何らかの理由でオートフォーカスができなくなってしまったり、パーツに破損が生じたカメラレンズは新品や中古品と同じように早めに買取してもらうのが理想となる。
今回は壊れたレンズの買取相場について解説をしつつ、ジャンク品のレンズに意外な需要がある理由や修理を事前にすべきかどうか、当サイトでおすすめしたい買取業者を4つ紹介していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
レンズの故障症状例
基本的にはどんな状態の故障品であっても、買取自体は可能であり、その値段は次の項目で解説する条件に合致しているかによって合致しているほど高くなる傾向にある。
レンズのガラスが割れている
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
レンズにカビや曇りがある
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
バルサム切れが起きている
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
ピントリングのグリス抜け・固着
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
ピントのずれが起きる
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
自動絞りの粘り
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
絞りの油が付着している
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
オートフォーカスや手ぶれ補正が出来ない
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
フィルター枠曲がりなど物理的破損
買取可能であるが、査定額は元の価値の高さによる。
元々の価値の高いレンズである条件
・「単焦点レンズ」と呼ばれる、ズームレンズではないレンズであるかどうか。
・既に生産中止となっているレンズであるかどうか。
・「レンジファインダーカメラ」(ライカなどのカメラ)専用のレンズであるかどうか。
・キャノンやニコンなど人気ブランドのレンズであるかどうか。
高く売れる人気メーカー
以下のメーカー製造のレンズは壊れたレンズの中でも高額査定となりやすい。
ニコン
キャノン
ハッセルブラッド
ライカ
ローライ
壊れたレンズが買い取られる理由とは?
壊れて撮影に使えなくなったレンズも、下記2つの用途によって買取がおこなわれている。これらを知っていれば、壊れたレンズをみすみす捨てることはないだろう。
修理して再販売できる
低コストで修理ができる業者と提携しているショップでは、ジャンク品のレンズを大歓迎している。特にTAMRON、SIGMA、Nikon、OLYMPUSのレンズは幅広いユーザから人気が高いため、リサイクル品であっても高値で店頭に並べることができるのだ。
部品集めができる
どんなに頑張っても修理ができないレベルであったり、修理をするにもかなり高いコストがかかったりする場合は、部品取り用として買い取られることもある。
カメラ本体やレンズの修理を得意とする業者では、ジャンク品から取ったパーツを利用することで修理料金を下げていることもあるため、ユーザにとってガラクタでしかないレンズであっても、専門店にとっては宝の山になるのだ。
そのため、壊れていてもOKとサイトに書いているお店はは多い。壊れているという理由で売りに来なくなるよりも、壊れていても買取に出して欲しいのだ。
ガラクタの需要もある!?
ハードオフのように、ジャンク品を特設コーナーにして売っているショップもある。ジャンク品を買った人自身が修理して使う、という前提で売っているのだ。
ハードオフでは、ジャンク品を見るのが楽しくて店内を歩く人が急増しているという。動かない、壊れているなどの状態でも需要があるというから、驚きだ。商品価値のないもの、製品としての動作はしないものであっても、ジャンク品のコレクターもいるので、壊れているからといって諦める必要はない。
自分で修理したり、パーツを変えたり、実験の材料として使ったり、ジャンク品ならではの使い道があり、そういったニーズに応える売り方をしている買取専門店もあるのだ。
壊れたレンズは修理をおこなってから買取してもらった方が良いのか?
壊れたレンズは買取をしてもらう前に修理すべきかどうかについて回答したい。
SONYから発売されている人気一眼レフカメラαのサイトを参考にすると、交換レンズの修理料金は7,200円~20,000円が中心となっている。また新品価格が80万円以上するSAL-300F28Gなどの場合は、5万円もの修理代がかかってしまうため、買取を検討しているなら無駄な費用と労力をかけない方が賢明と言えそうだ。
また、比較的新しいカメラレンズの場合は、修理に出しているうちに相場が下がってしまうということも想定できるため、不要なら早く買取してもらうことを徹底するのが理想と言えるだろう。新しいものは早く買取に出す、これが鉄則である。
買取相場はいくらぐらいか?
