使わなくなった毛皮をタンスの肥やしにしている人は多いのではないだろうか。以前は頻繁に着用していた毛皮であっても、年齢を重ねるとともに身にまとう機会がなくなってくるというのはよくあるケースである。
毛皮は根強い人気を有する商品であることから、買取に出すと思ったよりも高く売却することができる可能性がある。そこで以下では、毛皮を売却する際のポイントと売却先の候補となる3つの買取業者をピックアップして、それぞれの特徴と買取額を見ていくことにしよう。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
毛皮の買取相場と売却時期
まず最初に毛皮を売却する際、どの程度の金額で売ることができるかを見たうえでその最適な売却時期について触れておこう。
一般的な売却価格
毛皮と言ってもその種類や商品は多岐にわたっているため、ここでは代表的なものに絞って売却価格の相場を見ておくことにしよう。まず最初に、毛皮製品といったときに多くの人が思い描くであろうミンクのコートであるが、市販されているものであれば約20,000円~60,000円程度というのが買取相場であるとされている。
ただし、これはそれほど希少価値が高くないミンクの毛皮が用いられている商品の場合であり、例えばSAGAやEMBAといったブランド製品であれば、その買取金額は一気に跳ね上がり200,000円、場合によっては400,000円を超えるような高額での買取となるケースもある。
最適な売却時期
毛皮を売却に出す最適な時期であるが、普通に考えると毛皮製品を身にまとう機会が多くなる冬場の方が需要が高まって買取金額も高くなるように思われる。しかし、実際には毛皮の取扱業者は夏場であっても、寒い地域に売却するための販売ルートを確保していることから、毛皮の相場は年間を通じてそれほど大きく変動しないようになっている。そのため、あえて冬場を狙って売却する意味はそれほどないといえるだろう。
売却時期を考慮するのであれば、なるべく毛皮の状態が良いうちに売るようにした方が良い。冬が終わったら売ろうと考えてタンスの中にしまっておいたら、気が付いたらカビが付着していて毛皮の価値が大幅に下落してしまったということはありえる話である。毛皮を最適な状態で管理することはなかなか容易ではないことから、あえて売却を遅らせる必要がないのであれば売ることを決めた時点ですみやかに売却することがおすすめである。
より高く売却するためには
毛皮製品を売る際に少しの工夫で査定価格を上げることができる方法がいくつかある。その代表的なものとしては、もともと製品に付随していたタグを付けて売りに出すという方法である。この方法は、特に売ろうとしている毛皮がブランド品である場合に有効である。
毛皮のブランドには、前述したSAGAやEMBAのほかにもブラックグラマなどさまざまなものが存在しており、そういったブランド品であることを示すことができるのがタグである。そのため、タグをつけて売却するだけで何もつけずに売る場合と比べて、一気に査定金額が高額になるという可能性も決して低くはないことから、手元にタグが残っているのであれば廃棄せずに大切に保管しておこう。
バイセルの特徴と買取価格
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ではここからは毛皮のおすすめの売却先について見ていくことにしよう。まず最初に取り上げるのは、買取業者の中でも大手の一角に数えられるバイセルである。ここは電話やインターネット上から申し込みができる買取専門店で、その月に20000件を超える買取実績があることから十分に信用できる業者である。
バイセルの特徴
バイセルが提供している買取方法は自宅まで専門のスタッフが買取に来てくれる訪問買取、わざわざ店舗に行かずに済む宅配買取、通常の持込買取の3つの買取方法である。対象エリアは日本全国であるため、誰でも気軽に申し込むことができる。訪問買取や持込買取の場合には、その場で査定金額を提示してもらいその金額に同意であればすぐに現金化できることから、迅速に毛皮を売却したいという場合には非常に使い勝手の良いサービスとなっている。
また出張買取の場合は最短で30分ほどで自宅まで査定員が来てくれ、仮に査定金額に納得がいかない場合には完全無料でキャンセルすることもできるようになっている。バイセルは毛皮の買取実績を豊富であるため、ノーブランドの毛皮商品であってもしっかりと査定して買取金額を提示してくれるようになっている。毛皮小物だけの買取もおこなっているため、普通であれば捨ててしまうようなものであってもお金に換えることが可能である。
バイセルの買取金額
バイセルにおける毛皮の買取金額であるが、商品によってばらつきがあるため確認できるものを順に見ていくことにしよう。
- ・カナディアンセーブル コート:120,000円
- ・クロスミンク コート:120,000円
