ハイレゾ対応ヘッドホンは、音楽をより高音質で楽しめるツールの一つである。臨場感あふれる音楽を楽しみたい、より詳細な部分の音まで聞き取りたいという方に非常におすすめのハイレゾ対応ヘッドホン。
どのようなタイプがあるのか、また人気のメーカーはどこなのか、さらに高級品であるハイレゾ対応ヘッドホンを少しでも安く購入するにはどのような方法があるのかについてご紹介していこう。

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ハイレゾ対応ヘッドホンとは?
CDよりも情報量が多いハイレゾ音源。まるで目の前で演奏されているようなリアルな音、息遣いを楽しむことができる。ハイレゾ対応ヘッドホンは、そのようなハイレゾ音源の良さを最大限に引き出してくれるアイテムである。
ハイレゾ音源は、インターネットから購入するのが一般的だが、普通のヘッドホンで聞くだけではあまりそのリアルさを感じることができない。やはりハイレゾ対応ヘッドホンで聞いてこそ、ハイレゾ音源の良さがわかるのだ。
ハイレゾ対応ヘッドホンは、通常のヘッドホンよりも再生周波数が広いという特徴がある。40kHz以上の音域が出るものはハイレゾ対応ヘッドホンと呼ばれるのだ。このようなヘッドホンにはハイレゾロゴマークがついているものがほとんどなので、購入する際の参考にすることができるだろう。
しかし中にはハイレゾロゴマークができる以前に発売されたものもあり、40kHz以上でもハイレゾロゴマークがついていないものもあるので古いものを購入する際には注意が必要だ。海外メーカーのものは、あえてハイレゾロゴマークを記載していないというものもある。事前にきちんと調べてから購入し、ハイレゾ音源をしっかり楽しめるようにしていこう。
ハイレゾ対応ヘッドホンのタイプ
ハイレゾ対応ヘッドホンには様々なタイプがある。いきなり店頭に行ってもどれが自分に合うのか分からなくなってしまうので、事前に自分が欲しいタイプを考えておこう。
アラウンドイヤー型
一般的な形のヘッドホンである。耳全体を覆う構造になっており、耳を密閉して音楽をしっかり届けてくれる。周囲の雑音を気にせず音源を楽しめる、音漏れを気にせず音源を楽しめるといったメリットがある。サイズが大きく、重たいものが多いため、長時間の使用には不向きである。
オンイヤー型
耳に乗せるくらいの大きさのヘッドホン。アラウンドイヤー型よりも小さく軽いので、長時間の使用が負担になりそうという方にはおすすめだ。価格もアラウンドイヤー型よりは低価格なものが多い。しかし耳を密閉するわけではないので音漏れしやすく、周囲のノイズも混ざりやすい。しっかり音源に入り込みたいという方にとっては物足りないと感じるかもしれない。
クローズド型
ヘッドホンの耳に面していない側がどのような構造になっているのかもチェックしてみよう。クローズド型はその名の通り、イヤーパッドの反対側が完全に密閉されている形になっている。音が響きにくく、周囲への音漏れを気にする必要がない。イヤーパッドの中で音が反響し、より低くてリアルな音を再現することも可能だ。
オープンエアー型
イヤーパッドの反対側に穴が開いているタイプ。音が振動しないため開放的で軽快な音を楽しむことができる。高音の広がりを楽しみたい方などにはおすすめだ。圧迫感も少ないため、長時間の使用も負担になりにくい。重低音が苦手な傾向があり、音漏れもしやすい。外出先で音楽を聴くには不向きなタイプといえるだろう。
セミオープン型
イヤーパッドの反対側に小さな穴が開いているものをセミオープン型と呼ぶ。低音から高音までまんべんなく楽しめるようになっており、クローズド型とオープンエアー型のメリットを掛け合わせたようなタイプである。音漏れもあまり気にならず、公共の場所でも音源を楽しむことが可能だ。
