ワインは代表的なアルコール飲料として世界中で愛飲されている。1本数百円程度のものから100万円を超えるような高級ワインまでさまざまな種類があるが、そのなかでも、高級ワインについては、偽物が流通しているケースも少なくない。
せっかく希少なワインを入手しても偽物だった場合、金銭的ダメージだけでなく、メンタル面でもダメージが大きいだろう。本コラムでは、ワインの本物と偽物の見分け方などについて記載していくので参考にしてほしい。
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なぜ偽物のワインを購入してしまうのか
流通している高級ワインのなかには偽物があるのだが、なぜ偽物のワインを購入してしまうのか不思議に思う方もいるかもしれない。ワインを製造するワイナリーや輸入代理店、輸入代理店からワインを卸してもらっている酒屋やワインショップなどから購入すれば、偽物のワインを購入する可能性は低いだろう。以下では、どのようなときに偽物のワインを購入しやすいのか解説していく。
個人間取引
ネットオークションなどを経由した場合、つまり非正規ルートで購入した場合に入手する可能性が高くなる。ワインはコレクターアイテムや投資の対象となることもあり、正規ルートで流通するほかにオークションなどで取引されることも多い。
また、正規ルートで流通するワインは数が限られているので、正規ルートで入手できなければ個人間取引などで購入するしかなく、そこで偽物のワインを購入してしまう可能性が出てくる。近年は、ヤフオク!やメルカリなど個人間でのワイン取引もさかんにおこなわれているが、ここでも偽物のワインが流通しているケースが少なくない。
ワインに対する価値の変化
上記のように取引相手がワインの知識が乏しい素人が多いルートでは、余計に偽物のワインが流通しやすい。もちろん、ワインは味わいや香りがなにより重要であり、美味しければ偽物でもいいではないかと思われる方もいるかもしれない。しかし、希少価値のある高級ワインは投資にも使われるほど価値が高いものも多く、なかには10億円近いワインも存在しているほどだ。
希少性の高いワインの場合、その価値は年々高くなっていく。そのため、ワインを使って金儲けしようとする人や悪徳業者が増えており、販売方法も巧妙だ。偽物のワインの場合、もともとの価値以上の費用を支払って入手している場合が多く、本来の味わいや香りを楽しめないのは面白くはないだろう。高級なワインを購入する際は慎重な行動が必要だ。

