みなさんの中にも、事故車を買取りしてほしいと考える人は少なくないだろう。しかし事故車は査定が低くなるといううわさがあるし、どこに買取してもらうのが一番いいのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
一般的に修復した事故車であっても30%から70%は査定額が下がるという話もある。しかし30%と70%では大きな違いがあり、できることなら高く売却したいと考えるのではないだろうか。
ここでは「タウ」「ビッグモーター」「はなまる」を徹底的に比較してみた。3社とも事故車買取では有名な企業である。全国展開しているのでみなさんの地域でも見かけたことがあるだろう。ぜひ、参考にして売却を考えていただきたい。
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事故車買取はタウ・ビッグモーター・はなまるのどこがおすすめ?
事故車買取においてタウ・ビッグモーター・はなまるについて比較してみた。どのような特徴があるのかお伝えしていこう。事故車の買取において役立てていただきたい。
「タウ」はどのような会社なのか
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
タウは事故車買取市場において、ラジオCMもおこなっているために名前ぐらいは聞いたことがあるという人が多くおられるのではないだろうか。修復が不可能といわれるような車両においても買取してくれるという口コミや評判が多い店舗である。
テレビ番組でも高価買取する業者であるとして取り上げられたこともあるほどで、とても注目されている事故車買取業者である。
【特徴】
年間の相談件数は10万件から20万件、累計取扱台数でいえば約100万件とダントツの実績を持っている中古車買取専門店である。最大の特徴は、海外の販売ルートをとても多く持っているということだ。
特にアジアやヨーロッパ、ロシアなどには数多く中古車の販売をおこなっている。海外においては事故車であっても日本車の人気は高い。特に貧富の差が激しい国においては、日本車を安く手に入れることができるとして注目されているのだ。
【事故車買取について】
大破したような車両や、台風や水害において完全に水没した車両においても、高値で買取っている実績が豊富にある。特にまだまだ年式が浅い車両や低走行車両においては価値が高いために、タウであれば高値になる可能性もあるので気になるようであれば問い合わせてみるといいだろう。
「ビッグモーター」はどのような会社なのか
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ビッグモーターは中古車買取・販売台数が共に日本一であるというショップであり、ラジオなどにおいても積極的にCMを流しているため、ご存じの方も多いだろう。
売上高が3400億(平成30年度)であり、中古車買取全般においての実績は十分である。事故車の買取りを専門にしている訳ではないが、豊富な実績は査定比較の対象として活用することは悪くない。
【特徴】
ビッグモーターは全国に約300店舗あるために、みなさんがお住まいの地域にもあるはずなので相談がしやすいというメリットがある。
また中古車販売もしているため、その販売網は強みであるといえるだろう。事故車であってもリセールバリューのある車両であるようならば、自社の板金工場で整備したのちに再販売を考えることも多いようだ。
【事故車買取について】
事故車買取については、タウ・はなまると比べると一歩後退という感は否めない。事故車の買取を得意にしていないのは、海外販売ルートを持たないという点がある。先ほども申し上げたが、自社で再販売できるようなリセールバリューのある車両であれば、高価買取される可能性もある。
また買い替えの下取りとして出す場合であれば必ず買取価格が数万円程度でも付くようだ。かなり大破している車両でも、次の購入を考えているのであれば相談してみるといいだろう。
ビッグモーターのクチコミ・評判
引用: ビッグモーターのクチコミ・評判・体験談5出張査定を依頼し、その日のうちに来てくれました。売却したい車の小売り相場やオークション相場等ある程度リサーチ済みでしたが、ほぼこちらの希望通りの条件を提示していただけたので買取をお願いしました。 出張査定依頼が多く忙しいそうなので時間に余裕のある時に依頼したほうが良いかと思います。 店舗に行ったことはありません。 対応には大変満足しています。
ビッグモーターのクチコミ・評判
