レア紙幣とは、一見すると普通のお札だが、ものによっては高額な値となる紙幣が存在することを御存じだろうか。よくよく目を凝らすと製造番号がゾロ目であったり、印刷ミスによって文字が浮いていたり、絵が規定の枠からはみ出してしまっている紙幣がある。また「古札」といわれる昔に発行されたお札は、種類によって1,000万円以上の高値がつく可能性がある。
今回はそんなレア紙幣の買取価格をランキング形式で紹介する。自宅に眠っている紙幣や財布にある紙幣の中に、その金額以上で取引されている高額紙幣があるかもしれない。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
レア紙幣とは?
まず、レア紙幣とされる珍番号、エラー紙幣、古札の3種類に分けて紹介する。現在発行されている札も対象となるので、今すぐお財布の中を確認したいところだが、あくまで「ピン札」と呼ばれる未使用が基準となる。そのため、使用済みや汚れなどが目立つものは、どうしても価値が下がってしまうことを注意したい。
珍番号
硬貨には製造年月日が記されているが、紙幣はその代わりに2つか3つのアルファベットと6桁の数字が製造番号として印刷されている。この番号がゾロ目やキリ番だと、プレミアム紙幣として希少なものとなる。
「ゾロ目」
111111、222222など番号がゾロ目になっているもの。999999は存在しない。数が小さいほど希少となる。
「キリ番」
100000や900000などの下五桁が0で揃っているもの。
「サンドイッチ番号」
122221や800008など、2~5桁目の数字が揃っていて、1桁目と6桁目が同じ数字で挟まれているもの。
「階段」
123456などの連続した数字で構成されたもの。
「A-A券(トップ番号)」
A000001Aがその紙幣の最初の記番号。数百万以上の価値がつくことがある。ちなみにAA-AはA-Zの後に製造されたものであるため額面以上の価値は無い。
「ZZ-Z券(ラスト番号)」
ZZ900000Zはその紙幣の最後を意味する。数百万以上の価値がつくことがある。
エラー紙幣
エラー紙幣とは、本来の印刷になんらかのエラーが発生し、それが印刷されてしまったものである。通常は流通の過程でそういった紙幣は除外されてしまうが、ごく少数が一般に出回ってしまうことがあるようだ。
「ヘゲエラー」
ヘゲエラーとは、造幣時に大きく折り曲がってしまった紙幣である。ただし、見た目があまり良くないので、高値で買い取られることはほとんどない。
「二重印」
表の印刷が裏にも施され、元あった印刷に上書きされた紙幣である。
「福耳付き」
紙幣は大きな紙に印刷され、それからお札の形に切断される。この時に端の紙幣に余白部分が切り取られず、残ったまま出荷されたものを福耳付きという。

古紙幣
エラー紙幣やゾロ目紙幣だけでなく、古紙幣もまた高額で取引されている紙幣の一つだ。古紙幣は種類も豊富なので、今回は特に珍しいものを紹介する。
「軍票」
軍票は戦時中に発行された擬似紙幣のことである。軍票にはいくつか種類があり、特に「ろ号券」は数が少ないので希少とされている。軍票自体が高額で取引されているわけではなく、あくまで数が少ないものが取引されているようだ。
「西郷札」
西郷札は西郷隆盛が西南戦争時に発行した札である。これは紙ではなく布でできていて、わずか半年しか発行されなかった珍しいものだ。50銭のもので7万円ほどの価値がある。
「旧国立銀行券」
旧国立銀行券は貴重なもので、高額で取引されている。五円札の未使用品なら150万円、さらに貴重な二十円札の未使用品は、2,000万円ほどの値打ちがある。

