飲食店を閉店したとき、食器や什器、備品などの処分に困っている人も多いだろう。実際、飲食店などで使用していた業務用のものは通常の買取業者では売れないことも少なくなく、売るときはしっかりと買取業者を選ぶ必要がある。
そこで当コラムでは、飲食店閉店時の食器・什器・備品の買取におすすめの業者を紹介していく。買取のコツや高く売る方法まで詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
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飲食店閉店時の食器・什器・備品買取のコツ
食器・什器・備品などを処分するとき、どうやって売ればいいのか悩む人は多い。飲食店の閉店ともなれば処分しなければならないものは多く、どのようにするのが一番いいのかわからないだろう。
業者を紹介する前に、ここからはまず飲食店閉店時の食器・什器・備品買取のコツを解説していく。買取を検討している人は、以下の2点を頭に入れておこう。
出張買取で売るのが断然おすすめ
飲食店閉店時の食器などを売るときは、出張買取で売るのが断然おすすめだ。買取業者では宅配買取・出張買取・店頭買取の3つで対応していることが多いが、出張買取は指定した場所まで業者が駆け付けてくれる方法である。
出張買取のメリットは何といっても手間がかからない点にあり、自分で梱包して発送したり、店舗へ持ち込んだりなどのめんどうくささがない。仮に宅配買取や店頭買取しか対応していない業者だと、処分するものが多い場合は売るのが難しいケースも多い。
出張買取はどんな量でも一度に買取してもらうことができ、その日のうちに処分できるのが最大のメリットである。
廃棄・回収に対応しているとさらに良い
飲食店で使用していた食器や什器の中には、業者では買取してもらえないものもあるだろう。特に店舗家具や備品などは値段がつかないことが多く、処分に困る人も少なくない。そうしたときに便利なのが、廃棄・回収に対応している業者である。
通常の業者では買取対応しかしていないが、片づけや業務用の製品を買取している業者では廃棄や回収に対応していることも多い。すべての業者が対応しているとは限らないが、業者を選ぶときは買取以外のサービスも対応しているかをチェックしておこう。
そうすれば買取できるものは買取、値段がつかないものは廃棄・回収となり、処分に困ることもなくなるだろう。ただし、別途で料金がかかる場合もあるので、しっかり確認しておくこと。
高く売れるものは?
飲食店で使っていた食器や什器、備品の中には、高く買取されるものもある。何年も使用していたからといって、全然値段がつかないわけではない。特に業務用のものは通常の製品よりも高価なものが多いため、買取価格も高額になりやすい。
以下では、高く売れるものの特徴を紹介していく。どんなものが売れるのか気になる人は、ぜひチェックしてみよう。
食器はブランドものが高く売れる
飲食店の食器は、高値で買取されるものが多い。特に洋食器などは数万円で買取されることもあり、和食器でも有名な作家のものは高値で買取されやすい。一方、ノーブランドの食器はあまり高く売れないと思っておいていいだろう。どこにでも売っているようなものは、ほとんど値がつかないケースがほとんどだ。
洋食器の中では、以下のブランドは高価買取が期待できるだろう。
ほかにも、骨董価値がある食器や未使用のもの、純金や純銀などの素材にこだわりがある食器などは高値がつきやすいのを覚えておこう。
厨房機器は年式が大事
厨房機器の買取では、年式が何よりも大事になる。言うまでもなく、古いものほど買取価格は低くなり、最新のものほど買取価格は高額になりやすい。一般的には、厨房機器の耐用年数は8年となっているため、買取に出すときも8年が目安となるだろう。
高価買取を狙うのであれば、5年以内に買取へ出しておきたいところである。ただし、年式だけ新しくて状態が悪くては意味がないので、普段からの使い方も買取価格には重要だと言えるだろう。
厨房機器の中でも特に高値がつきやすいのは、冷蔵庫や製氷機、コンベクションオーブンやコードテーブルなどである。メーカーとしては、ホシザキやmaruzen(マルゼン)、フクシマガリレイやニチワなどが高価買取対象となっていることが多い。
綺麗な状態が望ましい
食器や什器、備品だけに限らず、買取へ出すときは綺麗な状態であることが望ましい。どんなに高価な食器であっても、傷や汚れといった状態が悪ければ買取価格は低くなる。厨房機器でも操作や性能に欠陥がある場合は、買取価格は大幅に低くなるので注意が必要だ。
とはいっても、わざわざ1つひとつ丁寧に磨いたり念入りに掃除したりする必要はなく、最低限綺麗にしておくだけで問題ない。傷などは仕方ないが、使用している上での汚れは落としてから買取依頼するのが基本である。使っていない食器なども、ホコリなどを落として査定に出すこと。
食器・什器・備品の買取相場は?