しかしセミオープン型はあまりメジャーではなく、種類が少ない。豊富な選択肢から選びたいという方は、別のタイプを選ぶ必要がありそうだ。
プラスチック素材
ハイレゾ対応ヘッドホンのハウジング部分に利用されている素材についてチェックしてみよう。まずはプラスチック型。多くのヘッドホンに採用されており、低価格なのが特徴の一つだ。
安いハイレゾ対応ヘッドホンが欲しいという方は、プラスチック素材のものを選ぶようにしよう。様々なメーカーから登場しており、選択肢も豊富だ。
メタル素材
アルミ、ステンレスなどメタル系の素材を利用しているもの。プラスチックよりもクリアな音を楽しむことができる。壊れにくく、長期間そのハイレゾ対応ヘッドホンで音楽を聴き続けることができるだろう。しかし比較的軽い音になってしまうため、重低音を楽しみたいという方には不向きである。
ウッド素材
木製の素材のハイレゾ対応ヘッドホンは、温かみのある音を楽しむことができる。重低音などを楽しみたいという方にもおすすめだ。しかし、ウッド系素材もなかなか数が少なく選択肢があまりないというデメリットがある。キレのいい音を楽しみたいという方にもウッド系のハイレゾ対応ヘッドホンは不向きである。
おすすめハイレゾ対応ヘッドホンメーカー
ハイレゾ対応ヘッドホンは様々なメーカーから登場している。どのようなメーカーのハイレゾ対応ヘッドホンが自分に合っているのか、その特徴ごとに確認していこう。
ソニー
オーディオ周辺機器といえばソニーを思い浮かべる方は多いだろう。ハイレゾ音源に対応するアイテムをいち早く作り出し、種類も豊富である。低価格で楽しめるものから、本格的に音源を聞き取りたいという方向けのプロ仕様のものまでたくさんあるので、自分にぴったりのものをソニーから選ぶことができるだろう。
高音を楽しみたい方、重低音を楽しみたい方、バランスよく楽しみたい方、それぞれに満足できるタイプがそろっている。中には人間が聞き取れないような音域まで再生してくれるようなものもあり、特別感を感じることができるだろう。
シンプルでセンスのあるデザインも人気。音だけでなく付け心地にもこだわり、長時間使用していても疲れにくい、軽くて持ち運びやすいモデルなどもたくさんある。
ケンウッド
ケンウッドは日本国内でも有数のオーディオメーカーである。木製のアイテムに強いこだわりを持っているため、ウッド素材のハイレゾ対応ヘッドホンを手に入れることが可能だ。木製ならではの温かみのある音、重低音の音をしっかり響かせることができる。
さらに低価格なものも販売されているのでせひチェックしてみてほしい。音質にこだわりを持ち、またそのようなヘッドホンを使いたいという方におすすめのヘッドホンがそろっている。
パイオニア
パイオニアも日本を代表するオーディオメーカーの一つである。DJ、ダンサーなどに向けたアイテムが多く、重低音をしっかり聞き取れるようなタイプのハイレゾ対応ヘッドホンが豊富にそろっている。
テレビ局のモニターヘッドホンなど、プロが使っているものも多く、国内外で高く評価されているのが特徴だ。現在でもクラブなどで利用されることが多い。しかし、ジャズ、クラシックなどの生音の再生能力も高い。様々なシーンに使用できるヘッドホンがそろっているのでぜひチェックしてみてほしい。
定価は高いが、家電量販店では型落ちしたものが安く売られているという特徴もある。ハイレゾ対応ヘッドホンをチェックしたいという方は、まずパイオニアのものから入ってみるのもいいだろう。
ゼンハイザー
ゼンハイザーはドイツを代表するヘッドホンメーカーである。オープンエアー型のヘッドホンを開発したことでも有名だ。
ハイレゾ対応ヘッドホンを安く買うには?
