華道に欠かせない花器は、多くの骨董品店や茶道具専門店で高価買取実績がある。特にインバウンドビジネスが活況を迎えている近頃では、純粋に生花を楽しむ日本人以外にも需要が生じているため、花器や花入れの売り時といった意味でも良いタイミングが訪れていると考えて良いだろう。
今回は、現在の日本国内で花器や花入れ、花瓶などが高く売れる理由を含めて、これから売却する皆さんに知っていただきたい高額査定情報を紹介していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
花器の高価買取実績が増えている理由とは?
多くの買取店で花器が歓迎される背景には、これから紹介する3つの社会動向が大きく関係している。
東京オリンピックの影響
2020年に東京オリンピックが開催される日本では、外国人観光客に「日本文化の素晴らしさ」を伝えるインバウンドビジネスや体験プログラムが多く登場している。特に和の心を楽しむ華道や茶道は、多くの外国人が体験したいと考えているため、このような教室や観光団体などでも美しい花器購入事例が増加傾向にあるのだ。外国人観光客をターゲットにしたインバウンド事業の好循環は、東京オリンピック開催の2020年まで必ず続くと考えられている。
また、体験プログラムを通して自国で華道や茶道を楽しむ人達も増え続けることが想定できるため、花器における高い需要もしばらく継続すると言えるだろう。
中国における骨董品オークション人気
中国人による骨董オークションブームにより、日本の古美術品や骨董品専門店では花器などの人気品目に品薄状態が生まれている。2015年以降は、中国人観光客達の爆買いも急増しているため、彼らのおかげで花器や骨董品の希少性が高まっていると考えて良いだろう。
また、日本人鑑定士の「確かな目」は世界中の古美術品コレクター達から注目されているため、海外からの需要によって国内の花器市場に好循環が生まれつつあるようだ。
茶道具人気の影響
茶室の床の間でも多く用いられる花器、花入れ、花瓶は、世界的な抹茶や茶道ブームによる影響も受けている。特に、海外富裕層の中には自宅の中に小さな茶室を設ける人たちも増えているため、意外なシーンで使われる花器の急増がこの商品の買取金額を高めていると考えて良いだろう。
花器を高価買取に繋げるコツと注意点
花器を高値で売るためには、これから紹介する6つのポイントを抑えて行動を起こして欲しい。
有名産地、有名作家の花器を収集する
数万円~数百万円になる花器は、希少性、芸術性、需要といったさまざまな査定基準を満たしたものである。
初めての花器コレクションを行う人は、柄や模様の美しさといった芸術性から高額査定に繋げることは難しいため、有田焼などの有名産地や三代目徳田八十吉といった著名作家に着目した収集をしてみると良いだろう。
また「どんな花器を集めれば良いかわからない!」という場合は、販売も行なっている骨董品店や古美術品店の鑑定士に相談をしてみても良いかもしれない。
価値がわからなくても査定に出す
昔から自宅にあった花器や花瓶は、その価値が見出されないまま不用品回収業者に出されることも多いと言われている。祖父母や両親がコレクションしていた品物は、若い世代にとってはガラクタになることも多いため、自分の主観で処分する前に鑑定士の意見を聞くことが意外な高額査定を生むと考えて良いだろう。
査定依頼前に乾拭きをする
査定前に乾拭きでホコリを落とすと、買取店側に「丁寧に保管をしていた」という好印象を与えられる。買取の前に綺麗な状態にしておくことは、高価買取に繋がる秘訣の1つであると言える。ホームセンターなどで販売されている洗剤などを使うと、花器の塗料が剥がれてしまう可能性もあるため、大事な品物ほど「乾拭きに留めておくべき」だと言えるだろう。
金継ぎは絶対にしない
インターネットで金継ぎや金繕いの方法が紹介される今の時代は、ヒビ割れの補修やアレンジとして多くの人々がこの方法にチャレンジするようになった。初心者でも比較的簡単にできる金継ぎを行えば、花器に生じた割れや欠けを比較的簡単に直せるかもしれない。しかし一般の人が行なうこの方法は、古美術品が本来持っている美しさを壊す存在となるため、これから売却をする予定がある品物には絶対に施してはいけないのだ。
これから持ち込む予定の花器にヒビ割れなどが生じている場合は、それらを気にせず査定依頼をお願いすることで、現状に合った金額が提示されると捉えておくようにして欲しい。
外箱の保管も大切に
花器が入っていた外箱には、作家名や産地、印といったさまざまな情報が描かれている。また、外箱のある花器は次の買い手がつきやすくなるため、高額査定を狙うなら付属品も欠かせないと言えるだろう。
外箱の定番となる「木製の箱」には、湿気によるカビが生じやすい傾向があるため、風通しの良い場所で保管をすることを心掛けるようにして欲しい。また、査定の前にホコリなどを取り除く際にも、濡れた布では絶対に拭かないようにして欲しい。
付属品も必ず一緒に査定に持っていこう
中古品すべてに言えることだが、購入時の付属品はできる限り一緒に査定に出したほうが良い。付属品があるかないかでは、査定額に大きな差が生まれることがあるのだ。購入時の箱や説明書など、あるものはすべて買取業者に持ち込むことが高価買取に繋がるポイントであると言えるだろう。
出張査定の利用がおすすめ
運搬中に割れるリスクの高い花器や花瓶は、業者が自宅に来てくれる出張査定サービスの利用が最もおすすめだ。万が一割れてしまったら、価値そのものがゼロになってしまうからだ。出張査定を利用すれば、祖父母の遺品整理などもスピーディーに進む。蔵や故人宅に来てもらうことで花器以外の商品も査定が可能となるため、骨董品や古美術品に詳しくない人こそ、出張査定を利用すべきと言えるだろう。
まとめ売りも検討してみよう
花器を売る際に、複数売りたいものがある際には、ぜひまとめ売りを検討して欲しい。まとめ売りとは、1つの商品だけを売るのではなく複数をまとめて買取に出すことだ。買取業者からすると1回で複数の商品が手に入るためその分の鑑定士のコストを削減でき、高価買取に繋げやすいのだ。