レア紙幣の買取価格ランキング
次に、とても貴重な古紙幣の買取価格を紹介する。古紙幣は発行枚数が少ないものや、回収が徹底されてしまったものが多いので、市場に出ていないものも多い。そのため、かなり高額となる札が存在するようだ。
5位 表猪 10円紙幣:100~150万円程度
表猪10円紙幣は、1890年から1939年にかけて発行された。表面の縁に猪が描かれていることから「表猪10円」といわれている。肖像画は和気清麻呂である。表猪は100万円以上の値段で取引されることが多く、極美品であれば150万円以上の値がつく場合もある。
4位 明治通宝100円券:数千万程度
明治通宝は1872年に発行された。当時の100円券はたいへん高額であり、発行枚数も少なかった。いままでに取引された例はなく、市場に出た際には、数千万以上の値がつくだろうとされている。
明治通宝シリーズは他にも10円、5円、2円、1円、半円、20銭、10銭があり発行枚数も異なっている。状態によって値段も変動するが、10円で15万~30万円程度、5円25万~40万円程度、2円5万~15万円程度、1円1万~3万円程度、半銭1万~4万円程度、20銭8千~2万円程度、10銭5千~1万円程度となる。
3位 改造百円券:1.000万円程度
改造百円券は1891年に発行された。表面に中臣鎌足が描かれている。もともと発行枚数が少なかったとされ、昭和21年4月の段階で未回収の物が93枚の記録がある。現存数はかなり少ないといわれており、市場に出た際には1,000万以上の値がつくだろうとされている。
2位 大黒札:4万~1,000万程度
大黒天が描かれていることから、「大黒札」といわれている。発行数も少なく、回収も徹底されたため、現存数は非常に少ないだろう。大黒札シリーズは、10円、5円、1円がある。1円のみ回収されておらず、現存で1円を使用することも可能だ。状態によって変動するが、10円札で100万~250万程度、5円札40万~100万程度、1円札4万~30万程度となる。
1位 旧国立銀行券:1,000~2,000万円程度
旧国立銀行券は1873年から兌換紙幣として発行された紙幣である。当時の20円券は高額であったため、製造枚数も88,313枚と少なかった。回収も徹底されており、一般に出回ることは少なかったため、たいへん高額となる。同じく旧国立銀行券の10円券も製造枚数が少なく回収率も高かったため、市場に出た際は1000万円以上の値がつくといわれている。
旧紙幣の買取価格ランキング
上記したレア紙幣は一般に出回っているものはほとんどなく、なかなかお目にかかれないものがばかりだ。それらに比べると若干価格は劣るが、当時の価格よりも高値で買い取ってもらえる旧紙幣をランキング形式で紹介する。
5位 神功皇后 1円紙幣:8~20万円
神功皇后は1881年から1899年に発行された紙幣である。大日本帝国政府によって作られたこの紙幣は、神功皇后をイメージした女性が描かれている。未使用品であれば40万円の値がつく可能性がある。

4位 明治通宝 5円紙幣:30~40万円
明治通宝5円は1872年から1899年に発行された紙幣である。額面が10円以下の明治通宝の中でも、5円紙幣は特に生産数が少なく希少だ。

3位 大和武尊 千円紙幣:27~50万円
大和武尊千円は1942年から1946年に発行された紙幣である。右側に大和武尊、左側に建部大社が描かれている。この紙幣は政府がほとんど回収してしまったため、市場に出ることは非常に稀である。
2位 裏紫 100円紙幣:50~80万円
裏紫100円は1900年から1939年に発行された紙幣である。裏面が紫色であることから「裏紫」といわれている。100円紙幣の中でも希少性が高いため、コレクターの間でも人気の紙幣の一つである。
1位 分銅 5円紙幣:50~110万円
分銅 5円紙幣は1888年から1939年に発行された紙幣である。表面中央の分銅のような特徴的な形から「分銅 5円」といわれている。肖像画は菅原道真である。非常に希少性が高く、美品であれば150万円近い値がつく可能性もある。
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レア紙幣・旧紙幣売却におすすめの買取業者
では、実際にレア紙幣・旧紙幣を売却するには、どの買取業者が良いだろうか。高額買取が期待できる業者を紹介していこう。
バイセル
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バイセルは、ブランド品、宝石、アクセサリー、時計を扱うスピードが自慢の買取業者だ。買取方法は、店頭・宅配・出張買取の3種類である。同社は古紙幣やエラー紙幣などの買取実績が多く、ホームページに記載されているコラムをみると紙幣に関する知識も豊富なことがわかる。手数料やキャンセル料も無料なので、ぜひ一度査定に出してみてはいかがだろうか。
福ちゃん
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金宝館
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金宝館は、金、ダイヤモンド、切手、ブランド品などを扱う買取業者である。買取方法は、店頭・宅配・出張買取の3種類だ。出張費・手数料は無料だが、査定額に満足しなかった場合の料金はこちら側の負担となるので注意しよう。
おたからや
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おたからやは、貴金属、宝石、ブランド時計、ブランドバッグ、切手、骨董品、絵画等の買取を行っている買取業者だ。買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類である。査定額に満足しなかった場合の手数料もかからないので、気軽に査定してもらうことができる。
まとめ
今回は古札、エラー紙幣などのレア紙幣の価格を紹介した。古札は発行枚数が少ないものほど貴重で、市場に出るとかなりの高額値がつくだろう。エラー紙幣はピン札のものに限られてしまう可能性もあるが、もし見つかったら大事に保存しておこう。


