がほしい人が金額を提示していくスタイルのものだが、フリマモードはほしいと思った人がすぐに購入することができる。
金額を上げることはできないが、すぐに換金したい場合はフリマモードを利用するのもいいだろう。 反対に時間的に余裕がある、人気商品のため金額を上げたいという場合はオークションモードを利用するなど、その商品によって上手にモードを使い分けていこう。
ヤフオク!の手数料
ヤフオク!は、落札する場合は月額利用料も決済手数料も無料である。 しかし商品の金額とは別に送料がかかるので、あらかじめ配送方法は確認しておこう。
また、車、オートバイ、トラック、バス、不動産などを購入した場合は、決済手数料がかかる場合もある。 一方で出品する側になると手数料がかかってくる。
フリマ出品のみ、ヤフオク!アプリからの出品のみの場合は利用料は無料だが、サイトから出品する場合は月額利用料としてyahoo!プレミアム会員にならなければならない。 これは税込498円となっている。
出品システム利用料は無料だが、落札された場合は落札システム利用料というものがかかる。 これはプレミアム会員の場合は落札価格の8.64%、プレミアム会員以外の場合は10%が差し引かれる計算となる。
プレミアム会員の場合は、落札金額を現金で受け取るのではなくYahoo!マネーで受け取ることでTポイントを2%分受け取ることができる。 プレミアム会員は他にもYahoo!のサイト内でショッピングをする際に何かと特典がついたり、割引サービスを受け取ることも可能だ。
また、キャンペーンも頻繁に行っているため定期的にチェックしておく必要がある。
腕時計をモバオクで売る
旧auモバオクであるモバオク。現在はDeNAが運営しているオークションサイトだ。 かつてはauなどの携帯端末からのみの利用しかできなかったオークションサイトだが、現在はパソコンからでも利用可能となっており、徐々にその知名度を上げている。
また、スマホの普及にしたがってアプリの開発にも力を入れており、いつでもどこでも好きなときに気になる商品をチェックすることが可能だ。 モバオクの特徴はトラブル対策を徹底しているという点だろう。
モバペイ取引、また代引き取引を利用して、商品が確実に手元に届くような工夫がされている。 ヤフオク!でも十分にトラブル対策はされているが、利用者が多い分やっかいな人にあたる可能性も高くどう対策をしてもトラブルに巻き込まれやすくなってしまう。
そのため、もう少し利用者が少なくより安心なオークションサイトを利用したいという場合は、モバオクをチェックしてみるのもおすすめだ。
モバオクの手数料
モバオクは落札する場合も出品する場合も月額利用料を支払う必要がある。コースが選べて、324円または360円となっている。 落札する際の手数料は基本的には無料だが、自動車の場合は落札金額と別に4.860円、バイクの場合は別途3.024円が必要になるので注意が必要だ。
出品する場合は、出品に関する手数料は必要ない。 代引き受け取り拒否補償というものもある。3.000円以上の取引金額の商品において代引きを選択され、その受け取りを拒否された場合、出品者が立て替えていた代引き引換料260円、またその商品の返送料を支払ってもらうことができるのだ。
出品側も損をしない工夫がされているため、初心者でも安心して利用することができるだろう。 モバオクは初月無料キャンペーンを開催しているので、すぐに売れそうな人気商品を売りたい場合はまとめてその月に出品し、一気に捌いてしまうのが一番お得な方法と言えるだろう。
腕時計をブランディアオークションで売る
ブランディアはブランド品の買取、販売を行っている業者である。 メディアでもよく宣伝されているため、見聞きしたことがあるという方は多いのではないだろうか。
そんなブランディアは、買取、販売の他にオークションサイトも経営している。 ブランディアで買い取られたブランド品をオークション形式で販売しているというもので、プロの査定スタッフが査定を行った商品ばかり。
そのため偽物を掴まされる心配がないというのが落札側のメリットだ。 出品者側のメリットとしても、きちんと査定スタッフに見てもらえるという点や、適正な販売価格が理解できるという点がある。
しかしその他の個人出品のオークションよりは価格設定に自由度が低く、ものに「よっては思うように売れない、いい価格での取引ができないという可能性もあるので注意が必要だ。
ブランディアオークションを利用すると最大3.000円のクーポンを発行してくれる。 ブランディアオークションで腕時計を売ったらそのお金やクーポンで新しいブランド品を買うという楽しみ方ができるのもメリットの一つだろう。
また、ヤフオク!で出品されているものがヤフオク!よりも安価で購入できるというケースもあるため、ヤフオク!で気になる商品があったら一度ブランディアオークションにも出品されていないかチェックしておこう。
ブランディアオークションの手数料
ブランディアオークションは、基本的に無料で利用することができる。 購入、出品、査定なども無料で行ってもらえるので、気軽に腕時計を売却したい、一つしか売りたいものがなく、月額利用料を支払いたくないという方にはおすすめだ。
1回の配送につき送料が620円かかってしまうので、あらかじめその点だけは抑えておこう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
腕時計をメルカリで売る
メルカリは大手のフリマアプリとして現在老若男女を問わず多くのユーザーに利用されている。 オークションサイトとは少し違うが、価格を自分で設定できる点などが似ているので一緒に紹介していこう。
