お酒やワインを高く売りたいと思ったとき、どのような業者に売れば良いか悩んでしまうことがあるだろう。
もちろん、高い値段がつけばつくほど嬉しいし、使い勝手がいい業者ほど買取に出す作業が楽になる。しかし、値段や使い勝手などだけにとらわれていると、入金が遅かったり業者にお酒の知識がなかったり、後悔する場合もある。そのため、お酒やワインを売る際の買取業者選びは慎重に行いたいところだ。
また、買取の形式によっては、その後の手間や入金のタイミングなどが変わってくる。それゆえ、買取業者選びと同じく、店頭や宅配、出張といった買取形式も重要なのだ。
そこで今回は、お酒やワインを売る前に確認しておきたい「買取形式の違い」や「買取業者の選び方」について解説していく。
どのような形式でどのように売るのが自分にとって良いのか、このコラムを読み直して学んでほしい。更に後半では買取できるお酒・買取できないお酒の区別などについてもまとめよう。段ボールに入ったビールセットや無名ブランドのライン、コンビニで購入したワイン、小瓶のウイスキーなどでも売れるのか気になる人は多いのではないだろうか。
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専門店、全般業者のどちらを選ぶか
お酒・ワインは最近、買取業者が力を入れている商品のひとつである。買取業者には、酒類を専門に扱っている業者と、他の商品全般を扱っている業者がある。いろいろな商品の買取を扱っているところには、持ち込むにしても宅配で送るにしても、一度にさまざまなものを売れるという利点がある。
業者選びは大切
一方、酒類専門の業者は知識が豊富で査定もスムーズに行く場合が多い。売るものが酒類だけの場合は専門業者、二種類以上ある場合は全般業者という選択方法もある。
ただし、商品全般に扱う業者の中には、酒類に詳しくなさそうなところもあるので注意しておこう。全般業者でも、自社ホームページ上で酒の買取コーナーを別枠で設けているところなどは、酒類の買取に力を入れているところが多いのでそういった点も参考にしてはいかがであろうか。
買取業者以外の道もある
実は、お酒やワインを売る方法は、買取業者の「専門店」「全般業者」という2択だけではない。買取を専門としている業者以外に、別の道も存在するのだ。そこで、お酒やワインを売りたいと思ったときに使いたいサービスについて挙げていく。
フリマアプリ
フリマアプリとは、スマートフォンでフリーマーケットのような売り買いができるアプリのことをいう。このフリマアプリだが、利用者数が国内と海外ともに右肩上がりで伸びているのが特徴だ。
国内最大級のフリマアプリ「メルカリ」では、2017年6月の時点で国内ダウンロード数が5,000万件を突破した。また、海外でのダウンロード数は、同じく2017年6月の時点で2,500万件を超えている(アメリカにて)。
そんなフリマアプリだが、リアルで行われるフリーマーケットのように、雑貨や衣類などが豊富に販売されている。その中で、お酒やワインなどのアルコール類も販売可能だ。実際にメルカリを見てみると、焼酎やワイン、ウイスキーなどが販売されているのがわかる。
フリマアプリのメリット
フリマアプリを利用する大きなメリットとしては、時間や場所を問わず、手軽に出品できることが挙げられる。スマートフォンと売りたい商品の現物さえあれば、すぐにフリマアプリ上に売り出すことができるのだ。
また、フリマアプリによっては、商品売買の契約が成立したら、宅配業者が自宅まで集荷に来てくれるサービスも用意している。そういったサービスを使うことによって、販売においての一連の流れが全て自宅で完結するのだ。そのため、時間が取れない人や買取業者へ売りに出すのは面倒だという人から人気を集めている。
フリマアプリのデメリット
しかし、フリマアプリにはデメリットも存在する。それは、高い値段では売れにくいことだ。リアルで行われるフリーマーケットでも同じことが言えるが、値段を高く設定した商品はなかなか売れない。そのため、確実にお酒やワインを売りたい場合は、値段を低めに設定しておく必要があると言えるだろう。
インターネットオークション・ヤフオク
買取業者以外でオススメしたい販売方法のひとつとして、インターネットのオークションサービスの利用も挙げられる。オークションもフリマアプリと同じく、自宅にいながらお酒やワインを売ることができる。
フリマアプリと違う点といえば、落札者がどんどん値段を更新していくこと。そのため、出品する商品にもよるが、もとの設定金額と落札金額が変わる可能性が高い。
ネットオークションのメリット
そんなオークションサービスを利用する大きなメリットは、先述した通り、自宅から出ることなくお酒やワインを売りに出せることだ。また、価値やニーズが高い商品であれば値段が高くなりやすい。そのため、希少性が高いお酒やビンテージ物のワインなどは、オークションと相性が良いと言えるだろう。
フリマアプリのデメリット
しかし、オークションにもデメリットは存在する。そのデメリットとは、出品が完了するまでの設定や手続きがわずらわしいこと。利用が初めての場合はオークションサイトへの登録から始まり、説明文の記入や写真撮影など、踏まなければいけない工程が多い。そのため、意外と時間が取られてしまうのだ。
また、価値やニーズが低いお酒・ワインの場合は、値段が上がりにくい。値段が低いどころか商品が売れない可能性も大いにある。
買取業者の買取方法
フリマアプリやオークションではなく買取業者に依頼をする場合、買取方法としては、大別すると1、店頭持ち込み、2、出張、3、宅配の3種類である。しかし、現物ではなく写真等で事前査定を行う方法としては、各社いろいろと工夫を凝らしている。


