さまざまな銘柄が販売されているウイスキー。同じ銘柄の中でも生産方法や製造年、あるいは限定品などの違いによって付加価値の異なる商品が多数存在する。中には驚くほど希少価値が高いタイプもあり、買取の際に破格の高値がつけられることもしばしばである。
では、一体どのようなウイスキーが高額で買取されているのだろうか。今回はウイスキーの銘柄別に、特に希少価値の高い商品をピックアップして紹介しよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ウイスキーの買取価格が上がるポイント
まずはウイスキーの買取価格が上がる基本的なポイントから確認していきたい。商品の買取全般に言えることからウイスキーならではの条件まで、さまざまある。クリアできていなければ買取自体難しくなることもあるため、ぜひ覚えておこう。
銘柄の人気度
ウイスキーの買取価格を左右する重要な要因の1つが銘柄である。これはどの商品にも言えることだが、人気が高いものほど買取価格は高くなる。どんなに他の条件が良くても、人気の高低によってかなり激しく価格が変動することを覚えておきたい。
傾向としては、ウイスキー好きに馴染み深い定番の銘柄や、今は生産を終了している銘柄などが特に人気である。
製造年
ウイスキーの買取価格には、製造された年も大きく関わってくる。基本的には年数が古いほど高値がつく。ウイスキーには消費期限がないため、状態さえよければかなり昔に製造されたものであっても実際飲んで楽しむことが可能だ。また、年数が古いものほど現在流通している数が少ないため、希少価値が上がるという仕組みである。
状態
そもそも買取可能なのか、という部分に関わるのがウイスキーの状態だ。ウイスキーは飲食物であるため、基本的に開封済みのものは買い取ってもらえない。また、未開封品であっても、直射日光に当たる場所や、高温になる場所で保管されていたなど、中身の劣化を招くような環境で保管されていた場合も買取不可、もしくはかなりの減額となる。
なお、本体だけでなく外箱などもそろっていることが買取価格を上げるポイントだが、限定品など特別なモデルは特に付属品の有無が買取価格を大きく左右する。
ウイスキーの銘柄別希少価値リスト
それでは、実際どのようなウイスキーが希少価値が高いのか、銘柄別に見てみよう。
マッカラン
ウイスキー好きでなくとも名前を聞いたことがある人は多いであろう、マッカラン。スコッチに分類されるシングルモルトウイスキーだ。ウイスキー初心者から上級者まで、非常にファンの多い定番中の定番銘柄である。1番若い12年物は飲食店のバックバーなどにもよく置かれているが、一方、かなり希少価値の高いタイプも存在する。
例えば、「ザ・マッカラン 1946 52年」は保管箱付きで状態の良いものならば、80~100万円ほど。「ザ・マッカラン 50年 ミレニアム」や「ザ・マッカラン 50年 1949 バカラデキャンタ」も100万円以上の買取価格がみられる。「ザ・マッカラン 55年 シックスピラーズコレクション」にいたっては130万円近くの価格がつくこともあるようだ。
傾向としては、製造年数が1960~70年代のシリーズや、20年物以上のタイプに高値がつきやすいようである。
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グレンフィディック
長年に渡り世界一の売り上げを誇ったシングルモルトウイスキーがグレンフィディックである。クセが少なく飲みやすいため、ウイスキー初心者にもよくおすすめされるスコッチだ。海外はもちろん、日本国内でも人気の高い銘柄である。
このグレンフィディックの中で断トツに希少価値が高いのが「グレンフィディック 50年」。50年間熟成させたものが、50本ずつ10年間に渡って販売された商品だ。つまり世の中に500本しか出回っていないかなりの希少品である。買取価格は80万円ほどが相場なようだ。
ボウモア
スコットランドのアイラ島で蒸留されているスコッチウイスキーがボウモアだ。その独特の香りと芳醇な味わいから、こちらもファンの多いウイスキーである。
レギュラーボトルは12年物だが、ボウモアの中で特に希少価値が高いのは以下の通り。
- ・「ゴールドボウモア44年 1964 ファインオークカスク」
- ・「ブラックボウモア42年 1964 シェリーカスク」
- ・「ホワイトボウモア43年 1964 バーボンカスク」1964年蒸溜シリーズ