ハイレゾ対応ヘッドホンは高級であり、最低でも数万円かけなければ満足のいく音を楽しむことはできないだろう。そんなハイレゾ対応ヘッドホンを少しでも安く購入する方法としては、楽天やAmazonなどのディスカウントショップを利用するという方法がある。定価よりも安い価格で販売されているのでぜひチェックしてみよう。
送料などが高くなっている可能性もあるので、海外製品、海外からの発送となる製品には注意が必要だ。家電量販店で値下げ交渉をするという方法もある。人気のものは値下げは期待できないが、ポイント還元などでお得なお買い物ができる可能性は高い。
ハイレゾ対応ヘッドホンのアウトレット
ハイレゾ対応ヘッドホンはアウトレット品が販売されていることもある。公式オンラインストアや、家電量販店のアウトレットコーナーをチェックしてみよう。新型が発売されたり、その製品が生産終了となるとアウトレット価格で販売される。また、外箱に傷がついたものなども安く売られる。
このようにアウトレット製品は新品で状態自体には問題がない。不良品が売られているというわけではないので、新型にこだわらない、音がいいものがほしい、新品をより安く購入したいという方にはアウトレットはおすすめの選択肢といえる。アウトレットのメリットやデメリットをよくチェックしてから購入するようにしよう。
アウトレットのメリット
アウトレットのメリットとしては、新品のハイレゾ対応ヘッドホンを安く購入できるという点がある。ハイレゾ対応ヘッドホンは定価が高く、なかなか手を出せないという人も多いだろう。そんな方でもアウトレットなら購入できるかもしれない。
また、公式オンラインストアや家電量販店から購入すれば、新品と同様の保証を受けられる。万が一故障したり、不良品だった場合でも安心だ。
アウトレットのデメリット
アウトレットは、定価よりは安くなるものの中古品ほどの大幅な値下げは期待できない。人気のメーカーやラインであれば値下げ率はさらに低くなり、新品の安いものを購入した方がいいと思うこともあるだろう。
また、アウトレット品が出回るのはごくわずか。公式サイトなどを逐一チェックしておく必要があり、すぐに売り切れてしまうのでタイミングが重要となる。
ハイレゾ対応ヘッドホンの中古品
ハイレゾ対応ヘッドホンをより安く購入できる方法に中古品を購入するという手段もある。リサイクルショップ、ヤフオク、メルカリ、通販サイトなどをチェックすれば、中古品のハイレゾ対応ヘッドホンを見つけることができるだろう。
一度誰かが使用したものにはなってしまうが、それでも製品の質自体には問題ない。中には状態がいいもの、新品未開封のものなどもあるので、状態が気になるという方はこのようなアイテムをチェックするようにしてみよう。中古品のメリット、デメリットを比較して、自分に合うかどうか考えてみてほしい。
中古品のメリット
中古品はとにかく価格が安いというのが一番のメリットだ。箱なしや使用済みのものであれば、10分の1以下の価格で購入できるケースも少なくない。メルカリなどでは値下げ交渉をすることも可能なので、予算以下での購入も可能となっている。
ハイレゾ対応ヘッドホンは使用したから品質が下がるというものではないので、中古品であってもしっかりハイレゾ音源を楽しむことができる。すでに生産が終了してしまったもの、日本国内では購入できない海外モデル、海外メーカーのものも中古品なら見つけやすい。
中古品のデメリット
中古品は、新品ではないので故障している可能性がある。一度でも使用されたものであれば、そのリスクは必ずあることを覚えておこう。新品未開封品として出品されていても、素人の保管状況では外箱に傷などがある可能性も。
また、故障していた場合に保証を受けることができないというデメリットもある。比較的新しく保証書つき、保証期間内であれば修理などをメーカーに依頼することもできるが、古いものだとそういうわけにはいかない。いつ頃購入したものなのかも問い合わせておくと安心だ。
ハイレゾ対応ヘッドホンをより安く購入しよう!
ハイレゾ対応ヘッドホンの特徴や人気のメーカー、安く購入する方法についてご紹介した。ハイレゾ対応ヘッドホンを販売しているメーカーのオンラインストアでは、アウトレットのページが用意されていることが多いのでぜひチェックしてみてほしい。憧れのハイレゾ対応ヘッドホンを驚きの価格で購入できるかもしれない。
また、より安く購入したいのなら中古品もおすすめだ。状態などをしっかりチェックした上で購入するようにしよう。