ジャンク品扱いとなったレンズの相場について、実際の買取実績(2019年12月現在)を見ながら分析をしていく。
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 II:1,500円
単焦点とフルサイズ対応といった人気ポイントが豊富なレンズは、動作の部分に問題があっても1,000円以上の査定額で買取される。
また、この場合はケースや説明書などの付属品が全てそろっていることが条件である。高額査定を目指すのであれば、フルセットで買取してもらうのが理想と言えるだろう。
PENTAXの一眼レフカメラ+レンズ8本:4,450円
レンズとともに使えるカメラ本体や三脚、フィルターなどを一緒に売却すると、セット売りによるプラス査定によって4,000円~5,000円ほどの高値査定が期待できる。
特に発売から3年以上経ったレンズは単体での高額査定が狙いにくくなるため、本体などを一緒に買い取ってもらった方が良さそうだ。
Canon FD 50mm 1:1.8:500円
人気の高い単焦点レンズであっても、かなりの修理費用がかかる状態の物はマイナス査定の累積によって100円~500円程度の査定額になってしまう。カメラやレンズの査定はメーカーや型番だけでなく、故障の程度や状態に依存する傾向もある。
各ショップの買取実績や相場を見て一喜一憂するのでなはなく、早めに店頭に持ち込むことが理想と言えるだろう。
ミノルタ Zoom 70-210mm F3.5-4.5:500円
キャップやレンズフード付きのレンズでも、少し低めの査定額が付いた事例。買取ショップでは高く売れるメーカーのレンズを歓迎する傾向があるため、将来的な買取を検討している場合はTAMRONやSIGMA、RICOHなど人気レンズを購入した方が良さそうだ。
オリンパスZUIKO AUTO-ZOOM 1:4 75-150mm:500円
比較的状態の良いものであっても、一眼レフカメラの標準オプションで付いてくるようなズームレンズの場合は、誰でも持っているという理由で安値査定になることもある。
このような需要の低いジャンク品の売却を考えるなら、高額査定を宣言しているショップに持ち込むようにして欲しい。またどんなショップでも歓迎してくれるレンズの種類は、単焦点、望遠、魚眼、白レンズなどとなる。
CANON EF75-300mm F4-5.6 望遠レンズ:3,000円〜7,000円
状態が良いものであれば12,000円と、非常に高い値段で売れるレンズである。故障していたとしても修理できるものであれば、3,000円程度で買い取ってもらえる。
修理やメンテナンスを得意とする専門店では、素人が自分では落とせないレベルの汚れも上手に解消できる。せっかくの写真に汚れが写り込むような状態にイライラしているなら、早めに買取してもらうことを考えた方が良いかもしれない。
壊れたレンズを買い取ってもらうまでの流れ
壊れたレンズを買い取ってもらうときの基本的な流れを説明したい。
- 1.レンズを可能な限り綺麗にする
- 2. 買取相場をインターネットで調べる
- 3. 大手買取専門店で査定に出してみる
- 4. ジャンク品でも買ってもらえる買取専門店に持って行く
上記のような手順ができるだけ高く買い取ってもらうためのいい手順と言える。まず、壊れているからとはいえ、汚れなどはクロスで拭けば改善されるであろう。高く買い取ってもらうため、可能な限り見た目を良くする努力はしておこう。
ヤフオクなどインターネットで相場をリサーチ
次に、相場を調べるには、いちばん手軽な方法であるインターネットでリサーチするのがいい。自分のカメラの製品名や型番で検索し、現在の相場を調べよう。実際にインターネット上でどれくらいの相場で売られているかを見ることで検討がつくはずだ。ヤフオクなどのオークションサイトなどでもどれくらいの価格でやりとりされているのか確認できる。
行ける距離に大手の買取専門店があるのであれば、持って行ってみるのも良い。一概には言えないが、大手では画一的な基準によって査定されるため、個々の特性に限らず評価されがちである。そのため、仮にレンズに価値があったとしても、マニュアル通りの査定額になってしまうことがある。そういった査定の方法でも希望額が提示されたのであればそのまま買取してもらうよりもよい。
