テクニクス(Technics)は、大阪の電機メーカーパナソニックの音響機器向けのブランドだ。高級オーディオブランドとして名高く、かつて製造されたレコードプレーヤーやスピーカーは、ニューヨーク近代美術館に保管されている。名実ともに、オーディオ業界を席巻してきた日本のブランドだ。
ここでは、テクニクスのオーディオ機器に焦点をあてて、買取情報を掲載していく。売却を検討している方に向けて、おすすめの業者も紹介するので、よろしければ参考にしてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
テクニクスの商品展開の歴史
テクニクスの名は、1965年発売のスピーカーSB-1204のペットネームTechnics 1で初めて用いられた。以降、スピーカー、レコードプレイヤー、テープレコーダー、コンポ、電子ピアノ、消音ピアノなどをテクニクスブランドで発売し、成功を収めている。
しかし、2000年代に入ると、DJ向けのレコードプレイヤーのみの商品展開となり、2010年にはそのレコードプレイヤーの生産も停止され、テクニクスとしての商品展開は終了した。その後、2014年に高級オーディオとして、テクニクスブランドの商品展開が発表され、2015年からアンプなどの生産が開始され、今に至る。
その歴史の中にはもちろん人気商品もあり、SL-1200 MK6のようなテクニクスのターンテーブル(レコードプレイヤー)の最終モデルがある。高音質素材OFC(無酸素銅線)を採用したS字型トーンアームや、振動減衰を実現した3層構造キャビネット、クォーツシンセサイザー連続ピッチコントロールなどを搭載している。
テクニクスのオーディオ機器の売却について
テクニクスは、前述のように高級オーディオブランドとして生産を再開したが、展開からまだ日が浅い。テクニクスのオーディオ機器といえば、最後まで生産していたDJ機器が有名で、特にTechnics SL-1200シリーズは、クラブDJ用機材としてデファクトスタンダードとなっている。
生産終了から数年が経過しているが、いまだ多くのクラブに設置されている逸品で需要はもちろん、買取価格も高い。このような名品であれば売却は容易く、使用状況によっては高額買取を見込むこともできる。
テクニクスのレコードプレイヤーの需要
テクニクスのレコードプレイヤーは、生産が終了してから数年が経過しているため、新品の在庫はない。入手するとしたら中古しかないことから、需要は一定以上存在する。
そのため、多くの買取専門店ではテクニクスのDJ機器が買取対象となっている。しかし、テクニクスのDJ機器の本当の価値を理解していないと、正確な査定が提示されづらい。なぜなら、単なる古いレコードプレイヤーとしか扱われず、安く買いたたくか、買取を断られる事すらあり得るからだ。
買取依頼は専門業者に依頼を
テクニクスのオーディオ機器の買取は、知識があり、実績がある業者に依頼するのがよい。中でも専門業者に依頼することで、適切な価格での買取を見込むことができる。
しかし、オーディオ専門の買取業者であっても、在庫やその店の需要などで買取価格が異なる場合が多い。業者ごとで買取価格が異なるのであれば、できるだけ高額の査定を提示する業者に売却をしたいところである。ちなみにオーディオ売却時には、付属品をすべてそろえてから売却することで、高額買取される可能性があることを覚えておくとよい。
高額売却には複数査定がおすすめ
売却する場合は、1社だけで査定を依頼するのではなく、複数の買取業者に査定を依頼するとよい。それぞれ提示された査定を比較して、1番高い査定を提示した買取業者に売却する事が有効な手段といえる。
複数の業者に査定を依頼する場合は、業者個々に連絡を入れるのもいいが、ネットには、複数の買取業者に一括で査定依頼できるサイトもあるので、そのようなサイトを有効活用する事もいいだろう。「ヒカカク!」なら一括査定サービスを提供しているので、よろしければこちらから利用してみてほしい。
テクニクスのオーディオ機器の買取相場
テクニクスのオーディオ機器を売る際に知っておきたいのが買取相場である。買取相場を知っておけば、業者選びもしやすくなるためだ。まずは、以下の各商品の買取参考価格を見てほしい。
商品名 | 品目 | 買取価格 |
---|---|---|
SL-1200LTD | ターンテーブル | 70000円 |
SL-1200mk4 | ターンテーブル | 36000円 |
SL-1200mk2 | ターンテーブル | 5200円 |
SB-M01 | スピーカー | 26000円 |
SB-M300M2 | スピーカー | 8000円 |
SE-A1010 Ver3.0 | パワーアンプ | 17000円 |
SE-A3000 Ver3.0 | パワーアンプ | 75000円 |
SH-EX1200 | DJミキサー | 7000円 |
SU-C2000 | プリメインアンプ | 21000円 |