いずれも世界で7~800本しか販売されていない希少品である。もちろん買取価格も高額で、30~50万円ほどの金額が設定されているようだ。
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べン・ネヴィス
ベン・ネヴィスは甘くまろやかな風味が特徴。スコットランドのハイランド地方で古くから蒸溜されており、根強い人気を持つスコッチウイスキーである。
ベン・ネヴィスの中で突出した希少価値をつけられているのが「ベンネヴィス 1926 63年」だ。日本のニッカウヰスキー経営権を取得したことを記念してボトリングされたという限定商品で、63年という驚きの長期熟成もの。世界最古のウイスキーの1つとも言われており、かなりのレア度を誇る。買取価格は80万円ほど。現在出回っている数もかなり少ないので、高額買取が期待できる。
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ジャパニーズウイスキーの銘柄別希少価値リスト
ドラマなどでも取り上げられ、近年人気が急上昇しているジャパニーズウイスキー。国内での需要はもちろん、海外からの評価や注目度も高く、希少価値が上がっている銘柄も数多くある。そこで、ジャパニーズウイスキーの銘柄別に、特に希少価値の高いものをピックアップして紹介する。
山崎
ジャパニーズウイスキーとして抜群の知名度を誇るのが山崎である。現在のラインナップも売切れや品切れが頻発するほど人気が高いが、限定品や終売品に関してはかなりの希少価値がついているものが多い。
中でも特に希少価値が高いのが「山崎 35年」だ。200本限定販売の超プレミア品で、当時の定価50万円に対して現在は200万円以上の買取価格がつけられている。また、日本産のミズナラ樽を使用した厳選モルト、「山崎ミズナラ」もレア度が高い商品だが、その中でも、「山崎 ミズナラ ザ・ローリング・ストーンズ 結成50周年記念」の希少価値は際立っている。150本の限定商品で、こちらも現在は200万円以上の高額で買取されている。
その他にも「ヴィンテージモルトシリーズ」に30~60万円の買取価格がつくなど、山崎の買取価格は全体的にかなり高い。自宅に眠っている山崎があったら、ぜひチェックしてみてほしい。

響
こちらもジャパニーズウイスキーとして有名な銘柄である。限定品や終売品のラインナップも豊富だが、特に希少価値の高いものは「響 35年」だ。
この35年には、日本の伝統的な焼物をボトルにした「初期有田 染付牡丹蝶図筒形瓶」「古九谷写し 色絵牡丹蝶図筒形瓶」、人間国宝がボトルデザインをした「十三代今右衛門作 色絵薄墨草花文洋酒瓶」「徳田八十吉作 燿彩瓶 碧陽」「十四代酒井田柿右衛門作 濁手山つつじ文洋酒瓶」がある。
いずれも150本の限定発売で、現在の買取価格は70~100万円以上とかなりの高額になっている。

竹鶴
さまざまな国際大会での受賞歴があり、海外でも評価の高いジャパニーズウイスキー、竹鶴も高価買取が期待できる銘柄だ。
特に希少価値が高いのは「竹鶴 35年」である。こだわりの素材や環境で長期熟成されたモルトをブレンデッドしており、1,200本で限定発売されたレア品だ。現在は20~30万円の高額で買取されている。
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余市
もともとジャパニーズウイスキーとして根強い人気のある余市。テレビドラマの影響でさらに人気を集め、原酒不足により生産終了となった。
現在販売中のラインナップは、余市の名を継承したノンエイジの新商品である。そのため、生産終了したエイジング商品は高価な買取価格がつけられている。中でも、「20年貯蔵 シングルモルト」シリーズは希少価値が高く、商品の年代を問わず20万~30万円の高値が設定されている。

イチローズモルト
現在世界中から高い評価を得て注目されているのが、イチローズモルトである。トランプをモチーフにした個性的なラベルが特徴だ。国際的な品評会での受賞歴もあり、その人気はうなぎのぼりである。
イチローズモルトの中で特に希少価値が高いのが、「イチローズモルト ジョーカー モノクローム 1985-2000」、そして「イチローズモルト エース・オブ・スペーズ ファーストリリース」である。前者は50~80万円台、後者はなんと120万円もの買取価格も設定されている。
