去年欲しかったヘッドホンや最新のヘッドホンが安く買えることから、お得に買い物ができるヤフオク。しかし、個人間の取引であり、中古品のため破損の心配も少なからずある人はいるはず。何も知らないで購入することは、大変な悲劇を生む可能性がある。
そのため、今回は中古のヘッドホンを購入する際、注意・チェックしておくべきポイントを紹介していく。この記事を読めば、危険な商品を見抜き、ヤフオクで求めていたヘッドホンを購入することが期待できるだろう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ヤフオクで失敗しない購入時の注意点
ヤフオクは基本的に「個人売買」であるため、自己責任が基本となる取引だ。出品者が業者であることも多いが、よほど説明と現物の状態が違うような場合を除けば、返金などには応じてもらえないことも多い。そのため、注意点がいくつかある。
ヘッドバンドの修理歴と使用年数に着目
まず注意点として挙げられるのが、ヘッドバンドの素材が合革の場合、ウレタンの劣化に伴いボロボロになっていることだ。また、ヘッドバンドが折れてしまう事例も多数報告されている。
ヘッドバンドの合革を、張り替えてもらえる人がいるため修理をすることが可能だが、費用が約1万円かかるため修理せずにネットオークションに売る人もいる。また、プラスチック素材のヘッドバンドもネットショップから安く購入できる。そのため、ヘッドバンドの付け根部分が半年もしないうちに折れてしまうこともある。
このように、もともとの耐久性に問題がある可能性があり、中古ヘッドホンを購入する場合は、ヘッドバンドの修理歴や使用年数に着目することが大切である。
意外と見落とすキズや汚れ、そして匂い
中古品のため、仕方のないことではあるが細かいキズ、たばこの匂い、汗による汚れがついている可能性もある。また、たばこの匂いや汗や皮脂による汚れがついていたなどの事例が挙げられる。
匂いがある場合は、消毒用のアルコールをコットンや布に染み込ませ、さっと拭くことで改善が期待できる。また、汚れを放置している場合はその部分がかたまり、劣化のスピードが速まる可能性があるため、できる限り早く布で軽くふき取ることがポイント。
さらに、メッシュ部分はブラシの太さと穴の大きさが同一である場合逆にほこりやごみを押し込むかたちになるため注意が必要だ。このように、まずは写真や説明文からキズや汚れ、匂いを確認することが大切だが、出品者が対策をしてくれない場合は上記の方法で早急に手入れをすることが望ましい。
相場よりも大幅に安いものは疑う
有名メーカーのヘッドホンやモデルが、ヤフオクやネットショップで相場よりもあり得ないほど安く販売されていることがある。これはほぼ偽物、もしくは大きな故障がある商品であると考えて良い。基本的に、高級ヘッドホン・イヤホンは大きな値崩れをすることは考えられない。
中古ヘッドホンの価格は、それがどのくらい市場で人気があるのかで決まる。それにもかかわらず偽物の場合、購入者の目を集めるためにありえない価格を提示する傾向にある。
そのため、限定モデルなのに、1円オークションで複数個売られていたり、半額セールなどで売られていた場合は危険だ。ヤフオクやネットショップでは、販売者あるいは販売会社を確認できるため、その人の評価は良いのか実際に存在する会社なのかを確認するのが大切だ。
このように、相場よりも価格が大幅に低いヘッドホンは購入候補から速やかに外すことが重要である。
必ずチェックしておきたい3つのポイント
購入時に必ずチェックしておきたいポイントが3つある。イヤーパットの劣化具合、微小なキズと見えない破損、保証書とシリアルナンバーだ。それぞれ見ていく。
イヤーパットの劣化具合を確認
イヤーパッドに、汚れやへたり具合、亀裂などが入っていないか確認する必要がある。イヤーパッドは、直接耳に触れる部分であるため、柔らかい素材で作成されている。
そのため、皮膚と接触する機会が多く、摩擦や汚れからヘッドホンの部品の中でも最も劣化が速い。比較的新しいモデルのヘッドホンであればパッドのみが売られているため、簡単に交換ができる。
しかし、中には廃盤になってしまったモデルもある。そのようなヘッドホンを購入する際は、換えのイヤーパッドはあるか、現在付けているものには不具合はないかなどの確認が必要だ。
また、ピアスやイヤリングなどを付けている場合はイヤーパッドにキズがつきやすくなるため注意。イヤーパッドの劣化を放置しておくと、ヘッドホン自体の劣化も早まるため、仮に数か月で不具合が起きても交換することでヘッドホンの寿命を延ばすことが可能だ。
イヤーパッド費を節約したい場合は、「ヘッドホンカバー」を使用することが経済的にも負担が少ない。これは、水洗いをして何度も使用できるほか、抗菌・防臭加工が施されているものもあり、匂いや菌の繁殖を防ぐことができる。
微小なキズと見えない破損
出品されている写真や説明文で大きなキズを把握することは大切だが、微小なキズや見えない部分の破損もチェックする必要がある。これを怠ると、購入後数か月に大きな破損に繋がる可能性があるからだ。プラグのメッキが少しでも剥げていると、使用しているうちに悪化し、接続不良につながることがある。
また、ケーブルが汚れにより硬化していると後々断線する可能性があるのだ。ちなみにコードは直径1ミリもない銅線である。そのため、コードを踏む、曲げる、引っ張るといった行為を繰り返すと知らず知らずのうちに断線することもある。
