家庭においていらなくなった衣類をいつも捨てていて、何かしら役に立てることはないかと考えている人は多いだろう。
着古した衣類だとしても、まだまだ着ることができる衣類も家庭にはたくさんあるはずだ。売却するにしてもそれほど期待できないのであれば、買取店に持ち込むのも面倒に感じるし、捨てるにはもったいないと感じてしまうのだ。
そんな人たちのために古着の寄付やリサイクルができるショップが東京ではどこになるのかリサーチしてみた。ぜひ参考にして、役立てて頂きたい。
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ユニクロでは全店舗で衣類の回収をしているが
ご存知の方は多いと思うが、ユニクロや系列店であるジーユーにおいては衣類回収用のリサイクルボックスが置いてある。
ユニクロの公式サイトを見てみると、2018年度においては8月までで回収点数が約7757万点、18の国と地域から回収を行った。そしてこの回収した衣類を、65の国と地域に約3000万点もの衣類を寄贈している。
どのような人たちに向けて寄贈されたかというと、 難民や避難民、災害被災者、妊産婦や母子など社会的支援必要な人々などであると公表されている。ユニクロが行っている素晴らしい活動であるために、みなさんの中にも回収ボックスに衣類を引き取ってもらったという人も多いだろう。
ただしこの取り組みにひとつだけ難点があって、「ユニクロとジーユーの商品のみ」となっているのだ。当然といえば当然といえるのであるが、どうせ海外の困っている人たちに贈るのであれば、メーカー分け隔てなく引き受けてほしいと考えた人も多いだろう。
そのためユニクロやジーユーの商品以外においては、別の回収業者を見つけないといけないのだ。
古着の寄付やリサイクルが出来るショップ(東京編)
1.ワールドギフト
https://world--gift.com/kihu/youhuku-tokyo.html
国際社会支援推進会「ワールドギフト」とは、古着や電化製品・雑貨などの不用品を回収し、海外支援のために再利用することで、失われていく子供たちの命や未来を守っていく活動をしている団体である。
回収している物品
回収している物品の多くは衣類であるが、大人用、子供用、マタニティ、ベビー服、スーツ、フォーマルなど種類やジャンルは問わない。(ただしパンツや靴下などは未使用に限る)。
さらに食器・日用品・文房具・雑貨・おもちゃ(玩具)・鞄・ランドセルなど身の回りにある物でまだ使えるというものであれば、衣類と一緒に寄付することができる。
寄付の方法
寄付の方法は集荷による送付となっている。集荷できる段ボールに寄付したい衣類などを詰めて、公式サイトから申し込みをするだけだ。集荷料金が必要になるので、価格や支払い方法については公式サイトから確認しておいて頂きたい。
なお衣類の引き取りは集荷のみで、実店舗などでの引き取りはしていない。東京以外から申し込みが可能となっている。
2.セカンドライフ
セカンドライフは、不用品の引き取りを行い、集まった商品をリユースすることによって、ワクチン募金しているショップである。2010年よりワクチン募金を行っており、2019年1月時点での累計では、約125,000人分のワクチンを寄付しているという実績を有している。
回収している物品
回収している衣類のジャンルは幅広く、大人、子供、マタニティだけではなく、着物でも構わないとのことだ。また古着と一緒にぬいぐるみ、人形、ランドセル、食器、おもちゃ、絵本、チャイルドシート、ベビーカー、文房具、三輪車なども受け付けてくれる。
寄付の方法
寄付の方法は集荷による送付となっている。集荷できる段ボールは160サイズ以下となっているから注意しておこう。段ボールに商品を詰め込んで、公式サイトから申し込みが必要となっている。
申し込みをすれば、セカンドライフから専用伝票が届く。あとはゆうパックに集荷してもらうだけだ。集荷料金については120サイズまでの箱で1,980円 、160サイズまでの箱で、2,480円となっている。
3.フクサポ
フクサポとは、古着のリユースを行っている株式会社Kurokawaが行っている事業で、カンボジアやラオスでの「地雷の撤去」「不発弾の撤去」のために活動しているNPO法人テラ・ルネッサンスの支援をするプロジェクトである。2018年10月までにおいて、約740万円の寄付実績を持っている。約3万9千の個人や団体から寄付を受け、約250万着の古着を集めている。
回収している物品
まだ着ることができるという衣類であればすべて回収が可能となっている。もちろん季節を問わず受付している。また靴・カバン・アクセサリー・帽子・ネクタイ・ベルトなども一緒に回収してもらうことができるので、衣類と一緒に引き受けてもらうといいだろう。
