「ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood）」は、同名のデザイナー、ヴィヴィン・ウエストウッドがイギリスで展開するブランドだ。1971年、「レット・イット・ロック（LET IT ROCK）」と名付けたブティックをオープンしたのがブランドの始まりである。
著名人の間でも人気があり、アパレル・アクセサリー・財布や香水など多岐に渡る商品は世界中の人々から熱い支持を受けている。
そんなヴィヴィアン・ウエストウッドの製品であるが、人気の高さから偽物（贋作・コピー）も多く出回っている。誤って偽物を購入しないためにはどのようなことに気を付ければ良いのだろうか。
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ヴィヴィアン・ウエストウッドの魅力
1965年に知り合ったマルコム・マクラーレンのために服を作ったことが、ブティックをオープンするきっかけとなった。マルコムはパンク・ロックバンド「セックス・ピストルズ」の仕掛け人とも言われ、デザイナー・アーティスト・起業家などさまざまな肩書きを持つ。
1972年にはブティックの名前を「Too Fast to Live, Too Young to Die」（意味は『生きるには速すぎ、死ぬには若すぎる』）に変更し、1974年に「SEX」、1976年に「セディショナリーズ（Seditionaries）」、1980年に「ワールズエンド（Worlds End）」と改め、現在に至っている。
強烈なメッセージ性を持ち、前衛的で反抗的なパンク・ファッションを生み出したヴィヴィアンの製品は、若者たちを中心に瞬く間に流行した。
「パンクの女王」と呼ばれ、熱狂的な支持を得たヴィヴィアンの進化は留まることを知らず、エレガントかつフェミニンなファッションも生み出し、「アヴァンギャルドの女王」と称されるようになる。2006年には、英国人デザイナーでは初めて、エリザベス女王より「Dame」の称号を授与された。
可愛らしいデザインのものから、パンク色を前面に押し出したデザインまで、すべての商品が個性的であり、一目見ただけでヴィヴィアン・ウエストウッドの製品だと分かる。「地球」と「王冠」をモチーフにしたインパクトの強いブランドロゴ「オーブ」も魅力の一つである。
偽物と本物を見分けるポイント
そんなヴィヴィアン・ウエストウッドの商品だが、レディース・メンズと取り扱っておりラインも複数存在する。偽物を見抜くために、正規品についてある程度知っておきたい。
ヴィヴィアン・ウエストウッドには複数のレーベルがある
日本で販売されているヴィヴィアン・ウエストウッドの製品は、そのほとんどが日本で作られている。「ライセンス販売」と呼ばれるものだ。許可を取り、日本でデザインし販売している製品となる。対して本国から輸入した商品については「インポート」と呼ばれる。
アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド
メインラインの一つである「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド（ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD）」。
かつては「ゴールドレーベル」という名称だったが、2016年に改名。オートクチュールのレディースラインであり、数十万円から数百万円と価格も高価だ。コレクションに登場するのもこのラインである。
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」は、ブランド名がそのままレーベル名になったもう一つのメインライン。本国では、かつて「レッドレーベル」と呼ばれていたラインが統合されたものとなる。普段も着られるようなカジュアルなプレタポルテなどを取り扱っている。
ヴィヴィアン・ウエストウッドマン
「ヴィヴィアン・ウエストウッドマン （VIVIENNE WESTWOOD MAN）」はメンズラインで、伝統的な英国のスタイルをヴィヴィアン・ウエストウッド風にアレンジしたデザインとなっている。
アングロマニア
最後に紹介するのが「アングロマニア（Anglomania）」。ヴィヴィアン・ウエストウッドの中で最も普及しているレーベルである。カジュアルで手頃な価格が魅力だ。日本ではこのラインをよく見かけるという人も多いだろう。
日本版と海外版でも微妙に違う場合がある
許可を得て日本でデザインし販売している「ライセンス商品」と海外で販売されている商品とでは、同じアクセサリーであってもわずかに違いがある場合があるので覚えておきたい。
ロゴプレートに注目
ヴィヴィアン・ウエストウッドと言えば小物やアクセサリーも人気商品だが、その分偽物も多く存在する。ネックレスなどについているロゴプレートに注目してほしい。本物は刻印がしっかりと深く入っているが、偽物の場合には刻印が浅かったり、文字がはっきりしない場合が多い。
刻印が読みづらい、明らかに作りが粗いと感じるようなら偽物の可能性がある。「オーブ」をあしらった「スモールオーブペンダント」も人気があるが、本物であればタグや刻印がある。しかし、シリーズによっては本体に刻印が無いものもあるため、一点のみで判断せずに総合的に判断したい。
バッグのジッパー部分に注意
個性的なフォルムで人気のある「ヤスミンバッグ」も、残念ながら偽物が存在する。誤って偽物を購入してしまわないポイントとして、内側のジップスライダー部分を押さえておきたい。
