「ベネチアングラスの買取相場について知りたい」「ベネチアングラスを売りたいんだけど、どんな業者に売れば良いんだろう」本記事はそんな悩みを持った方が対象となる。確かにベネチアングラスにはさまざまな種類があるため、どの種類のものがどんな値段で売られているのか、調査するのが難しい。
そこで本記事ではベネチアングラスの主要な種類の買取相場についてまとめてみた。これからベネチアングラスを売ろうと思っている人はぜひとも参考にしてほしい。
また、ベネチアングラスを売る際の注意点についても述べていく。ベネチアングラスは特にニセモノが多いことで知られているものであるため、売る前にはよく確認する必要がある。ニセモノと本物の見分け方についても本記事に書かれてある。
また本記事では更にベネチアングラスを売るためのおすすめの買取業者についてもまとめてみた。本記事を読むことでこちらの伝統工芸品を売る際の基礎知識に関してはおおよそそろうようになっている。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ベネチアングラスとは?
ベネチアングラスとは1000年前からずっと受け継がれている伝統工芸品のことである。イタリアにあるムラーノ島の熟練の職人たちが製造しており、観光客の間ではお土産として絶大な人気を誇っている。本記事を読んでいるみなさんも、お土産としてこの伝統工芸品を手に入れたのではないだろうか。
ベネチアングラスは他の工芸品にも多大な影響を及ぼしている。モダンで美しいデザインは、現在の職人たちも参考にしていることが多いのだ。
ベネチアングラスが貴重品である理由として、職人が1つ1つ丹精を込めて作っているというのが挙げられる。ベネチアングラスは1つとして同じようなものは存在しない。ガラス食器は、ガラスの玉を吹くことで、ガラスのさまざまな形に作り変えていく。この過程で、似たようなものが生まれる筈がないのである。
さて、このような特徴を持っているベネチアングラスであるが、残念なことにニセモノが多く出回ってしまっている。ベネチアングラスはガラス職人か1つ1つ魂を込めて作り上げている訳であるが、ニセモノを機械で大量生産している人がいるらしい。かなり迷惑な話である。
しかもこのニセモノはインターネットのECサイトなどでも販売されていることがあるらしい。もしかしたら、本記事を読んでいる人の中にも、ニセモノを手に入れてしまった人がいるかもしれない。ニセモノと本物を正確に見分けるには、初心者にはかなり難しい。専門家に鑑定してもらって初めて気がつくことが多いのである。
ベネチアングラスの本物とニセモノの見分け方
いくらベネチアングラスのニセモノと本物が見分けるのが難しいと言っても、できることなら売る前に見分けておきたいことである。せっかく買取業者を訪れたのにニセモノという理由で買い取ってくれなかったら、かなりショックがでかいだろう。
ここでは、本物とニセモノをどう見分けていくかについて解説する。最初に断っておくが、やはり見分けるのは難しい。本記事で解説した通りのやり方でも見分けられないことも多いだろう。あくまで参考程度に読んでいただけるとありがたい。
商標ラベルを確認
本物のベネチアングラスは商標のラベルが張られていることがある。Vetro Artistico®Muranoという商標が張られていないか一度確認してみよう。Vetro Artistico®Muranoは厳選な基準で張られているため、ニセモノにはまず張られていない。
この商標はあるならニセモノである可能性はないと言っていいだろう。だが、本物全てにこのラベルが張られている訳ではない。商標がない=ニセモノだ、とは限らないので注意しよう。
形、表面に少しなめらかでない部分
本物よりもニセモノの方が完成度が高いと思われがちであるが、実はそうではない。本物には手作りの不完全さがあり、それが良いのである。
工場でまとめて生産されたニセモノは、形が全く同じである。ニセモノは形や表面がなめらかであり、人の手が作られている感じがしないこともある。見た目で見分けるのは難しいが、一度ベネチアングラスをじっと見てみると良いだろう。
またネットでベネチアングラスを購入する際は、画像にしっかりと商品が映っているかどうか確認しよう。画像をぼかしたりしているものは、ニセモノである可能性が高い。
製作者がわかるラベルが
