フィルムカメラをリサイクルショップで売買すると安い？高い？

フィルムカメラといえば近年、人気が再沸騰しており、中古買取業界においても非常に人気が高いアイテムとなっている。実用性の面で考えるとデジタルカメラに劣る部分があるが、フィルムカメラが醸し出す味わい深い写真の雰囲気は郷愁をそそられるものがあることは間違いがない。

またフィルムカメラは撮影用途として所有している人もいれば、アンティークのコレクションとして集めているコレクター達もいる。ニーズが高まっているフィルムカメラであるが、果たしてリサイクルショップで売買すると安いのだろうか。それとも高いのだろうか。

今回はフィルムカメラがリサイクルショップにおいて高いのか安いのかが気になる方に向けて、リサイクルショップのおけるフィルムカメラの相場についてまとめていきつつ、フィルムカメラの需要やフィルムカメラを高く売るコツなどについても一緒にご紹介していこう。フィルムカメラをリサイクルショップで売りたい、買いたいと考えている方はもちろんのこと、近年のフィルムカメラ需要などについて気になる方に対しても有益な情報を記載しているため、ぜひご覧になっていってほしい。

中古フィルムカメラの需要は？

最初に見ていくのは中古買取業界におけるフィルムカメラのニーズがどれくらい存在するのかという点である。やはりニーズの高いアイテムほど中古買取業界で高く扱われており、フィルムカメラの中古相場を知る上で需要については詳しくご理解いただく方が良いだろう。

フィルムカメラに限らずカメラという電子機器はどんな時代においても一定のニーズが存在する。コンパクトデジタルカメラが登場してから一般層へのカメラの普及率は一気に高まったし、最近では十数年前に流行したチェキなどをはじめとするインスタントカメラが人気再沸騰の兆しを見せている。手軽にカメラが入手できるようになったことによって、カメラに対してこだわりのあるユーザーは増加し、そのユーザーの中でもこだわりの強い人々はフィルムカメラを選ぶ傾向にあるという点も注目しておきたいところだ。

また、上記で既に述べている通り、フィルムカメラは骨董品などのようなアンティーク雑貨のようなコレクション要素もある。アナログな時代の古き良きアイテムとしてフィルムカメラはコレクターからの人気が高い。

また解像度の高いデジタル一眼レフやスマートフォンのカメラでは出すことのできない味わい深い写真の雰囲気が出せることもフィルムカメラの魅力。フィルムカメラで撮った写真を現像して、あえてその写真をSNS上にアップするというカルチャーも若者の間で人気である。

上記のような理由からもフィルムカメラの需要は高まっていると言って間違いはないはずである。中古買取市場においてもフィルムカメラのニーズを受けて取引額が上がっていると見て良いだろう。

フィルムカメラへの注目が集まっている

バラエティー番組でカメラを扱った際の視聴率が上がると言われているほどである。多くの視聴者もフィルムカメラを含むカメラに対する関心が強まっている傾向にあるようだ。フィルムカメラのニーズは市場でたしかに高まっているものの、注意すべきなのはものによって取引額に差が生まれているということである。

人気の高いフィルムカメラは中古買取市場においてプレミア価値が付加されているものがあるが、一方で買取価格が付かないフィルムカメラも存在するのである。当時から人気が高く、コレクションとして希少価値の高いレアなフィルムカメラはやはり中古買取市場においても高い価格で取引がなされている。一方で現存する数の多いフィルムカメラや現在もまだ生産され続けているフィルムカメラは付加価値がつきにくいのだ。

またフィルムカメラのメーカーについても同様のことが言えるようだ。たとえば一昔前に人気が再沸騰したライカなどは一時期、新品価格の数倍の値段がついていたにも関わらず、現在では元値を割ってしまっているケースも見られる。やはりフィルムカメラはコレクション要素が強いアイテムのため、一時的なブームに中古買取市場における取引価格は左右されやすいと考えて良いだろう。