引用: ビッグモーターのクチコミ・評判・体験談2途中で保険を乗り換え、事情により車を売却。 以前は担当営業がすごく親切丁寧で好感をもっていたが、売却だからなのか最後の挨拶もなく悲しかった。 新しく異動された方が、売却処理を丁寧にしていただいた。 もともと値がつかない普通車であったが、車検代少し負担していただき、手続きがスムーズだった。
「はなまる」はどのような会社なのか
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
はなまるは車種や状態を問わずに「どんな状態でも買取する」というオール買取を宣言している事故車買取専門店である。海外のネットワークをしっかりと持っており、自社での事故車専門オークションも持っているため高値で買取ってもらえるという口コミや評判も多い。
【特徴】
年間の相談件数は1万件から2万件、累計取扱台数でいえば約30万件という豊富な実績を持っている中古車買取専門店である。買取対応エリアは全国であり、23カ国のネットワークを持っていることから、ニーズの高い海外への販売を強化している。
またそれだけではなく自社でオークションを持っており、国内においても解体屋や自動車整備工場からの問い合わせも多いのが特徴となっている。
【事故車買取について】
国内での拠点が多く全国対応であるため、敏速な対応が自慢となっている。また、どんな車両でも購入するというオール買取がモットーとなっているため、安心して買取に出すことができるだろう。当然ではあるが解体業なんかよりはるかに高値での買取となっており、買取事例を見てもトップレベルであることは間違いない。
事故車はどこに販売するのが一番お得なのか
事故車の買取は、 タウ・ビッグモーター・はなまるといった事故車の買取を専門に行なっている店舗だけではない。一般の中古車買取業者や鉄くずにしてしまう解体業者などに買取してもらうという手もあるのだ。ここでは個人が考えられる事故車の販売ルートに置いて、どこがお得になるのか考えてみたい。
事故車買取専門店
タウ・ビッグモーター・はなまるをはじめ、事故車の買取を専門にしている業者である。どの業者においても海外に販売ルートを持っているため、国内の中古車買取業者と比べて高額査定してもらう期待ができる。
なかには水没させた車両においても高値で買い取ってくれるところもあるので、うまく活用するといいだろう。ただし怪しげな業者も多く、適切な買取相場を知り信頼できる業者を選ぶことが大切だろう。
中古車買取店
事故車を購入した中古車買取店であれば馴染みのある店舗のため、安心して買取依頼に出すことができるだろう。騙したり買いたたいたりいうこともないはずだ。
ただし多くの中古車買取店は海外への販売ルートを持っていないために高額査定はあまり期待することができないと考えておいた方が良い。少しでも高く買取ってもらいたいのであればおすすめすることは出来ない。
解体業者
解体業者はどんな事故車においても、パーツとして買取をおこなうため、確実に買取をしてもらうことができる業者である。ただし買取業者においても得意なパーツがあり、業者のニーズに基づいていないパーツであればそれほど高値がつくことは期待できないだろう。
ディーラー
車両を購入したディーラーであれば、馴染みのある店舗だけに安心して買取ってもらうことができる。ただしディーラーは事故車の買取については専門外になる。海外の販売ルートを持っていないことも少なくないので、それほどの高値になることは期待できないだろう。
オークション(ヤフオクやメルカリなどの個人売買)
ヤフオクやメルカリなどの個人オークションであれば、パーツなどがほしいユーザーなどにおいて高値で売却することができるだろう。特に同じ車両を持っている人の中には、メーカーなどで高く購入するのではなく中古パーツを探している人も多いだろう。
しかしパーツごとで出品することはかなりの手間になるのは間違いない。手間になることが苦痛にならない人であればおすすめの方法だ。
オークション(業者間)
業者間オークションに出品できるのであれば、ほしい業者に買取られる可能性が高いので高値がつくことも期待できるだろう。ただし、業者間オークションについては、一般個人で参加できないところも多い。手数料がかかる場合もあるので注意が必要だ。
参考:
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事故車は本当に買取してもらえるのか
さまざまな口コミや評判を見ていると、「事故車は価値がない」「事故車は買取してもらえない」というものを多く見かける。そのため事故を起こして損傷がひどい場合であれば、修理することを考えもせずに処分費用を支払って引き取ってもらうという人も少なくない。しかし、これらのコメントは本当なのだろうか。ここでは事故車は本当に買取してもらえるのかお伝えする。