複数の買取業者に査定を依頼するようにしよう
花器を買取に出す際は、一社だけではなく複数の買取業者に一気に査定を依頼したほうが良い。一社だけの場合、提示された価格が適正価格かどうかも分からないが、複数社に依頼することで適正価格が判明しやすいのだ。また、自分が納得のいく価格で買い取ってもらえる可能性も高くなると言えるだろう。
高く売れる花器の種類と参考買取相場 まとめ
ここからは、高価買取実績の多い花器の特徴と参考買取相場を紹介していこう。
日本人作家の花器、花入れ、花瓶
金重陶陽や濱田庄司といった有名陶芸家によって製陶された花器の中には、500,000円~3,000,000円もの査定額がつくものもある。
しかし同じ濱田庄司であっても歴史的価値や希少性が低い場合は、1つ100,000円前後の査定額となるため、投資目的で花器のコレクションをするなら、時代背景や作風などの知識を頭に入れておいた方が良さそうだ。
西洋アンティークの花瓶
エミール・ガレ、マイセン、バカラなどの西洋アンティーク花瓶も、芸術性と希少性によって200,000円以上の高価買取に繋がることが多い。特に西洋のガラス工芸品を語る上で欠かせないエミール・ガレの作品は、1つ1,000,000円を超えることも珍しくないため、鑑賞するだけでなく売却のメリットも非常に高い存在と言えるだろう。
純銀製の花器、花瓶
純金や純銀で作られた花器や花瓶は、素材の価値と芸術性によって幅広い査定額が生まれている。
このカテゴリの花器は無名作家の作品であっても金属の相場で売却できるため、貴金属買取店のサイトを見ながらユーザーが自ら査定額を把握することも可能と言えそうだ。
花器を売るのにおすすめの買取業者
ここまで、花器の買取相場や査定情報について紹介してきた。ここからは、花器を売るのにおすすめの買取業者について、紹介していきたい。
総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
絵画や骨董品などの美術品専門の買取業者である 「総合美術買取センター」は、絵画・美術品の買取相場の高さがピカイチである。当サイトではベスト3に入る人気店で、おすすめの鑑定業者である。電話、メール、LINE、訪問などのさまざまな査定方法と買取方法を選ぶことができ、スピード査定、スピード回答も行っているため急ぎの人にもおすすめの買取業者である。花器を高い金額で売りたいならば総合美術買取センターの無料見積もりを依頼してみてはいかがだろうか。
日晃堂
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董品・古美術の買取を専門で行っているのが、日晃堂である。日晃堂では、花瓶や花器の買取も積極的に実施している。東京都上野での店頭買取の他に、出張買取や宅配買取も行っている。花器の場合は、ぜひ日晃堂の出張買取を利用してみて欲しい。その場で査定し現金を支払ってくれ、査定料・出張料・キャンセル料などはすべて無料である。はじめての方は買取価格を10%アップしてくれるキャンペーンも実施している。
株式会社かぐら堂
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董品の買取を専門で行っている買取業者。年間買取数は300件以上、成約率は80%以上と実績のある買取業者と言えるだろう。査定品物別に鑑定歴10~20年の鑑定士が査定してくれ、利益の出るギリギリの価格を提示してくれると言う。また、出張費や交通費などはすべて無料なため、お客様の負担額はゼロである。店頭買取の他に、宅配買取や出張買取も行っている。まずは、査定から依頼してみてはいかがだろうか。
本郷美術骨董館
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館は、東大の赤門前で40年以上骨董品の買取を行っている実績のある買取業者である。店頭買取、宅配買取、出張買取の3つの買取方法を採用している。携帯やスマートフォンから気軽に査定が依頼できるオンライン査定は、過去に1000万件以上の実績がある。24時間365日いつでも対応しているので、ぜひ一度試してみて欲しい。
骨董買取市場
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ウイルス
対策
骨董買取市場は、美術品の買取を専門で行っている買取業者である。美術品の買取は年間8000点以上。豊富な専門知識と、経験のある鑑定士が在籍している。店頭買取の他に、宅配買取や出張買取も採用しており、出張買取の場合は女性スタッフの同行も可能だという。女性にとっては、嬉しいサービスであると言えるだろう。
宮筥
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許可番号
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対策
宮筥は、陶磁器や骨董品を専門に扱っている買取業者である。花瓶や花器の買取も積極的に実施しており、店頭買取の他に、宅配買取と出張買取も行っている。出張対応エリアは、関東エリアと長野県、新潟県、福島県である。ものによっては、それ以外の地域にも出張してくれることもあるので、一度相談してみて欲しい。
まとめ
日本の和室を艶やか彩る花器は、その価値を正しく判断できる骨董品店や古美術品店に査定依頼をすることで、納得の価格が生まれやすい商材である。買取に出す際は、必ず知識と経験が豊富な鑑定士が在籍している買取業者に依頼したほうが良いだろう。特に、花器の需要が世界的に高まる近頃では、作家名や産地名がわからなくても高値で売れた実績が増えているため、「とりあえず査定に出す」といった姿勢が意外な現金を生むと考えて良いだろう。
買取価格
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