絵画には非常に高い価値がついている作品が多数存在している。著名な作家の作品であれば、芸術品ならではの価格で取引されることが多く、相場価格もかなり高い傾向だ。そうした作家の1人に「森内敬子(もりうちけいこ)」がいる。
当コラムでは、日本の画家、現代美術作家である森内敬子の絵画の価値・買取相場などについて詳しくまとめていく。
引用:http://gen-so-ka.com/?pid=85816447
本記事のポイント
- 森内恵子は具体美術協会のリーダーである吉原治良に師事
- 海外で、およそ230万円で落札された作品も
- 鑑定書は万全ではない
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
森内恵子とは?
森内恵子の作品にはどのような特徴があるだろうか。彼女の歴史とともに簡単に紹介しよう。
作品の特徴
絵画作品はキャンバスに油絵の具で描かれたものが多く、多様な色を使った少し不思議な世界観が森内敬子作品の特徴である。
左右対象なデザインも特徴の1つで、独特の色彩感覚がユニーク。どの絵画も、実物をみると迫力に圧倒されるだろう。
森内敬子の略歴・プロフィール
1962年頃、まだ10代の学生だった森内敬子は、具体美術協会のリーダーである吉原治良に師事した。
その後、学校を中退してニューヨークに移住し、マン・レイやイサム・ノグチなど異なるタイプの画家と知り合い、多くの刺激を受け、自分の個性を確立した後に帰国。
京都府知事賞や大阪府知事賞などの受賞歴を獲得した。近年では個展を開催しているほか、京都高島屋にて作品が展示されていた実績を持つ。
具体的な美術作品
1968年から具体美術協会のメンバーになり、展覧会などで作品を発表。大きな作品を展覧会会場の床に敷き詰めた作品は、圧倒的な存在感を示したといわれている。
具体美術協会の解散後も、油絵のみにとどまらず、彫刻や飯場、壁画など様々な作品をジャンルを問わず製作し続けた。
1990年代には、線や曲線などを用いた作品を多く生み出している。
2016年のアートフェア東京にも出品
東京国際フォーラムで、2016年5月にアートフェア東京が開催された。様々な現代美術作品や前衛的絵画などとともに、森内敬子作品も出品された。
作品は絵の具をチューブから直接棒状に絞り出し、それを何本も何本も重ねて作り出したもので、鮮やかな赤色絵の具が圧倒的な存在感を放っている。さらに、端の1箇所だけは鮮やかな紫色の絵の具が使われており、ポイントになっている。
森内敬子の絵画の買取価格相場
絵画作品の買取価格はあまり公開されないが、買取価格はアートオークションの落札価格やギャラリーでの販売価格からある程度予測ができる。
森内敬子の作品は、「崑崙山の桃」が10万6,000円で落札、「観音菩薩」がおよそ230万円で海外で落札されている。また、リユースボックス岡山店では、「エンジェルガヴリエルの囁きより 観音(南海古仏) 」を24,000円で買い取ったことを紹介した。ヤフオクにおいては、数万円代での落札ばかりが見られる。
これらの情報を整理すると、概ね数万円〜10万円程度、高く評価されている作品では数百万が期待できると推察される。
高く売れる絵画とは
絵画の価値は見極めるのが難しい。買取店がどこをチェックするか、そのポイントをおさえておこう。
大きい作品
一般に、サイズの大きいものは小さいものに比べると高額買取されることが多い。
キャンバスの大きさごとに付けられる値段
キャンバスには号数がつけられており、同じ号数でも縦横のバランス違いでFサイズ、Pサイズなど4種類ある。一番小さいものは0号で、サイズは180mm×140mm。大きいものは500号で、3,333mm×2,485mm(正方形型は3,333mm×3,333mm)だ。
すべてにあてはまるわけではないが、絵画の価格には「号」あたり何円という考え方があり、大きいものが高くなる傾向がある。
国によって異なるキャンバスの規格
なお、このサイズはキャンバスの木枠のサイズであり、そこに布を張っているため、実際の絵画のサイズは布の厚みの分大きくなる。また、キャンバスの規格は国によって少し違い、日本の号数でつくられているものは「日本サイズ」である。
