南アルプスの山々が連なるふもと白州峡、約82万平方メートルの美しい森の中にある白洲蒸留所から白州12年は誕生した。広大な森の天然水から生まれた白州モルトを、贅沢に使用したモルトウイスキーである。緑あふれる森を彷彿させるグリーンボトルが印象的だ。
ウイスキーブームの人気により原酒不足になり、残念ながら2018年6月に休売の発表にいたった。価値が高まる今、買取業界は活況している。現在、白州12年のウイスキーは多くのお店で買取強化がされているという。
今回は、需要が高まるきっかけになった背景や、買取事情について詳しくまとめたのでご紹介しよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
白州12年のウイスキー市場の動向
白州12年はサントリースピリッツ株式会社が製造し、サントリー酒類株式会社が販売しているモルトウイスキーである。製造場所は、山梨県北杜市白州町鳥原に所在する白州蒸溜所だ。年数表記のあるヴィンテージ(エイジ)物の白州は、10年、12年、18年、25年のラインナップがある。
買取相場を知る前に、まずは白州12年がどのような価値があるのかを把握しておこう。
白州12年の魅力
白州12年が発売されたのは1994年になる。製造している白州蒸溜所は、深い森と清川が流れる自然の恩恵を受けた中にある。清々しい森の冷気が漂う静かな貯蔵庫で、12年以上の樽熟成で育ったモルトウイスキーである。
森の若葉のようなフレッシュで爽快な香りと、フルーティーでコクがあり、まろやかな口あたり、後味のキレは他とは違う一線を画した美味しさがある。ストレート、オン・ザ・ロック、水割り、ホットウイスキーの飲み方をベースに、自由自在にアレンジできる。爽やかな若葉の香りと軽快な味わいが楽しめる森香るハイボールの飲み方は、女性や若者にも人気である。
世界が賞賛したウイスキー
白州12年はウイスキー業界の世界で、最も権威ある賞を数多く受賞している。2012年ISC金賞、2009年・2010年IWSC金賞ベスト・イン・クラスを獲得した。2011年・2012年・2016年SWSC最優秀金賞、2012年にはSWSC金賞を獲得している。
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)は、ロンドンで開催される国際的なスピリッツ(蒸溜酒)の品評会で、約500品がエントリーされる。IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)は、イギリス・ロンドンで創設された世界的な酒類コンペティションである。SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)は、アメリカの酒類業界誌が主催するコンペティションで、さまざまな業種のプロが集結し、徹底したブラインドテイスティングにより選ばれる賞だ。
数々の有名な賞を獲得した白州12年は、世界中で新たなファンに愛飲されるようになった。
需要が伸び続ける理由
世界的の注目を浴びるなか、日本のウイスキー誕生に大きく貢献した、サントリーの創業者をモデルとした人物も登場するNHKの朝ドラが2014年9月に始まった。ドラマの影響で、主力の国産ウイスキーが店頭では品薄状態になり、注文が殺到した。予想以上のウイスキーブームが到来したのである。
ドラマが終わってからもブームはとどまることをしらず、需要増により原酒不足に陥った。原酒を確保するには、実際には年数表記以上の長い期間がかかる。そのため、製造が難しくなったことから、白州12年は2018年6月頃に休売になってしまった。
それから希少価値が高まると、余市12年を買う人が急激に増え、販売価格が高騰。買取店でもウイスキー市場の影響を受け、現在でも高額で取引されているというのが現状だ。
白州12年の参考買取相場
白洲12年の価値の高さについて理解してもらったことだろう。ここからは本題の参考買取相場をご紹介する。
白州12年の買取相場
白州12年は10,000円~30,000円前後の買取実績が見受けられた(2019年3月2日現在)。白州12年には、シングルモルト(700ml)とピュアモルト(750ml)の2タイプがある。公式ページではシングルモルトの方を製品のラインナップとしている。
ピュアモルトの方は旧タイプで、販売開始当初に出回っていた古酒と見られる。シングルモルトとピュアモルトでは、ピュアモルトの方が1,000円前後~3,000円前後ほど高く買取されていた。お手持ちの白州12年がどちらのタイプかということは、ラベルに表記されているので確認して見るといい。
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より好条件の買取業者を見つけよう
白州12年は希少価値が高く、高価買取がおこなわれていることがわかっただろう。休売してから、価格が著しく変動しているので、いくつかの買取業者へお手持ちのウイスキーを査定に出してみるといい。最新の買取相場や適正価格を知ることができる。
見積もりは、信頼できる買取業者選びに必要な大切な要素となる。損をしないためにも、手間を惜しまず査定に出す方が良いだろう。数社の買取業者に一括で査定依頼ができるサイトもある。
手間と時間がかからないので、一度試してみてはいかがだろうか。いま買取業者は、国内の高級ウイスキーを買取強化に乗り出すところが増えている。相見積もりでライバル社が競合することによって、売り手にとっては高額で現金化がしやすくなっている。
数社の査定結果を伝えて価格交渉をすれば、もっと高く売れることも期待できそうだ。
白州12年を取り扱っている買取業者
