DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年は、生産数が少量であるため入手困難なブランデーである。中古買取業者では一般的に高額査定となる銘柄だが、業者の選択や買取の仕方によって金額に差が出るため、売却する際のポイントを知っておくと良い。ここでは、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年の買取相場を調査した上で査定情報などを紹介する。
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DRC社の生産するブランデー
DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年はフランスのドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社によって生産されているブランデーである。ロマネコンティ社はブルゴーニュ地方の良質なワイン生産者として世界中に知られており、メゾンの名前を銘柄にしたロマネコンティはセレブを中心に高い人気がある最高級の赤ワインだ。
ロマネコンティ社はワインのほかに二種類のブランデーをリリースしていて、そのひとつがDRC マール・ド・ブルゴーニュである。DRC マール・ド・ブルゴーニュのマールはワインの原材料となるブドウを絞った際に出る、種や果皮などからなる搾りかすに糖分や水を加え、発酵・蒸留させ生産されるブランデーを指す。
マールはイタリアでグラッパの名前で親しまれているなど、食事の際に楽しむポマース・ブランデーとして知られている。フランスのコニャック地方で生産されるコニャックなどがブランデーでは有名な種類だが、マールを始めとするポマース・ブランデーは食後酒で楽しまれる機会が多くヨーロッパで人気がある。
DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年は、1本1,000,000円以上するロマネコンティを始め、人気銘柄のラ・ターシュやリシュブールなどの赤ワイン製造に使用される原材料のブドウを使用しているのが大きな特徴だ。生産には長期間に渡る熟成期間を要すため、出荷量は極めて少ない。
味わいにはロマネコンティ由来のインパクトがある個性が感じられ、柔らかな口当たりとブドウの芳醇さが香りに表現されていると、ワインの愛好家からも評価が高い。琥珀色をした宝石のようなブランデーと世界中の人々から呼ばれていて、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社では人気銘柄のひとつだ。
参考買取額や業者選びについて
DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年の買取実績を調べたが、買取価格や参考買取価格を公表している中古買取業者は極めて少なかった。国産ブランデーから洋酒まで多くの銘柄を買取している質屋で有名な大黒屋は、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年をおよそ70,000円で買取っている。
大黒屋以外では、ブランド品やアパレルなど幅広く買取するストックラボやBRAND FUGETSUのほか、美術品や骨董品も取り扱うお酒買取いわのなどがDRC マール・ド・ブルゴーニュのシリーズを高価買取すると公表している。インターネットオークションのヤフオクでは、付属品がない二次流通品のDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年が163,000円で落札されていた。
ヤフオクに出品する場合は注意が必要
ヤフオクでは中古買取業者を介してDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年を売るよりも高値で取引できると考えられる。希少価値が高く人気があるため、入札者も10人を超えていた。しかし、オークションサイトやフリマアプリなどを使用して売るには、ある程度の慣れや経験が必要になる。国際的に価値が認められている銘柄のボトルを配送するだけでも手間がかかりがちだ。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社のワインやブランデーはボトルやラベルのみに価値が付く程の人気がある。梱包や配送を丁寧におこなわなければ、買い手のもとに届いたときにガラス面へ新たなクラックができていたり、ボトルが割れて液漏れしたりするリスクを伴う。トラブルがあるDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年は当然ながら価値が下がってしまうため、落札額や取引額と見合わない状態になってしまうのだ。
ロマネコンティ社の銘柄はレプリカ品も市場に出ているため、売りたいDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年が本物かどうか出品者自身で見極めなければならない。インターネットやオークションサイトを使いこなす自信がない人や、洋酒に知識が浅い人などは、自分で取引するよりも中古買取業者で査定して買取した方が、買取価格は低くなっても手軽に売却できると言える。
酒類専門の買取業者がおすすめ
前述した大黒屋の参考買取価格は、付属品がそろっていてコンディションが良いアイテムを基本に公表されているものだ。ただし、酒類は多くのジャンルを取り扱う中古買取業者よりも酒類専門の買取業者の方が査定額を高く設定している場合が少なくはない。
酒類専門の中古買取業者は販路を複数持っていたり、海外のオークションや個人のマニアなど専門的と言える売却先を確保したりしている。DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年のような極めて入手困難な銘柄は、特に需要が高いアイテムとして、専門買取業者が保有したい在庫と言えるのだ。
