大切に使用してきた楽器。もし楽器を手放さなければいけなくなったとき、きちんと買取やネットオークションなどを利用して納得のいく価格で売却したいものだ。
今回は楽器を高額で買取してもらうために、買取とネットオークションのそれぞれの特徴をまとめて見たので、楽器の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
楽器専門の買取業者のメリットは?
楽器を売却する際にまず欠かせないのは、どの買取業者に依頼するかだ。買取業者と言っても、ブックオフなどの総合買取業者と楽器を専門に扱っている業者の2つがある。まず楽器専門の買取業者のメリットについて紹介していこう。
楽器専門店で売るのがベター
Melissa tries to choose her next guitar / david.nikonvscanon
楽器専門店のメリットは「楽器ごとの細かな査定リストがあり、商品ごとに査定の差別化をしてくれる」という点だ。さらにギター専門店、ピアノ専門店など楽器毎の専門性が上がるとよりきちんと査定して貰える。
事前に買取金額を知ることもできる
総合買取店では「ギター」「キーボード」などおおまかな分類のみで買取価格を決めているところが多く、楽器の人気や価値などが反映されないことが多い。
対して、楽器専門店に電話で売りたい楽器のシリアルナンバーを伝えれば、事前に最高買取金額を教えてくれる楽器店もあるので、売却する前に大体の買取金額を知ることもできる。あらかじめ買取金額を把握しておくことで、他社と価格を比較しやすくできるため高価買取が期待できるだろう。
タカガイなら高価買取の期待大
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
タカガイはギター・ベースからシンセサイザー、管楽器、DJ機器など幅広い楽器機材の買取を行なっている買取ショップだ。こちらは高価買取に自信があり口コミの評価も高い。買取方法は宅配買取や出張査定に対応しており、楽器のサイズにあった梱包キットを無料で届けてくれるので非常に便利だ。査定フォームや電話からスピーディに査定できるので、他社と買取額を比較したい方はぜひ問い合わせてみてはいかがだろうか。
総合買取店は高く売れる?
次に、ブックオフなどの総合買取ショップのメリットについて紹介しよう。
店舗数が多さが魅力
総合買取店のメリットは、「店舗数が多い」ということが挙げられる。楽器専門で買取もしている店を探すのと、総合店舗で楽器の買取をしている店舗を探すのと比べると、総合店舗の方が探しやすいと思われる(楽器はどちらかというと特殊な分類の商品のため、総合買取店でも扱っている店は少ないが)。
まともに査定してもらえないことも
まんだらけやブックオフ、ハードオフなど、おもちゃや本、家具など様々な商品を買取しているお店でも、楽器を買取して貰うことが出来る。このタイプの買取サービスを利用すると、楽器をまともに査定してもらえないケースが多々あり、安い価格で買取されてしまうことが多い。そのため、何十万円する高級なギターなどの楽器をこの手のお店で売ると、大損する事になる。必ず専門の鑑定士がいる専門店を利用するようにしよう。
尚、元々希少価値の低い楽器やジャンク品の場合、総合買取店の一律買取金額の方が高いという場合もあり得る。
自分に合った買取業者を選ぼう!