ご自身が所有しているフィルムカメラが現在、どれくらいの価格で取引されているのか。もしくは手に入れたいと思っているフィルムカメラはどれくらいの価格で取引されているのかをチェックしておこう。

フィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者

さて、ここまで中古市場におけるフィルムカメラの需要について詳しく見てきた。近年高まっているカメラブームの影響から、フィルムカメラのニーズは非常に高まっていると言っても良いだろう。希少価値の高いフィルムカメラであれば、中古であっても入手する際には高値での買取を要するだろうし、逆に買取査定に出した際には高値で買い取ってもらうことができる可能性が高いと言える。

このようなフィルムカメラブームの影響からか、売るにも買うにも相場とかけ離れた価格で取引をしている業者が増えているようだ。価値のあるフィルムカメラを安く買い入れ、高く販売する。このような業者に引っかかってしまっては、フィルムカメラを売るにも買うにも損しかしないだろう。

そこでこちらではフィルムカメラを売買する際におすすめの業者をご紹介していこう。以下に紹介する業者はフィルムカメラを売るにしても買うにしても信頼のできる業者なので、もし身近に信頼に足る業者がいない場合には参考にしていただければ幸いである。

グローバルサプライ

1つ目にご紹介するフィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者はグローバルサプライだ。こちらの業者は、オールドレンズやフィルムカメラなどの高価買取に定評がある。

買取専門の業者のためグローバルサプライからフィルムカメラを購入することはできないが、もしフィルムカメラを売りたいと考えているのであればかなりおすすめの買取業者である。同業他社と比較しても割高な買取査定額を提示してくれるはずだ。

グローバルサプライという名前に違わず、こちらの買取業者は買い取ったフィルムカメラを海外へ輸出している。実は日本のフィルムカメラは海外で非常に高い希少価値を誇るため、グローバルサプライ自体もオールドカメラの輸出で利益を得ている。このように利益をしっかりと確保している中古買取業者であるため、国内でのフィルムカメラ買取にも強気の買取査定額提示が可能なのである。

ちなみにグローバルサプライにフィルムカメラを売る際には宅配買取が可能である。買取査定をお願いしたいフィルムカメラをグローバルサプライ指定の住所へ着払いで郵送すれば、後日、フィルムカメラの買取査定額を提示してくれるようになっている。査定額に納得すれば速やかに指定口座に入金されるし、もし査定額に納得できなければ査定キャンセル費用や返送料などは無料となっているため安心して査定依頼が出せるようになっている。

ちなみにグローバルサプライの買取実績を見た所、以下のような表記を見つけることができた。

• ・ニコンF→35,000円
• ・ニコンF2　フォトミック→35,000円
• ・キヤノンF-1→35,000円
• ・キヤノンEOS 1V→50,000円
• ・ペンタックス67→40,000円
• ・ペンタックス67Ⅱ→100,000円
• ・マミヤNew→70,000円

ナニワグループ

2つ目にご紹介するフィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者はナニワグループだ。こちらは、その名前の通り大阪を拠点にしており、東京や愛知、福岡など全国的に支店を展開している信頼度の高い業者である。

ナニワグループの特徴はスタッフの多くがフィルムカメラを含めたカメラへの知識が豊富であるという点である。専門知識を持ったスタッフが売買に携わっているため、フィルムカメラを適正価格にて取引してくれる点が魅力的である。

またフィルムカメラの買取については非常に幅広く行なっているようで、他店で買取を断られたメーカーのフィルムカメラや、カメラアクセサリーなどに関してもしっかりと買取査定を行ってくれる。カメラの売買に関して困ったときにはナニワグループを利用することがおすすめである。

また、もしフィルムカメラを買取査定に出す際には宅配買取・出張買取・店舗買取の3つの買取方法に対応してくれている点も嬉しい。人によって店舗持ち込みがいいのか宅配買取がいいのかなどが異なってくるため、一人一人に合わせた買取のスタイルに対応してくれる点が顧客心理を理解しているように思える。

