メルカリで高額商品を販売したい人は多いだろう。しかしあまり売れないということをよく聞く。なぜ売れないのか詳しく検証してみた。高額商品が売れなくて悩んでいる人は参考にしてみてほしい。
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メルカリで高額商品はなぜ売れない？
メルカリでは、300円～999万9999円の間で自由に価格設定ができる。理論上は高額商品を販売することも可能だ。しかし多くのユーザーは高額商品は売れないと感じている。
その理由として、まず第1にメルカリの利用者層に関係していると思われる。メルカリを利用する人はその手軽さに魅力を感じている人が多い。年齢制限もないので10代から60代以上まで実に幅広い人が利用していると言われている。中には未成年の学生などまだあまり収入が多くない人がちょっとしたお小遣い稼ぎで利用している場合も少なくない。
メルカリは利用者数が多いので商品が売れやすいと言われているが、あまり高額な商品を求めていない層も利用していることから高額商品を出品しても売れないということが起きていると推測できる。
また高額商品であっても中古品であるということがネックであるとも言われている。よほど魅力的な商品紹介や写真を掲載しない限り、中古品であるがゆえにユーザーが積極的に購入しようという気持ちになりにくい傾向があるのだ。
以上のことから、メルカリで高額商品を出品しても売れないという現象が起きていると言える。
高額商品を売るための工夫
売れにくいと入っても、高額な商品の売買が成立している人はいる。高額商品を売るためにはコツがあるので、こちらでまとめてご紹介しよう。
1.商品説明を充実させる
メルカリを利用する時にどのような商品説明を書いているだろうか？メルカリでは最低限の商品説明でも出品をすることはできる。しかし高額商品ほどユーザーも購入に慎重になる。ゆえにあまり商品説明が乏しいと売れにくい。高額商品ほど商品説明を充実させよう。
まず記載しておいた方が良いのがブランド名だ。登録時にブランド名を選択することはできるが、検索から商品ページを見つけてもらうためにもブランド名の記載はしっかり行なっておこう。商品の状態を細かく書くことも重要だ。
ここでポイントとなるのは商品に傷や汚れがある場合、その情報も明記するということである。悪い情報は書かない方が良いのではないかと思うかもしれないが、取引が成立した後で傷や汚れなどのマイナスな情報が判明するととクレームにつながりかねない。
マイナスな情報ほど最初から明記しておくことで、購入希望者から信頼されるというメリットもある。マイナスな情報も正直に記載しよう。
また、忘れがちなポイントだが商品の色やサイズ感を書いておくことも重要だ。色は写真から分かるだろうと思うかもしれないが、高性能な写真でも微妙な色合いを表現することは難しい。
商品説明の欄に「明るめのグリーンです」などと書いておくとわかりやすいのでしっかり記載するようにしよう。サイズ感も重要なポイントである、写真や商品説明からではなかなか判断しにくいので、比較対象を書き加えておくことを推奨する。
商品説明にどのようなことを書いていいのかよくわからないという方は他の高額商品の出品者を参考にしてみよう何件かチェックすれば記載しておいた方が良い情報が自ずと分かってくる
なお、商品説明が魅力的であるほど、どうしてそんな良いものを出品するのだろう？と疑問に感じる人は多い。出品理由を簡単に記載しておくとよりユーザーが安心しやすいのでおすすめだ。
2.明るめの写真を撮ろう
メルカリでは4枚まで写真の出品が可能だ。写真はそのまま商品イメージに直結するので、なるべく綺麗で明るめの写真を撮るようにしよう。背景は白にして明るい昼間に撮影するなどの工夫が効果的である。ブランド物はブランド名がわかる部分をしっかり写真に撮ることも大切なポイントだ。
加工アプリを使って魅力的な写真に仕上げることもできるが、必ずしもおすすめとは言い難い。加工アプリを使うと仕上がりがキレイになるが、実際に取引が成立した後で色味が違うなどのトラブルに発展してしまうリスクもある。アプリを使うよりも自然採光で魅力的に仕上がるように工夫した方が良い。
なお商品説明の補足として写真を使う方法も有効だ。例えば傷や汚れがあるときはその部分を撮って、文章の補足として活用しよう。購入希望者にとってマイナスポイントほどしっかり確認しておきたい事項である。コメントなどで質問してくる人も多いかもしれない。だからこそ最初から写真を撮って掲載おくと親切である。正直な人として、ユーザーから信用を得やすい。
3.プロフィールも充実させる
普段日用品などの売買をメルカリで購入する時は、プロフィールまで見ないという方もいるかもしれない。しかし、高額商品であるとプロフィールをチェックするユーザーは多い。なぜなら高額商品ほど取引相手として信用できるかどうか、厳しくチェックする必要があるからである。購入希望者がプロフィールを見た時に信用してもらえるように、自分の人柄や出品している商品の傾向対応可能な納品予定などを記載しておくと良いだろう。