さらに、ヘッドホンの差込口にあるサウンドカードにキズがある場合には、ノイズが発生するため原因にもつながる。サウンドカードに関しては、交換することができるだ。
そして、ヘッドホンを湿気が多い場所で保管していた場合、内部のドライバーユニットが劣化している可能性がある。息を吹きかけてほこりやごみを取り払う行為も、内部に湿気をおくっているのと同じだ。
保証書とシリアルナンバーがないと危険
注意点でもお伝えしたが、ヤフオクやネットショップでは人気メーカーヘッドホンの偽物が横行している。商品はもちろん、箱までも似せているため正規品と偽物の区別をつけるのは難しい。価格が著しく低いものには注意してほしいと伝えたが、加えて保証書がないもの、シリアルナンバーがないものにも注意ことが大切だ。
必ず、購入した販売店の住所と電話番号が載っている保証書があるかを確認しなければならない。中には、並行輸入品のため保証書はないという出品者もいる。並行輸入品とは、基本的に国内保証がなく、国内での修理を受け付けていない。
反対に、正規輸入代理店の商品は、日本で1年間保証があり、修理も屋内で迅速に行ってくれる。一概に並行輸入品=偽物とは言えないが、ヤフオクやネットショップでは十分に注意が必要だ。
また、シリアルナンバーも写真に載っていない場合は、出品者に問い合わせることを推奨する。箱と本体に同一のシリアルナンバーが入っていない場合、ほぼ偽物と考えて良いだろう。
悪質な場合、本来印字されているシリアルナンバーの上から、別のシリアルナンバーが書かれたシールを貼っていることもあるのだ。基本的には、ヘッドホン本体に印字されているため、シールが貼ってあったら疑う必要がある。
高値売却する重要ポイント
続いて中古ヘッドホンを高値で売却するポイントをお伝えしていく。
匂い・汚れはできる範囲で手入れする
基本的に、汚れや匂いがひどい場合は高値で買い取られる可能性が極めて低くなる。また、イヤホンは身につけるアイテムのため匂いが審査基準の中でも重要な項目である。その中でも、たばこ、お香、整髪料など3つの匂いがマイナスポイントになりやすい。匂いは慣れてしまった場合、なかなか自分で気がつくことができない。
たばこの匂いがひどい場合、買取り金額が通常の半額以下、あるいは買取り拒否にされる可能性もある。そして、主に直接肌に触れるイヤーパッドの汚れ具合もマイナスポイントにされやすい傾向がある。汚れに関しては、ぬるま湯を布やコットンに染み込ませて拭くことで、完璧に取れないとしてもなにもしないよりは良い結果となる。
また、プラグ部分はアルコールやシンナーを含ませた布、コットンでふき取り、乾いた布で仕上げをすれば綺麗になることが期待できる。このとき、メッキを剥がさないためにも研磨剤が含まれていないものを選ぶようにするのが大切だ。このように、売却するときは、できる範囲で手入れをすることが重要である。
保証書を含めた付属品をそろえておく
付属品の中でも、保証書や箱そして、メーカーオリジナルの付属品があると高値での買取りが期待できる。まず、正規品であることを証明するために保証書は必ず用意しておくことが重要だ。基本的に正規品であると証明ができる正規輸入代理店の保証書がないと買取りはしてもらえないことがあるのだ。
さらに、海外メーカーのヘッドホンの場合、保証書があるとないとでは買取価格に大きな差が生まれる。そして、一般的に付属品というとイヤーパッド、プラグの交換アダプターなどが挙げらる。
すべての付属品があれば、なお良いが、ヘッドホンを使用するうえで必要不可欠なものは揃えておくことが望ましい。これも、保証書と同じで海外メーカーの場合、付属品があるとないとでは買取価格に大きな差が生まれることになる。
その理由は、数が少ないメーカーの場合ヘッドホンは販売しているものの、替えの付属品が手に入りにくい傾向にあるからだ。ヴィンテージもののようにすでに生産が終了したため、新たな付属品を手に入れることができないこともあり、なるべく付属品等はそろえておくことが重要だ。
性能が高く人気モデルであるもの
もちろん、音質が良いか悪いか、Bluetoothやノイズキャンセル機能など性能は高いヘッドホンであるか、なども高値で売却するには必要なポイントである。
そのような理由から、高級ヘッドホンが高値で売れるのは、基本的に性能が良い傾向にあるためだ。また、有名アーティストのモデルといった限定品は評価が高くなる。ヘッドホンに限ったことではないが、需要が高いほど買取価格も必然と上がるのである。 このような人気モデルかどうかは、じゃんぱらやカウモバイルなどの店舗でも確認することが可能だ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
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まとめ
ヤフオクで出品されている中古ヘッドホンは安く購入できるため、良い部分も十分にあるため非常に便利なネットオークションサイトである。
だがしかし、良い出品者だけではないため、危険な部分、そして購入する際の注意点もあることが分かっていただけただろうか。少しでも、高値で売却しようとするあまり、デメリットは写真にも載せず説明文にも書かない出品者も存在するのだ。
その結果、購入した数か月後に破損に繋がるものや正規品と区別ができないほど、正確に作られている偽物が出回っている可能性も高い傾向にある。しかし、この記事では乗せたヤフオクでヘッドホンを購入する際の注意点とチェックすべきポイントを参考をして、後悔のないようにヘッドホンを購入してほしい。