一般的な中古買取業者は市場価値を基準にして時期に見合った買取額を付けるが、酒類専門業者は市場価値に加えて買取った銘柄を再販する際の人気に合わせた査定額を提示する場合も多い。このため、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年を高額で売却したいなら査定見積もりする業者の選択をしっかりおこなうべきと言える。
相見積もりをとることが大切
とは言え、酒類専門の買取業者全てがDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年を高額買取するとは限らない。洋酒に強い場合や国産ウイスキーに強い業者などさまざまあるからだ。
また、バリエーション豊かなジャンルの買取をおこなう業者であっても、酒類に関して詳しい査定人が在籍しているケースや酒類の太い販路を持つ場合もあるため高値で売れる場合もある。査定見積もりは実際におこなってみなければ分からないので、複数の業者をチョイスして納得できる査定結果を得られた中古買取業者や質屋などと契約を成立させるべきだ。
リサイクルショップはおすすめできない
また、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年などの高級銘柄を売却するのに向かないのは、街で見かける機会も少なくないリサイクルショップだ。リサイクルショップは専門的な査定人が在籍しているケースはあまり見られないと言える。
市場価値やロマネコンティ社の銘柄について知識が豊富でないため、適正価格で売れない確率が高い。店舗が気軽な雰囲気をしている場合が多く、初めて中古買取をしたい人にはハードルが低い魅力はある。しかし買取価格に期待できない点で注意が必要だ。
なるべく新品の状態で査定見積もりしよう
人気銘柄はボトルやラベルに傷や汚れがあるアイテムでも買い取って貰える可能性が高い。開封しているDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年を買取っている業者もあるので、所有しているボトルに問題があるケースでも諦めずに査定見積もりを依頼すべきだ。
とは言え、当然ながら未開封品の方が高値で売れる。ロマネコンティ社の銘柄は開封しても買取に応じて貰える可能性が高いからと言って、希少なブランデーの味を確かめてから売ればその分だけ価値が低くなってしまう。開封済み商品は中身のすり替えを疑われるのに加えて、中古品の売却では新品の状態に近いアイテムが高額買取になるのが常識だ。
新品の状態とは、ボトルやラベルの美しさだけでなく付属品の有無も含まれる。査定人は持ちこまれたアイテムの見かけをまずは重視するが、化粧箱やキャップシールの有無は査定評価に大きな影響を及ぼすのだ。ボックスなどは高級銘柄を鑑賞するのに邪魔になり捨ててしまうケースもあるが、いずれ売る予定があるなら高額買取するために紛失すべきではない。
加えて、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年のボトルに手垢や埃などの汚れが付着しているなら、査定見積もりの前に拭き掃除をおこなうと査定人の印象を良くする効果がある。ただし、ロマネコンティなどの高級洋酒にはラベルコレクターがいるように、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年のラベルシールにも大きな価値がある。
ボトルを水拭きする際に強い力で擦ってしまうと、ラベルに剥がれなどの問題が起きやすいため、クリーニングは軽い力でおこなうべきだ。キャップシールもめくれたり剥がれたりしないように注意すると良い。キャップシールとキャップ周辺の状態で、査定人が中身のコンディションを評価する場合があるからだ。
酒類の場合、酒の水面が下がっていたりキャップシールやラベルに黒ずみなどの汚れが見られたりすると中身の劣化が疑われ買取額が下がってしまう。未開封だと証明するためにもキャップシールは綺麗な状態で査定すべきだ。
自分に合った買取スタイルを選ぼう
店頭買取が主流だった時代もあったが、近年では実際に店舗へ訪れなくてもDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年を売却する手段は数多くある。宅配買取や出張買取は代表的な買取スタイルと言え、配送料や査定人の出張交通費などが無料の中古買取業者は多い。
宅配買取はアイテムを業者に送って査定見積もりするが、梱包材を業者側で用意してくれるため、DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年のような希少価値が高い洋酒でも安心して配送できる。査定に納得できなければ丁寧に返送してくれるため、売却を断りやすいのがメリットだ。訪問買取は査定人が家に来てその場で買取をおこなってくれるので手間がいらない。
複数のアイテムをまとめ売りしたい場合は持ち運びや梱包が難しい場合もあるため、特に向いている買取スタイルと言える。査定人と実際に会って説明を受けられるため納得しやすいのもメリットだ。
また、メールや無料通話アプリのLINEを使って査定見積もりする方法もある。スマートフォンで撮影したDRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年の画像だけで査定人が評価をしてくれるので手軽にできる買取方法だ。上手に撮影すると査定評価を上げる可能性はあるが、傷や汚れなどの情報は正確に伝えると査定額よりも買取額が低くなるケースが避けられると言える。同時に複数の業者で査定したい場合にも適した査定法方だ。
まとめ
DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年の買取価格はほとんど公表されていないため、実際に査定をおこない業者ごとの買取額を比較する必要がある。複数の中古買取業者をピックアップして同時に査定すると高額買取にしやすい。DRC マール・ド・ブルゴーニュ1984年は希少な銘柄のため中古市場で高い評価を維持すると言えるが、経年劣化などを考えてなるべく早く売却するのも買取では大きなポイントだ。