海外からの輸入絵画は「フランスサイズ」など異なる規格になっており、国際美術連盟では「国際サイズ」という規格を定めている。
サイン入りの絵画
絵に作者のサインが入っていることがある。表、裏、両面に入っている場合があるが、本人の直筆サインが書かれているものは高く評価されることが多い。
サインとあわせてその作品のタイトルや年などが合わせて書かれていることもあるが、それもやはり価値を上げるポイントである。
鑑定書のついている作品
絵画が本物であることを確認する方法に、鑑定書がある。真贋鑑定をおこない本物と認められたら、有料で発行してもらえる証明書だ。
特に有名画廊などの鑑定書があると信用性が高く、信頼できる本物である証明になるため絵画の価値が上がる。
ただし、鑑定書にも偽物が存在しているため注意が必要だ。鑑定書が本物であるかどうかの確認が入る可能性もあり、100パーセント信用されるとは限らない。
資産としての絵画
絵画を資産として持っている場合、その資産価値の算出はとても難しいため、専門家に依頼することをおすすめする。
買取価格とは異なる評価方法
資産としての絵画の評価は、買取価格やオークション落札価格とは全く別の方法で評価される。買取価格などをベースに考えていると、税務署や監査法人などの調査で大きく異なって評価されてしまうことが多いのだ。
素人には難しい絵画の評価
絵画の価格や評価は、その仕組みがとても複雑で、専門家でないと判断がとても難しい分野である。素人にはまず難しいため、信頼できる画廊を探して評価を依頼しよう。きちんとした画廊であれば、税務などに対応できる書類を用意してもらえるはずだ。
相続で資産評価をする場合なども同様に、必ず専門家に依頼して書類を作成してもらおう。
委託販売とは
絵画を買取業者などに売却する方法以外に、委託販売という方法もある。
販売してもらい、売れたら手数料を払う仕組み
委託販売とは、画廊などに依頼してその絵画の買い取り手を見つけてもらう販売方法である。<冊子に載せたり、インターネットで紹介したりして販売し、売買が成立したら手数料を画廊に支払うという仕組みだ。
手数料は業者によって異なる上、売却した絵画の価格に応じて変わる業者と、一律で決まっている業者が存在する。手数料以外にかかる費用も業者によって大きく異なり、手数料のみですむこともあれば、カタログ撮影費や掲載費、出品料などが必要になることもある。業者を選ぶときは、費用を詳しく調べてから決定することをおすすめする。
委託販売のメリット・デメリット
委託販売のメリットは、販売価格を自分で設定できるため、自分の希望価格で売却できるというところにあるだろう。ただし、売れるかどうかの保証はなく、いつ売れるかもわからないというデメリットもある点は覚えておかなくてはならない。
買取に出すのとどちらが良いか、条件から比較・検討してみると良いだろう。
森内敬子を売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 そんなときにオススメなのが「ヒカカク!」のの買取価格を比較できる相場情報だ。楽に高く売りたいとき、様々な買取業者を調べたいときに有効である。
森内敬子のような著名作家の絵画は、適切な買取業者で売れば高価買取が狙える。しかし、適切な業者を知るためには業者比較が必要であり、多くの人にとって業者比較はめんどくさい作業となりがちだ。
こちらから無料で査定依頼が可能であるため、森内敬子の買取を考えている人はぜひ利用してみてほしい。
LINE査定に対応している買取業者
エアリユース
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
様々なジャンルを取り扱う総合買取店のエアリユースは、骨董品や美術品の取り扱いもおこなっている。フリーダイヤルでの電話査定、写真を撮って送って査定が来るLINE査定、写真を送るだけのメール査定、出張買取や宅配買取、店頭買取などチャネルが充実していることがわかる。
森内敬子作品も買取対応可能作家として掲載されているため、査定依頼先の一つとして検討できるだろう。
出張買取ドクター
