今や、iPhoneをはじめとしたスマホやケータイを持たない人は滅多にいないと言われるほどで、これらの凄まじい普及っぷりは「通信革命」とでも呼んだらいいだろうか。
スマホやケータイは、固定電話(いわゆる家電)とは違い、一世帯に一台ではなく、一人に一台が当たり前となっており、電話代に通信料、そして頻繁にやってくる端末の買い替えによる金銭的な負担は、「×人数分(契約台数分)」で非常に重くなってきている。きっと読者の多くも、そう実感されているのではないだろうか。
品質や機能の向上に伴い、特に端末代はぐんぐん高額になってきている。最も人気のあるiPhoneでは、新機種であればゆうに10万円を超えているし、これまでの流れを見ると今後もさらに高くなり続けるのではないかと危惧してしまう。が、高額であっても、最先端の人気端末を使いたいという声は依然として大きく、新端末の売れ行きは好調のようだ。
しかし、その一方で、どんどん高くなる端末に辟易して、どうにか安く済ませられないかと考える人も増えてきている。そんな人達の救済策ともなるのが、中古端末だ。
「値段が安くなるなら、中古であってもいい」そんな考えが、消費者の間で広まりつつあるのだ。いまや、中古スマホあるいは中古ケータイは、端末市場で大きな存在感を示している。
ブックオフ・246横浜しらとり台店 (Book off 246 Yokohama Shiratoridai store) / Dakiny
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繁盛する中古端末市場
iPhoneにGalaxy、Xperia。いずれも押しも押されもせぬ人気端末ではあるが、新しい機種はどれも高額だ。もはや、市場に出回っているライトユーザー向けのパソコンよりも高額かもしれない。
それでも、キャリアの分割プランやキャンペーンなどを利用して多くの人が購入しているが、いい加減その高騰っぷりに辟易している人が多いのも事実だろう。それを示すように、いまスマホを中心に中古端末の市場が大きくなってきている。
ネットショップであれ、実店舗であれ、いまや多くの端末がリユース可能として再販されている。新しい端末であっても、意外とすぐに中古落ちすることもあるので、もし値段の面で端末の購入をためらっているのであれば、ぜひ一度中古端末を調べてみてほしい。少し妥協するだけで数万円浮くこともザラなのだ。
例えば、買取最大手として有名な「ブックオフ」では、買取の他に、中古端末の販売を行っている。大手の安心感、手ごろな端末価格、そして全国に展開する店舗の利便性から、多くの人がブックオフを利用してお気に入りの中古端末を「お得に」手に入れているのだ。
以下では、ブックオフを例に挙げて、iPhoneをはじめとしたスマホやケータイを購入する際のポイントや注意点を紹介しよう。
ブックオフでは中古端末をたくさん取り扱っている
ブックオフでは、基本的に実店舗でのみ中古端末の販売を行っている。ネットから(ブックオフ・オンライン)では購入できないが、そもそも中古端末の購入は、実際に手に取って、不明なところは店員さんに確認するのが確実な方法であるし、ブックオフは実店舗が全国にあるので、デメリットというほどのことではないだろう。
ブックオフは、本のイメージがあるかもしれないが、スマホやケータイなどの端末をはじめとした多くのアイテムの再販も行っており、日本最大級のリサイクルショップとして値段・品質・安心感はお墨付きだ。
ブックオフよりも安く売っているところはある・・そう思う人もいるかもしれないが、中古端末で見るべきところは値段だけではない。仮に同じ機種であっても、端末は一つ一つ状態が異なり、当然価値も異なる。
特に、端末は見た目からだけでは測れないものが多く、いくら安くても、すぐにバッテリーがなくなったり、挙動が遅かったり、通信ができなかったりしたのではどうしようもないだろう。
ブックオフでは、大手の看板を背負っていることもあるが、料金と品質のバランスが良い、つまり安ければ安いなりの端末が、高ければ高いなりの端末が「それなり」で販売されているのだ。そのうえで、コストパフォーマンスで考えたときにも概ねお得感がある・・ブックオフはこれが良いのだ。
中古端末の状態はさまざま
店頭に並ぶ端末は、一言で中古といってもその状態はさまざまで、一般的に新古品と中古品に分けて考えることができる。実店舗を持たない小規模なウェブショップやインターネットオークション、フリマアプリなどでは、通常の使用すらできない状態の「ジャンク品」といったものもあるが、ここでは新古品と中古品だけにフォーカスしておけば良いだろう。
新古品とは、実際に誰か人の手に渡ってはいるが、何らかの事情から使用されなかった端末のことだ。実質的には未使用な分、当然状態は良く、値段も相応に高くなるのが一般的だ。それ以外の、誰かが使用していたものは、いわゆる中古品となる。
