ゲームソフトは普通なら古ければ古いほど価値が落ちるものだ。しかしながら、コレクションとしての希少性によりプレミア価格がついたものや、有名youtuberがプレイしたことにより一時的に価格が上がるもの等、流動的な条件によってその価値が変化する。
今回はそのような理由で高い値段がついているものの中でも、群を抜いて高額になりやすいネオジオ(NEOGEO)のゲームソフト達を紹介する。更に、それらの価値の高いネオジオ(NEOGEO)のソフトをより高く売る方法についても触れていくので、参考にしてみてもいいだろう。
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ネオジオ(NEOGEO)のソフトは高額なものが多い
高く売れるゲームソフトにはある程度共通する要素がある。その中でも高額になる理由として多いのが、市場に出回っている数が少ないために、プレミア価値のついたゲームソフトだ。反対に過去に人気があったゲームのため、今でも需要があり高値がついているもの等もある。
特に、前者のケースではネオジオ(NEOGEO)のゲームソフト等は比較的高い値段が付いているものが数多くある。ネオジオとは1990年に発売が開始され2004年に生産が終了した、旧SNK社が開発及び販売を手掛けていたハードウェアだ。
主に、格闘ゲームやアクションゲームに注力していたハードウェアで、開発・販売元の旧SNK社も何本も名作の格闘ゲームを世に排出していた会社でもある。当時としてはかなりの高性能を誇り、ゲームセンターにあるレベルのゲームを家で遊べるハードウェアとして売り出された。
ネオジオ(NEOGEO)のキャッチコピーが「凄いゲームを連れて帰ろう」だったことからもその性能の高さがうかがえる。しかしながら、それだけの高性能であるがゆえに販売価格はかなり高額で、当時の相場で本体価格58,000円、ソフトが平均30,000円という値段だった。
これは本体・ソフト共に当時流行っていたスーパーファミコン(SFC)の約2~3倍にあたる値段である。それゆえに、ネオジオ(NEOGEO)は金に糸目をつけないゲームマニアか、富裕層にしか流通しなかったため、他のハードウェアよりはマイナーであまり世間に認知されていなかった。
したがって世の中に出回ったゲームソフトの本数が少なく、尚且つ元々のソフトの値段が高額ということもあり、現在ネオジオ(NEOGEO)のソフトはかなりのプレミア価格で取引されているものが多くあるのだ。
高額取引されているネオジオ(NEOGEO)のソフトTOP10
数あるゲームソフトの中には、現在非常に高額になっているゲームソフトが何本も存在する。ここではそんなゲームソフトの中でもネオジオに絞った高額ランキングTOP10を紹介しよう。なお、価格については駿河屋を参考にしている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
第10位:餓狼MARKofTHEWOLVES
2000年に発売された2D対戦型格闘ゲーム。別名餓狼MOWやMOW等とも呼ばれていて、根強い人気のある餓狼伝説シリーズの最終作品である。
有名2D格闘ゲームであるキングオブファイターズ(KOF)シリーズに出ているキャラクターにも、この餓狼伝説シリーズから出演しているキャラクターが何人かいる。このゲームソフトの現在の参考取引価格は102,000円。
第9位:闘婚 マチュリメレー 新豪血寺一族
登場するキャラクターが殆ど血縁関係という奇抜な設定の2D格闘ゲーム。一部の濃すぎるキャラクターや癖の強いBGMが特徴的なイロモノの作品だが、当時の格闘ゲームとしては画期的な、二段ジャンプ等のシステムを最初に取り入れた作品でもある。
また、某有名動画サイトではこのゲームシリーズのBGMを使った、いわゆるMAD動画が大流行りした。そのため、このゲームをやったことはないが、名前だけは知っているという人間も少なくない。参考取引価格は134,000円。
第8位:ニンジャ・マスターズ ~覇王忍法帖~
1996年に発売された武器と素手状態を切り替えることで、攻撃に幅を持たせることをコンセプトにした攻撃重視の2D対戦型格闘ゲーム。昔のゲームらしく隠しコマンドで新キャラクターが登場するといった遊び心もある。参考取引価格は136,000円。
第7位:メタルスラッグ4(ROMカセット)
横スクロールシューティングアクションの人気シリーズの第5作目。この頃には既に、それまでのメタルスラッグシリーズの開発を担当していたSNKが倒産していた。そのため、韓国企業がスポンサードしてノイズファクトリーに外注する形での開発となったためか、今までのシリーズのファンからすると少し物足りない内容ではあった。
しかしながら、旧スタッフがいないなりにもシリーズを存続させたという部分での評価は高い。他のハードウェアでは平均的な価値のソフトだが、ネオジオ版(NEOGEO)に関しては参考取引価格194,000円という高額を誇る。
第6位:サムライスピリッツ零 スペシャル(修正版)
