Apple Watchを買取業者やフリマサイトで売却したり、譲渡する際には、初期化やアクティベーションロックの解除が必須。ただそんなことはつゆ知らず、手放した後に解除してないことに気づく場合などもあるだろう。
今回はそんな状況で、すでにApple Watchが手元にない場合に強制的に解除する方法を紹介する。
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Apple Watchを買い替える方が急増中
2017年に発売した「Apple Watch Series 3」は、従来のApple Watchの機能にLTE通信機能が付加され、内容が飛躍的にアップグレードした。そのため、このタイミングで旧型のApple Watchから買い替える方が急増しているようだ。
不要になったデバイスは買取業者やフリマサイトで売却したり、中には知人に譲渡される方もいるだろう。そんなApple Watchを手放す時には「初期化」や「アクティベーションロックの解除」が必須となる。
「初期化」とは
初めての売却で「初期化」や「アクティベーションロック」などがよくわからないという方のために解説する。
まず「初期化」とは、簡単にいうとApple Watchを工場で出荷する時の状態(初期の状態)に戻すことだ。Apple Watchに保存されたデータやメッセージなどは、デバイス内で削除しただけでは完全には削除できない。「初期化」の作業を行わないかぎり、復元できてしまう状態。
知人に譲渡するだけならそこまで危惧しないかもしれないが、買取などで他人の手に渡る際にその状態では大問題。個人情報の流出へ繋がってしまう。
「アクティベーションロック」とは
「アクティベーションロック」とは、万が一Apple Watchを紛失してしまったり盗まれてしまった際に、デバイスを第三者に使われないよう内部情報を安全に守るためのしくみのことだ。この機能は初代Apple Watchには搭載されていないが、watchOS 2以降のデバイスには搭載されている。
ペアリングしたiPhone で「iPhoneを探す」を設定するだけで、自動的にアクティベーションロックが有効になるため、特別意識せずとも設定は完了する。そのため、売却時に解除し忘れてしまう方も多いのだ。
初期化やアクティベーションロックの解除をしないとどうなってしまうのか
では、万が一「初期化」や「アクティベーションロックの解除を行わずに売却や譲渡してしまった場合どうなってしまうのだろうか。
買取業者へ売却を依頼する場合、その状態ではまず買い取ってもらえない。買取前の事前準備として「初期化」や「アクティベーションロックの解除」は必須であり、もしもその状態で持ち込めば、買取不可やその場で設定するよう求められてしまう。
個人間取引では大きな問題となってしまう
買取前に初期化やロックの解除をすれば解決できるならまだよいが、問題はフリマサイトや譲渡による個人間取引となった場合。新たな持ち主が自分のiPhoneとペアリングする際に、アクティベーションロックがかかっているとペアリングができなくなってしまう。
任意で相手に譲った際にも不正利用されないためのセキュリティが作動し、使用できない状況になってしまうのだ。この状態で新たな持ち主がアクティベーションロックを解除することはできない。元の持ち主からApple IDとパスワードを聞き出すことができればよいが、万が一聞き出すことができなければ、今後使用することはできないのだ。
Apple IDとパスワードは個人情報
アクティベーションロックを解除していないままApple Watchを譲ってしまった場合、もしも新たな持ち主からApple IDとパスワードを求められたら断るようにしよう。先ほどApple IDとパスワードがわかれば使用できると書いてあったのになぜ、と思われるかもしれないが、Apple IDとパスワードは大切な個人情報なのだ。
Apple IDとパスワードから元の持ち主のクレジットカード情報などを抜き取られてしまう可能性もある。もしかすると、実際はきちんと解除できていたのに、不正利用目的で聞き出そうとしている可能性もあるのだ。では、手元にないApple Watchのアクティベーションロックを解除するにはどうしたらいいのだろうか。
Apple Watchアクティベーションロックの強制解除方法
もしApple Watchが手元にない状態でアクティベーションロックを解除しなくてはならなくなってしまった場合は、以下に沿って操作してみよう。
- 1. パソコンかiPhoneからiCloudへアクセス
- 2. Apple Watchとひも付けていたApple IDでサインイン
- 3. 「設定」を開く
- 4. マイデバイス欄からアクティベーションロックを解除したいApple Watchを選択
- 5. 対象のデバイスが表示されるので、Apple Watchの「×マーク」を押下する
