腕時計界の王様と言われることもあるブランドと言えばロレックスだ。そんなロレックスは、実用するだけでなく資産として所有している方も多い。
資産運用としてよく選ばれるデイトナとサブマリーナについてチェックしてみよう。ロレックスに投資したいものの、どの時計を選べばいいか分からないという方はぜひチェックしてみてほしい。
この記事の監修者

CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ロレックスに投資する理由
ロレックスが投資先に選ばれる理由は複数ある。その理由を一つ一つ紐解いていこう。
1.世界中での認知度が高い
ロレックスは数ある時計ブランドの中でも最も有名であるといっても過言ではない。ブランド品に詳しくない方でも、ロレックスの名前を聞いたことがないという方は少ないだろう。これは日本国内だけでなく、世界でも同じことが言える。
中古市場でも人気があり、売却する際もその価格が下がりにくい。とくに人気のモデルであれば、発売日からすでに定価を超える価格で取引されるケースもある。投資するモデルをきちんと選ぶことができれば、より満足のいく取引ができることだろう。
2.普遍的なデザインを楽しめる
ロレックスの腕時計は、その普遍的なデザインでも人気がある。いつの年代のロレックスの腕時計でもひと目でロレックスのものであると判別することができ、ステータスの象徴になり得る。
多少のデザイン変更やマイナーチェンジはあるものの、ロレックスの品格を損ねない上質なものが多く、この場合も取引価格は上昇する。トレンドに左右されることなく、過去のモデルであっても人気が高いのも投資先として人気の理由だ。
サブマリーナへの投資
ロレックスの中でもサブマリーナは特に投資におすすめのラインナップだ。
腕時計の中でもかなりタフな作り
サブマリーナはロレックスの腕時計の中でもかなりタフな作りになっている。10年から20年以上使用し続けることも可能で、日焼け、傷などがついたとしても他のブランドよりははるかに長く使い続けられると言えるだろう。904Lという独自のステンレス素材を利用しており、かなり強い設計となっている。古いものであっても磨けば新品同様の輝きを取り戻すことができるのもその人気の理由の一つだ。
ロレックス初の本格的なダイバーズモデル
サブマリーナは1950年代に登場したモデルで、ロレックス初の本格的なダイバーズモデルとして注目された。ダイバーズモデルということで水中でも気にせず利用することができる。高い防水性を持ち、潜水時間を測定するための回転ベゼルも備えた。現在のロレックスのスポーツモデルの核を作り上げたモデルとも言えるだろう。
サブマリーナはカジュアルな印象があるため普段遣いにも使いやすく、さらにずっしりと重厚感があるためビジネスシーンでも利用しやすい。利用する年代を選ばないという点でもサブマリーナは人気があり、中古市場でも定価以上で取引されているモデルが複数ある。
カレンダー付き、カレンダーなしの2種類
サブマリーナにはカレンダー付きのもの、カレンダーなしのものの2種類がある。基本的にはカレンダーつきのサブマリーナデイトの方が定価が高く、取引価格もこちらの方が上になっている。しかし、1965年以前のカレンダーなしのサブマリーナは非常にレアであるため、ものや状態によってはサブマリーナデイトよりも高い取引価格がつく可能性もある。
投資におすすめなサブマリーナ
ロレックスの中でも使いやすく人気の高いサブマリーナ。投資するならおすすめのモデルを3つチェックしてみよう。
1.Ref.16610LV
一つ目はRef.16610LVだ。ロレックスファンの間ではハルクとも称され親しまれているモデルである。その由来はグリーンのカラーである。
定価は92万円程度だが、中古市場では98万円程度で取引されることもある。値上がり率は105%程度。新品であれば130万円以上の取引価格がついた過去もある。発売当初から人気のあったモデルであり、一時期価格も落ち着いたものの現在また徐々にその取引価格が高くなりつつある。短期間で急激に価格が上がったため、所有していた方にとっては非常にラッキーな代物ではないだろうか。
Ref.16610LVが値上がりを見せた理由はハッキリとは分かってない。このように、突然予想もしないモデルが値上がりを見せるのもロレックス投資の面白い点と言えるだろう。
ブログカードがロードできませんでした。
2.116610LN
116610LNは新品であれば87万円程度で購入が可能。その後3年ほど使用してから売却しても、70万円程度で取引することができる。定価より価値は下がってしまうものの、数年経ってもこの程度しか価格が下がらないのは腕時計ブランドではなかなかない。
ロレックスがそれだけ世界的に人気であり、中古市場でも売却しやすいということだろう。実際に使用せず新品のまま保管していた場合はさらに高い金額での取引が可能だ。ロレックスはこのように安定した取引ができるため、資産運用に取り入れる方が多いのだ。実際には取引価格は買取業者選びや時期、状態によっても大きく左右される。そのため、事前にきちんとロレックスの投資について学んでおく必要があると言えるだろう。
ブログカードがロードできませんでした。
3.Ref.114060
Ref.114060は1953年に初めて登場して依頼、現在でも高い人気を誇っているモデルである。ケースの直径が大きめなのが特徴で、ロレックスらしい存在感を楽しむことが可能だ。
