マジック・ザ・ギャザリング(MTG)には基本土地と呼ばれるカードが存在する。基本土地のカードはどのデッキでも必須のカードであり、MTGの中でも多くのパックに収録されているカードだ。
カードによって効果が変わることはなく、種類にこだわらなければ安価で入手できるだろう。しかし、カードの種類にこだわれば、安価で済まない種類もある。そこで、MTGで基本土地と呼ばれるカードにはどのような高額カードがあるのか、シリーズごとにまとめて紹介していく。
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MTGの基本土地を解説
MTGで基本土地と呼ばれるカードは島(青)・沼(黒)・平地(白)・森(緑)・山(赤)の5種類だ。特別に何か効果があるわけではないが、基本土地は呪文を唱えるのに必要であり、土地の色に対応した「マナ」を生み出せるカードである。
MTGでは例外を除いて、同一カードは4枚までしかデッキに入れられないが、基本土地に関しては枚数が無制限。では、MTGの基本土地がどれくらいの金額で購入でき、どのような魅力があるのか解説していく。
カードの値段は安い
基本土地と呼ばれる多くのカードは値段が安く、種類によっては1枚10円で購入できる。それもそのはず、基本土地はイラストこそ違うが、多くのパックに収録されているカードだ。カードごとに効果が変わるわけではないので基本的には高額にならない。
しかし、中には高額な基本土地カードも存在し、種類によってはあまりの金額の高さに集めるのを断念する人もいる。なお、基本土地の高額カードについては、後ほどシリーズごとに紹介していく。
好きなイラストを選べる
基本土地の魅力としては、数ある種類の中から自分好みのイラストをしたカードを選べるところだ。MTGの基本土地は効果こそ同じだが、イラストの違うカードが数多く存在する。
数ある種類の中から、自分好みのイラストを選びシリーズで統一してするのも良いだろう。MTGのプレイヤーには基本土地にこだわりをもつ方が多いので、これからMTGで遊ぶ方にはお気に入りの土地を見つけてほしい。
基本土地の高額カードリスト
MTGの基本土地はどれも同じ効果であるが、カードによって相場や希少価値が大きく異なる。多くの種類は20円前後で購入できるが、一部のカードは到底20円では購入できないだろう。そこで、基本土地の中で高額とされているカードを5種類紹介していく。
GURUランド
基本土地の高額カード1つ目はGURUランドと呼ばれるシリーズだ。基本土地の中ではトップクラスの高額な基本土地カードとされており、2019年12月21日時点で各カードの買取相場は以下のようになっている。
土地の種類 | 買取相場 | イラストレーター |
---|---|---|
島 | 約22500円~65000円 | Terese Nielsen |
沼 | 約14500円~33000円 | Terese Nielsen |
平地 | 約14000円~30000円 | Terese Nielsen |
森 | 約21000円~30000円 | Terese Nielsen |
山 | 約12500円~28000円 | Terese Nielsen |
GURUランドの中で最も高額な基本土地は島で、他の土地と比べて約2倍である。GURUランドは1999年7月~2001年1月まで北米(アメリカ・カナダ)限定で配布されたプロモカードだ。
MTGを普及するための「Guru Program」にて配布されたカードで、期間の短さと配布地域に限りがあることから希少価値が高い。
Unhinged
基本土地の高額カード2つ目はUnhingedと呼ばれるシリーズのFoilだ。パックに封入されている基本土地の中では比較的高額で、2019年12月21日時点で各カードの買取相場は以下のようになっている。
土地の種類 | 売値相場 | イラストレーター |
---|---|---|
島 | 約4500円~5000円 | John Avon |
沼 | 約2000円~3000円 | John Avon |
平地 | 約2000円~2500円 | John Avon |
森 | 約3000円~3500円 | John Avon |
山 | 約2000円~2500円 | John Avon |
Unhingedの中で最も高額な基本土地は島で、他の土地と比べて約1.5~2倍値段が異なる。Unhingedは2004年11月に発売されたパックで、イラストがフルアートになっているのが特徴的だ。
Unstable
基本土地の高額カード3つ目はUnstableと呼ばれるシリーズのFoilだ。Unstableの相場は上記で紹介したUnhingedと似ており、2019年12月21日時点で各カードの相場は以下のようになっている。
土地の種類 | 売値相場 | イラストレーター |
---|---|---|
島 | 約4000円~5000円 | John Avon |
