誕生石を高価な順番でランキング化してみた

まとめ

当コラムでは、誕生石を高価な順番で徹底解説する。誕生石をアクセサリーなどで使用している人は多く、日本人にとってもなじみ深いものとなっている。それぞれの月の宝石はどれも魅力的で、月によってアクセサリーを変えたり、自分の誕生石だけを身に着けたりなど色々と楽しむこともできる。

その一方で、誕生石の宝石は業者で高価買取されることもあるので、不要になった宝石は一度査定に出してみることをおすすめする。

はじめに

世の中にはたくさんの宝石が存在する。世界一硬いと言われているダイヤモンドをはじめ、ルビーやサファイア、トパーズやガーネットといった色鮮やかな宝石が好きな人も多いだろう。実際、日本でも自分の月の誕生石をアクセサリーとして身に着けている人もおり、宝石は多くの人にとって身近な存在でもある。

誕生石とは

誕生石とは各月にちなむ宝石のことであり、基本的には自分の誕生月の宝石を身に着けたり、部屋に飾ったりするのが一般的だ。誕生石自体は18世紀のヨーロッパから始まったと言われており、宝石の商売をおこなっている商人が、効率よく売るためにつくったものだと伝えられている。

日本で誕生石が持ち込まれたのは1958年のことであり、アメリカでの認識がそのまま日本に伝わってきた。元々は各月の誕生石は国によってバラバラだったが、1900年代に全世界で統一されたと言われている。

誕生石を高価な順番で徹底解説

誕生石は月によって宝石が変わるが、それぞれの宝石は価格が異なっている。もちろん、宝石の大きさによっても価格は上下するのだが、それぞれの宝石自体の価値にも差があり、それによってある程度高価な宝石と安価な宝石に分けることができる。

そこで以下では、誕生石を高価な順番で徹底解説していく。2025年8月時点の参考価格（1カラットあたり相場）もあわせて紹介するので、自分の誕生石の価値を知りたい人はぜひチェックしていただきたい。

4月：ダイヤモンド

誕生石の中でもっとも高価な石は、4月のダイヤモンドだ。ダイヤモンドは誰もが知る宝石として人気が高く、指輪やネックレスといったアクセサリーとしても幅広く活用されている石である。言うまでもなく、世界でもっとも硬いと言われている鉱石だ。

参考価格：約60万～70万円/ct（1.0～1.49ct、平均相場）。

5月：エメラルド・翡翠

誕生石の中で2番目に高価な石は、5月のエメラルド・翡翠だ。鮮やかな緑色に憧れる人も多いだろう。

参考価格：エメラルドSランクで約30万円/ct。翡翠は透明度や色合いで数万円～数十万円/ctと幅広い。

7月：ルビー

7月の誕生石ルビーは、格の高い赤い宝石として人気がある。

参考価格：一般的には数万円/ct～。最高級「ピジョンブラッド」は数百万円～数千万円/ctに達する場合も。

9月：サファイア

サファイアはブルーが特に高価で知られる。

参考価格：約40万～400万円/ct（品質・産地によって大きく変動）。

10月：トルマリン・オパール

トルマリンは色の種類が豊富で、特にパライバトルマリンは非常に高額。オパールは遊色効果の美しさによって価格が大きく変動する。

参考価格：一般的なトルマリンは数千円～数万円/ct。パライバは30万～150万円/ct。オパールは数千円～数百万円/ct、ブラックオパールが最高級。

6月：パール・ムーンストーン

パールは日本人になじみ深い宝石で、種類により大きな価格差がある。ムーンストーンは青いシラーの輝きが出る高品質品が高額。

参考価格：淡水パールは1粒数百円～数千円程度、アコヤ・南洋など海水真珠は1粒数万円～数十万円。ムーンストーンは数千円～4万円/ct。

1月：ガーネット

ガーネットは種類が豊富で、アルマンディンなどは比較的安価。一方、デマントイドなど希少種は極めて高額。

参考価格：一般種は数百円～6,000円/ct。デマントイドは数十万円～数百万円/ct。

2月：アメジスト

アメジストは鮮やかな紫色の人気石。

参考価格：数百円～1.5万円/ct程度。最高品質は数万円/ct。

3月：アクアマリン

アクアマリンは水色が濃いほど高価。

参考価格：淡色は数千円/ct、濃いブルーは3万～9万円/ct。

11月：トパーズ

トパーズはブルートパーズが安価で流通する一方、インペリアルトパーズは非常に希少。

参考価格：ブルートパーズは数百円～数千円/ct。インペリアルトパーズは1.5万～27万円/ct。

8月：ペリドット

ペリドットは明るい緑色で比較的安価な宝石。

参考価格：中小サイズで7,000～1.2万円/ct。大粒高品質は6～7万円/ct。

12月：ターコイズ・ラピスラズリ

ターコイズは空色の美しさが価値を決め、無処理品は高額になる。ラピスラズリは群青色が均一な石が高評価。

参考価格：ターコイズは数百円～数万円/ct、最高級は18万円/ct以上。ラピスラズリは3,000～2.2万円/ct程度。

よくある質問（FAQ）

Q1. 誕生石の値段はどのように決まるのですか？

A. 誕生石の価格は、色・透明度・カット・サイズ・産地によって大きく変わります。例えば同じルビーでも「ピジョンブラッド」と呼ばれる濃い赤色の石は、一般的なルビーの何倍もの価値を持ちます。サイズが大きく、傷や内包物が少ないほど高額になりやすいです。

Q2. 誕生石を売るときはどこに持っていけばよいですか？

A. 信頼できる宝石買取専門店やブランド買取店に持ち込むのが安心です。一般的なリサイクルショップよりも、宝石の査定知識がある専門店の方が高額査定になりやすい傾向があります。事前に相場を調べてから複数社に査定してもらうと良いでしょう。

Q3. 誕生石はアクセサリーとして身につける以外に使い道はありますか？

A. はい。インテリア用のストーン、パワーストーンとしての使用、またはお守りとして持ち歩く人も多いです。特にラピスラズリやターコイズなどは古代から魔除け・幸運の石としても愛用されています。

Q4. 誕生石は必ず自分の月の石を選ばないといけませんか？

A. 必ずしも誕生月の石にこだわる必要はありません。自分が惹かれる色や意味を持つ宝石を選ぶのもおすすめです。実際、月ごとに石を変えて楽しむ人や、好きな色の宝石を身につける人も多いです。

Q5. 誕生石は投資対象になりますか？

A. 一部の宝石（ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなど）は投資性の高い宝石とされますが、色石の多くは流通量や人気によって価格変動があります。資産として考える場合は「希少性」「鑑定書の有無」「市場需要」が重要です。

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結論

誕生石は、それぞれに美しい意味や歴史を持ちながら、2025年8月現在の市場価格でも大きな幅があります。ダイヤモンドやルビーのように数百万円を超えるものもあれば、アメジストやペリドットのように比較的手頃な価格で楽しめる石も存在します。

大切なのは、「自分にとっての価値」と「市場における価値」をきちんと理解すること。アクセサリーとして楽しむのも良し、資産価値として保有するのも良し、不要になったら高価買取に出すのも選択肢の一つです。

もし誕生石を手放すなら、査定額の差が出やすいため、複数業者に一括査定できる「ヒカカク！」の活用がおすすめです。納得のいく価格で大切な宝石を次の人に受け継ぎましょう。