ベゼルは現在はセラミック製になっている。傷がつきにくいのが特徴で、多少使用したくらいでは使用感は目立たないだろう。旧型はメモリ部分はプリントであったが、現在は直接彫られている。そのため使用し続けることでプリントが消えてしまうという心配もなく、ものによっては新型の方が高い買取金額で取引される可能性がある。
新品の販売価格は85万円から102万円程度。中古品の販売価格は74万円から95万円程度となっている。
デイトナへの投資
サブマリーナの他にもデイトナも投資におすすめだ。
デイトナはロレックスの代名詞
デイトナはロレックスの代名詞とも言えるモデルである。高級時計の中でもとくに人気であり、男性のステータスの象徴とされることもある。ロレックス唯一のクロノグラフモデルであり、1960年代前半に誕生した。
自動巻きムーブメントを採用しており、72時間のパワーリザーブを誇っている。2日間ほど装着しなくても止まる心配はない。
資産価値が非常に高い
登場から常に細部に変更が繰り返されており、その点によって取引価格が変動するのも特徴だ。古いものであればなんでも価値が上がるというわけではなく、一時期だけ変更されたもの、限定品なども多く、モデルによってその価値は大きく上下する。
さらに資産価値が非常に高く、正規店でも在庫が常に品薄状態となっていることでも有名だ。並行輸入店では正規店よりも安く購入できる時計が多い中、デイトナだけは定価、またはそれ以上の価格で販売されている。
それだけ購入するのが難しく、また高額であるためおいそれと購入できる方は少ないだろう。それゆえに価値が高く、買取業者に買取を依頼してもかなりの高額査定を期待することができる。よりしっかりと取引先を選べば、180~200%程度の価格で取引が可能だ。しっかりと価格交渉をおこなうようにしよう。

投資におすすめなデイトナ
デイトナは基本的にどのモデルであっても高額での取引が可能である。しかし、その中でも人気の高いものも複数存在する。どうせデイトナに投資をするのなら、このような人気モデルへの投資を考えてみよう。
1.Ref.116520
ロレックスのデイトナの定番と言えばこの116520である。2代目の自動巻デイトナであり、近代的なスペックも発売当初から人気を集めていた。3日程度なら稼働できるスペックを持っており、このような技術は当時どの時計ブランドも持ち合わせていなかったと言われている。
さらに116520は外装面でも魅力的だ。耐久性が高く高級感のある素材が採用されており、よりロレックスの高級時計としての楽しみ方ができるようになっている。116520は2000年から2016年に至るまで17年間デイトナの定番であった。長きにわたって製造されていたためさまざまな点で仕様が変更されている。ブレスレット部分の留め具、夜光塗料の有無、ルーレットの刻印、インダイヤル部分のメタルカラーの変更などがおこなわれており、ロレックスマニアならこのデイトナの状態を見るだけでどれくらいの年代に作られたものなのかを瞬時に判別することができる。その変更点によっても価値が上下するのて注意しよう。
2.Ref. 16520
1988年に登場したのがこの16520だ。クロノメーター規定となり、従来のデイトナからかなり仕様が変更された。防水機能も従来のデイトナから大幅にアップし、水深100メートルまで対応が可能となった。
ムーブメントはゼニスのエルプリメロベース、キャリバー4030。防水性だけでなく耐久性もはるかにアップしたことで当時話題となった。2000年に116520が登場するまでデイトナの定番モデルであり、現在でもロレックスマニアから人気の高いモデルである。生産終了後10年以上が経過しているため、現存数がかなり少なくなっている。中古でも100万円以上するものがほとんどである。新品やコンディションのいいものであればより高い取引が可能となる。
3.Ref.116508
116508は2016年に登場したデイトナの最新モデルである。爽やかなグリーンの文字盤が特徴であり、ブレスレット部分のゴールドと相まって非常に高級感がある一品だ。まるでカジノのルーレットを思わせるデザインからベガスカラーと称するファンも多い。
グリーンは定番カラーではなく、ビジネスシーンなどでは使いにくいという点から敬遠されがちなカラーである。しかしロレックスファンの間ではこのロレックスグリーンは非常に人気があり、他のモデルでもグリーンのものだけ取引価格が高いということはよくある。さらにゴールドも光沢を抑えた仕様になっており、ギラギラと下品な印象にならないのも特徴的。やはり世界最高峰の腕時計ブランドというだけあり、上品な威厳を楽しむことができるだろう。
定価は300万円以上とかなり高価だが、その特徴から買取価格が下がる可能性は低く、さらに今後高くなることも予想される。今後を見越して投資するならおすすめのモデルだ。
4.Ref.6265
6265はデイトナの中でもアンティークアイテムとして人気の高いアイテムだ。アンティークデイトナとは自動巻きムーブメントを採用するまでの手巻きムーブメントを採用しているモデルのことで、1987年から20年間ロレックスでは手巻きムーブメントが採用されていた。
中でも6265は当時から人気の高いモデルであったが、ロレックスが自動巻ムーブメントを取り入れたことによってさらに人気を高めることとなった。金額も高騰しており、中には1000万円を超える金額がつくものもある。ロレックスの中でも最も高価と言われることもあり、素人が入手するのは難しいアイテムである。
デイトナとサブマリーナはどちらがおすすめ?