また、グローバルサプライと同様に宅配買取の郵送料や返送料などは全てナニワグループ負担となっているため、かなり気軽にフィルムカメラの買取査定を依頼することができるはずである。

晴れ屋

3つ目にご紹介するフィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者は晴れ屋だ。こちらはフィルムカメラ以外にもブランドアイテムや高級腕時計、高級楽器にアクセサリーなどオールジャンルの売買を行っている業者である。

晴れ屋の特徴は独自の販売ルートを保有しているため、同業他社よりも買取可能なアイテムジャンルが多いという点である。多くのアイテムを売買することができる晴れ屋独自の流通網は、フィルムカメラの高価買取を可能にしているのである。

また、他社では買取不可能と言われた故障フィルムカメラであっても晴れ屋ならば買い取ってくれる可能性が高い。一部が破損していてもフィルムカメラのパーツ自体の価値を評価してくれるため、壊れたフィルムカメラでも買取が可能なのだ。

ちなみに晴れ屋もフィルムカメラを売る際には出張買取・宅配買取の2つの方法を選択することができる。宅配買取は例によって顧客負担は一切なく、安心して利用することができる。また出張買取も対象地域であれば無料で利用することができるため、スタッフに直接会って買取査定をしてもらいたいという人にはおすすめだ。

トリオカメラ

4つ目にご紹介するフィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者はトリオカメラだ。トリオカメラはフィルムカメラ以外にも、ストロボや三脚、カメラケースなどのカメラアクセサリーを扱っている業者である。

トリオカメラはインターネット専門の業者であるが、ネット見積もりの精度が高く、本見積もりとの誤差が少ないという点が魅力的だ。フィルムカメラの買取査定の場合には、事前見積もりと本見積もりの差が大きく、結局売らなかったという人も多いが、トリオカメラではそのような事態が起こりにくい。

また店舗を持たず、人件費やランディングコストを含めた諸々の経費を削減しているため、フィルムカメラを買取際には非常に高い値段で買取査定額を提示してくれるという点も魅力的である。トリオカメラは買取専門業者のためフィルムカメラを購入することはできないが、もしフィルムカメラを売りたいというのであればぜひ試しに利用してほしい買取業者だ。

サンライズカメラ

5つ目にご紹介するフィルムカメラを売買する際におすすめの買取業者はサンライズカメラだ。サンライズカメラはフィルムカメラを含む、オールドカメラ・レンズの売買を専門に行っているオンラインショップである。顧客から買い取ったオールドカメラたちは全てサンライズカメラ独自のルートにて販売されるため、大切にしてきたフィルムカメラを次に大切に扱ってくれる顧客へ届けてくれる安心感がある。

またサンライズカメラの魅力として挙げたいのは、スタッフのカメラに関する知識の深さと買取査定額の高さである。やはりオンラインショップであることで、トリオカメラと同様に費用が抑えられ、買取査定額も高いようだ。

またスタッフの選定に関しても、責任を持ってフィルムカメラを売買することができるようにカメラの取り扱いや修理の技術に長けたスタッフを選定しているとのこと。希少価値の高いカメラを適正価格で買い取ってほしいという場合にはかなりおすすめの業者である。

まとめ

今回はフィルムカメラがリサイクルショップにおいて高いのか安いのかが気になる方に向けて、リサイクルショップのおけるフィルムカメラの相場についてまとめていきつつ、フィルムカメラの需要やフィルムカメラを高く売るコツなどについても一緒にご紹介してきた。

上記でも既に述べた通り、フィルムカメラのニーズは高まっているためリサイクルショップでの売買は高価格でやり取りされる可能性が高い。ただしフィルムカメラのモデルや状態によって値段が異なることも頭に入れておこう。

もしフィルムカメラを高値で売りたいという場合には、本コラムでご紹介した買取業者を検討することをおすすめしたい。人気の高いフィルムカメラほど、信頼できる業者と取引をしてほしいからだ。フィルムカメラを売買する際には保有するフィルムカメラの相場を確認しつつ、業者選びも慎重に行っていこう。