不要になったテレビを処分して新しいものに買い替えたいときには下取りを利用すると処分が容易である。ヤマダ電機では下取りを行っているが、どのような条件を満たしていると引き取ってくれるのだろうか。
ヤマダ電機でのテレビの下取り条件を確認し、申し込みができるか理解しておこう。ヤマダ電機では下取りできないという場合にどのような選択肢があるのかも知っておくと役に立つので、様々な売り方についても紹介する。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ヤマダ電機でのテレビの下取り条件とは
ヤマダ電機では家電の買い替えのときに限らず、処分したい家電があるときには買取をしてくれる場合がある。下取りとよく呼ばれているが、実際には商品を購入しなくても受け付けてくれる買取サービスだ。
ヤマダ電機は買い取ったテレビを自社工場に運び込み、適切な整備をした上で再販するというルートを持っている。そのため、中古品の買取を積極的に行っているが、再販するのを目的としていることから条件が厳しいので注意しなければならない。
ヤマダ電機のテレビの下取り条件
テレビの場合には、製造年式が2009年以降で正常動作する製品が対象となる。ただし、デジタルテレビということは必須で、アナログ液晶TVは買い取ってもらえない。液晶・プラズマテレビで画面が正常に映るということを確認した上で、申し込む必要がある。
状態としては、テレビ本体に破損・サビ・色あせ・変色がある場合も、買取対象外となる。画面の割れ、にじみ、コーディングのはがれなどの外観や性能にかかわる部分に加え、映像を出したときに不良がないかなども同様だ。
また、付属品が揃っていることも条件で、電源コードやリモコンなどがすべて整っていると下取り対象になる。リモコンのボタンが故障している、電源コードのカバーが一部剥がれているといった状態では、本体の状態は条件を満たしていても下取りはしてもらえないので、注意が必要である。
ヤマダ電機のテレビの下取りの特徴
このような条件を満たしている場合には、ヤマダ電機の買い取りは画面サイズと製造年式によって定額で買い取ってくれるのが特徴である。
2019年〜2018年の製造で、画面サイズが50インチ以上なら20,000円での買取になるが、2017年〜2016年の製造なら15,000円、2015年〜2014年の製造なら10,000円といった形で古くなるほど急激に価格が下がっていく。
画面サイズについても同様で、2019年〜2018年の製造なら50インチ以上では20,000円だが、40インチ以上で49インチ以下なら15,000円、30インチ以上で39インチ以下なら10,000円、20インチ以上で29インチ以下なら2,000円、19インチ以下なら1,000円となっている。
単純に製造年式と画面サイズを確認するだけで、買取価格が決定するという点でわかりやすい仕組みだ。どれだけ高かったテレビでも安かったテレビでも、同じ値段が付くという点は覚えておいた方が良いだろう。
身分証明書は注意が必要
細かな点ではあるが、身分証明書の提示についても気をつけておいた方が良い。ヤマダ電機で下取りを依頼するときには身分証明書が必要だが、運転免許証や健康保険証を持っている限りは問題ない。
ただ、マイナンバーカードやマイナンバー通知カードは、ヤマダ電機では本人確認書類として取り扱っていないため、普段からマイナンバーカードなどを使っている人は別のものを用意しておく必要がある。
家電リサイクルであれば断ることはできない
ヤマダ電機のテレビの下取りは厳しい条件を満たしていなければならず、古いテレビを買い換えるようなときには利用できない。しかし、ヤマダ電機でテレビを買ったときに引き取ってもらうことは可能である。
家電リサイクル法
家電リサイクル法によって、家電の販売店はリサイクルの受付窓口として機能することが求められていて、原則として家電リサイクルに出したいと消費者に言われたら断ることはできない。
リサイクルに出すためには家電リサイクル料金を払わなければならず、テレビの場合には1,296円〜3,688円がかかる。テレビのメーカーと、ブラウン管式か液晶・プラズマ式か、画面サイズが15型以下か16型以上かという3点からリサイクル料金が定められている。
ヤマダ電機でテレビの買い換えをするときに家電リサイクルも依頼すると、収集に来てくれたときにリサイクル料金をその場で支払うことになるのは覚えておこう。
家電リサイクルの際の収集運搬費
一般的には、テレビを自宅まで取りに来て運んでもらうための費用として収集運搬料を請求されるが、買い替えで新品のテレビを納品するときに引き取るという形にすることで収集運搬料を少なくしてもらえる。
引き取りのみのときには3,240円のところが1,080円という仕組みになっているが、大口の買い物をしたときには収集運搬料を0円にしてくれる場合もある。
収集運搬料無料というのは標準サービスとして行っているわけではないので、買い替えのときには下取りができないなら家電リサイクルに出したいと伝え、リサイクルすることになった場合の費用を予め確認しておいた方が良い。