寄付の方法
寄付の方法は集荷による送付となっている。集荷できる段ボールは120~160サイズとなっており、できるだけたくさんの衣類を詰め込めば送料無料になると公式サイトにあるために確認しておこう。
申し込みは公式サイトから行う。申し込みを行うと、荷物の集荷の際に名前や住所が記されている着払い伝票を用意してくれるので、あなたは荷物を段ボールに詰めて申し込むだけだ。
4.産経新聞社 「ふくのわプロジェクト」事務局
ふくのわプロジェクトとは、衣類のリユースをすすめて障がい者スポーツ(パラスポーツ)を応援するという東京都が推進している「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業である。産経新聞社が事業主体となっており、ブランド品買取サービス『ブランディア』と連携しながら衣類の回収に当たっている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
回収している物品
回収しているのはブランド品買取サービス『ブランディア』であるために、ブランド品が中心となっている。ブランド衣類だけではなく、バッグ、財布、アクセサリー、腕時計、靴なども回収してもらうことができる。
取り扱いのブランドは2019年1月時点で7300店となっているが、取り扱いブランドについては公式サイトで確認してもらいたい。
寄付の方法
寄付の方法については、『ブランディア』に送付するか、役所やイベントに設置してある「ふくのわボックス」に投函することになる。ブランディアへの送付は、送料無料、宅配キット無料、振込手数料無料など、商品を送付するだけでいっさい費用がかかることはないので安心だ。
各地にある「ふくのわボックス」は、産経新聞東京本社をはじめとして、「東京都立第一商業高校(渋谷区鉢山町)」「移住・交流情報ガーデン(中央区京橋)」「リサイクル千歳台(世田谷区千歳台)」「エコプラザ用賀(世田谷区用賀)」「筑波大学附属桐が丘特別支援学校(板橋区小茂根)」などに設置されている。詳しくは公式サイトにて確認して頂きたい。
5.H&M
https://www2.hm.com/ja_jp/kids/shop-by-feature/16r-garment-collecting.html
みなさんの中にはH&Mを頻繁に利用する人は多いだろう。H&Mとはもともとスウェーデンのアパレルメーカーであるが、低価格でファッション性のある衣料品が販売されているために特に若者から支持されている。東京においても「新宿店」「原宿店」「渋谷店」など連日にぎわっている。
H&Mは全国にショップが展開されているが、「衣類回収プログラム」として全店舗で古着回収サービスを行っている。回収している衣類はH&Mのものだけではないのがユニクロとは違うところだ。いらない衣類を袋に詰めてショップに持っていくと、500円分の割引クーポンがもらえることになっているから是非利用してもらいたい。
回収している物品
H&Mで購入した衣類にかかわらず、衣類全般引き取りが可能となっている。しかも衣類だけではなく布製品であればタオルや布巾であっても構わないとのことだ。モラルの問題はあるが、下着や靴下であっても引き取り可能となっている。
引き取りは衣類などの布製品だけであって、アクセサリーなどの引き取りは不可となっているから注意しておこう。
寄付の方法
自宅にあるいらない衣類を袋に詰め、近隣にある H&Mの店舗に直接持って行くだけだ。ショップ店員に手渡せば、一袋につき500円の割引クーポンがもらえるようになっている。割引クーポンは3000円以上のお買い上げで利用することが可能だ。
6.無印良品
https://ryohin-keikaku.jp/csr/recycle.html
ショッピングモールなどにテナントとして存在する無印良品を利用した人も多いだろう。東京においても「東京ミッドタウン」「東京ドームシティ」などに存在し、日本全国にショップ展開していることで知られている。
無印良品のリサイクルでは、いらなくなった長年愛用した無印良品の商品を店頭で回収してもらえるシステムである。回収した衣類や繊維製品はバイオエタノールにリサイクルされている。
回収している物品
無印良品のリサイクルで回収している物品は、あくまで「無印良品」の商品のみとなっている。洗濯ネームに株式会社良品計画と記載されているものだけだ。まずは確認してもらいたい。
衣料品、タオル、シーツ、カバー類を回収してもらうことができるが、下着やくつ下については回収できないので注意しておこう。また繊維製品だけではなく、塩ビ製のスケジュールノートカバー(白、黒)の回収も行っている。併せてリサイクルに出すといいだろう。