これも絶対ではないのだか、本物には製作者のサインが書かれていることがある。ベネチアングラスのラベルに職人やアーティストの名前が書かれていないか確認してみよう。もし名前があるのなら恐らく本物であると言って良いだろう。
ただしサインを書くのは法律で義務化されている訳ではないので、書かれていない場合ももちろんある。
購入したショップを調べてみる
これが1番素人でもやりやすい方法かもしれない。購入したショップがあるのなら、そのショップについて一度調べてみよう。そのショップは商品の返品や交換には対応しているだろうか。対応しているのだとしたら、ニセモノを売っている可能性が低いと言っていいだろう。
またショップのホームペーシには、電話番号や住所などが正確に書かれているだろうか。ニセモノを売っているショップは信頼性が低く、こう言ったものが書かれていないことが多い。
ホームページに商品レビューが掲載されているかどうかも確認してみよう。商品レビューがサイトに掲載されている場合は、ニセモノだというクレームがないかチェックすれば良い。大概の場合、ニセモノを売る店はレビュー欄を設けてはいないが。
ベネチアングラスの買取相場
さて、ここからはベネチアングラスの買取相場についてまとめていこう。ここではヤフーオークションの落札価格を参考にした。この中に自分の持っているベネチアングラスの種類があれば、その価格を参考にしてみよう。
なお、工芸品は鑑定士によって査定額が大きく変わってくるため、売る業者によっては価格が大きく変わってくるしれない。そこはご了承いただきたいところだ。
- ・ムラーノ・ベネチアングラス『ペーパーウェイト』 → 3,980円
- ・【Venetian glass/ベネチアングラス】カラーシャンパングラス4客 → 15,800円
- ・ベネチアングラス マーブル模様蓋物 → 6,800円
- ・MURANO ムラノ ペーパーウェイト イタリア製 ベネチアングラス ガラス細工 ミルフォリオ 箱付 美品 → 3,980円
- ・ムラノ ベネチアングラス 金彩 ミルフィオリ プレート トレー 小物入れ → 16,500円
- ・ムラノ ベネチアングラス 金彩 色付 花盛 ペア ワイングラス 2客 → 6,250円
- ・ムラノ ベネチアングラス 金彩 色付 花盛 ポット シュガー クリーマー 計3点 → 15,500円
- ・輸入雑貨 イタリア ゴールド ベネチアングラス → 4,200円
- ・【工芸ガラス】 ムラノガラス ベネチアングラス → 1,000円
ベネチアングラスを買取するおすすめの業者
工芸品は査定してもらう鑑定士がどこに重点を置いて査定するかで、買取価格が大きく変わってくる。そのためできるだけ多くの業者に査定を依頼するのがおすすめだ。工芸品の査定は基本的に無料でおこなっているため、複数の業者に査定してもらっても、特に損はしないだろう。ただし持ち運びの際にベネチアングラスを破損することだけは注意してほしい。
ここではベネチアングラスを買取するおすすめの業者をいくつか紹介していく。なるべく優秀な鑑定士がいる業者の方が望ましい。前述した通りベネチアングラスはニセモノが多い。本当は本物なのに「これはニセモノだ」と言われてしまうことのないように質の高い買取業者を選ぶようにしよう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おたからやは工芸品を売る人は、大抵候補に入れるだろう。おたからやは全国出店数が圧倒的に多く、業界最大級の買取業者なのである。
出張買取にも、宅配買取にも対応している。更に店舗も駅に近いことが多い。おまけに店舗には駐車場もだいたいあるため、車で向かうのは非常に便利だ。
事前に連絡すれは女性査定員に対応してもらうこともできる。工芸品の鑑定士は男性が多いが、女性の査定員がいると、女性の方は利用がしやすいだろう。
買取実積も圧倒的に多いので、信頼のおける業者である。買取業者に迷った場合や、とくに高い値段でなくてもいいから売ってしまいたい場合は、とりあえずおたからやに相談してみるのが良いだろう。
ぎゃらりー彩
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ぎゃらりー彩はガラス工芸品を専門に買取している業者である。専門業者であるため、優秀な鑑定士が数多くそろっている場合が多い。ベネチアングラス以外にも、江戸切子や乾隆ガラスなどなど、幅広い伝統工芸品を査定してもらえる。