ロレックスの投資先として人気が高いサブマリーナとデイトナについてご紹介した。どちらも人気モデル、価値の高いモデルであれば投資先として十分に有効的であるが、実際に投資をするとなるとどちらを選ぶべきだろうか。正確にどちらがおすすめ、という明言はできないが、投資目的などによって購入モデルを考えていくことは可能だ。
デイトナはご紹介したとおり正規店であっても非常に入手が困難なモデルである。そのため、一つもっておけばいつ売却しても定価より高い価格での取引が期待できるだろう。一方でサブマリーナはデイトナよりは入手しやすく、価格もデイトナに比べるとお手頃なものが多い。使用してしまうと売却する際の価格は下がってしまうが、デイトナに続く人気モデルであるため買取金額が下がる率も低めだ。高級なデイトナを思い切って購入して新品のまま保管し、数年後に取引に出せばかなりのプラスを期待することができる。
一方で実用目的でサブマリーナを購入し、数年後に売却してもまた新しい腕時計を購入できるくらいの金額にはなるだろう。初めての投資でいきなりデイトナのような高級腕時計を購入するのは気が引けるという方にもサブマリーナはおすすめである。また、サブマリーナはダイバーズウォッチとして作られているため耐久性がデイトナよりも高い。長期保管していても劣化する心配が少なく、素人の自宅保管でも安心だろう。時計をきちんと管理できる自信がないという方にもサブマリーナへの投資はおすすめだ。
自身の経済状況や、何年後に売却したいのか、また実際に利用したいのかただ投資目的で購入したいのかなど、自分の目的に合わせてデイトナかサブマリーナかを選ぶようにするといいだろう。
共通する投資条件
ロレックスの投資についてご紹介した。デイトナは高い価値が出やすいがその分定価も高額なため、いきなり投資目的で購入するには勇気がいるだろう。そんな方におすすめなのがサブマリーナだ。
しかし、ロレックスには他にもさまざまなシリーズが登場している。いずれの腕時計にしても、投資目的で購入するなら注意しておく点がある。どのような点に注目すれば、より投資に活用できるのかをチェックしてみよう。
1.生産が終了しているもの
生産が終了しているモデルは、今後新品を購入することができない。劣化、故障、事故などでその数は減少していくばかりである。ロレックスは日本国内ではただでさえ購入が難しく、なかなかお目当ての腕時計にすぐ出会うことはできない。さらにこのような生産終了モデルなら、よりマニアから需要が高まっていくことだろう。資産価値も次第に高くなっていく。日々ロレックスの取引相場を確認しておき、満足のいくポイントで手放すのがおすすめだ。
例えばサブマリーナコンビ16803などは、1980年代にはどこでも購入できるようなありふれたモデルであった。また、このモデルはステータスの代名詞とも言えるアイテムだったため、当時所有している方は非常に多かったのではないだろうか。しかし現在では生産が終了しており、中古品のショップやネットサイトでもなかなかお目にかかることができない。このように、あまり価値がないと思われていたモデルがいつのまにかレアなロレックスになっている可能性も高い。
2.流通量が少ないもの
比較的簡単に入手できるものよりは、流通量が少なくなかなか手に入れることができないものの方が当然価値は上がる。
ロレックスの腕時計は、20年以上同じデザイン、性能のまま製造を続けているものがあるが、このようなモデルはいつでも入手できるため資産価値は低い。しかし、製造年数が10年未満、数が限定して販売されたもの、国、地域が限定されて販売されていたものなどは価値が高くなる。
3.特徴的なデザインであるもの
古いロレックス、流通量が少ないロレックスならなんでも資産価値が高くなるのかと言われればすべてがそうであるとは言えない。中でも、現在のロレックスのデザインとは違うとひと目で分かるようなデザインのものはより高額で取引されるようになる。レアなデザインの腕時計は買取、取引の際価格交渉も非常に有利になる。買取側としてもこのようなレアな腕時計は高い販売価格をつけて売却することができるので、多少強気な価格を提示しても取引が成立しやすいという特徴がある。買取業者などで安く買い叩かれそうになった場合は交渉をしてみよう。
