普段、粗大ごみを捨てる機会は少ないため、各自治体でどのような対応をしているのか知らない方もいるだろう。粗大ごみの処分にかかる費用は品目によって異なるのはもちろん、地域によっても異なる。
では、東京都武蔵村山市の粗大ごみの処分費用は、どの程度だろうか。申込手順とあわせて徹底解説していく。ただし、令和3年4月1日から令和9年度の月末頃まで、ごみ焼却施設である小平・村山・大和衛生組合へのごみの持ち込みは中止されている。
当コラムでは、自己搬入に関しても紹介しているが、中止期間中は持ち込めないので注意しよう。最新情報に関しては、武蔵村山市に確認していただきたい。
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処分できる粗大ごみと手数料
※ごみの自己搬入は、令和3年4月1日から令和9年度の末頃まで中止
武蔵村山市では、一辺の長さが50cm以上のものが粗大ごみとして処分できる。ただし、電子レンジやオーブンレンジ、石油ストーブや石油ファンヒーターなどの家電製品は、一辺の長さに関係なく粗大ごみとして受け付けてくれる。
武蔵村山市の粗大ごみ処分方法として、収集してもらう方法と、自己搬入する方法がある。処分できる品目とそれぞれの手数料についてを下記の表にまとめる。
品 目 | 収集してもらう場合 | 自己搬入する場合 |
---|---|---|
カラーボックス | 200円 | 100円 |
扇風機 | 200円 | 100円 |
ランニングマシーン | 1500円 | 900円 |
ソファー(2人用以上) | 1500円 | 900円 |
掃除機 | 200円 | 100円 |
自転車 | 500円 | 300円 |
マットレス | 200円 | 100円 |
電子レンジ | 1000円 | 600円 |
アイロン台 | 200円 | 100円 |
ベッド | 1000円 | 600円 |
ガスコンロ | 500円 | 300円 |
チャイルドシート | 200円 | 100円 |
布団 | 200円 | 100円 |
ファンヒーター | 500円 | 300円 |
べビーカー | 200円 | 100円 |
これはあくまでも参考例であり、すべての品目を紹介しているわけではない。
武蔵村山市で粗大ごみを処分するには、品目に応じた手数料分の廃棄物処理券を購入する必要がある。手数料は市の委託業者に収集してもらうか、自身で指定施設に直接搬入するかによっても異なり、自身で直接搬入した方が費用は安くすむ。
なお、廃棄物処理券は市内の商店やコンビニなどで購入が可能である。市の公式ホームページには、品目ごとの手数料や廃棄物処理券の取扱所・地図が記載されているので確認してほしい。ただし、武蔵村山市以外の廃棄物処理券では収集・搬入できないので注意が必要だ。
武蔵村山市で粗大ごみを処分する際の申込先
※ごみの自己搬入は、令和3年4月1日から令和9年度の末頃まで中止
武蔵村山市で粗大ごみを処分する場合、収集でも自己搬入でも事前に申し込みが必要だ。申し込みは電話か市役所のごみ対策課窓口で受け付けており、申込先は下記の通りである。
市役所へのアクセスについては、公式ホームページでも確認できるが、JR中央線立川駅・西武拝島線東大和市駅などからアクセスが可能だ。車で行く場合も、駐車場が約100台分あるので駐車には困らないだろう。
- 申込先
- 武蔵村山市市役所 2階 ごみ対策課
- 住 所
- 東京都武蔵村山市本町1丁目1-1
- 電話番号
- 042-565-1111(内線292から294)
- 受付日時
- 月曜日~金曜日(祝日や年末年始を除く) 8時30分~17時15分
申込手順
※ごみの自己搬入は、令和3年4月1日から令和9年度の末頃まで中止
では、粗大ごみの申込手順はどのようになっているのだろうか。申込からごみ出しまでの一連の流れを簡潔に紹介していく。
市の委託業者に収集してもらう場合
