昔使っていた古いテレビを処分しようと思っている人もいるだろう。ずっと使っていたテレビの買い替えを検討している人、あるいは新しいテレビを買って古いテレビがいらなくなってしまった人など。特に10年前の古いテレビなどは処分が難しく、どうすればいいのか悩んでしまう人も多い。
そこで当コラムでは、10年前の古いテレビは売れるのかどうかについて解説していく。後半では古いテレビの買取におすすめの業者まで紹介していくので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
10年前のテレビは売れるのか?
通常、テレビは5~6年おきに買い替える人が多いが、人によっては10年以上使っている人もいるだろう。気になるのは、そうした古いテレビは売れるのかどうかである。結論から言うと、10年前のテレビはほとんどの買取業者では買取不可となっている。
以下で、詳しく解説していこう。
テレビの寿命は5~7年
一般的に、家電にはそれぞれ寿命が存在している。寿命よりも長く使っている家電は多くの業者で買取不可となっているため、買取してもらうことは難しいのだ。テレビの寿命は基本的に5〜7年前後で、10年前のテレビの場合は寿命をはるかに超えているため業者では買取対象外のところが多くなっている。
もちろん、すべての業者が買取できないわけではないが、10年以上前のテレビを買取してもらえる業者を探すのは中々骨が折れるだろう。当コラムでは後半に古いテレビの買取に対応している業者も紹介するので、ぜひそちらも参考にしていただきたい。
使用期間ではなく製造年数が鍵
買取に出すときの基準として「使用年数」にこだわる人がいるが、実際の買取では使っていた期間は大して意味がない。というのも、業者ではテレビの買取で重要視するのは「製造年数」であり、購入して使った期間ではなく作られた年が大事なのだ。
多くのテレビには背面に製造年数の記載があり、この製造年数が5年以外であれば業者でも高く買取してもらうことができる。一方、10年経過している場合は使用期間に関わらず、買取不可となるケースが多い。
そのため、7年前の状態の良い古いテレビを中古で購入し、3年使って売ろうとしても値がつかない可能性が高い。自分では大して使っていなくても、製造年数が古いと業者では買取NGになるのだ。
補修用性能部品の保有期間
テレビを含めた家電には、万が一故障したときに修理できるよう、部品を保有していおく期間がある。これを「補修用性能部品の保有期間」という。この保有期間内であれば、壊れても修理に必要な部品があるため、業者でも多少状態が悪い家電も買取してくれる。
テレビの補修用性能部品の保有期間は8年となっているため、製造年数から8年を超えるテレビの買取は業者ではほとんど受け付けていない。高く売れる目安は5年以内だが、安くても買取してもらえる目安は8年以内と覚えておくのがいいだろう。10年前のテレビがほとんど売れないのは、こうした事情もあるのだ。
古いテレビの買取相場まとめ
続いて、古いテレビの買取相場をまとめて紹介していこう。記載しているのは2022年5月現在の価格であり、実際に買取されたことがある価格である。もちろん、状態によって価格の変動があったり、業者によっては買取されないことも考慮してチェックしてもらいたい。
商品名 | 買取価格 |
---|---|
TOSHIBA REGZA 37Z3 37インチ 2012年製 リモコン付属 フルHD | 14000円 |
TOSHIBA REGZA レグザ 液晶テレビ 50V型 50G9 2015年製 リモコン付属 | 100円 |
TOSHIBA 東芝 REGZA 液晶カラーテレビ 55Z8 55インチ 3D 2K 2014年製 | 19400円 |
SONY 65V型 液晶テレビ BRAVIA KD-65X9200B 4K 2014年製 | 110000円 |
SONY 40V型 液晶テレビ BRAVIA KJ-40W700C 2015年製 | 3000円 |
SONY BRAVIA ブラビア 液晶テレビ KDL-40EX720 2011年製 | 2800円 |
SHARP 32型 液晶 テレビ AQUOS LC-32W25 2015年式 リモコン | 13000円 |
LGエレクトロニクス 4K液晶テレビ 65UH8500 2016年製 液晶割れあり | 100円 |
ハードオフやブックオフで古いテレビは売れる?