ただ、ブックオフでは新古品も中古品も、すべて中古品として販売されているので、とりあえずは「そういうものがあるんだ」ぐらいに、知識として頭に入れておこう。
中古端末を購入するときに気を付けること
さて、それではブックオフで中古端末を購入するときに具体的に気を付けるべきことを列挙していこう。
SIMに対応した端末を選ぶ
まず、最初に考えるべきことは、使おうと思っているSIMに対応する端末を選ぶことだ。
特に、大手キャリアを経由した端末には、SIMロックがかかっている。
例えば、SIMロックがかかった状態でMVNOのいわゆる格安SIMを使用する場合、基本的にはdocomo回線であればdocomo系の端末を、au回線であればau系の端末を選ぶことになる(auの場合、VoLTEに対応する端末を使用してau系MVNOのSIMカードを使用する場合には、SIMロックを解除する必要がある)。
その他、docomo回線でもau回線でも対応可能なSIMフリーの端末もある。
また、一口にSIMと言っても、サイズが3種類あり、対応するのが標準SIM(25mm×15mm)なのか、micro SIM(15mm×12mm)なのか、はたまたnano SIM(12.3mm×8.8mm)なのか、注意が必要だ。
いずれにしても、端末がどのキャリア系の端末なのか、端末に対応するSIMの種類は何なのか、必要な情報はしっかりと個別に表示されているはずなので、必ず確認するようにしよう。それでもよくわからないようなら、店員さんに聞くのが確実だ。これこそ、実店舗で購入する最大のメリットだろう。
ネットワーク利用制限(赤ロム・白ロム)の状態を確認する
ネットワーク利用制限とは、キャリア側がその端末に対してネットワーク通信を制限することだ。ネットワーク利用に問題のない端末のことを俗に「白ロム」といい、中古端末では「白ロム」を購入するのが一般的だ。
一方、ネットワーク利用を制限された端末のことを「赤ロム」といい、赤ロムになると通話もデータ通信もできなくなってしまう(それでもWi-Fi通信はできるため、廉価の赤ロムには一定のニーズがある)。
通常の状態であればネットワーク利用制限はかかっていないが、元の持ち主が売却した端末の残債の支払い(端末代の分割払いの残った分)を放棄したり、端末が盗品であったりする場合には、突然赤ロム化することがあるのだ。
赤ロムは、キャリアなどで新品の端末を購入する場合には心配する必要はないが、中古端末を購入する場合には気を付けたいところだ。
基本的にブックオフでは、各中古端末を、利用制限がない端末(白ロム)、利用制限の可能性がある端末(赤ロムになるかもしれない)、利用制限されている端末(赤ロム)に分類して販売している。
利用制限の可能性がある端末は、基本的には元の持ち主がまだ支払いを続けているということで、滞りなく支払が終わればめでたく白ロムに、もし支払いを放棄したら残念ながら赤ロムになると考えてよいだろう。
ここで気になるのは、利用制限の可能性がある端末を購入後、不幸なことに赤ロム化してしまったらどうしたらよいかだ。いわゆる「赤ロム保証」というものだが、これは各会社によって対応がまちまちだ。
しかし、そこはさすが大手のブックオフ。ブックオフでは、保証期間に関係なく、赤ロム化した端末は返品可能なので安心して良いだろう。万が一赤ロム化したときのことを考えて、購入時のレシートは必ず保管しておくようにしよう。
ただ、いくら赤ロム化した端末が返品可能とはいっても、急に通話もネットワーク通信もできなくなるのでは困ってしまう。すぐに購入した店舗に行くことができればよいが、そんなに都合よくいかない人もたくさんいることだろう。
特に、ビジネスにおいては、一日赤ロム化しただけでも打撃は大きい。返品保証はあれども、赤ロム化はできるだけ避けて通りたい問題だ。
端末の状態を確認する
もしできることなら、購入時には直に手にもって、端末の状態をチェックさせてもらおう。ハードの面では、実際にどの程度傷や汚れがあるのか、そして可能であれば実際にカメラを立ち上げてみてレンズに問題がないか確かめてみよう。
一般的に、中古端末では動作不良の有無に気を払った方がよい。中古端末の場合、購入後に通常の使用に影響を与えるような動作不良が見つかった場合、保証してくれるかどうか、どこまで保証してくれるか、保証期間がどれぐらいかは、やはり会社によって異なってくる。
ブックオフの場合、値段にかかわらず、「中古携帯電話3ヶ月保証書」を発行してくれるので心強いと言えるだろう。この3カ月保証は、購入した端末の電源が入らない、タッチパネルが反応しない、ディスプレイに不具合があるといった場合に有効だ(赤ロム化に対しては永久保証)。
ただ、こちらも赤ロム化したときと同様に、急に電源が入らなくなったり、不具合が発生したりしたのでは困ってしまうので、やはり怪しい状態のものをわざわざ買うことはないだろう。