SU-C7000 Ver4.0 | プリメインアンプ | 105500円 |

参考:implant4
各アイテム、価格差が開いているがまとめると以下のようになる。
品目 | モデル | 買取相場 |
---|---|---|
ターンテーブル | ハイエンド | 70000円~90000円 |
― | ミドルエンド | 20000円~36000円 |
― | ローエンド | 5000円~10000円 |
スピーカー | - | 8000円~20000円 |
パワーアンプ | ハイエンド | 75000円~130000円 |
― | ミドルエンド | 20000円~40000円 |
DJミキサー | - | 7000円~9000円 |
プリメインアンプ | ミドルエンド | 20000円~40000円 |
― | ローエンド | 5000円~20000円 |

なお、ここで紹介している買取価格および買取相場は2021年のものだ。商品の状態や売却時期によっても買取価格は変わる。手持ちの商品の買取価格が気になる方は、実際に査定してもらってみよう。
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買取業者を紹介
オーディオ機器は専門業者に売るのがよいが、リサイクルショップのような便利さを求めるのも決して間違いではない。ここでは利用しやすい業者や専門業者を中心に、買取業者をいくつか紹介していく。
札幌のハードオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ハードオフは大手リユース業者である。さまざまなものを買取しているので、オーディオ機器以外にも売りたいものがある方にとって便利な業者だ。ジャンク品を扱っているのも特徴で、不具合がある商品でも買取してくれる可能性が高い。
宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応している。店舗は全国に800店舗以上あるので、近所に店舗があるという方も多いのではないだろうか。実際に店舗に行くのが面倒な場合は、手数料がかからない宅配買取や出張買取を使うとよいだろう。
福岡のオーディオサウンド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
オーディオサウンドはオーディオ専門の買取業者だ。オーディオ好きのスタッフが豊富な経験を活かした査定をしてくれる。故障したものや古いものでも買取してくれるので、他店で断られたオーディオでも買取できる可能性が高い。
宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応している。出張料・送料・査定料など手数料がかからないので、都合のいい買取方法を選択しよう。買取不成立になった場合もキャンセル料はとられないので安心だ。
御茶ノ水のオーディオユニオン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
オーディオユニオンは50年以上の歴史を持つ、オーディオ機器専門の買取業者だ。店舗ごとに買取額アップキャンペーンをおこなっているので、利用したい店舗の情報をチェックしておこう。下取りにも対応しており、新しい商品がほしい方にとっても便利な業者だ。
宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応。近くに店舗がない場合は、出張買取がおすすめだ。精密品やヴィンテージ製品などの運搬が不安なアイテムでも、商品に合わせた方法で引取りしてくれるので安心。査定だけでも無料なので、気軽に相談してみよう。
埼玉のセカンドストリート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
セカンドストリートは全国700店舗以上展開の大手リユースショップだ。ファッションアイテムや家具なども買取しているので、不要品のまとめ売りの際にも便利。査定するスタッフはバイヤー育成を受けたプロなので、安心して任せられるだろう。
宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応している。どの方法も無料なので、利用しやすい方法を選ぼう。見積り額に納得できない場合はキャンセルできるので、気軽に査定してもらってみよう。
中野のエイブイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エイブイは創業30年のリサイクルショップ。家電やAV機器などさまざまなものを買取している。豊富な知識と経験を持つスタッフがその場で査定し、現金で買取してくれるので、スピーディで信頼できる業者だ。
宅配買取・店頭買取・出張買取に対応している。店舗は中野にあり、出張買取エリアは東京・埼玉・神奈川となっている。宅配買取は事前申込みが必要になるが、着払いで送れるので気軽に利用できる。自分に合った方法で買取してもらおう。