次に、大手買取店であるハードオフとブックオフでは古いテレビは売れるのかについて見ていこう。まず結論から言うと、ハードオフでは液晶テレビは10年以内が買取対象となっており、ブックオフではテレビの大きさによっては買取可能となっているようだ。
しかし、ハードオフでも店舗によっては買取してもらえたという声もあり、メーカーやモデル、状態や大きさ、そして店舗によって買取対応しているかどうかが変わるようだ。ブックオフにしても、40インチ以上のテレビの場合は10年以上前でも買取してもらえるようで、やはりテレビの大きさは査定で重要なポイントとなっているようだ。
仮に上記の2社で古いテレビを買取に出したいなら、近くの店舗へ連絡して買取対応しているか確認してからのほうがいいだろう。だが、もし買取してもらえたとしても、価格はかなり安いようなので覚悟しておこう。
買取されないテレビはどうする?
もし買取業者で古いテレビが買取されなかったときは、いったいどうすればいいのだろうか。それには以下の3つの方法が考えられる。それぞれ詳しく見ていこう。
フリマやオークションで売る
フリマやオークションで売るのは、業者でも買取されないテレビを売るのに最適な方法だ。というのも、フリマやオークションでは壊れたテレビや古いテレビでも欲しがる人がいるため、出品しておくだけで売れることがある。10年前のテレビでも使用に問題がないのであれば数千円で売れることもあるだろう。
ただし、テレビは梱包と発送が難しく、手間と時間がかかる点に注意しておこう。さらに、送料負担の場合は数千円かかるので、出品価格によってはそれだけでほとんど利益がない状態にもなりかねない。そのため、高く売るというよりも処分目的で出品するのがおすすめだ。
ちなみに、フリマはメルカリ、オークションはヤフオク!などをチェックしておけば問題ないだろう。
自分で処分する
売れないテレビは自分で処分するという方法もある。これは自治体によって変わるので一概には言えないが、対応している市区町村では業者へ回収依頼することが可能だ。ただし、依頼する場合には収集運搬料金とリサイクル料がかかる点にも注意しておこう。
自分で処分するときの手順は次のとおりだ。まず住んでいる自治体にテレビの処分方法を問い合わせる。その後、近くの郵便局で専用の用紙をもらい「家電リサイクル券」を購入する。後は自治体に依頼された回収業者がテレビを回収するという流れだ。
ちなみに、回収されるとしても自宅まで来てくれるわけではなく、指定場所までテレビを運ぶ必要があるので注意しておこう。自分で処分したい場合は、まずは住んでいる地域で家電リサイクル法の対象製品の回収をおこなっているかを確認してみよう。
回収業者に依頼する
フリマや自分で処分するほかにも、古いテレビは回収業者に依頼して処分する方法がある。主に不要品回収業者へ依頼して処分する方法だが、この場合は業者によっては無料回収してくれることもあるので自分で処分するよりもお得だ。ただし、多くの業者は費用がかかるので、料金はしっかりと確認しておくようにしよう。
また、回収業者を利用するときはテレビだけでなく、ほかの不要品とまとめて依頼すれば、買取できるものは買取してもらうことでテレビの処分費用をゼロにすることもできる。回収業者の利用は、古いテレビと一緒に処分したいものがたくさんあるときに利用するといいだろう。
古いテレビを売るのにおすすめの業者
多くの業者ではテレビは5年以内を目安に買取しており、それ以上の年数のテレビは買取不可かほとんど値がつかないケースがほとんどだ。しかし、中には古いテレビを積極的に買取している業者もある。
以下では、古いテレビを売るのにおすすめの業者を紹介していく。買取業者探しに迷っている人は、以下の業者へ依頼してみよう。また、ほかの買取業者について知りたい人は、以下のコラムも読んでみてほしい。
東京のハードオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ハードオフは、さまざまな商品の買取をおこなっている業者だ。家電の買取に力を入れている店舗が多く、ジャンク品でも買取してもらえることが多い。買取キャンペーンなども豊富なので、タイミングを合わせて売るのもいいだろう。
買取は宅配・店頭・出張の3つだ。どの方法でも手数料はかからず、気軽に査定依頼が可能だ。ただし、買取価格はあまり高くないとの声があるので、ほかの業者と比較してからの利用がおすすめ。