沼 | 約2500円~3000円 | John Avon |
平地 | 約2000円~3000円 | John Avon |
森 | 約2000円~3000円 | John Avon |
山 | 約2000円~3000円 | John Avon |
Unstableの中で最も高額な基本土地は島で、どの種類もUnhingedと同じような金額だ。Unstableは2017年12月に発売されたパックで、Unhingedで紹介した基本土地と同じイラストレーターが描いており、イラストの違うフルアートとなっている。
EUROランド
基本土地の高額カード4つ目はEUROランドと呼ばれるシリーズだ。EUROランドは種類によって金額が異なり、2019年12月22日時点で各カードの相場は以下のようになっている。
土地の種類 | 買取相場 | イラストレーター |
---|---|---|
島 | 約3200円~4000円 | Eric Peterson |
沼 | 約1200円~1800円 | Mike Ploog |
平地 | 約2000円~2400円 | Eric Peterson |
森 | 約1200円~1800円 | Kev Walker |
山 | 約600円~900円 | Scott Bailey |
EUROランドの中で最も高額な基本土地は島で、種類ごとの価格差が大きい。EUROランドはヨーロッパでMTGを普及させるために作られたプロモで、過去に日本でパックの購入特典として配布されたことがある。
イラストはヨーロッパの風景をモチーフに描かれており、基本土地カード(5色)ごとに3種類の計15種のカード存在。
ジャッジ褒賞
基本土地の高額カード最後はジャッジ褒賞のシリーズだ。ジャッジ褒賞は限られた人物しか入手できないカードで、2019年12月22日時点で各カードの相場は以下のようになっている。
土地の種類 | 買取相場 | イラストレーター |
---|---|---|
島 | 約8000円~12000円 | Terese Nielsen |
沼 | 約3000円~4500円 | Terese Nielsen |
平地 | 約3000円~4500円 | Terese Nielsen |
森 | 約5000円~7000円 | Terese Nielsen |
山 | 約3000円~3500円 | Terese Nielsen |
ジャッジ褒賞でもらえる基本土地の中で最も高額なのは島で、他のカードよりも約2倍以上の価値はあるだろう。ジャッジ褒賞の基本土地は2014年に配布されたカードで、フルアートのイラストになっている。
基本土地を売るならmagiを活用
近年、トレカの買取はネット買取や宅配買取など、近くにお店がなくても買取できるサービスがある。そんな中、フリマアプリも便利なサービスの1つであり、新しくトレカ専用のフリマアプリmagi(マギ)が登場した。MTGの基本土地を売るのにはmagiがおすすめなので、その魅力について2つ紹介する。
最低出品価格は100円~
MTGの基本土地を売るのにmagi をおすすめする1つ目の魅力は最低出品価格が100円~だからだ。MTGの基本土地はカードによって相場に差があり、1枚100円以下のカードが数多くある。
仮に1枚20円が相場のカードを出品する場合、相場通りに出品するなら枚数が5枚で済む。しかし、メルカリやラクマでは最低出品価格が300円からなので、同様に出品するなら15枚必要だ。
最低出品価格が100円であれば、300円分の枚数に対応できる一方で、最低出品価格が300円の場合には、100円分の枚数に対応することが難しい。したがって、最低出品価格が100円~だと出品者にとっては利用しやすいのだ。
取引手数料とポイント還元はどちらも3%(ポイント還元は現在終了中)
MTGの基本土地を売るのにmagiをおすすめするもう1つの魅力は取引手数料とポイント還元がどちらも3%だからだ。magiで出品した商品が売れると、取引手数料の3%が出品価格から差し引かれ、出品価格の3%がポイントとして返ってくる。
例えば、トレカの出品価格を500円で出品するとしよう。500円で出品した商品にかかる取引手数料は15円なのに対し、ポイントとして返ってくるのは15ポイント。得たポイントはmagi内の商品を購入するのに1ポイント=1円として使える。
つまり、magiで商品の購入にポイントを利用する方であれば、商品を売るのにかかった取引手数料はポイント還元で相殺されるからおすすめなのだ。
まとめ
MTGで高額の基本土地カードをリストにしてまとめた。基本土地カード5種類の中で最も高額な種類は島であり、数ある基本土地の中でもGURUランドと呼ばれるシリーズは希少価値がとても高い。
MTGの基本土地は種類にこだわらなければ安くそろえられるが、こだわりがあると種類によってはとてつもない資金が必要になるだろう。もし、基本土地の高額カードを売る方がいれば、カードショップやフリマアプリを活用して納得できる金額で売ってほしい。