寄付の方法
自宅にあるいらない「無印良品」の商品を袋につめて、店頭に持っていくだけだ。ショップ店員に手渡せば、MUJI passport 1,000マイルがもらえるようになっている。
MUJI passport とは、無印良品で活用できるポイントである。ちなみにこのMUJIマイルは、無印良品で買い物をしたり、お店にチェックインするだけでもためることができるポイントだ。
7.洋服ポスト
洋服ポストとは、特定非営利活動法人 洋服ポストネットワーク協議会が運営しているもので、衣類の回収によって環境保全や社会貢献活動などの団体にまとめて寄付する活動を行っている。活動拠点は東京であるが、神奈川県においても活動を行っていることで知られている。
回収している物品
洋服ポストでは、そのまま使える衣類であれば全般を受け付けている。もちろん男女、子供、マタニティ、夏冬など混ざっていても問題ない。ただしまだ着れるものだけに限定されているために、汚れや破損のある衣類は受け付けてもらえない可能性があるので注意しておこう。
またそのほかにも「靴・サンダル」「バッグ」「ベルト」「下着・水着」「毛布・シーツ」「ぬいぐるみ」などが可能である。ただしランドセルなど受け付けてもらえないものもあるので衣類以外のものは確認してからにしていただきたい。
寄付の方法
寄付の方法は2種類あり、郵送もしくは各地に設置されている洋服ポスト窓口に持っていくことになっている。郵送ではダンボールなどに詰めて、そのまま決められた住所に送付するだけだ。
送料は必要になるが、手数料などは必要にならない。また設置されている洋服ポストは、日程や時間が決められているから公式サイトから確認してもらいたい。
古着を寄付やリサイクルに出す際の注意点
古着を寄付やリサイクルに出すことは、人の役に立つことであるから大いに行動してもらいたい。しかしあなたの行動によっては、それが迷惑になることもあるから次の注意点だけは最低限守ってもらいたい。
どの程度の衣類まで寄付することができるのか
基本的に古着を寄付するのであるから、多少色あせているようなものがあったり、汚れが取れないようなものもあるだろう。「こんなものまで寄付に出していいのだろうか」と気にしている人も多い。
しかし再利用において、色あせや多少の汚れは問題なくできるために、悩んでいるくらいであれば寄付に出して、困っている人のために役立ててほしい。
ただもう再利用として着ることができないような衣類は寄付に出してはいけない。例えば破れているものや穴が開いているもので、明らかに再利用やリサイクルができないと判断できるものであれば、自分自身で処分してほしい。
衣類で寄付できないものは
どのショップにおいても衣類全般を受け付けているために、特に悩むことなく寄付していけばいいだろう。ただし使い古しのパンツや靴下などの下着は、大体どのショップにおいても寄付することができなくなっている。衛生上の問題があるからだ。
新品や未使用ならば引き受けてくれるショップもあるので確認してみるといいだろう。
洗濯はしておこう
寄付するんだからといって、汚れたままの衣類をそのまま寄付している人がいる。寄付した衣類は海外の恵まれない子供達などのために活用されるものもあるので、次に着る人のことを考えて寄付するようにはしていただきたい。これは最低限のマナーなのだ。
汚れていたり臭いがついているような衣類があれば、まず一度簡単にでも洗濯をしてから寄付に出すようにしていただきたいものだ。
衣類以外のものは受け付けてもらえるか事前に確認しておこう
寄付やリサイクルを受け付けているショップによっては、衣類だけではなくアクセサリーやバッグなども回収可能となっているショップもある。
ただしどの商品を受け付けてもらえるかということについてはショップによっても違いがあるので、必ず事前に確認しておくことが大事だ。衣類であっても限られたブランドだけ、受け付けられているショップも存在するのだ。
まとめ
東京において、古着の寄付やリサイクルが出来るショップを紹介してみた。
着なくなった衣類はみなさん必ずあるはずだ。まとめて買取に出している人も多いとは思うが、処分に困っている人も多いだろう。どうせ捨てるのであれば、寄付やリサイクルとして出すことを検討してみてはどうだろうか。
どのように活用されるかはそのショップによっても違うが、いずれにしてもいらなくなったものを寄付するだけで人の役に立てるものなのだ。郵送だけではなく直接持参できるショップもあるので、自分自身にあった寄付の方法ができるショップを選べばいいだろう。ぜひ参考にしてみてほしい。




