家具や家電製品などの大型のごみは、粗大ごみとして処分することが多い。しかし、粗大ごみの処分方法は自治体によって異なっており、適切に処分するには居住する自治体の粗大ごみの処分方法を把握しておく必要がある。
本稿では、東京都昭島市の粗大ごみの出し方や費用などについて記載する。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
昭島市で廃棄処分できないもの
昭島市では、粗大ごみとして出せるものを、指定収集袋に入らないものとしている。しかし、指定収集袋に入らないものでも、以下の品目は昭島市では廃棄できない。
粗大ごみとして処分できないもの
- 家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
- パソコン
- オートバイ、タイヤ、バッテリーその他の自動車部品
- 灯油、オイル、廃食用油、ペンキ
- プロパンガス・ボンベ
- 消火器
- ピアノ、耐火金庫
- ブロック、土、砂、石、セメント、建築廃材
- 注射器、注射針の医療廃棄物
- 薬品類
これらの製品の処分については、以下のコラムも参考にしてほしい。
粗大ごみの申込み先
昭島市では、収集してもらう方法と直接、処理場に持ち込む2つの方法から選択できる。持ち込みを利用する際は、事前の申込みは不要だ。しかし、収集を利用する場合は事前の申込みが必要になるため、以下で申込み先をチェックしておこう。
- 申込み先
- 清掃センター
- 電話番号
- 042-541-1342
- 受付時間
- 月曜日~金曜日(祝日を除く):午前8時30分~午後5時15分
申込み方法
清掃センターに電話すると、住所や粗大ごみの品目、サイズや個数、収集希望日などの必要事項を確認される。その後、収集日や粗大ごみ処理券の金額を知らせてくれるのでメモを用意しておこう。
処理手数料の払い方
収集を利用する場合の処理手数料は、粗大ごみに貼る粗大ごみ処理券を事前に購入することで支払う。粗大ごみ処理券は、市内のコンビニエンスストアや小売店で販売している。
取扱い店舗名は、こちらの粗大ごみ処理券の取扱店一覧でも確認可能だ。また、持ち込みを利用する際の手数料は、持ち込みの受付時に現金で支払う。
粗大ごみの処理手数料について
以下では、収集を利用する場合に必要になる品目別の処理手数料について記載する。収集と持込みでは、手数料が異なるので確認しておこう。
品目 | 処理手数料 |
---|---|
オーブンレンジ | 1000円 |
電子レンジ | 1000円 |
カーペット | 500円 |
こたつ | 500円 |
自転車 | 1000円 |
ステレオ | 1000円 |
掃除機 | 500円 |
たんす | 500円 |
机 | 1000円 |
ファンヒーター | 1000円 |
布団 | 500円 |
ベッド(フレーム部分) | 1000円 |
ベッドマット | 1000円 |
上記は一部なので詳細は、昭島市 ごみ分別辞典で確認できる。
持ち込みで必要になる処理手数料は、10kgまで200円で、以降10kgごとに200円追加となる。なるべく費用をかけたくない人は以下のコラムも参考にしてほしい。
粗大ごみの出し方
収集の場合は、事前に購入した粗大ごみ処理券に名前を書いて粗大ごみに貼り、朝8時30分までに家の前など分かりやすい場所に出しておこう。
持込みの場合は、受付時間内に環境コミュニケーションセンターで受付を済ませて、粗大ごみを持込む。持込み先や受付時間は以下の通りとなる。
- 持込み先
- 環境コミュニケーションセンター
- 住所
- 昭島市美堀町3-8-1
- 月~金曜日の受付時間
- 8時45分~11時30分、13時00分~16時00分(祝日は15時30分まで)
- 第1・第3日曜日の受付時間
- 8時45分~11時30分、13時00分~15時30分
- 電話番号
- 042-546-5300
昭島市の家庭ごみ事情
昭島市はごみ処分に対する意識は高いといえる。昭島市は7分別収集をおこなっており、ごみを捨てる場合は7種類に分別する必要がある。これは多摩エリアの多くが同様の分別を取り入れているので、昭島市が特に細かいというわけではない。
昭島市では、可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチックを捨てる場合は、指定収集袋を使用する必要がある。可燃ごみ専用袋はピンク色、不燃ごみ専用袋はオレンジ色、プラスチック専用袋は紫色だ。指定収取袋の種類は異なるが価格(10枚1組)は以下のように統一されている。
ミニ袋(5L) | 小袋(10L) | 中袋(20L) | 大袋(40L) |
---|---|---|---|
70円 | 150円 | 300円 | 600円 |
1枚単位で購入できる店舗もあるが、指定収取袋の販売店は、指定収集袋取扱い店や指定収集袋1枚売り実施店舗から確認できる。
指定収集袋の価格については、立川市の40L1枚あたり80円や八王子市の40L1枚あたり75円に比べると安くなっている。昭島市は、ごみに対しての意識は高いが、指定袋の価格や分別の分類を考えると特段厳しい印象は受けない。
昭島市ごみ分別アプリ
昭島市では、ごみ・資源の収集日や出し方、注意点などを確認できる「昭島市ごみ分別アプリ」を配信中だ。粗大ごみに関しても、清掃センターへの連絡や処理手数料などの確認できる。ダウンロードは以下からも可能だ。
アプリ以外にも昭島市ホームページにある資源・ごみの収集カレンダーから確認できる。
まとめ
昭島市の粗大ごみの出し方や費用などについて記載した。昭島市では収集と持込みが利用できるが、それぞれ申込み先や申込み方法、処理手数料などが異なるので、事前に内容を確認してほしい。
ごみ減量に取り組む昭島市では、廃棄する前に譲渡やリサイクルショップの利用を呼びかけており、どのように処分するかよく検討してから利用したほうが良いだろう。
参考サイト