プロフィールの書き方がわからない時は、他のユーザーが参考になる。高額商品を出品している人を中心にチェックしておくと便利だ。
4.価格設定は送料込みにする
送料の計算は地味に手間だ。メルカリでは最初に送料を記載しなくても出品をすることはできる。だが「商品代金+送料」という形で書いていると、購入希望者はいちいち送料を計算しなければならず不便である。価格設定は商品が売れるかどうかの重要な分かれ目だ。慎重に対応することが大事だ。送料込みの価格を記載しておいた方が効果的と言える。
他に似たような商品を出品しているユーザーの価格をチェックして、購入希望者が買いやすいであろう価格を設定しよう。相場から外れていると、売れにくい。なお低額商品であれば販売してすぐに売れることは珍しくない。
しかし高額商品の場合は、購入されるまでに時間がかかる可能性が高い。出品してから気長に待つことを推奨する。ただし早く売りたいという場合は、少し値下げをして再出品してみるのも一つの方法である。
写真などはスマホにデータを残しておき、商品の説明文はコピペをすれば、再出品の手間はそれほどかからない。自分の状況から判断しよう。
5.コメントなどへの対応早めに
購入希望者は出品者が信用できるかどうか慎重に判断している。コメントなどの対応の速度も、重要なポイントだ。なるべく早く丁寧に対応しよう。これは高額商品に限ったことではない。普段から対応を早めにしておくと、巡り巡って自分のためになる。
発送もなるべく早く対応すると良いだろう。高額商品であれば余計に、商品が手元に来るまで購入者は「本当に届くのだろうか」と不安に思うものである。プロフィールなどに発送予定日を記載しておき、なるべく早めに対応しよう。
遅くとも販売から2日以内に発送することが望ましい。遅れる場合は購入者とよく相談しよう。なお商品を発送する時は、追跡や補償がついているサービスを選ぶことが肝心だ。メルカリで商品が届かないというトラブルは稀にある。
輸送事故の可能性もゼロとは言えない。トラブルに発展してしまうと厄介である。出品者も購入者も安心して利用できるように、しっかり追跡や補償サービスがついている発送方法を選ぼう。おすすめはメルカリ便の利用だ。追跡サービスも補償もあるので、利便性が高い。
売れやすい高額商品とは
一口に高額商品と言っても売れやすいジャンルがある。流行によっても変わってくるので一概には言えないが、一般的に売れやすいとされているジャンルを紹介しよう。
一番売れやすいのは、旬のものである。発売されてすぐのiPhoneの新型などは、新品未使用であれば高額でも取引されやすい。人気が高く在庫が減っている商品は、プレミア価格で売れる傾向がある。
一時期ハンドスピナーが流行ったが、その当時ハンドスピナーは高い値段でも取引されていた。需要が高いが供給が少ない商品は、高い値段でも取引される。旬のアイテムを持っているなら、人気があるうちに売ってしまうことをおすすめする。
コレクター品も高く売れる傾向がある。コレクター品の場合はマニアと呼ばれる人たちがいるので、高額な商品であっても欲しいと思ってもらえたら買ってもらえる可能性が高い。
コレクター品は、甲冑・切手・アクセサリーなど多岐に渡っているので、押入れなどに眠っている商品などがある方は、メルカリに出品してみても良いかもしれない。一般的には人気がなくとも、マニアの間では高値で取引されることはよくあることだ。
家具も売れやすい高額商品である。一流のブランドの家具であっても、大型であると処分しにくいというデメリットがある。二足三文で手放してしまうならメルカリに出品することをおすすめする。高値であっても意外と売れる可能性が高い。積極的にチャレンジしてみるとよいだろう。
メルカリは高額商品出品に向かない？
実はメルカリは、高額商品を出品することに向いていない仕様をしていると言われている。販売手数料として取引額の10%が課せられるのだ。例えば10万円の商品を出品したら、販売手数料として1万円取られてしまう。高額商品であるほど手数料は無視できない金額になるので注意しよう。
また現金化しにくいという問題点もある。現金化されるのは、振込申請の締め切り日から数えて4営業日目だ。高額商品の取引が終了したからといって、すぐに現金化できるわけではないことを理解しておこう。
普段メルカリをよく使っている人でも、高額商品の出品だけはメルカリを利用しないという人もいる。自分にとって使いやすい手段を選択しよう。
高額商品を出品する時の注意点
メルカリでは販売手数料が課せられる。高額商品を出品する時の注意点として、販売手数料分を上乗せした金額を価格として設定することを推奨する。販売手数料分が上乗せされていれば、出品者が損をしてしまう可能性は少ない。
ただしどうしても金額が高くなるので、購入希望者が減るリスクはある。なおメルカリの場合、値下げなどに対応することも日常茶飯時だ。どのラインまでなら下げても良いか、事前に決めておくと良いだろう。
