日本には昔から伝わる伝統が数多く存在している。書道といった文化も中国から感じが伝わってきたあとに広く知れ渡った文化であり、茶道なども日本の中では伝統的な和の文化であるといえるだろう。そうした歴史ある文化の中の一つに薬玉がある。現代で薬玉は和装小物として活躍することが多く、和服を着るときは着物を着ているときに頭に薬玉をつけることで、女性らしさや上品さを感じさせることができる。
今回のコラムでは、薬玉(和装小物)の買取相場・査定情報についてまとめていく。薬玉は最近ではなにかしらの行事があるときぐらいしかつけることがなくなってきているが、実は薬玉には日本の職人技術が結集していることもあり、一つの商品としての価値がとても高いものがあるのだ。特に年代が古く伝統的な薬玉を持っている人は、もしかしたら思いがけない価格での買取が期待できるかもしれない。
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薬玉とは?
薬玉とは元々は中国から伝わってきたものであり、邪気を追い払うためや厄災から身を守るために身につけるものとして扱われていた。一般的な薬玉は頭に飾り付けるものであり、現代でも着物を着るときに頭に花型の薬玉をつけている姿をよく見かけるだろう。昔は5月5日に薬玉をつけることで邪気を払うことができるといわれており、現代でもその文化がひっそりと受け継がれていたりもする。
もっとも古い薬玉は平安時代から存在しており、その時代から薬玉は魔除けのアイテムとして活躍していたようだ。縁起物として知られる薬玉をつけることにより、自分の身に振りかかる災害を回避しようと多くの人が頭に薬玉を身につけていた。現代では着物を着る機会や文化が衰退していることもあり、あまり薬玉という言葉に馴染みがないかもしれないが、古い和装小物としての薬玉の価値は年々上昇傾向にあるといっても過言ではない。
また、薬玉のデザインとしても、季節ごとに色分けして身につけることができたり、花の種類も色々と選択することができるため、和服や着物を着ることが多い人たちからの人気は高くなっている。日本の伝統的なアイテムである薬玉は、女性にかわいらしさと上品さ、気品を感じさせるアイテムとして好まれており、年代が古ければ古いほど骨董品としての価値も備わっている伝統的なものである。
薬玉の買取相場はどのくらい?
薬玉に馴染みがない人は多いと思うが、じつのところ古い薬玉は現代でも価値が高く、骨董品店や和装小物専門店で高く買取がおこなわれている。もちろん、古いものでなければいけないわけではなく、状態が良ければ通常の薬玉であってもそれなりの価格で買取がおこなわれるだろう。一般的な薬玉の買取相場は大体2,000~5,000円前後となっており、古くて状態がいいものであれば骨董品としての価値がつくため、数万円の値がつくことも珍しくはない。
また、薬玉のデザインやつくりといった部分も買取価格には大きく影響してくる部分であり、有名な作家がつくった薬玉であればさらに高い買取価格を狙えるだろう。古い薬玉が見つかるのは、遺品整理をしているときか実家の整理をしているときぐらいのものだが、そうして見つけた薬玉が現在では価値が高く、とても高い値段で買取されることも珍しくはないのだ。古いものすべてに価値があるわけではないが、薬玉においては古いもののほうが価値があるといっても間違いではないだろう。
薬玉・和装小物の査定ポイント
現代では薬玉自体を一度も目にしたことがない人も多い。というよりも、薬玉を見てもそれが薬玉であると認識していない人が多いのだ。特別なときぐらいしか着物を着る文化がなくなり、和服に対して興味を持つ人も少なくなってきていることを考えれば、それもあたり前のことなのかもしれない。
しかし、現代であまり見かけないからといって、薬玉自体の価値がないわけではない。さきほどからいっているように薬玉は日本の伝統的なアイテムであり、現在でも脈々と伝わっている文化なのである。
薬玉などの和装小物を買取に出すときには、いくつか注意しておきたいポイントがある。ただでさえ古い薬玉を買取に出すのであれば、最低限査定の際に気をつけておく部分があるだろう。ここからは、薬玉・和装小物の査定ポイントについてまとめていく。薬玉を査定に出してみようと思っている人は、ぜひチェックしてみてほしい。
薬玉の大きさ