バッテリーの消耗具合に気を付ける
中古端末のバッテリー問題は、多くの人が懸念することだ。
バッテリーは使えば使うだけ寿命が削られていき、消耗するスピードがどんどん速くなっていく。バッテリーの劣化にあわせて、iPhoneの性能が引き下げられた問題もあったが、端末とバッテリーは一蓮托生、いくら端末の状態や性能が良くてもバッテリーが劣化していたのでは良い事なんて何もない。
たいていのバッテリーは交換することができるが、一般的に新しい端末であればあるほどバッテリーの交換代は高いので、そのコストも発生することを見込んで中古端末を購入するのも賢明だ。
なお、バッテリーの交換代があまりに安すぎる場合には、非純正品を使用しているケースが多いので、バッテリーに関してはあまりケチらないことをおすすめしたい。
中古端末の購入時にはバッテリーに気を付けてほしい・・と言いたいところだが、では実際にはどうやって気を付けたらよいのか。はっきり言って、確実な方法はなく、なるべく新しい端末を選ぶのが無難であるとしか言いようがない。
ただ、逆に言えば、古い端末(=長く使われていた端末)は新しい端末(=あまり使われていない端末)に比べて、バッテリーも弱っている可能性が高いということなので、購入時の判断材料の一つとしてもらえればと思う。
もし、購入して間もなくバッテリーに明らかな問題が出たら、何かしら対応してもらえないか、一応店舗に問い合わせてみると良いだろう。なお、バッテリーが膨張した場合、破損や爆発によって負傷するおそれもあるので、いたずらに刺激を与えずに、安全なところに移すようにしよう。
付属品が揃っているか確認する
中古端末を購入する場合、端末の他にも、付属品の有無を確認するようにしよう。主な付属品は、箱、イヤホン、充電器などだ。
特に充電器は、なくても安いのがすぐに買えるから大丈夫と思いがちだが、安い非純正の充電器だと充電が遅かったり、充電したものの減りが早かったりすることがある。もちろん純正品を別途購入するのならそれはそれで良いが、特にiPhoneではライトニングケーブル一本取っても、純正品は高い。
そもそも中古を買おうと思っているのなら、安さを重視していることだろうから、あらかじめ純正の充電器が付属しているかどうかも確認しておくに越したことはないだろう。
イヤホンも同様に、もし純正品にこだわりがあるのなら、付属しているかどうか忘れずに確認するようにしよう。
特にiPhoneでは、純正品は端末とトータルデザインされているので、付属品も大きなファクターとなっている。
中古端末の購入時に証明書等は不要
スマホやケータイを契約するとき身分証明書などが必要だが、ブックオフで中古端末を購入するにあたっては、基本的にこの類の書類は不要だ。端末代以外、特に何も準備することなく、「フラっと」店によって、「サクっと」購入できるのが中古端末の楽なところだ。
ただ、ここにも書いている通り、端末を選ぶに当たっては注意点や確認すべき点があるので、あまり適当に「サクっと」買わないように気を付けよう。特に、中古端末の衝動買いには要注意だ。
Tポイントはつかない
今や「Tポイントカードはお持ちですか」といたるところで聞かれるTポイント。ブックオフでも、一昔前まではTポイントがたまったものだが、気が付けばブックオフでのTポイントサービスはすでに終わっていた。
中古端末のような高額な買物であれば、ポイント還元はさぞかし高いだろうと思いきや、Tポイントはたまらないので気を付けよう。
余談ながら、筆者はブックオフで発行したTポイントカードを今でも使っているので、ついついブックオフでもまだ使えると何度も勘違いしている。調べてみると、結構同じように誤解してしまう人が多いようだ・・
わからないことがあったら店員さんに聞こう
ここまで、ブックオフで中古端末を買うときのポイントや注意点を見てきたが、最も確実で且つ大切なのは「わからなかったら店員さんに聞く」ということだ。
とりわけ、SIMやネットワークに対して苦手意識を持つ人は少なくない。それも無理はない、とにかく通信の話はややっこしいのだ。
しかし、このあたりをあやふやにしたまま、自分一人で「多分こうだろう」と端末を購入してしまうと、「せっかく買った端末が使えない!」といった事態に陥りかねないのだ。そのため、迷ったらとにかく店員さんに聞くようにしよう。
ブックオフには、必ずこのあたりの端末事情に詳しい担当者がいるので、遠慮せずに聞いてみるとよいだろう。きっと親身になって話を聞いて、適切な端末を案内してくれるだろう。
中古端末は安いのがメリットだが、それなりに注意点や確認すべき点が多い。自分の事情に合った最適な端末を買えるよう、わからないことがあったら、まずは店員さんに相談してみよう。
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