白州12年を売るときに気をつけたいのが業者選びである。ここで失敗してしまうと、せっかく高く売却できるウイスキーを安値で手放すことになるだろう。買取業者を選ぶ条件はさまざまあるが、そのなかの一つにお酒、特にウイスキーに特化した鑑定士に査定をしてもらえるかどうかが重要なポイントになる。
白州のシリーズはノンヴィンテージ物やヴィンテージ物、本数限定品など、それぞれ特色が違った銘柄がいくつかある。それぞれ買取価格は違いがあるし、数十万円のプレミア価格がつく銘柄もある。そういった超高価買取がされる商品の価値を知らないスタッフが査定を担当すれば、安く買い叩かれるはめになるだろう。
ウイスキーの知識に詳しいプロの鑑定士に見てもらうために、専門買取業者を探してみると良い。ここでは、2件の専門買取業者の紹介をしていきたい。
バイセル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイセルは、白州の高額取引の実績のある買取店である。出張買取をメインでおこなっており、スピード対応が自慢のお店だ。引っ越しで大量の不用品を早く片付けたいときや、思い立ったそのときにお酒が売れるところが魅力の一つ。
月間利用者数が2万件以上と業界最大規模の業績をあげている。自宅に訪問するスタッフは、お酒のことに熟知したプロの専門鑑定士で、ていねいな対応なので安心感がある。その他に宅配買取や店舗買取にも対応しているので、用途に応じて選ぶといいだろう。
出張料・宅配送料・査定料・キャンセル料はすべて無料なので安心してサービスを利用できる。バイセルはお客様満足度が高く評判がいい。その理由は高価買取で納得のいく取引ができているからだ。
査定のレベルが高い理由は、買取実績が豊富で目利きができること、日々変動する市場相場の把握、お酒についての勉強会の実施などがあげられる。お客に満足してもらえるよう、日々査定の知識や技術を磨く努力をしているのである。年代物は、箱無しやラベル・箱の汚れ、多少の剥げがあっても高額査定になる可能性がある。
状態が良くないからとあきらめずに、一回バイセルに査定に出してみることを推薦する。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは、年間取扱点数が1万点以上を突破し、買取成約率も92%とお客さんの満足度が高いお店だ。ウイスキーの銘柄に詳しい専門鑑定士による査定で、信頼度も厚い。買取方法は、宅配買取と店頭買取、出張買取から選べる。
店舗が近くになかったり、忙しくて営業時間に間に合わない方は、自宅から送ってお酒を売却できる宅配買取を活用しよう。査定料やキャンセル料、送料はすべてストックラボが負担するため、お客の負担は一切不要だ。ストックラボで一番人気の買取サービスなので、気軽に利用してみるといいだろう。
ストックラボで高く売るおすすめの方法が、複数のお酒を一気に処分できるおまとめ買取の方法だ。品数が多ければ時間短縮とコストカットができる。その分を買取価格に上乗せするという仕組みになっている。
長年、処分に困っていたお酒類があるなら、一緒に売ってしまった方が高価買取ができるのでお得である。
工夫しだいで高く売れる
最後に少しでも高く売れるように、高額査定のコツをご案内しよう。余市12年を売ろうとお考えの方は、ぜひチェックして参考にしておくといいだろう。
外見のコンディションを整えておく
商品の査定時は、見た目がとても重要だ。外見は綺麗な方が次の買い手がつきやすい。ホコリを被っていたり、汚れがついていれば、査定をする人にとっては当然良い印象は受けない。
お酒を長期間保管していたら、ホコリや汚れがついていることがあるので、ラベルや側面・底面をしっかりチェックしておこう。取れる汚れを取ってお手入れするだけで、外見が良い印象になって査定価格アップが見込める。売却前はコンディションを整えてから買取をしてもらおう。
付属品をそろえて売るといい
余市12年を購入したときや、貰ったときは商品は外箱に入っていたはず。外箱などの付属品をそろえて売ると、ボトルのみで売却するよりも高い査定になる。お酒のコレクターやリユースする人に喜ばれるため、付属品にも価値が生まれるのである。
ネットで査定依頼をするときも、価格が左右するので、付属品の有り無しを伝えておくといい。
早めに売却しておく
お客さんが来たときに出そう、いつか特別な日に飲むかもしれない、もうちょっと相場が上がったら売ろうなどと思っていても、ついつい時間が経過してホコリをかぶってしまうなんてことがあるだろう。迷っているうちに売る機会を逃していると、お酒の品質が変わってしまうリスクもある。ウイスキーは蒸留酒で腐りにくいという特徴があるが、保存状況や環境によって品質は変化する。
できるだけ高く売りたいなら、早めに売った方が高価買取につながるのではないだろうか。
まとめ
ウイスキーブームの人気によって休売となってしまった白州12年。その背景や、買取事情についてご紹介した。白州12年はシングルモルトと、旧タイプであるピュアモルトの2タイプがあり、買取相場はおおむね10,000~30,000円前後であった。
またピュアモルトのほうがシングルモルトより1,000~3,000円ほど高く売れるようだ。希少価値が高く、高価買取がおこなわれているが、買取業者によっても査定額は異なる。売却したいときは、できるだけ複数の買取業者に査定してもらうのが良いだろう。
一括査定ができるサイトを利用するのもおすすめだ。また買取に出す際は外見をコンディションを整え、付属品をそろえて早めに売却すると査定額に差が出るだろう。ぜひこれらをうまく活用して、満足のいく値段での取引を実現させてほしい。