千葉のBOOKOFF(ブックオフ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
BOOKOFF(ブックオフ)は、本の専門店だが家電の買取にも対応している。店舗によってはブランド品や楽器、アパレルまで扱っており、買取ジャンルの幅広さが人気の業者だ。テレビなどの買取にも積極的で高価買取が期待できる。
テレビを売却す場合の買取方法は出張・店頭の2つ。店舗は全国に800店舗以上あり、持ち込み買取しやすいのが魅力となっている。出張買取を希望する場合は、まずは買取可能かどうかを相談してみよう。
兵庫の売買コムズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
売買コムズは、テレビや楽器、オーディオなどを高価買取している業者だ。買取価格が高いと評判が良く、リピーターも多い。テレビは10年以上前のものでも買取可能となっているが、買取対象となっているのは40型以上に限られるので覚えておこう。
買取は宅配・店頭・出張の3つの方法。出張買取は最短即日での対応が可能となっており、出張費なども無料だ。出張エリア外でも「らくらく買取」という方法があり、こちらでは重量のあるものを集荷つきで査定に出せるので便利だ。
出張買取のリサイクルショップ エコリンク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルショップ エコリンクは、家電を中心にゲームやカメラ、楽器やおもちゃなどさまざまな商品を買取している。テレビに関しては他社では売れないものでも買取しており、古いテレビの買取にも積極的。買取価格の評判も上々だ。
買取は出張買取のみの対応。出張対応エリアは札幌、江別、北広島、岩見沢と広い範囲に対応してくれる。出張費もかからず、査定料も無料だ。まずは気軽に相談してみよう。
札幌のリサイクルショップフルモン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルショップフルモンは、総合リサイクルショップとして人気だ。取り扱いジャンルは家電、オーディオ、デジタル製品、楽器や工具などさまざま。買取価格は業界でもトップクラスで、買取品目も業界最大級だ。基本的に何でも売れる業者となっている。
買取は宅配・店頭・出張の3つ。出張買取は札幌、恵庭、江別、小樽、北広島となっており、出張費やキャンセル料など無料。満足のいく高額査定と、親切丁寧な接客で多くのリピーターを抱えている魅力的な買取店である。
古いテレビを少しでも高く売るポイント
最後に、テレビを少しでも高く売るポイントを紹介しておこう。古いテレビを売るときも、以下の2点を意識して査定へ出してみよう。
付属品をそろえる
古いテレビを売るときは、付属品がそろっているかどうかが重要だ。テレビの付属品としては、リモコンや取扱説明書などがあるが、これらが欠品しているだけで買取拒否されることも少なくない。仮に買取されたとしても、査定では減額となってしまうだろう。
また、どのテレビにもB-CASカードがあるが、こちらは必要ないので査定に出さなくて大丈夫だ。もし出しても、返却されて自分で処分してくださいと言われるので覚えておこう。
リモコンなしのテレビの買取については以下のコラムを参照。
状態を綺麗に掃除しておく
いくら古いテレビだからといっても、買取に出すのであればできるだけ状態を綺麗にしておくことが大事だ。普通に使っているだけでもテレビはホコリが溜まりやすく、特に背面にはかなりのホコリが溜まっているだろう。画面にも汚れがあると査定では減額となるので注意しておこう。
掃除する方法としても濡れたタオルなどで全体を拭くだけでOK。分解して中まで綺麗にしようとすると逆に壊れてしまうことがあるので、あくまで外観を綺麗にするだけにとどめておくように。
まとめ
当コラムでは、10年前の古いテレビは売れるのかどうかについて解説し、おすすめの買取業者まで紹介してきた。10年前のテレビは多くの業者で買取不可となっているが、中には買取してもられる業者もある。ハードオフやブックオフでも、テレビの大きさや店舗によっては対応してもらえるかもしれないので、まずは近くの店舗へ確認してみるのがいいだろう。
古いテレビの処分に困っている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてお得に処分してみよう。
参考サイト:おいくら