粗大ごみは家に置いておいても邪魔になるだけで、できるだけ速やかに処分したいところだ。しかし、粗大ごみの処分は事前の申込みなど準備が必要な自治体も多く、自治体の処分方法を知らなければ、処分できなくなることもある。
本稿では、東京都青梅市の粗大ごみの処分方法や費用について紹介してく。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
粗大ごみの申込み先と手順
青梅市では粗大ごみの処分方法には、持ち込みと自宅収集の2つの方法がある。申込み方法は電話のみとなっており、インターネット申込みはおこなっていない。
また、直接持ち込みの場合には事前の申込みは必要ないので、自宅収集の申込み先や受付時間について紹介していく。
- 粗大ごみ専用受付電話番号
- 0428-23-5805
- 受付時間
- 月曜日~金曜日(祝日、年末年始は除く):午前9時~午後5時
まず、粗大ごみ専用受付に電話する前に品目や種類、サイズを確認しておこう。粗大ごみ専用受付に電話すると住所や名前、粗大ごみの品目、数量・サイズなどについて聞かれるため、聞かれた通りに回答していく。
品目やサイズから受付番号や収集日、手数料を教えてくれるのでメモを用意しておくと良いだろう。
粗大ごみの排出方法
青梅市では粗大ごみの回収方法によって排出方法が異なる。自宅収集を利用する場合は、受付番号・品目名を記載した紙を粗大ごみに貼り、収集日に自宅前の収集車が入って来られる場所に朝8時までに出す。収集の際の立ち会いは不要だ。
持ち込みを利用する際は青梅市リサイクルセンターに受付時間内に粗大ごみを持ち込み、受付をおこなう。その際、住所確認をおこなうため、運転免許証などの身分証明書を持っていく必要があるので忘れないようにしてほしい。
- 施設名
- 青梅市リサイクルセンター
- 住所
- 青梅市新町6-9-1
- 受付時間
- 月曜日~金曜日(祝日と年末年始を除く)、日曜日:午前9時~午後4時
手数料の支払い方法
青梅市では粗大ごみの収集などを委託業者に依頼しているため、手数料に粗大ごみシール購入などの先払いシステムをおこなっていない。そのため、持ち込みを利用する際は、青梅市リサイクルセンターに持ち込んだ際に現金で支払う。
自宅収集を利用する場合は、収集時に手数料の納付書が郵便ポストなどに投函されるので、納付書をコンビニエンスストア、指定金融機関、市役所会計課、および各出張所まで持っていき手数料を支払うかたちになる。まだ使えるものや費用をかけたくない場合は、以下のコラムも参考になるだろう。
主な粗大ごみの手数料
主な粗大ごみの手数料を記載する。手数料は、直接持ち込みと自宅収集では異なるのでよく確認する必要がある。 詳細は、粗大ごみ廃棄物処理手数料一覧にあるPDFファイルで確認できる。
品目 | 自宅収集(円) | 直接持ち込み(円) |
---|---|---|
照明器具 | 200 | 100 |
除湿機 | 500 | 300 |
ストーブ(ファンヒーター) | 500 | 300 |
ストーブ(ファンヒーター以外のもの) | 200 | 100 |
扇風機 | 200 | 100 |
電気こたつ | 200 | 100 |
電気掃除機 | 200 | 100 |
電子レンジ | 500 | 300 |
ビデオデッキ | 200 | 100 |
布団 | 200 | 100 |
ゴルフ用具 | 200 | 100 |
自転車(20インチ未満のもの) | 200 | 100 |
自転車(20インチ以上のもの) | 500 | 300 |
青梅市で収集できないもの
青梅市では、粗大ごみを「一般家庭から出される大型ごみで、目安として1辺の長さが不燃性のものなら30cm以上、可燃性のものなら50cm以上のもの」と定義している。
しかし、粗大ごみの定義を満たしているものでも、以下の品目は青梅市では収集できない。
粗大ごみで出せないもの
- 家電4品目(冷蔵庫・冷凍庫、テレビ、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機)
- パソコン
家電4品目は家電リサイクル法に従って処分する必要があるが、家電4品目の処分については以下のコラムが参考になるだろう。
青梅市の家庭ごみ分別
青梅市では燃やすごみと燃やさないごみ、容器包装プラスチックごみを排出する場合、それぞれ青梅市が指定するごみ収集袋に入れる必要がある。指定収集袋は市内のコンビニエンスストアなどで購入できるが、具体的な店名は青梅市ホームページの指定収集袋取扱い店一覧から確認できる。
また、指定収集袋の価格は以下のようになる(価格は1セット10枚入りのもの)。
種類 | 特小袋 | 小袋 | 中袋 | 大袋 |
---|---|---|---|---|
燃やすごみ | 70円 | 150円 | 300円 | 600円 |
燃やさないごみ | 60円 | 120円 | 240円 | 480円 |
容器包装プラスチックごみ | (なし) | 70円 | 150円 | 300円 |
青梅市では家庭ごみを排出する際、同じ品目でも大きさや材質によりさらに細かく分別する必要がある。例えば、アイロン台を排出するとき、木製や布製は燃やすごみで金属製は燃やさないごみ、大きさが木製や布製は50cm以上、金属製は30cm以上なら粗大ごみだ。
そのうえ、正しく分別されていないごみは収集されないなど、青梅市はごみに対して厳しい対応を取っている市といえるだろう。青梅市が発行している青梅市ごみ減量・資源リサイクルハンドブックを見ても、ごみの出し方についてかなり細かく記載されている。
AIチャットボットによるごみの分別案内
青梅市では、ごみ関連の情報を確認できるアプリなどは配信していない。その代わり、青梅市の公式キャラクターである「ゆめうめちゃん」がAIチャットボットとなり、ごみ関連の情報をチャット形式で回答してくれる。
ゆめうめちゃんは、青梅市ホームページのAIチャットボットによるごみの分別案内の右下に現れる。
ごみ収集カレンダーなどもAIチャットボット「ゆめうめちゃん」とのチャットで確認できるほか、青梅市ホームページのごみ収集カレンダーからも確認が可能だ。
まとめ
青梅市の粗大ごみの処分方法や費用などについて記載した。青梅市では粗大ごみの処分方法として、持ち込みと自宅収集の2つから選択できるが、手数料はそれほど高くはない。また、事前に手数料を支払う必要がないなど、比較的利用しやすいといえる。
ただ、青梅市はごみの分別に多少厳しい面もあり、粗大ごみなどのごみの減量も呼びかけている。青梅市の取り組みに協力するためにも、計画的に利用するよう心がけた方が良いだろう。
参考サイト:青梅市役所公式ホームページ