薬玉の査定ではまず、玉の大きさが重要視されるポイントとなる。というのも、薬玉のデザインや大きさとは非常に多種多様であり、小さいものから大きなものまで現在ではたくさんの薬玉が販売されている。そうした中で、玉が大きいものはそれだけ凝って作られたものであり、職人がこだわって作っている薬玉なども査定では高額となることが多い。
もちろん、玉が大きい薬玉しか価値がないというわけではなく、小さい薬玉であってもそのほかの部分において価値があると査定されれば高価買取を狙うことは十分に可能である。たとえば、なにかしらのブランドがついている薬玉も比較的査定では好印象を与え、買取価格としても高くなる傾向がある。薬玉は伝統的な商品でありデザインがとても豊富となっているため、実際に査定に出すことでしか価値を知ることは難しいといえるだろう。
薬玉が作られた年代
薬玉は作られた年代も査定の際には大きなポイントとなる。基本的には、薬玉は古い年代であればあるほど骨董品としての価値がつくため、査定額としてもより高価な値段がつくことが多い。もっとも古い薬玉は平安時代のものであるが、江戸時代や明治時代の薬玉であっても十分に高価買取が狙える年代となっている。
しかし、この後に述べるように、年代が古くなればなるほど薬玉としての価値を保持するのも難しくなる。何百年も前の薬玉を綺麗な状態のまま保存している人はほとんどおらず、たいていが実家から偶然見つけたものであり、保存状態としても悪くなっているだろう。骨董品は年代によって価値が大きく変わるものだが、薬玉においても年代が古ければ古いほど価値が高くなるということは頭の隅に入れておくようにしよう。
薬玉の状態
どんな商品を売るにしても、商品の状態が悪ければ価値が低くなり、査定においても減額されることが多くなる。薬玉は伝統的な商品ではあるが、年代が古ければそれだけ状態が悪くなっているのがあたり前であり、中には商品としての価値がなくなっているものも多い。そうしたものはたとえ古い年代で価値があるものであっても、実際の買取価格は低くなってしまい、査定の際に買取自体拒否されることも珍しくはない。
そのため、薬玉を査定に出すときはできるだけ綺麗な状態にしておくことが大事であり、ゴシゴシこする必要はないにしても、外観の状態を査定されるのに適した状態にしておくのがいいだろう。ホコリや汚れを落としてから査定に出すだけでも十分効果的であり、実家から見つけたままのホコリまみれの状態のまま査定に出すのだけは避けるようにしておこう。
薬玉・和装小物を高く売るコツ
薬玉・和装小物の買取件数はほかの商品と比べてそこまで多くはない。やはり古い伝統的なものがほとんどなため、買取件数自体ブランド品などに比べて圧倒的に少なくなっている。現在出回っている薬玉ももちろん買取に出すことはできるが、簡単に買うことができるものは価値としてはそこまで高くはないのが一般的であり、高価買取を狙って出す人はほぼいないだろう。
そのため、薬玉の買取は自然と古い年代のものとなり、買取価格としても高い値が期待できるものが多くなっている。しかし、それには買取のコツを押さえておく必要があり、ただ買取に出せばいいというわけではないのだ。そこでここからは薬玉・和装小物を高く売るコツについてまとめていく。めったに買取に出すことがない薬玉だからこそ、コツを押さえた買取をすることが大事になるのだ。
付属品をつける
薬玉の買取は、付属品をしっかりとそろえることで買取金額をアップさせることができる。というのも、薬玉の買取の場合は薬玉本体だけを買取に出してもそこまで高い値がつくことはなく、きちんと箱などの付属品がついてこそ価値が保証されるものである。特に古い年代にもなれば箱にもかなりの価値がつき、買取価格にも大きな影響を及ぼすことがあるのだ。
実際、遺品整理などで出てくる薬玉には箱に入ったまま発見されることが多いため、買取に出される薬玉のほとんどは付属品もそろっていることが多い。しかし、付属品も同様に綺麗な状態で保管されているのが必須であり、箱があってもボロボロのホコリまみれとなっていては、たとえ価値があっても高価買取は期待できないだろう。付属品をそろえることは重要だが、それ以上に付属品の状態にも注意を向けておきたいところである。
買取業者を比較する
買取業者を比較することは、薬玉を高く売るためには必須なことである。というのも、薬玉の買取を積極的におこなっている業者はそこまで多くはなく、和装小物においても同様である。適当なリサイクルショップなどに出せば足元を見られた買取価格を提示されることも珍しくはなく、本当は価値がある薬玉であっても数百円にしかならないことも少なくない。