しかし、そこでは満足いく査定額でなかった場合に、ジャンク品でも買ってくれる買取専門店に持って行くことにしよう。他店では買い取ってもらえなかったレンズでも買い取ってもらえる可能性が高くなる。
では、ここからは、ジャンク品でも買い取ってもらえる業者を紹介したい。
ジャンク品の買取を歓迎してくれる業者5選
壊れたレンズの査定・買取を希望するなら、下記の5業者に問い合わせるのがおすすめである。それぞれの特徴や良さを紹介しよう。
カメラのキタムラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
知らない人はいないというくらい有名かつ、全国に1,000近くもの店舗を有するカメラのキタムラでも、壊れてしまったカメラレンズの買取を歓迎している。最高価格で買取をおこなう買取価格保証サービスも実施しているため、査定額重視でショップ選びをする人でも満足できる対応が得られると言えるだろう。
キタムラも全国にある他、家にいながら送ることで査定、買取ができる宅配買取にも対応している。
カメラのキタムラのクチコミ・評判
引用: カメラのキタムラのクチコミ・評判・体験談1ネットで買い取りを依頼し、事前の見積りでも2万円くらいになる一眼レフを送付。付属品は全部あるし、傷もない、正常に動作もするし見積り通りなるだろうと、いざ査定結果を見ると50円。 査定の詳細を見ると内蔵ストロボがつかない、故障しているとのこと。 さすがに50円ではなと思い、返送してもらい返って来たカメラの動作を確認してみると内蔵ストロボはちゃんと動作しました。 公式サイトには経験豊富なスタッフが~と書いていますが本当にカメラの仕様を理解しているのか甚だ疑問です。
カメラのキタムラのクチコミ・評判
引用: カメラのキタムラのクチコミ・評判・体験談1今まで使っていたカメラをネット買取に出したのに、充電器出来ない&起動が確認出来ないと査定が来ました。 すぐさま返品処理をしましたが、本当に壊れたカメラにすり替えられていないか不安です…
専門店「グローバルサプライ」もおすすめ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
中古カメラ買取専門店のグローバルサプライは、古いフィルムカメラや古いレンズの買取もおこなっている。無店舗型で宅配買取に特化しているため、高価買取が可能だ。宅配にかかる配送料や査定料、商品の返送料も完全無料で査定してくれるので気軽に利用できる。壊れている場合でも買取が可能になることがあるため、一度相談してみるといいだろう。
グローバルサプライのクチコミ・評判
引用: グローバルサプライのクチコミ・評判・体験談5とても迅速に対応していただきました。 他店では買取対象にならなかったにも関わらず、買取っていただけました。 ありがとうございました。
グローバルサプライのクチコミ・評判
引用: グローバルサプライのクチコミ・評判・体験談5他にキャノンAE-1とFXのカメラなどを査定してもらいましたが、Canon FD 28mm f2.8 s.c.とCanon FD 50mm f1.8 s.c. 98540のレンズに値段を付けていただきました。 値段が付けられない状態のかなり古いカメラとレンズばかりで全滅と思っていただけに(他社のほとんどは査定不可でした)、ありがたかったです。 値段が付けられなかった商品も、一つ一つ、その理由を書いていただき、丁寧に査定していただきました。 とても誠実な買い取り業者様です。
カメラ高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最短で当日のうちに宅配買取の対応をしてくれるスピード集荷サービスが人気の買取業者である。早く現金化したい場合に向いている。故障や破損レンズのQAページも用意されているため、壊れたアイテムでも安心して持ち込めるショップと言えるだろう。
買取の方法も店頭買取、出張買取、宅配買取の3つの中から選べる。宅配買取に関しては、全国どこからでも送ることができるため近くに買取専門店がない場合も便利だ。また、利用実績も100万人を超えており、安心して利用できると言える。