もしベネチアングラス以外にも伝統工芸品を持っている場合は、この業者にまとめて売ってしまうのも良いだろう。基本的に査定してもらう際には、複数の商品をまとめて査定してもらった方が査定額がアップすることが多い。査定の手間が省けるのと、複数そろっていた方がコレクターの目を引くことが多いからである。
ぎゃらりー彩は非常におすすめできる業者だが、出張買取エリアは関東のみとなっているため、そこだけは注意しよう。
アオイ商会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アオイ商会は西洋アンティークやガラス工芸の買取専門業者である。豊富な知識と鑑定経験を持つ鑑定士がそろっている。
アオイ商会の良いところはホームページに参考買取価格がしっかりと掲載していることである。工芸品を売る前にどの程度の値段になるのがある程度把握することができるのだ。
アオイ商会も出張買取エリアは関東のみとなっている。関東の人にはおすすめできる業者だろう。
くらしのくら
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
くらしのくらは陶器、着物、家具、ブランド品と言った品物を買い取ってもらえる業者だ。小額の品であっても1つ1つ丁寧に査定してもらえることに定評がある。
また秘密を厳守することを重視している業者でもある。商品を店頭に出さないでほしい、という要望にも応えてくれるだろう。
くらしのくらも査定は全て無料でおこなってくれる。適正価格で査定することを謳っており、実際口コミを見る限り信頼性はある。口コミには良い評判だけでなく悪い評判も掲載しているのだ。自社の至らないところもしっかり表面して改善していこうという意思が見られる。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやは骨董買取をおこなっている業者だ。現在美術品買取を強化中であるため、ベネチアングラスを売ろうとしている人には丁度良いであろう。
出張買取は全国どこでも対応しており、しかもキャンセル料は一切かからない。関東以外に住んでいる人にもおすすめできる業者だ。知識、経験豊富な鑑定士がそろっており、買取業者としてはそれなりに知名度もある。
ベネチアングラスを高額で買い取ってもらえるコツ
ここからはベネチアングラスを高額で買い取ってもらえるコツについてご紹介しよう。ベネチアングラスは貴重品であるため基本高額になるが、状態によっては良くない価格を付けられるかもしれない。できるだけ査定額をアップさせられるための準備は惜しまずやっておきたいところである。
キレイな状態で売る
綺麗な状態で売るのは基本的なことだ。埃や汚れが目立つと査定額に影響が出るため、しっかりと磨いておこう。
ただしあまりゴシゴシしすぎると傷がついてしまう恐れがある。そのため磨くのはほどほどにしておこう。多少なら汚れがあっても査定はしてもらえる。汚れを付けないためには、日頃から丁寧に扱うのが望ましいだろう。
付属品をそろえておく
箱や袋、包み紙などの付属品は必ずそろえておき、査定の際には忘れずに一緒に出すようにしよう。付属品の有無は査定額に大きく関わってくる。なぜなら箱などは、ベネチアングラスが本物であることの証明にもなるからだ。もし付属品がない場合は、少し根気良く探してみた方が良いだろう。
不要になったらすぐ売る
ベネチアングラスを売ろうか迷っている人も多いかもしれないが、美術品は保管しておくとどんどん劣化していく。売るならさっさと売ってしまった方が良いだろう。劣化した状態だと、買い取ってくれないことも多い。
まとめ
いかがだっただろうか。本記事ではベネチアングラスの買取情報についてまとめてみた。ベネチアングラスにはニセモノが多いため、まず本物かニセモノかを見分ける必要があるだろう。見分けるのは至難の技だが、本記事で書いたことを参考にして頑張ってみてほしい。
最悪見分けが付かない場合は、とりあえず査定してもらおう。複数の業者に査定してもらえば、本当は本物なのにニセモノと判定されてしまった、というリスクを防ぐことができる。
ベネチアングラスを売るときはなるべく綺麗な状態にしておき、付属品もしっかりそろえておくことも重要だ。本記事を参考にして、1円でも高くベネチアングラスを売ることができたなら幸いである。