次に、食器・什器・備品の買取相場について見ていこう。実際に買取へ出す前に、大体どのくらいの価格で売れるかを知っておくのも大切なことである。
なお、記載している価格は2022年8月現在の価格であり、製品の状態によっても買取価格が変わることを頭に入れておこう。
食器
まずは食器の買取相場を見ていこう。
商品名 | 買取価格 |
---|---|
マイセン インドの華 リッチピンク コーヒーセット | 17万円 |
ウェッジウッド マデリン ティーセット 廃盤品 | 16.6万円 |
和食器 人間国宝 11代三輪休雪 萩茶碗 | 5.6万円 |
ヘレンド ロスチャイルドバード ブルースケール コーヒーセット | 26万円 |
クリストフル パール カトラリーセット | 13.4万円 |
リチャードジノリ イタリアンフルーツ C&S・プレート・シュガーetc | 6万円 |
バカラ マッセナ タンブラー 6点セット | 5万円 |
ミントン ハドンホール グリーン C&S・ティーポットなど | 1.9万円 |
エルメス ガダルキヴィール オーバルプレート | 6万円 |
ノリタケ 100h anniversary 四季彩舞曲 ディナー皿 | 9万円 |

厨房機器
次に、厨房機器の買取相場を見ていこう。
商品名 | 買取価格 |
---|---|
ホシザキ/2017/HR-180LZT 縦型冷蔵庫 | 10万円 |
パナソニック/2021/SRF-K1261SB 縦型冷蔵庫 | 11万円 |
ホシザキ/2016/IM-25M-1 製氷機25kg | 5万円 |
大和冷機/2019/DRI-35LME 製氷機35kg | 6万円 |
フクシマガリレイ/2020/FIC-45KT2 製氷機45kg | 9万円 |
ホシザキ/2017/RT-150SNF-E コードテーブル | 6万円 |
フクシマガリレイ/2017/YRC-120RE2 コードテーブル | 4.5万円 |
マルゼン/2021/M-212C 卓上ガスコンロ | 1万円 |
ニチワ/2018/SCO-3N コンベクションオーブン | 9.5万円 |
コメットカトウ/2016/CS13-E5 コンベクションオーブン | 9.8万円 |
マルゼン/2021/MGF-CM10K ガスフライヤー | 2.5万円 |
マルゼン/2021/MGF-12TJ ガスフライヤー | 2万円 |

また、さらに詳しい買取相場については、以下のコラムを参照。

食器・什器・備品のおすすめ買取業者
続いて、食器・什器・備品の買取におすすめの業者を紹介していく。業務用の製品は買取されないことがあるので、業者選定することは必須である。
飲食店閉店時の食器などはどこに売るのが正解なのか。おすすめの業者はどこか知りたい人は、ぜひ参考にしていただきたい。また、食器やお酒の買取業者については、以下のコラムも参考にしてみよう。
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大阪の福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんはブランド品や貴金属、ジュエリーや骨董品、家電や食器など幅広いジャンルの買取をおこなっている大手買取店だ。特に食器の買取には力を入れており、マイセンやロイヤルコペンハーゲンの食器は高価買取されている。買取件数は600万点以上あり、大手だからこその安心感がある業者である。
買取は宅配・店頭・出張の3種類から選べる。どの方法を選んでも手数料などは一切かからないため、気軽に依頼できるのが魅力。出張買取に関しては、関東と関西であれば即日対応も可能なので、気になる人はまず相談してみよう。
名古屋の再良市場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
再良市場は、名古屋を中心に出張買取をおこなっているリサイクルショップだ。主に食器やキッチン雑貨の買取・販売をしており、幅広いカテゴリとジャンルを扱っている業者である。厨房機器や事務機器、店舗用品の買取にも強く、専門スタッフが査定するので安心して任せられるだろう。
買取は店頭・出張の2つの方法で対応している。出張買取は基本的に何でも買取しており、対応エリア内であれば即日に現金化も可能だ。大型家電や家具、まとめ売りしたいときに便利である。もちろん、出張費などは一切かからない。
大田区のテンポス買取ドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