高額な商品ほど売れてほしくて、商品説明の文章を必要以上によく書きすぎてしまう場合もある。しかし、必要以上によく書きすぎると、クレームにつながる可能性が高いので気をつけよう。当たり前だが、正直に書くことが大切だ。高額商品の場合すぐに売れる可能性は低い。取引に時間がかかるかもしれないが、正直で丁寧な文章を書いた上で販売した商品なら、クレームには繋がりにくい。
経験を積むことも大事
メルカリにはユーザーが勝手に作った独自のルールがある。慣れていないと使いづらいという欠点が存在しているのだ。メルカリでの商品販売の経験が少ないうちから、高額商品を販売するのは難しいかもしれない。
最初は取引しやすい価格帯の比較的低価格な商品で、メルカリでの取引を行なってみることがおすすめだ。メルカリでの取引に慣れてきた後で高額商品を出品した方が、売り方がわかっているので、値段が高くなっても売れる可能性が高いと言えるだろう。
最初のうちは高額商品が売れなくても、経験を積むうちに高額商品でも販売できるようになる可能性は高い。焦らずに自分のペースでメルカリを活用することをおすすめする。
メルカリは将来性がある
メルカリの成功を機にたくさんのフリマアプリが登場したが、2018年3月現在メルカリの一強状態である。国内で4000万ダウンロードを達成しており、米国でも2000万ダウンロードを記録している。メルカリは海外からも注目されているのだ。2018年現在、シェアビジネスが一般化していることもあって、フリマアプリは今後も発展する可能性が高い。数あるフリマアプリの中でも、メルカリの将来性は抜群だ。2018年現在は高額商品は売れにくいとされているが、メルカリのシステムはどんどん改良されており、今後高額商品でも売れやすくなる可能性はある。なるべく早いうちからメルカリを利用して慣れておく方法も賢いやり方と言える。早いうちから積極的に利用してみると良いだろう。
メルカリは業者に厳しい
メルカリは業者に対して厳しい。そのおかげで個人が比較的気軽に高額商品を売買することができる。業者が入ってきてしまうと、どうしても価格面や在庫面で個人では対抗できない部分が出てくるが、業者が排除されていることで個人でも気軽に利用できるメリットがある。高額な商品を持っているけれども、オークションなのでは業者が参入してきて上手く売れないという方は、メルカリを利用することをおすすめする。
高額の商品を販売するとアカウント停止！？
メルカリを利用する上で生じた疑問や質問をユーザー同士が解決するメルカリボックスを見てみると、高額商品を売買したことでアカウントが停止されたという事例が散見される。ただし規約を守って利用しているなら、高額商品を売買したというだけでアカウントが停止されることは本来ない。
実際に事例を詳しく見てみると、メルカリの事務所に問い合わせをしたらアカウントの停止が解除されたという例が多い。
基本的に高額な商品を売買したというだけではアカウントを停止されるリスクはないので、万が一事務局から一方的なアカウントを停止されてしまった場合は問い合わせを行おう。
なぜ高額な商品を売買したことによってアカウントを停止されたのかに関しては、メルカリ側がはっきりとした情報を公開していないので定かではない。メルカリの運営に関しては常に変化が加えられているので、何か内部で仕様変更があったことの影響である可能性が高い。
アカウントの停止に身に覚えがないなら、ほとんどの場合事務所に問い合わせをすれば解決できるので焦らず冷静に対応しよう。
メルカリ以外の選択肢も視野に入れておく
メルカリ以外にもフリマアプリはある上に、オークションや買取業者を利用する方法もある。高額な商品を出品してあまり長い間売れないのであれば、他の方法に切り替えることも有効だろう。自分の中でタイムリミットを決めておき、期限が来たら切り替えてみることをおすすめする。
近年は便利なサービスが増えており、メルカリ以外にも利便性の高いサービスは多い。選択肢は多い方が、いざという時にスムーズに切り替えられる。
例えばフリマアプリで言えば、ラクマは手数料が無料である。早ければ翌日に入金されるので、現金化もすぐにできる。物によってはヤフーオークションなどの方が売れやすいものもある。
相場通りの価格になってしまうが、プロの買取業者を利用すれば確実に売れるメリットがある。メルカリに固執しすぎず、柔軟に様々な方法を検討してみることをおすすめする。
まとめ
メルカリで高額な商品が売れにくい理由としては、利用が手軽にできる分、高額な商品よりもリーズナブルな価格帯の商品を求める層がユーザーにいることがあげられる。
また、出品者側からすると販売手数料10％課せられるなどデメリットがあることから、高額商品の販売に慣れている人が利用しにくいという点も影響しているだろう。ただし、メルカリでも高額な商品の取引が成立している事例はある。
売れやすい工夫を取り入れ、焦らずに利用してみることをおすすめする。メルカリでの取引が増えて経験が積み重なると、高額な商品でもスムーズに売れるようになる可能性が高いだろう。
なお、高額な商品を売買してアカウントが停止された事例もあるが、事務局に申し出ればすぐに解除される可能性が高いので、冷静に対応しよう。
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