メルカリは、とにかく手軽に利用できるのが特徴だ。 アプリをインストールすれば出品ボタンを押して商品を撮影し詳細を記入するだけですぐに出品可能。 登録の際にめんどうな記入などはあとからでもできるし、登録のための料金も必要ない。
また、メルカリは商品の代金を仲介し、必要な場合にのみ換金したり、メルカリ内でのショッピングに利用することができる。 そのため金銭面でのトラブルが少ないというのも人気の理由の一つだ。
しかしメルカリのユーザーは若い女性も多く、安い価格でしか取引できないというデメリットもある。 もちろん中には高額での取引の応じてくれる人もいるが、高級ブランドではなくミドルブランド、安い価格の腕時計を出品する際は値下げ交渉があるものと思っておいた方がいいだろう。
ヤフオク!なら価格が上がる可能性もあるが、メルカリなら反対に価格が下がる可能性もある。 できるだけ高く売りたいのなら、少し面倒で利用料が高くでもヤフオク!を利用するのがおすすめだ。
しかし早く売りたい、トラブルなく売りたいという場合は、安全面にも配慮されており利用者数も多いメルカリがおすすめだ。
メルカリの手数料
メルカリは登録には手数料や利用料がかかることはないが、販売手数料が必要である。 メルカリの販売手数料は取引価格の10%となっており他のフリマアプリよりも高めの設定となっている。
また、送料も込みの価格に設定した方が売りやすいため取引した金額から手数料と送料を差し引いた金額が手元に残る計算となる。 送料はらくらくメルカリ便を利用すれば195円となるが、サイズ、重さなどの指定があるため箱ごと腕時計を売りたい場合などはもう少し高くなる可能性もあらかじめ考慮しておかなければならない。
その他の腕時計売却方法1.知人に売る
大切にしていた腕時計を見ず知らずの人に譲るのは惜しいという場合は、知人に売るという方法もおすすめだ。 この場合はお互いに見知った関係であるためトラブルも起きにくく、もちろん手数料がかかる心配もない。
しかし知り合いであるが故に、あまり高い金額で交渉ができないというのがデメリットだ。 安心して取引をするのならこの方法が一番だが、高く売りたいという場合にはおすすめしない。
また、オークションサイトやフリマサイトなどと同じくプロの査定スタッフが仲介しないため、万が一その腕時計が偽物のブランドだった場合の責任はどちらが取るのかなども考えておかなければならない。
腕時計の取引が原因で長年の関係にヒビが入ってしまうということがないように注意したい。
その他の腕時計売却方法2.フリマに出品する
フリマサイトではなく、実際のフリマに出品するという方法もある。 フリマサイトでは最初から最後まで相手の顔も見ずに取引をすることが可能だが、それだといまいち安心できないという方も多いだろう。
実際のフリマなら購入者と直接会話ができ、腕時計を安心して売ることができる。 価格交渉もあるが、最低ラインを決めておけば損をするということもないだろう。
しかし実際のフリマにはレンタルスペースのための料金が必要が。数千円程度かかり、商品を持っていくための交通費、駐車場代などもかかるのでマイナス面は大きい。 また、大量に商品を持っていく必要があるため、腕時計一つだけなどの場合は不向きである。
フリマの中にはトラブルを防ぐために価格の上限を設定しているフリマもあり、高級な腕時計などはこの規定に引っかかる可能性もある。 高級ブランドの腕時計を売りたいのなら、やはりオークションサイトなどネットでの取引を利用するのが一番だ。
その他の腕時計売却方法3.買取店に持ち込む
オークションサイト、フリマサイトの他の腕時計の売却方法としては買取店を利用するという方法がある。 買取店では自分の思うような価格で売却することはできないが、すぐに売ることができる、査定スタッフがしっかりその腕時計の価値を見極めてくれるというメリットがある。
オークションサイト、フリマサイトを利用する場合は1商品ずつ写真を撮影し、サイズを測り、状態などを詳細に記載する必要があるが、買取店に依頼すればそのような手間をかけることなく気楽に売却が可能。
売りたい腕時計がたくさんある、サイトの使い方が難しく使いこなすことができない、時間がないといった方には買取店の利用がおすすめだ。
買取店での買取方法には一般的な持ち込みの店頭買取と、ネットで集荷を依頼する宅配買取と、ネットで査定スタッフを派遣してもらう出張買取がある。
それぞれに気楽さ、利便性が変わってくるので、自分にぴったりの方法を考えていこう。 買取店は登録料、手数料などはかからないケースがほとんどだが、中には送料、振込手数料、返却料などがかかるサイトもあるので事前によく確認しておかなければならない。
【まとめ】オークションサイトや買取店の手数料を比較しよう
腕時計を売る際にチェックしてほしい大手オークションサイト、フリマサイト、買取店の特徴や手数料について比較してみた。
オークションサイトなどは高額で取引ができる分手数料が高いサイトが多く、使い方によっては損をしてしまう可能性もある。 使い慣れている人が身近にいる場合はアドバイスをもらうのがおすすめだ。
周囲にオークションサイト利用者がいない、また使い方が分からない、すぐに売りたいという場合は買取店やフリマアプリを利用するのもいいだろう。
この場合も手数料、送料などを事前に確認し、損をすることのないようにしておきたい。 それぞれのメリット、デメリット、使用料を比較して、自分が一番使いやすそうな方法を考えてみてほしい。