広島に展開する様々なジャンルを取り扱う総合買取店の出張買取ドクター。絵画・日本画・洋画も取り扱っているようだ。ホームページにはわかりやすく絵画の査定のポイントが記載されており、判断の目安になる。
出張査定やLINE査定もおこっているため、査定を頼みやすいかもしれない。買取実績例掲載されているのは、奥龍之介作品320,000円、野見山暁治作品360,000円、中尾淳作品125,000円と森内敬子の作品はないが、買取作家として名前が挙がっている。
出張買取に対応している買取業者
本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館は、美術品、骨董品の「鑑定」「査定」「買取」を40年以上、東大赤門前にて営んでいる。アンティークモールでは、27名の美術・骨董好きな専門家が集まり、それぞれの得意ジャンルの見地から作品の鑑定を行っているそうだ。
その鑑定力を評価され国税庁や東京都などの公官庁からも鑑定や買取り依頼があるとのこと。全国に6支店あるが近くに支店が無い場合でも、「無料出張鑑定」や、全国の会場を借りて開催する「無料鑑定会」なども随時実施し対応している。
アート買取協会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
美術品専門店のアート買取協会は、LINE査定にも対応している。買取作品例として、「玉座」が掲載されている。
アート買取協会は、1つは買取実績として価格を提示していることが多い印象だが、ホームページ内では森内敬子の作品を探しているとの記載があり、これまで縁がなかった可能性が読み取れる。
絵画を売却におすすめの業者
最後に、絵画の売却におすすめの業者をいくつか紹介しておく。売却で後悔したくない人は、それぞれの業者の特徴について理解し、自分に合った業者を選んでみよう。
アート買取ネット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アート買取ネットは、美術品と絵画の買取専門店だ。各ジャンルの鑑定士が商品の相場を的確に見抜き、業者間でも高額の買取価格を提示してくれる。創業35年の実績と経験があるため、初めて利用する人でも安心だ。
買取は宅配・店頭・出張の3つで対応している。全国出張費無料、宅配買取の場合も送料が無料となっているため、気軽に査定依頼ができるだろう。絵画の売却を検討しているのであれば、まずは査定・相談するのがおすすめだ。
総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
総合美術買取センターは、絵画や骨董品の買取を専門におこなっている業者だ。ありとあらゆる美術品の買取に対応しており、それぞれの専門家が1点1点丁寧に査定してくれる。著名な作家は積極的に買取金額をアップしているため、より一層高価買取が狙える。
買取には宅配・店頭・出張の3つで対応しているが、絵画はデリケートな商品なため、特別な理由がない限りは出張買取を利用するのがおすすめだ。納得いかなかった場合にはクーリングオフ制度もあるため、安心して売却できるだろう。
小竹美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
小竹美術は、主に北海道内の美術品の買取をしている業者だ。他社よりも高く買取するために、国内の主要オークションの相場価格を常に把握し、専門の鑑定士による明快な査定をおこなっている。1982年に創業してから数多くの買取実績を積み重ねているため、買取価格の信頼性も高く、納得した金額で売却できるだろう。
買取は宅配・店頭・出張の3つの方法で対応。出張査定は無料となっているが、自分で持ち込める人は店頭買取で即現金化することも視野に入れると良さそうだ。相談や査定は無料となっているため、気軽に相談してみよう。
まとめ
当コラムでは、森内敬子の絵画作品の骨董価値・買取相場についてまとめてきた。絵画は非常に高価な品物のため、売却を検討するときは事前に買取情報について調べておくのが大事だ。また、売却する際の業者選びも大切で、業者比較をおこなうことも忘れてはいけない。
森内敬子の絵画を売ろうと思っている人は、まずは業者比較をおこない、もっとも高い価格で買取してくれる業者へと査定に出してみよう。