千葉の東京音響
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京音響はオーディオ機器専門の買取業者。相場を毎日更新しており、常に最新の相場で買取してくれるのが特徴。ケーブルやラック、ヘッドホンなどの付属品もまとめて買取してくれる。
宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応している。持込みは東京と千葉の店舗で受け付けており、出張買取の対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉だ。これらの地域に該当しない場合は、送料無料の宅配買取を活用しよう。キャンセルの場合の返送費も無料である。
宅配買取のBuyKing
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
BuyKingでは、携帯・PC・家電・ゲーム機などを宅配買取しており、わざわざ重いオーディオを持ち運ぶ必要がない。また、各種手数料や宅配キットもお店が負担してくれるので、気軽に利用が可能だ。即日入金とスピーディに対応してくれるので、急ぎで現金が必要ならありがたい業者である。
名古屋のリアルオーディオ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リアルオーディオは、オーディオ買取の専門店だ。テクニクスの商品の買取を実施しているのはもちろんのこと、宅配・出張・店頭とあらゆる買取手段から自分にあった方法を選択できる。キャンセル時の費用もかからないので、手軽に買取を依頼できる業者である。
横浜のオーディオ買取屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
オーディオ買取屋は、オーディオ買取を実施している業者だ。専門店であり、音響アクセサリーなどの小物も買取可能だ。こちらも宅配・出張・店頭と複数の買取手段を持っており、出張買取では関東・甲信越・中部地方を買取対応エリアにおいているため、重い機器があるなら利用を検討するとよい。


査定基準について
オーディオ機器の査定基準は、製造された年式、機器の需要、機器の状態、付属品の有無などがあげられる。ここでは、それぞれの査定基準について説明していく。
製造された年式
製造年式は、新しいほど査定は高くなる。高級オーディオ機器のような古くても需要がある機器はともかく、普及帯のオーディオ機器は年月を経ると劣化していくため、年式が古くなるほど価値が下がる。
テクニクスのオーディオ機器であれば多少古くても価格は下がらないが、あまりに年式が古いと下がらないとは言い切れない。売却する場合は、早めに売却したほうがいいだろう。
機器の需要
機器は、人気が高いほど高額な査定となる。前述のようにテクニクスのDJ機器は、一定の需要があるので、買取に大きく変動はなく状態が良ければ、高額で売却する事も可能である。
ただ、需要は市場の傾向によって大きな変動がある。もし、テクニクスが、今後新商品を頻繁に出すようなことがあれば値段は下がるし、商品を販売を停止したら値段は上がる。そのため、中古価格の推移に注視し、有利な状況で売却するとよい。
機器の状態
機器の状態は、正常に動作すること、外観の汚れがあげられる。
正常に動作するテクニクスのDJ機器を売却する場合は、故障しないうちに早めに売却したほうがいいだろう。また、外観の汚れは、汚れているほど査定は低くなる。ホコリやちょっとした汚れは、清掃することで落ちるので、査定前に隅々まで清掃したほうがよい。状態を良好にしておくことで査定額は飛躍的に高まるのだ。
付属品の有無
購入時に付いてきたものがそろっていれば、高い査定となる。たとえば、オーディオ機器の場合は、箱や説明書、保証書が購入当初から付属されている。付属品の有無が買取の査定に大きな影響を与えるので、できるだけそろえたほうが良い。
付属品がないだけで、数割の減額が避けられない。できることなら査定の前に準備しておくのがおすすめだ。
参考買取価格
楽器専門たからぶね買取.comにおいて、SL-1200MK6Kが35,000円、ハイファイ堂において、SL-1200MK5が22,000円、SL-1000MK3が250,000円、SP-10MK3が200,000円で買取された実績がある。
まとめ
テクニクスのオーディオ機器は、歴史があり名品も多いため、中古市場において高く買取をされている。元々需要の母数が小さいため、そこまで頻繁に取引されるようなものではなく、売却を検討しているならオーディオを専門に取り扱っている業者に査定をしてもらうのが良い。
実績があるかないか、貴重さを判断できるかどうかで査定額が大きく変わってくるからだ。高額買取を目指すのなら、相見積もりは欠かさず実施しよう。面倒だが、付属品をそろえたり、掃除をしてから査定に出すのと同じくらいコスパの良い方法である。