ヤマダ電機の条件を満たしていなくても売却は可能
ヤマダ電機でテレビを買い換えるときに、下取りをしてもらえなかったらリサイクル料金を払って処分しなければならないだろう。しかし、ヤマダ電機の条件を満たしていなくても、買い取ってもらえる可能性はある。
ヤマダ電機では、下取り条件も買取価格も明確なので、あらかじめ売れるかどうかを確認し、売れないとわかったら別の方法を考えるのも賢明だろう。ヤマダ電機以外にも買取サービスを行っている業者は多く、家電専門の中古買取店などを利用すると高く売れる可能性すらある。
買取専門店であれば、知識豊富な査定員が価値を判断して買い取ってくれるため、ヤマダ電機での下取り条件に満たなくても、中古品として再販できる可能性があると判断してもらえれば換金可能なのである。
また、ヤマダ電機での買取価格が5,000円のテレビでも、人気があるメーカーの製品で状態も良好なら中古市場では30,000円で取引されているといったケースもあるだろう。すると買取店としては5,000円よりも高い価格を付けて買い取るという判断もできる。(2019年12月21日調べ)
逆のケースもあり、ヤマダ電機では5,000円でも、市場ではほとんど売れないテレビだから買い取らないと断られたり、せいぜい5,000円で売るのが限界だから2,000円で買い取るといった対応になったりすることもある。買取店で売ると市場での適正価格付近で売れるので、ヤマダ電機の条件を満たしているときでも査定価格を確認してみると良いだろう。
買取以外にも選択肢はある
現実的な問題として、ヤマダ電機の下取り条件を満たしていなくても、正常動作するテレビなら欲しいという人もいるだろう。リモコンの接触が少し悪いだけだったり、テレビの裏側の目に触れないところに傷があったりするだけなら問題ないと考える人もいるのだ。そのような人に直接売るというのも選択肢の一つである。
買取業者は、買い取って在庫として抱え続けてしまうと、テレビの価値は下がる一方であり、本当に売れなくなって自ら処分しなければならないリスクも抱えているため、買い手がいることを重視するのだ。したがって、買取を断られてしまうケースもあるだろう。
しかし、個人に売るのならこのようなリスクがないため、純粋に欲しいかどうかで買う判断をしてもらえる。買取店では取り扱ってくれないようなテレビであったとしても、フリーマーケットに出したり、オークションにかけたりすると買い手が見つかることがあるのである。
また、未使用のまま持っていたテレビを売って買い替えたいというようなケースではヤマダ電機で下取りしてくれる可能性も十分にあり、買取店でも高額を提示してくれると期待できる。しかし、美品ほどオークションにかけた方が高値で取引できる可能性があるので、まずは出品してみるのも賢い方法である。
買取業者を紹介
買取の他にも手はあるといっても、買取業者を知らずにすませてしまうのは損することにもつながる。そこで、テレビや家電の買取に適した業者を紹介していくので、参考にしてほしい。
家電高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
家電を専門に買取をおこなっている家電高く売れるドットコム。相場に沿った適正な価格での取引を売りとしているため、不当に安い価格で取引が進む心配がないのが嬉しい。
テレビの買取実績も豊富で、適正価格での買取が期待できるだろう。買取の方式も宅配、出張、店頭と好きなものを選択できるようになっている。
トレジャーファクトリー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
トレジャーファクトリー多くの実績を誇る業者である。買取から出品までの流れを自社でできるため、浮いた費用を査定額に還元している。
出張買取などもおこなっている業者であるが、出張費用は無料。そのため、買取業者の利用が初めてであっても、気軽に買取を依頼できるだろう。
ファインブランドマーケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
家電をはじめとした幅広い品物を買取しているファインブランドマーケット。独自のネットワークで再販できるため、高額買取を可能としており、より満足のいく買取につながりやすい。
査定を無料でおこなってくれることに加え、出張買取や宅配買取もおこなっている。対応のスピーディーさも魅力の1つだ。
まとめ
テレビの買い換えをするときには必ずしもヤマダ電機の下取りだけが選択肢ではない。それが最も高く売れる方法の場合もあるが、他の方法も比較して最も高く売れるようにした方が良いだろう。
業者を利用することによって、下取りよりも高額での取引が見込めるのは事実である。その他にもフリマサービスやオークションが考えられる。ものによってはかなり高額な取引が実現する。
さまざまな視点から考えて、最も良いと思うものを選択してほしい。この記事がよりよい買取の助けとなれば幸いである。