このソフトは2D格闘ゲームのサムライスピリッツ零のバージョンアップ版である。略称は零サム。また、全ゲーム機の中で販売されたカセット型のソフトの中で、最後に発売されたゲームソフトである。
攻撃の一撃の重さに特徴がある格闘ゲームで一発攻撃に当たるだけで致命傷を受けてしまうため、ひりついた駆け引きを楽しめる仕様となっているのだ。また、独特の残酷な表現にも特徴があり、修正版と後述する未修正版の2バージョンがある。こちらの修正版の方は参考取引価格235,000円になっている。
第5位:パルスター(PULSTAR)
ジャンルは横スクロールのシューティングゲーム。当時では一線を画すアニメーションの多彩さに定評があった。システム面では同じ横スクロールシューティングのR-TYPEに影響を受けている。参考取引価格は239,000円。
第4位:サムライスピリッツ零 スペシャル(未修正版)
第6位に挙げたサムライスピリッツ零スペシャルと内容はほぼ同じである。唯一違う点はゲーム中の敵を倒した時等に発生する、過激な表現を緩和している部分。内容はほぼ同じだがこちらの方が修正版よりやや高く、参考取引価格は280,000円。
第3位:戦国伝承2001
タイトルの通り2001年に発売されたベルトスクロールアクションゲーム。海外版のタイトルはSengoku3でそのタイトルが示す通り、戦国伝承というシリーズの第3作目にあたる作品で、ボスキャラクターが途中で味方になって参戦するというシステムが特徴的である。参考取引価格は298,000円。
第2位:レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ
タッグバトル形式の2D対戦型格闘ゲーム。SNKが倒産した後にその権利を引き継いだプレイモアが、初めて開発と販売に関わったネオジオの格闘ゲームである。参考取引価格は371,000円。
第1位:ブレイジングスター
第5位で紹介したパルスター(PULSTAR)の続編にあたる作品で、同じく横スクロールのシューティングゲーム。制作も前作にあたるパルスター(PULSTAR)の時と同じ開発陣が担当している。
ただし、前作の重厚な雰囲気と、歯ごたえのある難易度が特徴的だったパルスター(PULSTAR)とは変わっていて、小気味よいBGMに様々な個性のある機体達や、二人プレイの採用等、作品全体が万人を意識した作りになった。隠れた良作シューティングとして定評がある作品。参考取引価格は他を大きく突き放した478,000円である。
ネオジオ(NEOGEO)のソフトを高く売るためには
ネオジオ(NEOGEO)は当時でも少しマイナーなハードウェアだった。更に、生産が2004年に終了した今ではネオジオ(NEOGEO)はいわゆるレトロゲームに分類され、その認知度は更に低くなったと言える。
そのため、スーパーファミコン(SFC)の高額ソフト等と違い、ネオジオ(NEOGEO)の高額ソフトの価値を、しっかりと把握して取り扱っている業者は少ない。したがって、ネオジオ(NEOGEO)のソフトを高く売るためには、レトロゲームの価値に、深い知識を持つ業者に査定をしてもらうことが重要である。
もし、専門知識のない普通のリサイクルショップ等で、そういう価値のあるソフトを鑑定してもらうと、安いどころか値段がつかないことすらあり得る。
また、もう一つの方法としてメルカリやヤフオク等のネット販売を利用する場合は、正確な相場を自身で把握していないと、大損をしたり全く売れなかったりするので注意が必要だ。特に、高値がついているプレミアソフト等は値段の変動が頻繁に起こるため、相場の情報が古いとあまりあてにならないケースが多い。
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まとめ
ネオジオ(NEOGEO)のゲームソフトは元々の定価の高さに流通量の少なさが加わり、プレミア価格のついたソフトがいくつも存在する。その値段は参考取引価格でTOP10を作った場合でも、最低の10位が約100,000円で最高の1位が約500,000円になるほどの高額であることがわかった。
また、ネオジオ(NEOGEO)は発売当時から比較的マイナーな部類のハードウェアだったが、生産中止と共にそのレア度に拍車がかかり、今ではネオジオ(NEOGEO)関連の商品の価値を正確に把握している業者は少ない。
そのため、もしネオジオ(NEOGEO)のソフトを売ろうと考えている場合は、レトロゲームに専門知識のないリサイクルショップ等で売ることは避ける方がいいだろう。そしてしっかりとした価値で高額ソフトの買取をしてくれる業者に査定を頼んだ方が得をしやすい。
さらに、メルカリやヤフオク等のネット販売を利用する場合は、頻繁に変化する相場に気を配りながら売却価格を決めた方が損をしないですむ。何故ならば、もし古い相場で高額ソフトを出品してしまうと安く買いたたかれてしまったり、全く売れなかったりといったリスクをこうむることになるからだ。
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