- ・フォックス コート+チンチラ ショール:60,000円
- ・ブルーアイリス コート+チンチラ ショール:65,000円
これらから、バイセルの毛皮の買取価格は60,000円~120,000円程度が相場であり、前述した一般的な相場と比べても高めであることが分かるであろう。
大黒屋の特徴と買取価格
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者だけでなくチケットショップとしても人気の高い大黒屋は、フランチャイズによって全国各地に店舗を展開しているため地元で見かけたことがあるという人も多いだろう。取り扱い品目は毛皮に限らず、貴金属やバッグ、時計などさまざまな商品があるが、店舗によって異なっているため持込買取を希望する場合事前に毛皮の買取をおこなっているかを確認した方が良いだろう。
大黒屋の特徴
もともと質屋を営んでいたことから、同社では現在でも買取だけでなく質入れにも対応している。そのため、すぐにお金が必要という場合には質入れして後で取り戻すということも可能となっている。
大黒屋は数多くの店舗網を有していることから持込買取が基本かと思いきや、電話やインターネット上からの申込にも対応している。また、LINEの友達登録をして、売りたい商品の写真を送信するだけで査定金額が分かるというサービスもおこなっているため、気軽に自分の持っている毛皮の評価を知ることができるようになっている。
宅配買取の場合だと申し込めば専用の宅配買取キットが送られてくるため、それに品物を詰めて電話で集荷を依頼するだけで準備は完了する。後はメールで査定結果が送られてくるため、金額が問題なければすぐに換金することが可能である。しかしながら、衣類や靴類については宅配買取には対応していないことから、売りたい毛皮製品がそういったものである場合には店舗に持ち込む必要がある点に注意が必要である。
大黒屋の買取金額
大黒屋は毛皮専門の買取業者ではないことから、買取対象となる毛皮はブランド品が中心となる。そのためブランド物の毛皮であれば、高額の査定結果が得られる可能性が高い。
- ・SERINDE(セリンデ):73,000円
- ・LOIRAC(ロアラック):650,000円
- ・AMELIE(アメリー):90,000円
上記のようにモンクレールの毛皮コートが高く買取されている。こちらもバイセルと同様、平均水準よりも高めの金額で買取をおこなっていることが分かるだろう。
ストックラボの特徴と買取価格
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめの毛皮買取業者の3店目は、ストックラボである。こちらは他に着物や貴金属の買取もおこなっているが、毛皮についても専門的に取り扱っていることからその目利き力には定評がある。
ストックラボの特徴
ストックラボでは、バイセルと同様に宅配買取、訪問買取、店頭買取の3つの方法を提供している。店舗があるのは新宿、麻布十番、横浜であることから首都圏在住の人であれば店頭買取を選択しても良いが、他のエリアに住んでいる人の場合には宅配買取か訪問買取を選ぶことになる。
超高価買取、送料や査定料が全て0円、幅広い販売ルートがストックラボの売りとなっており、ホームページに掲載されている買取実績を見ても高額での買取をおこなっていることが分かる。LINE査定サービスもおこなっており、気軽に査定結果を得ることができるようになっている。
ストックラボの買取価格
ストックラボはホームページ上において毛皮の買取実績を豊富に公表している。一例を見てみよう。
- エンバチンチラ+ミンク ロングコート:60,000円
- エンバシルバーフォックス ロングコート:30,000円
- エンバレオパードキャット ロングコート:40,000円
いずれもなかなかの高額買取となっており、ストックラボが売りにしている超高価買取というフレーズが決して誇張ではないことが見て取れる。
まとめ
毛皮のおすすめの買取業者としてバイセル、大黒屋、ストックラボの3社の特徴と買取価格を順に見てきた。記載した買取価格はあくまでも一例であり、それが各業者の買取金額の全てを表すものではないが、傾向を知るためには有効なデータであるだろう。それらを比較してみると、いずれも相場と比べて高めの金額で査定をおこなっているものの、どこがもっとも高いとまでは断定できないことが分かるのではないだろうか。
手元にある毛皮をなるべく高額で売却したいのであれば、この3社の中からもっとも高い査定価格を提示してくれるところを見つけ出すことが必要となる。そのための方法としては、3社それぞれから個別に査定金額を取得するか、インターネット上で提供されている一括見積サイトのようなサービスを利用してみるのもおすすめである。いずれにしても見積もりを取るだけであれば費用は発生しないため、特にリスクを考えることなく気軽に依頼してみよう。