業務用厨房機器の買取を専門におこなっている、テンポス買取ドットコム。飲食店専門のリサイクルショップとして人気が高く、店舗も全国に展開されているので利用しやすい。年間買取件数は1万件以上にもなり、店舗まるごとの片づけや大型の業務用製品の買取までしっかりおこなってくれる魅力的な業者である。
買取は店頭・出張の2つで対応。出張買取は店舗が全国に展開されているので、どこでも駆け付けてくれる。急ぎの方は最短1営業日で無料査定してもらえるのもうれしい。他店では売れないようなものでも買取してもらえるため、まずは査定依頼してみよう。
出張買取のパワーセラー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パワーセラーは不要品の買取・回収をおこなっている業者だ。店舗用品から厨房機器、家電やゲームまでさまざまなものを扱っており、基本的にはどんなものでも対応してもらえるのが特徴。売れるものは買取、売れないものは回収してもらえるので、飲食店閉店時の処分にも利用できる業者である。
買取は出張買取での対応。対応エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉となっており、年中無休で出張対応だ。ただし、予約した後にキャンセルした場合は手数料が発生するので注意しておこう。
千代田区のソウユー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ソウユーはオフィス家具の買取に適した業者である。店舗の引越しや片づけなどに対応しており、飲食店などでは什器の買取に利用できる業者だ。不要な家具や家電を高価買取し、厨房機器の買取にも力を入れている。他店よりも高く買取してもらえると評判も良い。
買取方法は店頭・出張の2つの方法。出張買取は全国対応となっており、気軽に依頼ができる。ただし、買取には料金がかかり、それぞれのジャンルによって料金が異なるので事前にチェックしておこう。備品などもしっかり買取してもらえる。
食器・什器・備品を少しでも高く売るには
最後に、食器・什器・備品を少しでも高い価格で売る方法について解説していく。飲食店を閉店した場合、とにかく売れればいいやと処分してしまいがちだが、せっかく売るのであればできるだけ高い価格で売っておきたいところである。
中には多少手間がかかる方法もあるが、高く売りたいのであれば以下の4点を意識して買取依頼してみよう。
ジャンルごとにまとめ売りをする
飲食店閉店時には、処分するものがたくさんあるだろう。すべてまとめて1つの業者へ買取に出すのもいいが、おすすめなのはジャンルごとにまとめ売りをすることだ。たとえば、食器は食器専門店、イスなどの家具類はオフィス家具の買取に強い業者など、ジャンルごとにまとめ売りすることで査定ボーナスがつき、より高い価格で売却できる。
厨房機器などもリサイクルショップでまとめて売るよりも、厨房機器の買取に強い業者で売ったほうが高値がつきやすい。また、何度も言うように店舗用の製品は通常の業者では買取されないことも多いので、ジャンルごとに特化した業者でまとめ売りするのがいいだろう。
お酒は専門店で売る
飲食店によってはお酒を扱っていることも多いが、お酒の在庫を処分するときは必ずお酒の専門店で売るようにしよう。というのも、お酒はほかの商品とは違い高値で買取されやすく、希少価値が高いお酒の場合は1本数万円~数十万円で売れることも少なくない。
また、お酒もまとめ売りで買取金額がアップする業者が多く、専門店であればほとんどの業者でまとめ売りサービスが実施されている。最近はリサイクルショップなどでもお酒の買取がおこなわれているが、お酒に関しては専門店で売ったほうが高値がつきやすいことを覚えておこう。
フリマやオークションもチェック
食器や什器、備品の中には、ほかの人が欲しがるものもある。実際、飲食店を経営している人でも、フリマやオークションなどで必要なものを購入する人もいる。そのため、閉店して不要になったものをフリマやオークションへ出品してみるのもおすすめだ。
業者では二束三文でしか売れないようなものでも、フリマやオークションではそこそこの価格で売れるかもしれない。特に食器は色々な人が欲しがるので、業者よりも高く売れる可能性がある。
フリマはメルカリやラクマ、オークションはヤフオク!を利用しておけば十分だろう。
まとめ
当コラムでは、飲食店閉店時の食器・什器・備品の買取におすすめの業者を紹介していきた。飲食店で使用していたものは、通常の業者では買取されないことがあるのでしっかりと業者を選ぶことが大事だ。ポイントとしては、出張買取に対応しており、廃棄や回収サービスにも対応している業者がいいだろう。
飲食店閉店で食器などの処分に困っている人は、ぜひ当コラムを参考にしていただきたい。
参考サイト