- 1.粗大ごみを処分したい日の前日までに、粗大ごみの品目・数量・大きさを確認し、ごみ対策課へ電話か窓口で申し込む。その際、収集日と処理に必要な手数料を教えてくれる。
- 2.収集日までに廃棄物処理券取扱店にて廃棄物処理券を購入し、氏名を記入して対象物に貼っておく。
- 3.収集日当日の朝8時までに、廃棄物処理券を貼った粗大ごみを指定の場所へ出しておけば、市の委託業者が回収してくれる。
収集できる粗大ごみは1度につき5点までとなっているので、あまり溜め込まず定期的に収集してもらおう。
自身で直接搬入する場合
- 1.搬入したい日の前日までに、粗大ごみの品目・数量・大きさを確認し、ごみ対策課へ電話か窓口で申し込む。その際、処理に必要な手数料を教えてくれる。
- 2.搬入日までに廃棄物処理券取扱店にて廃棄物処理券を購入しておく。
- 3.搬入日の当日になったら、粗大ごみを積んだ車で市役所のごみ対策課窓口を訪れ、受付票の記入や住所の確認、搬入するごみや廃棄物処理券の確認を受ける。
- 4.下記の搬入先へ粗大ごみを搬入する。
- 搬入先
- 小平・村山・大和衛生組合
- 住 所
- 東京都小平市中島町2-1
- 搬入受付日時
- 月曜日~金曜日(祝日や年末年始を除く)8時30分~11時30分、13時~16時15分
搬入の場合は事前申し込み制となっており、当日の搬入は受け付けてもらえない。必ず前日までに申し込みが必要だ。搬入当日は、市役所のごみ対策課窓口で住所確認のために免許証等の提示が必要となる。
なお、令和9年度の末頃までは、新ごみ焼却施設整備事業のため利用できないので、収集してもらう方法で計画的に処分してほしい。
収集できないもの
武蔵村山市では、一辺の長さが50cm以上のものを粗大ごみと定義しているため、それより小さなものは燃やせるごみや燃やせないごみなど、ほかの分類で捨てなければいけない。
そのほかに、有害性・危険性のあるもの・悪臭を発するもの・特殊なものは収集できない。具体的にどのようなものが収集できないのかを下記に記載する。
- ・灯油などの石油類
- ・耐火金庫
- ・花火
- ・マッチ
- ・ガスボンベ
- ・オートバイ
- ・タイヤ(自動車・オートバイ)
- ・消火器
- ・石膏ボード
- ・ピアノ
- ・ワイヤーロープ
- ・自動車
上記の品目は一例であり、ほかにも収集できないものがある。また、家電リサイクル法に該当する製品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・冷蔵庫・乾燥機)についても収集できないので、処分方法については下記にあるコラムも参考にしてもらいたい。
武蔵村山市の粗大ごみ以外のごみ出しに関して
ごみの分別に関してだが、品目によって細かくルールが決められているので厳しい方だといえるだろう。
家庭でよく使う乾電池は燃やせないごみとして出せるが、まとめて袋に入れて「電池」と書いておかなければいけない。植木や枝葉は直径10cm未満・長さ50cm未満・1束30cm未満に束ねなければいけない。さらに1度に出せるのは3束まで、などとほかにも細かく分別方法が決められている。
しかし、武蔵村山市ならスマートフォンやタブレット向けのアプリ『武蔵村山市ごみ分別アプリ』が公開されており、分別の仕方や収集日などの確認が可能だ。
アプリを入れたくないという方でも、ごみ分別辞典や収集日などのごみに関する情報が市の公式ホームページで確認できるので、自分にとって使いやすい方を活用してほしい。
なお、ごみ分別アプリは下記からダウンロードできる。
まとめ
武蔵村山市で粗大ごみを処分する際にかかる費用と申込手順についてまとめた。武蔵村山市で粗大ごみを出す方法は、収集してもらう方法と、自己搬入する方法があり、処分するためには廃棄物処理券を購入しなければならない。
粗大ごみの処分にかかる手数料は品目によって異なるのはもちろん、処分方法によっても異なる。品目にもよるが、粗大ごみは自治体のごみに出す以外にも処分方法があるので、下記にあるコラムを参考に、別の方法を利用してみるのも1つの手段だろう。
【参考リスト】