高く売れるドットコムのクチコミ・評判
引用: 高く売れるドットコムのクチコミ・評判・体験談1一眼レフカメラ、レンズ、コンパクトデジタルカメラの査定を出張買取で依頼しましたが、提示額が合計約35000円。結局、キタムラに5万円オーバーで売却しました。ちなみに対応は丁寧でした。
高く売れるドットコムのクチコミ・評判
引用: 高く売れるドットコムのクチコミ・評判・体験談1クラシックカメラとレンズ、三脚などのカメラ関係のものを査定に出しました。札幌市北区にある店舗に予約して持ち込みました。 査定額が思ったより低かったのは仕方がないと思います。カメラも古いものですので。でも、対応がものすごく悪かった!査定が終わるのを店舗前で車で待っていたのですが、電話が来たから車から出て行ったら、今、お客様が来て、対応できないと言われ別の担当を呼びますって言ってたのに待たされ、結局、同じ人が来て、査定額だけ出して、なんの説明もない。手放すとはいえ、今まで使ってきた大事な物を預けるのに、受付の人も査定をした人も名乗らず。普通担当するんだから、名乗るでしょ。 売らずに持ち帰ると言ったら、自分で勝手に見てキズ等ないか確認して下さい。全く説明がない、最初に言ってる事と違う事を言ったり、矛盾する事もあり。 他の方が同じ思いをしない事を願います。
ジャンク品カメラ買取ジャパン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ジャンク品、中古品、新品問わず買取をしてくれるカメラの専門店である。簡単無料査定ができるLINEの公式アカウントも用意されているため、気軽に問い合わせ可能な業者を求めている人には特におすすめのショップと言えそうだ。
24時間365日、無料のオンライン査定をしており、時間を選ばないのも便利だ。また、買取時に他店では必要な個人情報の提示も不要であるから手間が省ける。出張買取は、福岡市内と東京23区でサポートしている。もちろん査定は無料だ。
ナニワグループ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ナニワグループは2019年5月で累計198000件の買取実績を誇るカメラ買取のエキスパートである。長年培ったノウハウでお客様の大切なカメラを適正な価格で数多く買い取っている。
売れるかどうかがわからないカメラは、WEBで1分で完結するカンタン無料査定でまずは大体の金額を聞くことをおすすめする。製品名や状態を入力するだけで金額を提示してもらえるので、相見積もりをとる際にも利用のしやすい買取業者である。
ナニワグループのクチコミ・評判
引用: ナニワグループのクチコミ・評判・体験談5梅田買取センターの店頭に持ち込みましたが、価格表示通りの減額なしで即金で買取してもらいました。取り引きもスムーズで待ち時間もありませんでした。
壊れたカメラ買取
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
リユース・リサイクル両方の目的で買取をおこなっている、宅配査定専門の買取店である。デジタル一眼ボディ、ミラーレス一眼ボディ、オートフォーカスレンズのシリアルナンバーがあることという条件のみで査定を受け付けているため、ボロボロのレンズでも恥ずかしがらずに買取してもらえるショップと捉えて良さそうだ。
スリースター商会
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
トイズキング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
壊れたカメラの買取店まとめ


まとめ
上手く焦点を合わせることもできず、ユーザにとってゴミやガラクタでしかない壊れたカメラレンズも、ジャンク品を歓迎してくれるショップに持ち込むことで想定外の臨時収入を得ることができる。
また、買取してもらうことによって得たお金を新しいレンズの購入費用にまわすことも可能となるため、無理に修理などに出さずに早めに売ることが最善の策と言えるだろう。今後は、捨てる決断をする前に、まずは買取に出すことを考えて欲しい。