特徴的なデザインのロレックスとして代表的なのが16803のフジツボインデックスだ。16803自体はありふれたモデルであるため資産価値は低いが、文字盤がフジツボのようになっているこのデザインはひと目で他のデザインとは違うと判断することができる。さらにこのフジツボインデックスの16803は4年間ほどしか製造されなかった。そのためデザイン性、流通量という二つの点で非常に価値が高くなっている。
他にもライムベゼル、200タキベゼル、フチなしインデックス など、少し見ただけでも他のロレックスの腕時計とは違うと判断することができるモデルは資産価値が非常に高くなる。
4.コンディションのいいもの
どのロレックスにも言えるが、コンディションのいいものは資産価値が高くなる。コンディションとは、本体の保存状態もさることながらそのオリジナリティ、付属品の有無も影響する。新品で一度も使用されていないようなノンポリ仕様、メンテナンスを一度もされていないようなものは非常に価値が高い。
古いものであれば内部の状態には少し不安が残るが、ロレックスの価値としては非常に珍しいと言えるだろう。日本でロレックス正規店でメンテナンスをした場合は針、文字盤は最新のルミノバインデックスに交換されてしまう。さらに風防には交換したことを正銘する刻印が刻まれる。このように、交換した形跡のあるロレックスはアンティーク品であっても価値が下がってしまう。さらに付属品にも注目だ。
ロレックスに付属している冊子は毎年文字が代わり、年代も記載されている。そのため違う年代のものを添付してもバレてしまう。腕時計を収納する枕にかんしても同じことが言える。他にも箱、保証書、プライスタグ、クロノメータータグなど、購入したままの状態で残されているものほど価値は高くなるだろう。
腕時計のコンディションは購入した時点から刻一刻と下がっていく。より高く取引したいのなら、今購入して新品のまま大切に保管しておく必要がある。同じモデル、同じ年代に購入したものでも、コンディションや付属品の有無によっては20万円以上価値が変動することもある。
おすすめの買取業者
以下ではおすすめの買取業者を紹介する。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は全国に店舗を構えている買取業者だ。幅広い商品の買取をおこなっており、ロレックスも対象商品となっている。都市部だけでなく地方にも出店しているので、自宅の近くに店舗がある人は利用してみよう。
宝石広場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
一見腕時計の買取は扱っていないかのように見える業者名だが、宝石広場も腕時計の買取を受け付けている。腕時計の査定に長けたスタッフが対応してくれるので、安心もできる。ロレックスも高価買取してもらえるだろう。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやもブランド物や腕時計の買取をおこなっている買取業者だ。買取業者はどうしても暗い店舗のイメージが強いが、なんぼやはそんなイメージに反した店舗を構えている。明るい雰囲気の店内は初めての人でもリラックスできるだろう。
ギャラリーレア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ギャラリーレアは、ブランドの買取・販売を専門におこなっている。ブランドに詳しい査定士による丁寧な査定に加えて、幅広い販路の確率やコスト削減をおこない買取価格にプラスできるのだ。ロレックスの買取実績も豊富なので安心できる。
ロレックスデイトナやサブマリーナで資産運用しよう
ロレックスの腕時計は資産価値が非常に高いが、その中でも人気なのがデイトナ、サブマリーナである。数年後の価値に期待するのならこの二つは要チェックモデルと言えるだろう。
より高い金額を期待するならデイトナ、まずは気軽に投資を始めたいのならサブマリーナと、自分の予算と照らし合わせて考えることもおすすめだ。 コンディションがいいもの、生産が終了しているもの、流通量が少ないものを総合的に判断して購入しよう。
この記事の監修者