そのため、買取に出すときは最低でも2~3社の業者で買取相場を比較し、もっとも高い相場で買取してくれる業者に出すことが重要になる。また、買取相場だけでなく鑑定士の腕や買取実績、送料などの手数料といった面も合わせて比較することも大事である。出張買取を依頼するのであれば出張費の有無も大切なポイントだ。めったに買取に出さない薬玉だからこそ業者選択はとても重要だといえるだろう。
ほかの小物と一緒に売る
薬玉はほかの和装小物と一緒に買取に出すことで、買取金額のアップを狙うことできる。特に着物との相性はとても良く、着物やかんざし・べっこうや櫛などと一緒に買取に出すことで、業者からいくらか買取金額のアップを引き出すことができる。しかし、その場合にも、一緒に出すものの状態が良好であるのが前提であり、着物を買取に出すとしてもボロボロの着物を出すのであれば、逆に出さないほうが良かったというケースも十分にありえる。
薬玉と相性が良い和装小物はたくさんあるが、おそらく薬玉の買取を考えている人はほかにも和装小物をたくさん所有しているだろう。そうしたアイテムを遺品整理などと合わせてまとめて買取に出せば、一つひとつの値段は大したことがないかもしれないが、結果的にまとまった高い金額で買取ができるかもしれない。薬玉の買取はその他の和装小物と一緒に出すことを頭に入れておこう。
薬玉・和装小物の買取におすすめの業者
薬玉はあまり買取に出されることがないため、買取情報としても少し足りない印象がある。ブランド品などの買取にもなれば、さまざまな業者が高価買取のコツやポイントといったものを教えているが、薬玉や和装小物ともなればなかなか上記のようなポイントについて説明されてはいないだろう。さらに、いざ薬玉を買取に出そうとしても、どこに出せばいいのか迷ってしまう人も多い。
そこで最後に、薬玉・和装小物の買取におすすめの業者についてまとめていく。自分の地域のリサイクルショップなどでも薬玉の買取をしてくれるだろうが、できることなら専門の鑑定士や査定スタッフがいるところが望ましい。薬玉の年代が古くなればなるほど骨董品としての価値も生まれてくるので、薬玉・和装小物の買取は専門店でおこなうようにしてみよう。
和装小物買取専門店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
和装小物買取専門店は骨董品買取専門手店という位置づけではあるが、着物や帯といった和装アイテムや薬玉の買取も積極的におこなっている業者だ。櫛やかんざしといったアイテムの高価買取もおこなっており、特に帯留などは人気の買取となっているようだ。主な買取方法は宅配買取となっており、全国から対応可能であり送料や査定料は無料である。和装小物の買取に特化した、専門の鑑定士が在籍しているので信頼性の高い買取をおこなえるだろう。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんは買取実績が200万件を越えている大手買取サービス業者である。安心・丁寧な買取は多くの利用者から高い満足度を獲得しており、高額査定が自慢の魅力的な業者である。主な買取方法は、宅配・出張・店頭となっており、海外にも独自の販売ルートを確保していることもあり、他店よりも高い価格での買取が可能となっている。宅配買取では無料の梱包キットがあり、送料や査定料も無料。出張の場合は即現金化ができる利便性が高い業者だといえるだろう。
まとめ
今回のコラムでは、薬玉・和装小物の買取相場・査定情報についてまとめてきた。実際、何度もいうように薬玉を買取に出す機会はそこまで多くはないだろう。たいていは遺品整理か実家を掃除しているときに出てくるのが一般的であり、ごく稀にとても古い薬玉や和装小物を発見するというケースがほとんどだ。現行の薬玉はそこまで高値はつかず、買取に出すとしても数百円ということも珍しくはない。
薬玉は昔から存在しているアイテムであり、着物の文化が今よりも栄えていたときに多くの人たちが魔除けとして身につけていたものである。現代では着物を着る人自体少なくなってきてはいるが、そうした流れでも古い年代の薬玉はとても高い価値を持っている。もし、実家から古い薬玉や和装小物を見つけたときは一度査定に出してみてはいかがだろうか。