ラインで簡単査定もできる
たとえば、レッドバッカスはweb査定の他にLINE査定という方法を設けている。これはLINEで査定が行える方法である。ただし、バーコードを読み取り、LINEでともだちになる必要がある。また、web査定は撮影しなくてはならない画像が何点にも及び、それなりの手間が掛かってしまうデメリットも。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
FAX査定に対応している業者も
ファイブニーズやPuzWorkはパソコンやスマホ等、携帯電話の扱いが苦手な人向けとして、FAXによる査定を行っている。ただし、FAXによる査定は画像を送る査定ほどは正確ではなく、
買取業者の買取金額
蔵ZOUやレッドバッカスは銘柄ごとに買取金額を明示している。みっけ!のように数は多くないものの代表銘柄の価格を明示している業者もある。
またPuzWorkのようにネット上では価格を明らかにしていないものの「他社より買取金額が安かった場合は、必ず金額の見直しを行います」と価格に自信をのぞかせる業者もいる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者の注意点
注意点としては、ネットに明示している金額は、買取の「最高金額」である。ラベルやキャップ、コルクの汚れ、箱等付属品の有無、中身の状態などで減額される場合がある。その減額金額についてはネットでは分からない。「最高金額」が高くても、品質チェックが厳しく、結果的には安くなってしまう「逆転現象」もあるだろうから、よくよく吟味しなくてはならない。
その他、付随のサービスとしては、レッドバッカスは初回取引の人には査定金額に1,000円上乗せしてくれる。また多く売ると、査定がよくなるときもある。
買取業者の入金のタイミング
買取の取引が成立したならば、早く現金化したいもの。店頭持ち込みや出張買取の場合は、その場で現金を支払ってくれるし、宅配等の場合も振込作業は早く、翌日には振込完了になる場合が多い。平日の13時半までに取引が成立すれば、当日に振り込んでくれるレッドバッカスのような例もある。
買取可能なもの
30年以上も古いウイスキーやブランデー、蒸発して水位が低くなっているもの、ラベルなどに汚れがあるものなども買い取ってもらえる場合が多い。
中には、ファイブニーズのように、アンティークとしての価値のあるブランデーの空のボトルなどを買い取ってくれる業者、リカーオフのようにワインオープナー、グラスを買い取ってくれる業者もある。
買取不可なもの
単価が安いためビールの買取は難しいが、リサイクルショップなど店舗によっては買取を強化している
比較的、賞味期限の短いビールは買取不可としている業者が多い。ビールの買取を行っている業者も賞味期限が6か月以上あること、などの条件を付けていることがほとんどである。買取オフなどのリサイクルショップ、お酒買い取り専門店でも持ち込みの場合のみ買取可、他のお酒と合わせてであれば買取可などのキャンペーンを実施している傾向にある。

日本酒は賞味期限切れのリスクがあり、買取が安い
同じく賞味期限のある日本酒についても、最初から買取不可としている業者もあるし、夏をまたいで保存期間が長くなっている場合など、条件次第では買取不可になる。開封してあるボトルも買取不可である。ワインは中上級以上のものでないと値が付かないケースもあるようだ。もちろん、中身が傷んでしまっているものも買取不可となる。

常温保管したワインは買取額が減額になる可能性あり
なお、買取不可とまではいかないが、お酒の中でもワインは繊細な飲み物だ。常温で保管され続けたワインの買取価格はワインセラーで冷却しながら保管した場合に比べて、中身が劣化している可能性があるため、査定額が下がる可能性がある。ベストな保管方法は気温の低く、暗い場所で直射日光が当たらないようにしておくことだ。日本だと夏や春は比較的温度が高いため、30度を超えるような日々の中普通に常温で保管した場合、中身のコンディションが悪くなっていると査定される可能性が高い。とはいえ、ロマネコンティ、ヴィンテージワインなど、そもそもの価格が高いものについては安くなっても高い査定額となることは間違いない。
買取業者の選び方
買取金額の多寡が一番になるのはもちろんだが、使い勝手のよさも選定の際の大きなポイントとなる。たとえば、宅配の際の宅配キットは、ビンを入れる区切りが付いている、エアーキャップが付属しているなど、ストレスなく送れるキットを付属してくれている業者を選定してくれるところを選ぶことが大事だ。宅配した後の査定金額に不満があり返品してもらう際、返品の送料も業者持ちであることがほとんどであるが、一応確認はしておきたい。
自分に合った方法で買取をしよう
査定も、話好きな人だったら電話査定がいいだろうし、スマホの扱いに長けている人であれば携帯からサイトなどに画像を送るのが手っ取り早い。一刻も早く現金化したい人であれば、店頭持ち込みがよい。売る人それぞれのニーズやライフスタイルにより、業者選びを行うことが最も大事ではなかろうか。
お酒・ワインの買取査定業者一覧からチェックしよう。買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
▲北海道の札幌にあるアルジャンは酒類の高額買取で評判の業者。店頭買取の他、宅配買取も受け付けているので北海道在住の方以外でも気軽に売却を依頼してみるといいだろう。配送費用は無料となっている。