本物であれば、一般的なつまみのあるジッパーを使用している。また、本物のジップであれば、YKK等のブランド物を使用していることがほとんどだ。対して偽物はつまみ部分に「オーヴ」の刻印がある場合がある。この刻印も、明らかに偽物だと分かる雑な刻印から、しっかりと深く入っている刻印の場合もある。刻印がある方が本物だと考えてしまう人も多いだろう。注意して見ておきたいポイントである。
ブランドタグをチェックする
ブランドタグも、偽物と本物を見分ける為の重要なポイントである。プリント、もしくは刺繍でブランド名が入っているが、共通して言えるのが「裁縫が雑」「糸がほつれていて汚い」という点だ。
一目見て違和感を覚える場合には偽物である可能性が高い。プリントの場合は、文字がにじんでいるように見える場合は注意が必要だ。刺繍の場合には、特に「オーブ」部分付近の作りが雑であることが多い。
ヴィヴィアンウエストウッドを売りたいときは
次にヴィヴィアン・ウエストウッドをお持ちで売却を考えている方におすすめしたい買取業者を紹介する。
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ネットショップで購入する際の注意
ネットオークションやネットショップ、フリマサイトでもヴィヴィアン・ウエストウッドの商品は数多く見かける。もちろんそのサイトの多くが本物であると説明文をつけて販売しているが、中には堂々と「コピー品」であると謳って販売している業者もある。さらに悪質な業者になると、写真は本物を掲載しておきながら、実際には偽物を発送するという場合もある。
これから注意点を紹介するので、参考にしてほしい。
コピー品が数多く出回っている
複数のレーベルに加え、日本版・海外版での違いもあるヴィヴィアン・ウエストウッド。プロでも瞬時に偽物かどうかを見極めるのは難しいだろう。また、フリマサイトでは「ノークレーム・ノーリターン」であることがほとんどだ。見極めることに不安がある場合には、やはり正規取り扱い店、公式オンラインショップでの購入が安心だ。本物に触れることで偽物を見抜く目を養うこともできる。
並行輸入品でも油断はできない
並行輸入品とは、海外メーカーやブランドから正規ではないルートで輸入した商品のことを指す。ブランドとは関係のない個人が、直営店などで一般的に流通している商品を買い付け、それを輸入して販売することである。
並行輸入品であると記載しながら、実際にはコピー品を送りつける悪質な販売業者もいる。商品画像などをできるだけ吟味して、少しでも不安に感じる場合には購入を控えておきたい。
大手ショッピングサイトに登録しているか
Amazonや楽天市場などの大手ショッピングサイトに登録しているかどうかも一つの目安になる。その際にはコメント欄にも注目したい。偽物の場合には低評価がつけられ、コメント欄にその旨が書かれていることが多いだろう。また、不自然なほど大量の高評価がつけられている場合にも注意が必要だ。業者が不正に良いコメントを投稿している場合がある。
会社概要をチェック
ネットショップであれば、必ず会社概要の項目があるはずだ。住所・電話番号・メール・代表者の名前などが記載されていない場合には詐欺サイトである可能性が極めて高い。
支払方法が銀行振込のみ
ホームページ上ではクレジットカード等も選択できると記載されているのに、実際に購入する段階になると銀行振込しか選択できないという場合にも注意したい。
日本語が怪しいサイトにも注意
明らかに日本語や文脈がおかしいサイトも存在する。文章を読んで違和感を覚えるようなら購入は避けておきたい。
「激安」「最安値」という言葉に注意
少しでもお得に購入したいときには「激安」「最安値」という言葉が魅力的に見えるだろう。しかし、あまりにも安すぎる価格設定をしているようなショップには注意したい。偽物の販売、もしくはサイト自体が詐欺の場合もある。
商品の購入に不安を感じるなら
プロの鑑定士でも見分けるのが難しい「スーパーコピー」と呼ばれる偽物も存在するヴィヴィアン・ウエストウッド。もしも少しでも不安を感じるようなら正規店で購入することをお勧めする。
しかしながら、少しでもお得にヴィヴィアン・ウエストエッドの商品を購入したいという人も多いだろう。そこで、買取専門店「おたからや」を提案したい。
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時計や貴金属、楽器や絵画など多岐に渡る商品を取り扱っている「おたからや」では、各種ブランド品も取り扱っている。買取実績四十年の歴史を持ち、メディアでも紹介されている買取専門店だ。熟練の目を持つ査定員たちが商品を確かな目でチェックし、高額買取を行っている。
個人・法人問わず信頼されている「おたからや」だが、ヤフーショッピングや楽天市場などのネットショップでもブランド品を販売している。もちろんすべての製品が、ベテランの査定員たちの目でチェックされたものである。こういった信頼できるネットショップで購入することも選択肢の一つにいれておきたい。
まとめ
個性的なデザインで人気の高いヴィヴィアン・ウエストウッド。精巧な偽物（贋作・コピー）商品が出回っている上に、公式のレーベル展開も多岐にわたり、素人目に本物と偽物を見分けるのは至難の技だ。
正規の取り扱い店以外から入手するときには、安いからと飛びつかず、本物かどうかをしっかりと見極めたい。その点、信頼のできる買取専門店であれば、安心して利用することができる。
日々進化している偽物（贋作・コピー）商品であるが、じっくりと吟味してぜひ本物のヴィヴィアン・ウエストウッドを手にいれてほしい。