MUSICVOX guitars / streetviewer
まとめると、「使わなくなった楽器を売りたい」時に利用する買取店には大きく分けて「楽器専門店」と「総合買取店」の選択肢がある。どちらを利用するにしても楽器は大きく重いため買取に出すのが少々面倒なものなので、上記のことを考慮した上で自分に合った買取店に持っていこう。
ヤフオクなどネットオークションのメリット

楽器を売る方法は買取だけでなく、ヤフオクなどのネットオークションを利用する方法もある。どちらの方が高く売れるのかを考えた時、一般的には信頼性が高い楽器店を利用して買取するのが最も高く売れるはずだと考える。しかし、実際は楽器買取店を利用するよりも、ネットオークションを利用する方が高く売れることもある。
面倒さを受け入れてでも高く売るかは悩みどころ
ネットオークションで楽器を売る場合、覚えておくべき事としては、入札者を見つける為にはそれなりにコストがかかり、時間がかかるという点だ。
ネットオークションはいかに多くのユーザーに、自分の出品している商品を見てもらえるか、これによって入札者の数が増える事から金額が上がりやすくなる。しかし、自分の商品をしっかりと宣伝するには数千円ほどお金がかかる。中には宣伝しても入札者が現れない事もあるので、根気が必要だ。
トラブルに御用心
最近はネットオークションを利用する人が年々増えている。一方でユーザー間のトラブルが多発しているようだ。そのためネットオークションを利用するなら、しっかりとトラブル回避方法も熟知しておこう。買い手のリテラシーによって面倒なことに巻き込まれかねないし、時には詐欺に合うこともあるだろう。買い手とやり取りをする際は、あらかじめしっかりと情報を確認しておくなど、トラブルは未然に防ぐように努めよう。
フリマ・ネットオークションの買取相場
実際にネットオークションでの楽器の相場はどれくらいだろうか。いくつか例を挙げるので、参考にしてみて欲しい。
メルカリ
- ・Gibson Memphis/ES-355:280,000円
- ・Gibson 2012年製 ヒスコレ 58レスポールVOS レフティ:260,000円
- ・Gibson Lespaul Custom E707:190,000円
- ・バッカス Bacchus エレキベース WJB-330R:9,980円
- ・フェルナンデス PIE-ZO ベース ZO-3:10,111円
ヤフオク
- ・Varita VST-001 エレキ ギター ソフトケース 付属:38,000円
- ・Taylor 314ce テイラー エレアコ アコースティック ギター アコギ ケース付:94,000円
- ・YAMAHA ヤマハ アコースティックギター アコギ FG-110 赤ラベル:12,000円
- ・ERNANDES モッキンバードベース エレキベース:7,250円
- ・ibanez アイバニーズ BTB845SC BASS:52,500円
楽器を少しでも高く売却するためのコツ
71-365 (Year 8) I-Spy with my little eye … / ♔ Georgie R
ここまで買取業者とネットオークションについて紹介したが、お手持ちの楽器を少しでも高額買取してもらうためにはいくつかコツがある。次に高価買取をしてもらうコツを3つ紹介する。
定価が高い楽器は高く売れる
1つ目のポイントは何より定価だ。楽器はどんな種類でも元々の価値がある。査定されるときに、新品で購入する時の定価を超えることはほとんどあり得ない。中には販売中止になって限定品となったギターなど、プレミアム価格のつくものはあるだろうが、大半は定価割れとなる。廃盤になっている楽器については、定価以上というだけでなく更に価値が高騰する事がある。バイオリンのストラディヴァリウスが良い例だ。
一般的な楽器の場合でレア価値に期待するなら、ネットオークションを利用する方が良いかもしれない。元の価値が高い楽器ほど、買取する時に値段は高くなる。一般的に定価の5分の1~2が目安とされており、半額で買取されるとまずまずと言って良いだろう。
楽器の状態は綺麗であることが大前提
2つ目のポイントとして、楽器の状態も重要ポイントだ。状態は新品に近いほど買取価格は高くなる。日頃から丁寧に楽器を扱っているかどうかが分かれ目になる。査定を受ける時は楽器を綺麗に磨くなど、見た目も気にしておこう。査定する人も人間だし、何より主観的に査定は行われる。機械にとって代わられない限りは、第一印象や交渉の仕方など査定員の気持ちをうまく調整することが大事だろう。
例えば、ギターなど弦楽器の場合はネックが曲がることがあり、そうして商品のコンディションが悪くなった場合は買取価格が下がる。良い状態を維持する為には日頃からの楽器への愛着と丁寧さが欠かせない。また、箱や説明書など付属品を全て保管しておく事も買取のポイントになる。
オプション・付属品をまとめて売る
3つ目のポイントは、楽器を購入した際についてきた説明書や付属品などをできるだけ揃えることだ。上記でも紹介したように、楽器の買取はできるだけ新品に近い方が高く売れるので、付属品はできるだけ揃えておきたい。
まとめ
上記の大きく2つの側面について説明した。すべて理解し、自身の楽器に合わせた買取依頼なり、オークション出品なり調整してみてほしい。上手に高額を目指した楽器買取が出来るようになるだろう。