国内の中古車市場で事故車を敬遠されているワケ
確かに事故車を廃棄処分とする場合であれば、5~10万円程度の処分費用を請求されることは少なくない。廃棄にするのであれば、適正な金額であるといえるだろう。事故車の程度や車種によるのは間違いないが、事故車には価値がないというのは間違いである。そういうと、中古車市場でわざわざ事故車を購入する人なんていないのでは、と考える人も少なくないだろう。
確かにそれはおっしゃる通りである。国内の中古車市場では事故車は敬遠されている。これは事故車にそもそも価値がないからというわけではなく、事故車を購入しなくても程度の良い中古車は数多く販売されているのが理由である。みなさんも中古車を購入すると思って考えてもらいたい。程度が良いとしてもわざわざ事故車を選んで購入することがあるだろうか。
事故車はキレイに修復しているとしても、将来的に不備が発生するかもしれないというイメージがあるだろう。多少相場価格より安く購入できるとしても、やはり将来のことを考えれば手を出しにくいと言えるのではないだろうか。国内ではそのようなイメージが通っているために、事故車が中古車販売されることはそれほど多くないのだ。
海外では好まれる日本の事故車
実は海外では日本の事故車を好んで購入されている。みなさんはご存じないかもしれないが、日本の事故車は世界100カ国以上で販売されているという実績があるのだ。
これには理由がある。
日本車の性能については世界でトップレベルであるということは、世界で知れ渡っている事実である。長持ちして故障しにくいという日本の車両は日本で乗り古された中古車であってもまだなお海外で販売されることがあるのだ。
事故車についても同様のことがいえる。大きな事故によってダメージを受けた車両であるとしても、日本の修復技術はとても優れていて完全に修理されている車両であれば問題なく乗り続けることができる。
国内であれば多少ハンドルが取られるような不具合が出た時には、とてもナーバスに考えてしまうが海外であればその辺りの考え方はおおらかだ。運転できるのであれば問題ないと考えている人たちも少なくないのだ。
事故車買取店ではなぜ高値で買取することができるのか
国内においては事故車というと、買い手がつかないと考えられてしまうイメージがある。これはわが国の国民性もあるから仕方のないことだろう。
先ほどもお伝えしたが、事故車であっても修復されて乗ることができるのであれば、それなりに高値で売却されることが多いようだ。日本車や日本の技術者を信頼している外国人や国が多いということであろう。
例えば、事故車買取のタウであれば、海外流通のルートをかなり多く持っている。公式サイトで確認したものであれば、アジアで27カ国を始め、中南米で25カ国、ヨーロッパで19カ国など、世界100カ国以上への販売ルートを確保しているのだ。
販売方法はさまざまであり、わが国の事故車をそのまま海外に流通させてしまう場合、国内で修復して海外に販売する場合、事故車のままリユース資源として活用される場合などである。事故車をそのまま海外に流通させてしまう場合であれば、海外でパーツなどを調達して現地の自動車整備工場で修理され再販売される。リユース資源として活用される場合であれば、国内で作られたパーツはとても価値ある資源とされている。
国内で修復して海外に販売される場合であれば、わが国の修復技術を信頼されているので高値で買取られているようだ。このようにさまざまな方法で、活用されていることがわかる。高値で買取ったとしても、十分に採算が合う事業なのだ。
事故車を高値で買取してもらうために
事故車を高値で買い取りしてもらうためには、受講者に対する知識を持ち合わせておかなければならない。そもそもあなたは事故車とはどのようなものか定義付けて人に伝えることができるだろうか。業者に買い叩かれないようにするためにしっかりと知識を付けておくべきだ。
事故車の定義を知っておこう
事故車と修復歴車のことをいう。一般的には事故歴がある車のことを全て事故車と考えるかもしれないが、車両の根幹を修復している車のことを事故車と呼んでいるのだ。つまり、ガードレールに擦ってしまったり、電信柱に追突してバンパーをへこましたりといった、軽微な事故については事故車とは呼んでいないのだ。
- ・(社団法人)自動車公正取引協議会
- ・(財団法人)日本自動車検査協会
- ・日本中古車自動車販売商工組合連合会
によると事故車の定義とは次のように定められている。
- ・フレーム (サイドメンバー)
- ・クロスメンバー
- ・フロントインサイドパネル
- ・ピラー(フロント、センター・リア)
