エアコンの買い替えか修理かどちらがおすすめですか？

エアコンの修理と買い替えの判断は、下記3つのポイントから検討するのがおすすめとなります。 ・保証期間 ・最低保有期間 ・エアコンの症状と予算との兼ね合い まず保証期間内のエアコンは、自然故障であれば無償修理ができる可能性が高く、スペック的に見ても最新モデルと大差がないと考えられることから、メーカーや購入店にお願いをして直してもらうメリットが最も大きいとされています。一般的なエアコンの保証期間は、消耗品を除く本体がお買い上げ日から1年、冷媒回路については5年と設定されることが多いようです。 そのため、故障と思われる症状が購入から1年以内に生じたエアコンであれば、お金をかけずに修理をした後、まだまだ使い続けられる可能性が高いと捉えて良いでしょう。 続いて、購入からそれなりに年数の経過した古いエアコンの修理や買い替えを検討する場合は、補修用性能部品の最低保有期間も判断材料に加える必要があります。エアコンの製造をおこなう各メーカーでは、修理に欠かせない性能部品を保有しておく期間を9年～10年と設定しています。そのため、発売から10年以上経ったエアコンが壊れてしまった場合、部品調達ができない理由で修理不可能と言われてしまうこともあるようです。 また新品購入から7～8年ほど経った場合、間もなく最低保有期間の10年が訪れるだけでなく、経年劣化によりさまざまなパーツが立て続けに壊れる可能性も高いと考えられますので、ここまで長く使ったエアコンについては修理するより買い替えた方が多くのリスクを回避できると言えそうです。 最後に下記のような症状の出た古いエアコンは、買い替えサインが訪れている可能性が高いと考えられます。 ・電源を入れると異音が出る ・全く冷えない、暖まらない ・室内機が水漏れする ・エアコンの操作ができない これらの症状は、専門業者によるクリーニングやリモコンの買い替えといった簡単な対処で問題が解消することもあります。しかし前述のとおり購入から7年～8年経ったエアコンの場合は、寿命が近づいていると捉えて早めに修理費用や購入費用の準備をしておいた方が良いかもしれません。 特に命に危険を及ぼすレベルの猛暑が続く近頃では、思うように冷えないエアコンを熱中症対策で買い替える人が多いと言われています。室内から冷風が出ない国産メーカーのエアコンは、室内基盤の交換作業であれば21,000円～31,000円ほどで修理可能とされています。しかしここに出張費や技術料が別途かかることを考えると、品薄にならないうちに買い替えをした方が涼しい環境で安心の暮らしが手に入るかもしれません。