人が亡くなると、多くの遺品が残される。それらを遺族や遺品整理業者が整理するわけだが、大切なものを処分してしまって後悔する例は後を絶たない。残しておいたほうが良いものとは、どんなものだろうか?
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
まずは遺言書を探すべし!
遺品を整理する前に、遺言書がないかを確認したい。遺言書に、遺品の整理について記述されている可能性があるためだ。遺言書がきちんと効力を発揮する形で書かれていれば、その内容は法的に力を持つ。書式に不備があったとしても、遺族としては、故人の意思を尊重したいケースがほとんどだろう。なお、遺言書は読んだ後も処分せず、保管しておくこと。
残すものその1:現金・通帳・証券類
現金類は、相続して使うので残しておくものだ。
しかし、へそくりなど隠された財産を見つけられず、処分してしまうケースは多い。また、相続の際には、資産の把握が曖昧だとトラブルの原因になる。そのため、丁寧に探すことが大切だ。
残すものその2:金銭的に高い価値があるもの・ありそうなもの
価値の高いものは、処分しないほうがいい。そのまま相続しても資産になるし、売却してお金にすることもできる。よくある当てはまるものを見てみよう。
1つは、貴金属製品。指輪やネックレスといった定番のものだけでなく、金縁メガネや金を含有したトロフィーなどもある。売却する場合、素材(金など)として売るか製品(指輪など)として売るかによって価格に差が出る。
2つめは、酒類。高級酒や貴重な年代物であれば、数千〜数万円の値がつく。インテリアとしても映えるし、未開封ならば問題なく飲めるだろう。
3つめは、仏具や仏壇。金や銀でできているものは、高値がつく。また、年代や由来などによっては値段が上がるのも面白い所。ただし、整理の前にお寺で魂抜きをしてもらわないと、バチが当たるかもしれないので注意。
4つめは、美術品や骨董品。絵画や壺などは、『なんでも鑑定団』でも定番だ。他に、鉄瓶や欄間といった物も含まれる。時に仰天するような高級品があるので、夢がある。飾るにしても、とりあえず査定してみると良い。
5つめは、着物。生地が正絹であれば、高値の可能性がある。作家やブランドによってピンキリだが、時にとんでもないお宝も紛れている。
6つめは、家電系。まだ使えるものは、リサイクル業者が買い取ってくれる。特に、オーディオ機器やパソコン・スマホは値がつきやすい。
7つめは、趣味・スポーツ用品。特にゴルフ用品は比較的高額だ。ブランド品だとなお高いが、少し古いだけで値落ちしやすい。釣り道具も、このジャンルとしては定番。流行に左右されないため、古くても値がつきやすい。他には、将棋盤もなかなか。本榧(ほんかや)という本格派な盤だと、かなり高い。
8つめは、コレクション系。切手・古銭・昭和のおもちゃ・古い人形などが当てはまる。切手や古銭の場合、掃除すると価値が下がってしまうものがあるので注意だ。昭和のおもちゃはマニアの間で人気が高く、保存状態で価格に差が出る。古い人形は、アンティーク・ドールと呼ばれ一部で親しまれている。数万円のものもザラである。
9つめは、ブランド品。ルイヴィトンのバッグやグッチの財布などだ。ただし、時代遅れのものは安値の傾向がある。複数あった場合、合計すれば結構な額になるだろう。
10つめは、勲章。故人やその兄弟などが第二次世界大戦に従軍した人だと、見つかることがある。階級が高いほど、希少価値が高いほど、高額だ。
高く売るためには、物品に関する証明書や入れ物の箱はとっておくようにする。また、基本的に埃や簡単な汚れは掃除して、見栄えを良くした方が良い。そして、売り方も大切。幅広いジャンルを買い取る業者よりも、それぞれの物品を専門的に扱っている業者に売る方が良い。ものによっては、オークションやフリマアプリの方が儲かる可能性もある。オークションは手間と思いきや、代行でオークションに出品してくれるサービスもあり、人気だ。複数の業者・選択肢で相場を調べてみて、損がない選択をしたい。