- ・ダッシュパネル
- ・ルーフパネル
- ・フロアパネル
- ・トランクフロアパネル
- ・ラジエターコアサポート
※ただし「ラジエターコアサポート」においては、交換されているかつ、隣接している骨格部分にへこみ・曲がりまたは修理歴のあるものを指す。
自動車公正競争規約(11条,12条・施行規則14条)には、上記9つに該当する修理・修復を行った車両については「修復歴車」として定め、この車両を販売する際にはきちんと購入者に伝えなければならない規則になっているのだ。
つまり「事故車」とは「修復歴車」のことを指しており、「事故歴のある車両」とは違うものなのだ。しかし一部の中古車販売店においては、事故歴のある車両においても事故車として販売していることがあるので注意しなければならない。
意図的にそのようなネーミングで売られているわけだが、買取において事故歴と中古車の違いを知らないスタッフがいるのは間違いない。事故歴のある車両においても不当に査定が下げられる可能性があるので、この辺りの違いについてはしっかりと知識を持ち合わせておいた方がいいだろう。
参考:
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「事故車」は査定できないからと買いたたかれないように
事故車専門の買取店では考えられないことであるが、一般の買取店では、事故車と事故歴のある車両をすべて含めて事故車として扱い、一律に査定を下げているということがあるようだ。
先ほども申し上げたが、事故車と事故歴のある車両は違う。その定義について知っておけば明らかなことだ。ただもし事故車の定義について知らなければ、自分の車が事故車でないとしても、事故車扱いされて査定額を不当に下げられてしまう可能性があるのだ。そのためまず自分自身の車が本当に事故車なのか確認しておく必要がある。
何度も申し上げるが事故車は修復歴車のことであり、車両の根幹をなす部分が故障し修復・修理された車であるということだ。
修理するのかそのまま売却するのかどちらが得か
事故車は一般的に修復した車であるとしても、査定額が一般的に30%から70%下げられると考えられている。これは冒頭から申し上げている通り、国内の中古車市場において事故車のニーズが圧倒的に少ないからだ。では修理をして事故車として買取してもらうのか、修理をせずにそのまま買取をしてもらうのかどちらがお得なのだろうか。
事故の程度によっては修復にかなりの金額がかかってしまうことになり、むしろ別の中古車を買うほうが安く済むこともあるかもしれない。また修復が必要であるとしても、事故の程度が軽いような場合であれば、むしろ修復するほうがお得になるかもしれない。しかしこれは、必ずしもどちらがお得であるのか断言することはできない。
金額の問題だけでいえば、修理代金はどれくらいか、保険金額はどれくらいになるのか、しっかりと把握したうえで決めるようにしなければならない。事故車とは車の根幹が故障するような事故であり、エンジン部分の修復、エアバッグの修復などが必要になる場合であれば、100万円を超えてしまうような修理代金となってしまう可能性もある。
さらにそれぐらいの修理費用をかけたとしても、以前のような状態に修復できない可能性も高いのだ。事故車の修理技術は日々進歩しているとはいえ、全く同じような状態にまで修復させることは絶対にできないということを把握しておかねばならないだろう。
事故を起こした車にものすごく愛着があるということであれば別の話にはなるが、金額だけに視点をおいてお得かどうかを判断するのであれば、修理代金の見積もりを出してみてそのまま買取に出すかどうか判断すればいいだろう。
まとめ
事故車買取はタウ・ビッグモーター・はなまるのどこがおすすめなのか、情報をお伝えした。まず事故車を買取してもらう場合には、自分自身でも買取に関する知識を付けておき、買取時に損をすることがないようにしておくべきである。
事故車買取については、事故車買取専門店を利用すべきである。海外とのネットワークや国内販売ルートを確保しているため買取価格に自信を持っているからだ。タウ・ビッグモーター・はなまるについては、どこにも利点がある。
走行距離が短く、年式が浅いような価値ある車両であれば、大破しているような車両であっても、タウ・はなまるがおすすめできる。しかし買い替えのための下取りということであれば、ビッグモーターもしっかりと値が付くことがあるのでニーズによって使い分けるといいだろう。できる限り、査定比較してみることをおすすめする。
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