本物と偽物のワインの見分け方
次に、本物と偽物のワインの見分け方について記載していく。
ラベル
ボトルに貼られているラベルの文字のフォントや大きさが、偽物と本物では異なっていることがある。また、偽物はインクジェットプリンタで印刷されていることがあり、拡大して見ると文字の縁がギザギザになっていることから、そこでも本物と偽物を見分けることができる。
また、古いヴィンテージワインはラベルに糊(のり)の筋があることが多いが、偽物のワインはボトルにしっかりと貼られている場合が多い。さらに、偽物のラベルには、古く見せるためにスリ跡などを印刷している場合がある。これもラベルをじっくり見ることで、印刷かスリ跡か確認することが可能だ。
ただし、高級ワインのボトルを利用した偽物のワインはラベルが本物のため、ラベルでの判別は難しい。そこで、ほかのポイントにも目を向ける必要があるのだ。
コルク
ラベルが本物だった場合、コルクが本物と異なっている場合があるので、コルクにも注目してほしい。古いヴィンテージワインの偽物は、そのワインが生産された時期に比べて、明らかに新しいコルクが使用されていることが多いため、偽物の判断もしやすいだろう。
また、コルクにはワインを生産したワイナリーの焼印がおされているが、偽物のワインのコルクには生産されたワイナリーとは別の焼印がおされている。もしくは、無印のケースもあるため、焼印をチェックすることで判別可能になる場合も少なくない。
価格
ネットオークションやフリマアプリなどで、希少価値が高いワインが安く出品されている場合は要注意だ。ワインは腐ることがないので、保管環境が良ければ数十年でも保管できる。つまり、賞味期限が迫っているといった理由で、希少価値が高いワインをわざわざ価格を下げてまで売る必要はないのだ。
そのため、ネットオークションやフリマアプリで明らかに安いワインは、絶対ではないが偽物の可能性もあることから避けた方が無難といえる。
年代
生産された年代が古いワイン・オールドヴィンテージワインは年々数が少なくなり、オークションなどに出品される数も少なくなっていく。そんな、オールドヴィンテージワインが大量に出品されていたら、ほぼ偽物と思って良いだろう。
近年は、ワイナリーがラベルやコルク、瓶にさまざまな偽造防止対策を施しており、新しい年代のワインは偽物を作りにくくなっている。しかし、オールドヴィンテージワインは、そのような偽造防止対策がない。
さらに数が少なく、より高価となっているため、オールドヴィンテージワインの偽物が流通しやすくなっているのだ。そのため、オールドヴィンテージワインは新しい年代のワインより、注意深く確認する必要があるといえる。
出品者
ネットオークションやフリマアプリなどでワインを取引する場合、ワインを出品している出品者情報をよく確認しよう。希少価値が高いワインをいくつも出品しているような場合は、避けた方が良いだろう。
また、評価が悪い出品者も注意しなければならない。評価が悪いということは過去の取引でなんらかのトラブルがあった可能性が高いからだ。偽物に関したトラブルではなくても、ワインの管理や配送方法に問題があったなど余計なトラブルに巻き込まれる可能性もある。
そして、コメントに偽物のワインに関するものがあったら、本物の取り扱っていても偽物のワイン可能性もあるので取引をやめた方が良いだろう。また、新規の出品者も過去にトラブルがあってアカウントを取り直した可能性があるため、出品者の取引内容がわかるまで様子を見るか問い合わせを繰り返して様子を見た方が良い。
偽物のワインを購入しないためにはどうすればよいのか
偽物と本物のワインの見分け方について記載したが、これらは見分け方の代表的なものだ。作りがであれば見抜くこともできるかもしれないが、精巧に作られた偽物のワインは、輸入業者や専門家でも鑑定が困難なものもある。
2012年には、被害総額120億円ともいわれるワイン偽造事件が発生した。犯人は精巧に作られた偽物の高級ワインをオークションなどに多数出品し、その偽物のワインの一部は、今もワインクレクターのワインセラーにあるとも言われている。
このように、世の中には偽物のワインが流通し、見分け方は素人では困難なものもあるのだ。そこで、偽物のワインを購入しないためにはどうすれば良いのか、専門家が言う対策は「信頼できるところから購入する」ことで一致している。
信頼できるところとは、正規代理店やワイナリーと契約してワインを卸してもらっている酒屋やワインショップなどがある。このようなところからワインを購入すれば、偽物のワインを購入する危険は、ほとんどないといって良いだろう。
ワインを扱うオークションハウスは2012年の事件などで信頼が低下したことから、出品されるワインの真偽鑑定をより厳格に実施するようになった。オークションでも以前より偽物のワインが流通しにくくなったが、絶対とはいえない。
ましてや、個人間で取引されるネットオークションやフリマアプリでは、自分でワインの真偽鑑定をしなければならないため、偽物のワインを購入するリスクは高くなる。できる対策として一番有効なのが、信頼できるところから購入することにつきるのだ。
おすすめの買取業者について
偽物のワインの問題は、ワインを売却したい場合にも影響する。精巧な偽物のワインが出回ると、業者は買取を依頼されたワインが本物か偽物か鑑定が難しくなるため、安く買取したり、買取を断ったりする場合もあるのだ。
ワインの知識や鑑定経験が豊富な買取業者であればワインの真贋判定も可能で、ワインが持つ本来の価値を見抜いてオールドヴィンテージワインなども高額で買取してくれる。そこで、以下ではワインの知識が豊富な専門業者を紹介していく。売却を検討している方はチェックしてほしい。
新宿のワイン買取コンシェルジュ
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対策
ワイン買取コンシェルジュはワインに特化した買取専門店だ。海外オークションやコレクター、レストランなどと取引をおこなう独自の販路を確立しており、中間コストを削減して高価買取が可能になっている。専門店ならではの情報収集とノウハウを活かし、ワインの価値に見合った査定をおこなってくれるだろう。
コレクターやレストランを販路にもっているため、査定の信頼度も高い。買取方法には出張買取・宅配買取・店頭買取があり、買取にかかる費用はすべて無料だ。キャンセル時の返送料も業者が負担してくれるので安心して依頼できる。
大阪のリカスタ
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対策
リカスタはお酒専門の買取業者だ。業界最大級の実績を誇っており、ワインの買取にも強い。実績や専門知識が豊富なスタッフが査定をおこなってくれるので安心だ。また、独自の販路を確立しているため、高価買取が期待できるだろう。
競合店が多い都市部に店舗を構えているのも、競合店に負けじと高価買取が期待できるポイントのひとつだ。買取方法は出張・宅配・店頭の3つから選択可能。査定料や送料、出張料、キャンセル返送料などの費用はすべて無料で、宅配キットも無料で利用できる。
渋谷のストックラボ
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対策
ストックラボはブランド品の買取業者だが、お酒の買取にも力を入れている業者だ。ワインに関する豊富な知識を持つプロの鑑定士がワインの真贋判定をおこない、過去の買取経験や市場価値からワインの査定価格を算出してくれるだろう。
また、ワインの本物と偽物を区別するためのチェックポイントなどお酒に関するコラムを配信するなど、偽物の撲滅にも取り組んでいる点も信頼できる。買取は出張、宅配、店頭に対応し、査定料、送料、出張料、手数料などは無料だ。

まとめ
ワインの本物と偽物の見分け方などについて記載した。ワインの本物と偽物の見分け方はいくつかあるが、精巧な偽物となると素人では判断が難しい。そのため、偽物のワインを購入しないためには、信頼できるところから購入するのが一番の対策だ。
また、ワインを売却する場合も、ワインの真贋判定ができる買取業者に依頼しないと安く買い叩かれることもある。そのため、コラム内で紹介した業者や最大20社から無料で査定をして貰えるヒカカク!を利用して、ワインの価値がわかる買取業者に依頼することをおすすめしたい。

【参考サイト】