残すものその3:身分証明書・印鑑・カード類・書類系
身分証明書や印鑑に加え、クレジットカードなどのカード類、保険や不動産の契約書、公共料金の領収書といった書類は、保管すべきものだ。故人がした契約の確認・調整・解約のために役立つ。
また、仕事関係の書類も、会社から問い合わせがくる可能性を考えてとっておく。遺族が趣味の集まりでまとめ役だった場合、趣味の書類も引き継ぎに必要なものかもしれない。さらに、あまり重要でなさそうな葉書なども、連絡が必要な場合に参照する資料になる。
そう考えると、大体の書類は結構重要な可能性があるので、しばらくは保管しておくことになるだろう。
残すものその4:リース品など借り物系
遺品に他の法人や人から借りた物があれば、処分は厳禁だ。元の持ち主に返却しなければならない。
車椅子や歩行器などの介護用品、テレビのチューナー、Wifiルーターなどに多く見られる。もし処分してしまえば、弁償で余計な費用がかかってしまうだろう。返却と同時に、リース契約の解約も行うと良い。
なお、「どこの誰から借りたのか分からないが、預かり物の可能性が高いもの」も残しておくべきだ。預け主が故人の死を知り、連絡をくれるかもしれない。できれば3回忌位まで待ち、それでも連絡がなかったら処分を考えても良いだろう。
残すものその5:鍵
遺品整理で鍵が出てきても、何の鍵だか分からないことが結構多い。しかし、だからといって捨ててはならない。何の鍵だか調べるべきだ。どうでもいい物を仕舞って、わざわざ鍵をかける人間はいない。大事なものだから、故人は鍵をかけたのである。
何の鍵かを調べるには、故人の知人に心当たりはないか聞くのが良い。鍵本体やタグに何か書いてあれば、インターネットで調べるのも有効だ。また、鍵屋へ持っていけば、鍵の形状やナンバーから情報を得られるだろう。
残すものその6:心理的に大切なもの
金銭的な価値等がなくとも、大切なものはある。故人が特に大事にしていた物、思い出があって残したい物などは、保管しておくと良いだろう。アルバムなどかさばるものは、データ化してもOKだ。それらの品々をふと見た時に、あなたは故人と再会できる。
迷ったら、とりあえず残すべし!
処分するかどうか迷った物は、一旦とっておくと良い。処分は後からでもできる。
故人と関係があった人から連絡があって、意外なものが必要になる可能性もある。亡くなって間もない時期の遺品整理であれば、まだ動揺が続いていて、正常な判断をしにくいこともある。保管スペースが許すのであれば、焦る必要はないのだ。
業者に依頼する場合
次に遺品買取をおこなう買取店を紹介しよう。遺品整理は業者に任せることもできる。プロとしてスムーズに進めてくれるが、あなたより故人のことに詳しいわけではない。そのため、「捨ててほしくないものリスト」を事前に作って、渡しておくと良い。後悔するリスクを減らせるだろう。
家財整理の窓口
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
関東の家財整理・遺品整理は家財整理の窓口にお任せ!
買部隊
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買部隊は、横浜市を中心とした首都圏エリアで手数料無料の出張買取サービスをおこなっている。買取品目は、家具家電やブランド品などの生活用品から、甲冑や刀剣などの骨董品まで幅広く対応している。その他、短時間ではあるが、引越しや片づけなどのサポートやエアコン取り外し無料など、利用者にうれしいサービスの多いおすすめの買取店だ。

ブログカードがロードできませんでした。
生前整理のススメ!
遺品整理について語ってきたが、そもそも亡くなる前に生前整理をしておくことが望ましい。生前整理だと、本人の気持ちを尊重して取捨できる上、心理的な負担も少ない。本人でなければ分からないような、謎の物体の正体も判明しやすい。しっかりと準備して、心安らかな死に備えよう。
ブログカードがロードできませんでした。