その他の限定品「カードシリーズ」も軒並み20~40万円台、タイプによってはそれ以上の高値で買取されている。イチローズモルトは総じて買取価格が高めであるため、持っていると非常にラッキーだ。

希少価値の高いウイスキーをさらに高く売ろう
希少価値の高いウイスキーは高値買取されやすいが、いくつかのコツを実践することでさらに高値買取してもらえる。売却前にチェックしておこう。
日頃の取り扱いにも注意しよう
ウイスキーの希少価値を決めるには、銘柄のブランド力、人気、客観的な評価、生産数量など、さまざまな要因が関わってくる。そこに加えて、開封状況や保管状況、付属品の有無なども高値で売るためには大切な要素だ。
買取価格を比較して高価買取店を見つけよう
また、希少価値のついているウイスキーは価格の相場自体がかなり高いが、買取業者によっても価格の違いがある。少しでも高く売るためには、手間を惜しまず複数社の価格を比較することが大切だ。店舗持ち込みの他、WEB見積もりや写真を送付にて見積もってくれるところもあるため、できる限り多くの査定を比べて検討してほしい。
レアなウイスキーが持つ希少価値が存分に買取価格に反映されるよう、ポイントを確認しながら上手に売ろう。
おすすめの買取業者
最後に、おすすめの買取業者を紹介していこう。高値買取が期待できる業者をピックアップしているので、参考にしてみてほしい。
BEEGLE総合買取
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウイスキーはもちろんのこと、多ジャンルのお酒を買取しているBEEGLE総合買取。ホームページ上に買取強化の銘柄を多数掲載しているので、買取金額アップを狙いたい方はぜひチェックしてみよう。お酒の他にブランド品、楽器、おもちゃなども買取対象となっているので、不要なものをまとめて処分する際にも便利だ。過剰在庫にお悩みの方におすすめな法人買取にも対応しており、秘密保持を徹底して大量査定を行ってくれる。
買取方法は宅配・店頭・出張買取の3種類から選べる。埼玉県にある店舗での買取は、その場で査定をおこない即現金化されるので、忙しい方や、近くに住んでいる方におすすめだ。宅配買取は全国どこからでも送料無料で利用できるので、遠方の方や時間が取れない方はこちらを利用しよう。
reMOVE
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
reMOVEは洋酒の買取専門店である。年間買取実績15,000点と豊富な実績を持っており、高値買取が期待できる業者だ。バカラボトルの洋酒であれば空瓶でも買取してもらえるのが特徴だ。
宅配買取にて買取してもらえる。専用の梱包キットを用意してもらえるので、自分で梱包材を用意する必要がない。送料は無料なので、気軽に利用できるだろう。
リカージョイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リカージョイはお酒専門の買取店。買取方法は「宅配・出張・店頭」の3パターンから好きな方法を選択できる。お酒買取におすすめの「宅配買取」は、無料の梱包キットで着払い伝票で送るだけの簡単でわかりやすいシステム。
キャンセル時の返送料まで同社が負担してくれる。国内だけではなく海外へも再販ルートを確保しているので高価買取が実現しているおすすめのウイスキー買取店だ。
お酒買取コンシェルジュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取コンシェルジュはお酒の買取を専門にしている買取業者だ。買取方法には店頭・宅配・出張があり、査定料・配送料・キャンセル料から出張料も無料でおこなえる。
買取は1本からでも受け付けており、法人やお店閉店にともなう大量処分にも対応可能だ。希少なお酒で宅配買取に不安がある方には、無料キットを利用してもらうことで提携している運送会社の運送保険が付くため安心して利用できるだろう。
まとめ
ウイスキーの各銘柄において、希少価値の高い商品を紹介した。目玉の飛び出るような高値で買い取りされる商品も多くあり、ウイスキーの希少価値がただものではないことを知っていただけたと思う。
また、売却する際にはいくつかのポイントに気をつけることで、さらに高値で買取してもらえる可能性がある。売却の前に見直しておくとよいだろう。