- 6. 「Apple Watchを削除しますか?」と問われるので、「削除」を選択
これでアクティベーションロックの解除は完了。意外と簡単にできるのだ。
手放す前のアクティベーションロック解除方法
本来であれば、アクティベーションロックの解除はApple Watchを手放す前に行う作業だ。 まだApple Watchが手元にある状態なら、iPhoneを使って以下に沿って対応しよう。
- 1. Apple WatchとiPhoneを近づけてペアリング
- 2. iPhoneのホーム画面から「Watch」アプリを開き、左下の「マイウォッチ」を押下
- 3. 画面の上部にあるApple Watchの名前をタップ
- 4. 「Apple Watch のペアリングを解除」という項目を選択
- 5. AppleIDのパスワードを入力
- 6. 確認のため再度タップすると、初期化が開始される
これにてApple Watchのアクティベーションロックの解除と初期化が同時に行われる。 ちなみに5. ではAppleIDの入力を求められるが、万が一IDを忘れてしまっていたとしても、その場でIDをリセットすることがでる。
Cellularモデルを買い替える方は要確認
早くもSeries 3の「GPS+Cellularモデル」を買い替え予定の場合は、4. の項目で「モバイルデータ通信プランをそのまま維持するか削除するか」を問われる。買い替えはせず、処分・売却のみの場合は「削除」を選択しよう。
その際は通信事業者に問い合わせて、モバイルデータ通信プランを解約する必要があるので別途手続きが必要になる。また、買い替えを予定している際は現プランを移行したいので「維持」を選択して5.へ進む。
アクティベーションロックが解除されたか確認
売却や譲渡前には、アクティベーションロックが解除されたかどうか必ず確認しよう。アクティベーションロックが有効かどうかは、ペアリングしていたiPhoneから確認することができる。
ロックが解除されたかどうかの確認方法
Apple WatchとペアリングしてたiPhoneを準備し、以下の通りに進んでほしい。
- 1. iPhoneでpple Watch Appを開く
- 2. 「マイウォッチ」タブを開く
- 3. 画面の上部に表示される自分のApple Watchの名前をタップ
- 4. 「I」マークを押下
これで「Apple Watchを探す」と表示される場合は、アクティベーションロックがまだ有効な状態ということを意味する。きちんとアクティベーションロックが解除できていない可能性があるので、再度設定しなおすようにしよう。
事前準備ができたら売却しよう
もしもまだ手元にApple Watchをお持ちなら、ぜひ買取業者に売却してみてはいかがだろうか。アクティベーションロックの解除や初期化が済んだApple Watchなら、どの買取業者も迅速に対応してくれるはず。
また、Apple Watch Series 3の「GPSモデル」は旧型のアップデートバージョンといったところだが、実際のところ内容にそこまで大差がないため、旧型もまだまだ需要が高い。売るなら今のうちだ。
日本全国に展開するじゃんぱらで買取
じゃんぱらではApple Watchの買取をおこなっている。全国にある店頭に直接持ち込むか、遠方の場合は宅配便で送るだけでOKの通信買取サービスも利用可能。配送前に査定金額がわかる無料の見積もりサービスがあるのでおおよその買取金額を把握したうえで買取に出せる。Apple Watchだけではなく、スマホやパソコン、ゲーム機などさまざまな品物を買い取っているので、まとめ売りも可能だ。まとめ売りすると買取金額がアップするキャンペーンも頻繁に実施している。
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対策
買取比較サイトを利用しよう
「ヒカカク!」はApple Watchやスマホ、ゲームや家電などあらゆるものの買取価格を比較できるサイトだ。全国の買取業者によるApple Watchの買取相場を比べることもできるので、買取価格から利用する業者を選択することも可能。まずは手持ちのApple Watchの買取価格を調べてみてはいかがだろうか。
付属品も忘れずに
Apple Watchをなるべく高く売りたいと考えるなら、購入時に付いてきた付属品も一緒に査定に出そう。Apple Watchの付属品にはサイズ違いの替えのベルトや充電器などがある。業者によっては付属品有なら買取価格が2,000〜3,000円ほどアップするなど、付属品の有無が高価買取に大きく関わってくるので、買取業者へ売却する際には必ず忘れないようにしよう。
まとめ
今回はApple Watchアクティベーションロックの強制解除方法について紹介した。万が一手元にApple Watchがない場合でも、遠隔で解除できるので心配はいらない。手放す前にロックを解除できることが一番だが、もしもの時は上記の内容に沿って対処しよう。


